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本編1 月夜の殺戮者
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壁に身体を預けて眺める。
目の前では大怪獣ショーが行われている。
まるで何かの地球侵略のSF映画の様だ。
しかし、目の前で繰り広げられいる光景は映画館で見るそれとは全く比べ物にならない迫力だった。
こんなものをタダで見ているのは役得か?それとも貧乏くじか?
「おい!!お前も戦えって!!!」
目の前で必死な顔をした雑魚が喚く。
大変だな。力が無いのって・・・
「無視してんじゃねぇ!!」
「え?私?」
きょとんとして聞き返す。
「お前以外に誰が居るんだよ!」
「横に居るじゃん。」
私は目線だけでさっきからブルブル震え、蹲っている隣の置物を指す。
「こいつが戦えるように見えんのか!?」
「私は戦えるように見えるの?こんなに細い腕の女の子が?ここが異世界じゃなきゃ眼科を紹介してたとこだわ。」
馬鹿にするように雑魚に言う。
「なにか能力持ってんだろ!?」
雑魚に言われて私はうーん・・・と考える素振りをしてから、
「ねぇ!あなたのその予備の剣貸して。」
そう言って腰に下げてる剣を借りる。
「う~~~~~~~ん!!!」
私は目いっぱい力を入れ持ち上げようとするが、全然持ちあがらない。
それを見た雑魚は、
「嘘だろ・・・」
愕然とした表情を浮かべる。
「ね?駄目でしょ?」
ニッコリと笑顔でそう言い放つ。
雑魚はイライラしたような表情を浮かべ、
「クソ!もういい!」
と、剣をふんだくった。
「そうね。早くした方がいいわ。だって・・・」
私は雑魚の後ろを指さす。
「もうそこまで来てるものね♪」
私の声で震えながら振り向く雑魚。
そこにはすでに会場の雑魚達を全滅させ、食い荒らし、今まさに新たな獲物ににじり寄る、異界の巨大アリ。
雑魚は青い顔をしながら失禁し、
いつの間にか頭を抱え震えていた隣の雑魚も腰を抜かした体勢で涙をためて顔を青くしていた。
「うわああああああああああああ!!!!い゛だい゛ーーーーーた、たすけ・・・・」
目の前の雑魚が齧られ絶命する。
「ふぅ・・・仕方ないな。やればいいんでしょ。」
私はすぐ横に転がしていた自分の獲物のハルバードを片手で『ヒョイ』と持ち上げる。
ああ・・・くる・・・くるくるくるくるくるくるくるくる!!!!
この感じ!!!この高揚感!!!笑いが私の顔に張り付く。
「皆殺しだ!!!!」
_____________________________________
あたしはあっけに取られていた。
隣で殺戮ショーを平気な顔で見ながら、ずっと佇んでいた髪の長い、お淑やかな制服を着た少女が、
巨大なハルバードを手にしたかと思うと、目が紅く光り、
まるで暴力の旋風の様に異界の化け物を、まるでミンサーにかけられたように次々とバラバラにしていく。
目の前に巨大アリの死骸の黒い山が築かれる。
その山の頂上で一際大きい最後のアリを彼女は串刺しにした。
アリの体液が噴水のように吹き出し、降りかかる。
山の頂で雨を浴びながら、彼女の白い長髪が月明かりに照らされ、まるで白銀のように輝く。
その姿はまるで地上に降り立った殺戮の天使。
そして紅い瞳でこちらを見ながら、
恍惚の笑顔を浮かべた。
あたしは、その姿に心を奪われたんだ。
目の前では大怪獣ショーが行われている。
まるで何かの地球侵略のSF映画の様だ。
しかし、目の前で繰り広げられいる光景は映画館で見るそれとは全く比べ物にならない迫力だった。
こんなものをタダで見ているのは役得か?それとも貧乏くじか?
「おい!!お前も戦えって!!!」
目の前で必死な顔をした雑魚が喚く。
大変だな。力が無いのって・・・
「無視してんじゃねぇ!!」
「え?私?」
きょとんとして聞き返す。
「お前以外に誰が居るんだよ!」
「横に居るじゃん。」
私は目線だけでさっきからブルブル震え、蹲っている隣の置物を指す。
「こいつが戦えるように見えんのか!?」
「私は戦えるように見えるの?こんなに細い腕の女の子が?ここが異世界じゃなきゃ眼科を紹介してたとこだわ。」
馬鹿にするように雑魚に言う。
「なにか能力持ってんだろ!?」
雑魚に言われて私はうーん・・・と考える素振りをしてから、
「ねぇ!あなたのその予備の剣貸して。」
そう言って腰に下げてる剣を借りる。
「う~~~~~~~ん!!!」
私は目いっぱい力を入れ持ち上げようとするが、全然持ちあがらない。
それを見た雑魚は、
「嘘だろ・・・」
愕然とした表情を浮かべる。
「ね?駄目でしょ?」
ニッコリと笑顔でそう言い放つ。
雑魚はイライラしたような表情を浮かべ、
「クソ!もういい!」
と、剣をふんだくった。
「そうね。早くした方がいいわ。だって・・・」
私は雑魚の後ろを指さす。
「もうそこまで来てるものね♪」
私の声で震えながら振り向く雑魚。
そこにはすでに会場の雑魚達を全滅させ、食い荒らし、今まさに新たな獲物ににじり寄る、異界の巨大アリ。
雑魚は青い顔をしながら失禁し、
いつの間にか頭を抱え震えていた隣の雑魚も腰を抜かした体勢で涙をためて顔を青くしていた。
「うわああああああああああああ!!!!い゛だい゛ーーーーーた、たすけ・・・・」
目の前の雑魚が齧られ絶命する。
「ふぅ・・・仕方ないな。やればいいんでしょ。」
私はすぐ横に転がしていた自分の獲物のハルバードを片手で『ヒョイ』と持ち上げる。
ああ・・・くる・・・くるくるくるくるくるくるくるくる!!!!
この感じ!!!この高揚感!!!笑いが私の顔に張り付く。
「皆殺しだ!!!!」
_____________________________________
あたしはあっけに取られていた。
隣で殺戮ショーを平気な顔で見ながら、ずっと佇んでいた髪の長い、お淑やかな制服を着た少女が、
巨大なハルバードを手にしたかと思うと、目が紅く光り、
まるで暴力の旋風の様に異界の化け物を、まるでミンサーにかけられたように次々とバラバラにしていく。
目の前に巨大アリの死骸の黒い山が築かれる。
その山の頂上で一際大きい最後のアリを彼女は串刺しにした。
アリの体液が噴水のように吹き出し、降りかかる。
山の頂で雨を浴びながら、彼女の白い長髪が月明かりに照らされ、まるで白銀のように輝く。
その姿はまるで地上に降り立った殺戮の天使。
そして紅い瞳でこちらを見ながら、
恍惚の笑顔を浮かべた。
あたしは、その姿に心を奪われたんだ。
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