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黄金都市編
黄金都市編その21
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「・・・という訳でね。何とかしたい。」
その日の晩に僕は泊っている宿にメンバーを集めて相談していた。ファイトマネーと副業で出来たお金で泊っている宿なので、勿論ちゃんとしたところだ。集めたと言ってもアイスエイジは現在、僕と女騎士さんが面倒見ているので実質招いたのはカルディアさんだけなのだが・・・
夜も更けているので皆ルームウェア姿でパジャマパーティのようになっている。実に眼福だ。
「そうか・・・あの代表とお付きのメイドさんがな・・・。私も拠点で何度か話をしたことがあるが、とても聡明な人だったよ。些か効率的すぎて冷たいという感じはしたがな。」
魅力的なベビードールを着て呟くように言ったのは女騎士さん。普段は防具で隠れているその豊満な谷間もばっちり見えてエロいの何の・・・ごっつあんです!
「今はだいぶ違うよ。」
「先生から聞いたんだが、ベルセルクを始末したのは彼女らしい。非常に高い指揮能力を持っていて集団指揮では右に出るものなしと言っていたな。」
「代表の側近をしていただけあってやっぱ優秀なんだな。」
「でも、今はどうかしら!あんな男にずっと固執しているなんて!!」
まくらを抱えながらちょっと不機嫌に口を挟んできたのはアイスエイジだ。昼間の件が許せないんだろう。こちらも短いキャミソールとパンツといった薄着のルームウェアで、へそ出しというところが高ポイントなんすわ!!素晴らしい!・・・つーか、改めて思ったけどこいつスタイルいいな。腰回りに無駄な肉が一切無い。因みに胸にも肉が無い!!これが速さを求めたスタイルだというのか・・・
「なによ?ジロジロとこっち見て?」
「いや。スタイルいいなーって。」
「ふふん!そうでしょ?ちゃんとスマートな体型維持に努めてるのよ?アイドルですから!」
言いながら、立ち上がり身体をくねらせて自慢げにポーズを取る。
すぐ調子乗るところがバカっぽいんだよなぁ~。
「そうか、頑張ってるんだな。ついでに是非頭の方もスマートになるように努力してくr・・・冷たっ!ちょっ!やめっ・・・風邪ひいちゃう!」
全部言い切る前に無言で冷気を浴びせてくる。自称アイドルさん。あなた、現状僕が居ないと生活できないの解ってる?僕が体調崩したらどうするのよ?だから馬鹿って思われてるのよ?
「あの・・・それで?何とかしたいってどうするつもりなんです?」
じゃれ合っている僕らに控えめに軌道修正を促したのはカルディアさん。こちらはなんというか・・・うん・・・可愛いよ?サメの着ぐるみ・・・でも違うんだよ!違うんだよなぁ!そうじゃないんよ!
僕が心で血の涙を流していると、さっきまでカルディアさんの後ろでスヤスヤ寝ていた犬コロが僕とカルディアさんの間に無言で割って入る。どこまでも癇に障る犬だぜ。お前のご主人も『見えないよ~、てっちゃ~ん。』って困ってんだろうが。
「まぁ、それについてはですね。わたくし、食後にちょっとお早いですが娼館に行ってまいりま・・・して・・・」
インテリ風に眼鏡をクイっと上げる動作をしながら説明する僕。しかし説明途中であまりに空気重いので固まってしまう。
「そうか、そうか。・・・真面目な話だと思ったのに・・・お前はそういうところに行っていたんだな?私には何十年と手を出さなかったのに・・・。どうだ?気持ちよかったか?おおん?」
「え?待って?最後まで話聞いてね?ね?ちょっと二人とも見てないで助けて?」
不穏なオーラを纏い、手を鳴らしながら『ふらぁ』と立ち上がる女騎士さん。これはまずい!とアイスエイジとカルディアさんに助けを求めると、
「これだから男は・・・。」
「不潔・・・最低です・・・。」
わーお!ゴミを見るような目~。味方無しの状況でした。かくなる上は南無三!一先ず身を隠そう!三日後の日没頃には僕への不信感も多少マシになってるかもしれない。出入口のドアを目指し・・・ほあぁ!?
なんと出入口のドアは見事にカッチンコッチンに凍っているではありませんか!『バッ!』と犯人を見ると明後日の方向見て口笛吹いてやがる。さっきの仕返しかコノヤロウ!
「どこへ行くんだぁ!これからイかせてやろうというのに。」
セクシーなベビードールを来た金髪の美女が迫ってきてイかせてやろうだなんて・・・やだ~、エッチすぎる!でもこれ、字面が『逝かせてやろう』なんだよなぁ~。顔が伝説のスーパサ●ヤ人みたいになってるし。『ギュピッギュピッ』っていう足音の幻聴まで聞こえらぁ・・・
「もう駄目だぁ・・・おしまいだぁ・・・」
「ふん!!!!!」
「がふっ!!」
強烈なラリアットくらい岩盤・・・ではなく、氷壁(ドア)に叩きつけられ、めり込み、意識が遠のく。
遠のく意識の中でクソ犬の声が聞こえてくる。
「終わったな・・・所詮クズはクズなのだ。」
みんながそれに『うんうん。』と頷いているがうっすら見える。酷い・・・ちょっとくらい信用無い・・・の?
「で?一応話は聞いてやる。」
まだ不機嫌な女騎士さんに高圧的に言われる。僕はというと気絶から回復してすぐに正座させられてるのだった。
「それ・・・殴る前に言ってほしかったな~。・・・ア・・・イエ、ナンデモアリマセン。」
小声で呟くとギロリと睨まれる。
「それで?なんで娼館なんて行ったんですか?・・・って何ですか?その目、ちょっと気持ち悪いです。」
まともに話を聞いてくれそうなカルディアさんに感動の眼差しを送っていると辛辣なお言葉とゴミを見るような目をいただけた。ご褒美だと思っておこう。
「いやね。市民権が無いとほら奴隷にされて娼館に売られちゃうって話あったじゃないの。で、奴隷ってことは主人に危害を加えないような、或いは逆らえないような措置が施されているんじゃないかってね。それで娼館に奴隷について聞いてきたってわけ。」
「その奴隷についてと、あのアドミラルって人がどう関係するのよ?」
青畜が口を開く。僕はさっきの怨み忘れてませんからね。いつか覚えてろよこいつ。
「あの生活状態だろ?市民権なんて無いだろうから、奴隷商と密約して襲わせてから僕らが買い取ろうと思って。」
「あんた・・・マジで引くわ・・・」
「お前!人の心が無いのか!?」
「最低です。信じられません。」
青畜が信じられないという顔をし、女騎士さんは『育て方を誤った』とか言うし、カルディアさんはあんまりだと涙目になっている。
「そんなにダメかなぁ?いい案だと思ったのに・・・。てか僕達を殺そうとしたお前には言われたくないんだけど。」
「それは闘技場での話でしょ?あそこは命落とすかもしれないってのを覚悟して登録してるわけだし。その分、勝った時のお金だって凄いじゃない。私だって覚悟して登録したのよ?負けた私は殺されても仕方なかった・・・だからこそ写真の件は仕方ないと思ってるし・・・」
ジト目でアイスエイジを睨むと、それは違うと反論されてしまう。
いや・・・その後、錯乱しながらレイピアで襲ってきたよね?もう忘れたの?
「あんた、この世界に呑まれてるんじゃない?倫理観どうなってんのよ?死ななきゃ安いとか思ってんじゃないの?」
「え?いや・・・まぁ・・・」
「あんた、それ・・・何とかして直しなさいよ?でないと人じゃ無くなるわよ?冗談抜きで。」
アイスエイジが似合わないほどに真面目な表情で忠告してくる。
「申し訳ない。私の監督不行き届きだ。」
「別にバニラのせいじゃないでしょ?こいつ自身の問題よ。」
「えっと・・・じゃあどうしたらいいんだろ?」
「やはり、根気強く説得するしかないんじゃないでしょうか?本人の意思を無視して連れていってもパーティーが上手くいくとは思えません。」
「正論ね。カルディア。もうあんたが仕切りなさいよ。その方がまともだわ。」
「ダメだ。アイスエイジ。カルディアは優しすぎる。リーダーには向かない。そこのクズの方がこの世界では上手くいく。」
意外にも反対したのは飼い犬だった。確かにこの世界で下手な優しさは付け入られる隙になりかねないからな。こいつ畜生の癖に見る目あるな!ん?いや・・・褒めていいのか?これは・・・?
「まあ、日を改めてもう一度尋ねてみよう。私と剣士君は面が割れているから先ずはアイスエイジさんとカルディアさんの二人で尋ねてみてくれ。頼めるかい?」
二人は快諾してくれ、僕と女騎士さんは物陰から様子を伺いイージスが不在なら説得に加わるということで話が纏まった。
名案だと思ったんだけどな・・・
それにしても僕はどうしてアドミラルさんをそんなに助けたいのだろう?アドミラルさんにはああ言ったが、今の状態で戦力になるかは疑問だし、元々親しい訳でもなかった。それに例え助け出せたとしても、もしかしたらアドミラルさんはもう・・・。何故なんだろう?彼女の今の境遇が不憫だからか?イージスへの当てつけ?ああ・・・知り合いを助けるのにこんなこと考えてるから皆からクズだって言われるのかな?
ベッドに寝転がりながら自分の気持ちに整理がつかないまま悶々としながら夜が更けてゆく。
べべべべ別に女の子が沢山部屋に居て良い香りが充満しているから寝付けないとか、そう言うのでは断じてないのだ。断じて!ない・・・のだ・・・おっふ・・・!
その日の晩に僕は泊っている宿にメンバーを集めて相談していた。ファイトマネーと副業で出来たお金で泊っている宿なので、勿論ちゃんとしたところだ。集めたと言ってもアイスエイジは現在、僕と女騎士さんが面倒見ているので実質招いたのはカルディアさんだけなのだが・・・
夜も更けているので皆ルームウェア姿でパジャマパーティのようになっている。実に眼福だ。
「そうか・・・あの代表とお付きのメイドさんがな・・・。私も拠点で何度か話をしたことがあるが、とても聡明な人だったよ。些か効率的すぎて冷たいという感じはしたがな。」
魅力的なベビードールを着て呟くように言ったのは女騎士さん。普段は防具で隠れているその豊満な谷間もばっちり見えてエロいの何の・・・ごっつあんです!
「今はだいぶ違うよ。」
「先生から聞いたんだが、ベルセルクを始末したのは彼女らしい。非常に高い指揮能力を持っていて集団指揮では右に出るものなしと言っていたな。」
「代表の側近をしていただけあってやっぱ優秀なんだな。」
「でも、今はどうかしら!あんな男にずっと固執しているなんて!!」
まくらを抱えながらちょっと不機嫌に口を挟んできたのはアイスエイジだ。昼間の件が許せないんだろう。こちらも短いキャミソールとパンツといった薄着のルームウェアで、へそ出しというところが高ポイントなんすわ!!素晴らしい!・・・つーか、改めて思ったけどこいつスタイルいいな。腰回りに無駄な肉が一切無い。因みに胸にも肉が無い!!これが速さを求めたスタイルだというのか・・・
「なによ?ジロジロとこっち見て?」
「いや。スタイルいいなーって。」
「ふふん!そうでしょ?ちゃんとスマートな体型維持に努めてるのよ?アイドルですから!」
言いながら、立ち上がり身体をくねらせて自慢げにポーズを取る。
すぐ調子乗るところがバカっぽいんだよなぁ~。
「そうか、頑張ってるんだな。ついでに是非頭の方もスマートになるように努力してくr・・・冷たっ!ちょっ!やめっ・・・風邪ひいちゃう!」
全部言い切る前に無言で冷気を浴びせてくる。自称アイドルさん。あなた、現状僕が居ないと生活できないの解ってる?僕が体調崩したらどうするのよ?だから馬鹿って思われてるのよ?
「あの・・・それで?何とかしたいってどうするつもりなんです?」
じゃれ合っている僕らに控えめに軌道修正を促したのはカルディアさん。こちらはなんというか・・・うん・・・可愛いよ?サメの着ぐるみ・・・でも違うんだよ!違うんだよなぁ!そうじゃないんよ!
僕が心で血の涙を流していると、さっきまでカルディアさんの後ろでスヤスヤ寝ていた犬コロが僕とカルディアさんの間に無言で割って入る。どこまでも癇に障る犬だぜ。お前のご主人も『見えないよ~、てっちゃ~ん。』って困ってんだろうが。
「まぁ、それについてはですね。わたくし、食後にちょっとお早いですが娼館に行ってまいりま・・・して・・・」
インテリ風に眼鏡をクイっと上げる動作をしながら説明する僕。しかし説明途中であまりに空気重いので固まってしまう。
「そうか、そうか。・・・真面目な話だと思ったのに・・・お前はそういうところに行っていたんだな?私には何十年と手を出さなかったのに・・・。どうだ?気持ちよかったか?おおん?」
「え?待って?最後まで話聞いてね?ね?ちょっと二人とも見てないで助けて?」
不穏なオーラを纏い、手を鳴らしながら『ふらぁ』と立ち上がる女騎士さん。これはまずい!とアイスエイジとカルディアさんに助けを求めると、
「これだから男は・・・。」
「不潔・・・最低です・・・。」
わーお!ゴミを見るような目~。味方無しの状況でした。かくなる上は南無三!一先ず身を隠そう!三日後の日没頃には僕への不信感も多少マシになってるかもしれない。出入口のドアを目指し・・・ほあぁ!?
なんと出入口のドアは見事にカッチンコッチンに凍っているではありませんか!『バッ!』と犯人を見ると明後日の方向見て口笛吹いてやがる。さっきの仕返しかコノヤロウ!
「どこへ行くんだぁ!これからイかせてやろうというのに。」
セクシーなベビードールを来た金髪の美女が迫ってきてイかせてやろうだなんて・・・やだ~、エッチすぎる!でもこれ、字面が『逝かせてやろう』なんだよなぁ~。顔が伝説のスーパサ●ヤ人みたいになってるし。『ギュピッギュピッ』っていう足音の幻聴まで聞こえらぁ・・・
「もう駄目だぁ・・・おしまいだぁ・・・」
「ふん!!!!!」
「がふっ!!」
強烈なラリアットくらい岩盤・・・ではなく、氷壁(ドア)に叩きつけられ、めり込み、意識が遠のく。
遠のく意識の中でクソ犬の声が聞こえてくる。
「終わったな・・・所詮クズはクズなのだ。」
みんながそれに『うんうん。』と頷いているがうっすら見える。酷い・・・ちょっとくらい信用無い・・・の?
「で?一応話は聞いてやる。」
まだ不機嫌な女騎士さんに高圧的に言われる。僕はというと気絶から回復してすぐに正座させられてるのだった。
「それ・・・殴る前に言ってほしかったな~。・・・ア・・・イエ、ナンデモアリマセン。」
小声で呟くとギロリと睨まれる。
「それで?なんで娼館なんて行ったんですか?・・・って何ですか?その目、ちょっと気持ち悪いです。」
まともに話を聞いてくれそうなカルディアさんに感動の眼差しを送っていると辛辣なお言葉とゴミを見るような目をいただけた。ご褒美だと思っておこう。
「いやね。市民権が無いとほら奴隷にされて娼館に売られちゃうって話あったじゃないの。で、奴隷ってことは主人に危害を加えないような、或いは逆らえないような措置が施されているんじゃないかってね。それで娼館に奴隷について聞いてきたってわけ。」
「その奴隷についてと、あのアドミラルって人がどう関係するのよ?」
青畜が口を開く。僕はさっきの怨み忘れてませんからね。いつか覚えてろよこいつ。
「あの生活状態だろ?市民権なんて無いだろうから、奴隷商と密約して襲わせてから僕らが買い取ろうと思って。」
「あんた・・・マジで引くわ・・・」
「お前!人の心が無いのか!?」
「最低です。信じられません。」
青畜が信じられないという顔をし、女騎士さんは『育て方を誤った』とか言うし、カルディアさんはあんまりだと涙目になっている。
「そんなにダメかなぁ?いい案だと思ったのに・・・。てか僕達を殺そうとしたお前には言われたくないんだけど。」
「それは闘技場での話でしょ?あそこは命落とすかもしれないってのを覚悟して登録してるわけだし。その分、勝った時のお金だって凄いじゃない。私だって覚悟して登録したのよ?負けた私は殺されても仕方なかった・・・だからこそ写真の件は仕方ないと思ってるし・・・」
ジト目でアイスエイジを睨むと、それは違うと反論されてしまう。
いや・・・その後、錯乱しながらレイピアで襲ってきたよね?もう忘れたの?
「あんた、この世界に呑まれてるんじゃない?倫理観どうなってんのよ?死ななきゃ安いとか思ってんじゃないの?」
「え?いや・・・まぁ・・・」
「あんた、それ・・・何とかして直しなさいよ?でないと人じゃ無くなるわよ?冗談抜きで。」
アイスエイジが似合わないほどに真面目な表情で忠告してくる。
「申し訳ない。私の監督不行き届きだ。」
「別にバニラのせいじゃないでしょ?こいつ自身の問題よ。」
「えっと・・・じゃあどうしたらいいんだろ?」
「やはり、根気強く説得するしかないんじゃないでしょうか?本人の意思を無視して連れていってもパーティーが上手くいくとは思えません。」
「正論ね。カルディア。もうあんたが仕切りなさいよ。その方がまともだわ。」
「ダメだ。アイスエイジ。カルディアは優しすぎる。リーダーには向かない。そこのクズの方がこの世界では上手くいく。」
意外にも反対したのは飼い犬だった。確かにこの世界で下手な優しさは付け入られる隙になりかねないからな。こいつ畜生の癖に見る目あるな!ん?いや・・・褒めていいのか?これは・・・?
「まあ、日を改めてもう一度尋ねてみよう。私と剣士君は面が割れているから先ずはアイスエイジさんとカルディアさんの二人で尋ねてみてくれ。頼めるかい?」
二人は快諾してくれ、僕と女騎士さんは物陰から様子を伺いイージスが不在なら説得に加わるということで話が纏まった。
名案だと思ったんだけどな・・・
それにしても僕はどうしてアドミラルさんをそんなに助けたいのだろう?アドミラルさんにはああ言ったが、今の状態で戦力になるかは疑問だし、元々親しい訳でもなかった。それに例え助け出せたとしても、もしかしたらアドミラルさんはもう・・・。何故なんだろう?彼女の今の境遇が不憫だからか?イージスへの当てつけ?ああ・・・知り合いを助けるのにこんなこと考えてるから皆からクズだって言われるのかな?
ベッドに寝転がりながら自分の気持ちに整理がつかないまま悶々としながら夜が更けてゆく。
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