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俺の教科書
しおりを挟む「むむむ、、。」
猫谷ちゃんと過ごすお昼休み。
俺はカバーを被った本と睨めっこしていた。
「何読んでんだ?」
オニーサンお手製のおにぎりを1口食べて、もぐもぐしてる猫谷ちゃん。めちゃくちゃ可愛いおにぎりになりたーーって、ダメダメ、集中!
「いや、ね?彼氏として、猫谷ちゃんの責任を、、ふむふむ。」
「んだよ、それ。」
つまらなそうな猫谷ちゃん。
でも、ごめんね?
猫谷ちゃんを気持ちよくするには、勉強あるのみ!!
こう、持って、こう、かな?
「つまんねぇの。」
猫谷ちゃんが呟く。
気まぐれな猫が、ご主人様に構ってアピールしてるみたいで、鼻の下を伸ばしてしまう。
「購買、行ってくる。お前、何かいる?」
猫谷ちゃんの汗500ml。
うへへ☆ガチ☆
「ん、と、、ミルクティー♡♡」
「分かった。」
ペラッ、、。
「三毛野ー!おい!何読んでんだ!!」
数学の教師に本を奪われる。
「あ!ちょちょちょ!センセ!!ごめんって!!返してよ!!」
笑い声が沸いて、センセはやれやれって肩でため息を落として言う。
「放課後、生徒指導室まで来い。」
は?
はぁ?!
はぁあああ!!!???
「んで、これはなんだ。」
「ちょっと、勉強したくて。」
「整体ねぇ。こんなもん、気の持ちようだろうが。」
乱雑に置かれた本。
カバーが乱れて、タイトルが丸見え。
【整体師もびっくり!目からウロコのマッサージ】
「、、、。気の持ちよう、なんかじゃねぇよ!!!」
俺の声が生徒指導室に響いた。
「俺の大切な人が、足怪我して、、んで、痛そうだから、少しでも軽減したくて、、それで、それで、、」
「お前「三毛野、来客。」」
数学教師の声を上書きする、保健室の先生の声。と、キレそうな猫谷ちゃん。
「猫谷ちゃん!!!」
「ったく、おら、もう帰っていいぞ。」
「おい、クソジジイ。人様の努力を何だと思ってんだよ!!!」
数学教師に殴りかかろうとする猫谷ちゃん。
止めようと伸びる俺の手。
それを、笑顔で止める保健室センセ。
バコォッ
エグい音が響いた。
「猫谷、ナイス。このクソ野郎は、俺が処理するから帰っていいぞ。」
「ありがとう、センセ。帰るぞ、三毛野。」
「あ、え?うん、さよなら、センセ。行こっか、猫谷ちゃん♡♡」
猫谷ちゃんはずっと俯いて歩く。
「ちょっと、付き合え。」
それだけ言うと、いつもとは違う道に逸れる猫谷ちゃん。
え、こっちって何もなくない??
着いていくしかないけども。。
着いたのは寂れた小さな公園。
古い悲しそうなブランコが2つ、それと真新しいベンチ。
ベンチに座る猫谷ちゃん。
「隣、座れよ。」
「うん。」
猫谷ちゃんの手に触れた。
「痛くなかった?」
「、、慣れてる。」
少し腫れてる手。
包み込んで撫でた。
「お前ってーーー」
え?
猫谷ちゃんが嬉しそうに泣いてて、俺にキスをした。
ーー母さんみたい。
「え、ねこちゃ、マザコン?」
ゴ·チ·ン!!!
タンコブ3連チャン泣。
「三毛野がっ、、俺の為に本読んで、、クソジジイにキレたの見て、、、嬉しかった。」
メガネを取って、涙を拭う猫谷ちゃんが愛おしい。
「猫谷ちゃん、こっちみて。」
「んだよっ、、!!」
「ここ、短気を抑えるツボ。」
ちゅ
「アホか!!!帰るっっ!!!」
あは☆爪立てられた☆気持ちいい~♡♡
「待ってってば!猫谷ちゃん♡♡」
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