自称M

アーシはオス♂

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半年後

退院後、テストを腐るほどこなして、無事に2年へと繋いだ俺。

2-1

ここか。

友達作りたくて来てる訳じゃないし、ま、席座ってるか。

アイツもとい三毛野は、俺がリハビリ中を狙って、こっそり病室にノートを置いて帰るようになった。

別に何とも思わないけど。

いや、少し、ほんとに少し悲しかった。



コンビニで買った、甘いミルクティーを飲み始めた。

「三毛野ー!よっ!!」

廊下に立つ男子が気さくに声をかけている。

「ウィース!」

元気そうな、声。
隣には綺麗な男子を並べてるアイツ。

「相変わらずラブラブだねぇー!」

「そんなんじゃねーし!ww」

「行こう、三毛野。」

綺麗男子に連れられて、アイツは去っていった。



真尋の夢を見てから、腕時計を外すようになった。

願掛けって言うか。

誰も、死なないように。

代わりに俺が死んでもいいよって真尋に伝えたくて。

せめてもの真尋への反抗だ。


予鈴が成る。

次は英語か。





昼休み

「三毛野、いるか。」

俺は兄貴から渡して欲しいと言われた茶封筒(A4サイズ)を持って2-5まで赴いた。

昼休みにいる確率は低かったけど、この時しかない。

「三毛野、屋上行ったぞー」

「さんきゅ。」

トントントン、と階段を昇る。
傷が痛むが、これを渡さないとな。

しかし、何の書類なんだ。

見ないけど。


ガチャ


誰もいねぇじゃん。

ツカツカと周りを見たりして、歩き回ったけど三毛野はいない。

「どこにもいないよな、、。」

「あれ?猫谷ちゃん?」

購買の袋を揺らして屋上に来た三毛野。
隣にはやっぱり朝の男がいた。

「あ、これ兄貴から渡せって。」

俺、普通に話せてるよな。
声、震えたりしてたらダセェ。

「ん?そっか。ありがと。」

「それじゃぁな。」

歩き出そうとした時だった、事故った足がもつれて倒れそうになった。

「猫谷ちゃん!!!!」

グイッと手を引かれて、抱きしめられた。

「バカ!!!バカ!!!バカ!!!!!」

ぎゅーーーっとつよく、強い力で抱きしめられた。

「悪かったよ。ほら、恋人、、あれ?」

綺麗男子はそそくさと屋上から居なくなっていて。
ポカンとした俺を見て三毛野はー。

「アイツは恋人じゃないよ?」

「は?」

「猫谷ちゃん、もしかしてヤキモチ妬いた?」

「んなわけねぇだろ。」

ゴチンと殴ろうしたら、嬉しそうに笑う三毛野。

ポフッ

「あれ?殴らないの?」

「駄犬は黙ってろ。」

三毛野の艶のいい髪の毛を撫でていた。

「俺、犬!?うはぁ♡♡嬉しい♡♡ご主人様♡♡わんわん♡♡」

キモイ。。

俺は足を庇って、歩き出す。

「昼飯邪魔して悪いな。」

「猫谷ちゃん!!!」


「腕時計、どうしたの??」

左手首を撫でる三毛野の手。

「もう効力ねぇみたいだから、置いてきた。」


望んでるような答えじゃねぇけど、お前を死なせたくねぇんだよ。

死ぬことに恐怖も薄れて、真尋に会いたいと言う気持ちは幻だと、影を追うなと言われてことも納得がいった。


「俺、俺!!猫谷ちゃんのこと好きだ!!」


は?

は??

「お前、何言っ、、」

呆けて突っ立っていた。

「俺と付き合ってくれる??あっ、ゴホン。俺と付き合ってください!!」

多分、いや、ぜってぇー顔赤い。

「脈アリ??」

ニンマリと笑う三毛野。


「いっだい!!!!」


俺の右ストレートが三毛野の頬におみまいされた。
イケメンって殴られてもカッコよく見えんのか。
嫌味だ。


「これが答えだ。」

「じゃ、俺たち両思いだね♡♡」

サスサスと頬を撫でて、舞い上がってる三毛野。
どこをどうしたらそうなんの?

お前、やっぱり意味不だ。

「猫谷ちゃん♡♡」

俺の指と、三毛野の指が絡まる。

「絶対、守るから。」

ギュッと指が強くなる。

「頼りになんねぇよ。」


俺も指に力を入れて、三毛野に初めて笑いかけた。

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