嵐大好き☆ALSお母さんの闘病と終活

しんの(C.Clarté)

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2015年秋「入院1回目」

リハビリと読んでいる本

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 リハビリの時間、今日は下の娘が来てマッサージの見学をしてくれました。
 固まりつつある左足首の付け根をほぐすようにマッサージ、そして脚全体から腰にかけて、介助されながらストレッチをしていきます。

 家族に手伝ってもらう場合、自分でやる場合…
 筋肉の働きが少しでも衰えないよう、これからもずっと歩き続けられるよう、自分自身の努力にかかっているんだもの。
 しっかり覚えて、退院しなくちゃ!

 そして有酸素運動が大切だそうで、背当ての付いた椅子に座って自転車こぎをしました。
 ある程度決められた一定のスピードでこぎ続けるんだけど、これが楽しい。

 まずは「10分から始めて、無理のないように」と言われて、こぎ始めて。
 きつくなったら終了だったけど、全然余裕~
 じゃあもう10分…   まだまだ余裕~
 あと10分は大丈夫… でも、先生にやり過ぎはダメ!って。

 夢中になるとやり過ぎる性格。こんなときにも… 出た!!

 昨日に引き続き、今日も20分。自転車こぎました。




 そして、点滴の時に読んでいる本…
 2回目の時に寝てしまって、気が付いたら終わってた!
 寝てても何も問題ないそうだけどね、寝ないで読書することにした(笑)

 入院前、上の娘の家へ遊びに行き一泊したとき、1冊の本をもらった。
 私は一度もお会いしたことのない娘の友人が、娘を通して私にプレゼントしてくれたの。



 その方が乳がんを患った時に出会った本で、大変感銘を受けて勇気づけられ、その乳がん治療から見事に完全寛解されたとか。
 そして、「ぜひ読んで支えになれば」と新たに購入され、娘に手渡されたそうで。

 著者はカナダの医学博士で、緩和ケア病棟のお医者様。
 長年の経験を元に、深刻な疾患の患者にある共通点が見られることに気付き、それを著書にされたもの。
 ちょっと先に読んでいた娘・・・ALS患者のページを読んで、驚いたように言った!!

「お母さんの性格そのものだよ。患者のみんなが・・・」

 本当に?! 興味津々・・・
 入院の時にゆっくり読んでみるねと話し、持って来ました。
 帯びに書かれたところ…ドキリとした!


 「いやだ!」「ノー!」と言わなければ
 結局、身体が私たちの代わりに「ノー」と言い始めるだろう。

「強皮症、慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症などの自己免疫疾患をはじめ、ALS、アルツハイマー病、がん等の病と、成長の過程で無意識のうちに抑圧された感情との関係を、患者へのインタビューを中心に解き明かす。」


 まだきちんと読んでいませんが、ドキッっとするほど自分の性格が合致するので苦笑いです。
 周囲のことより、まずは自分を愛しなさい・・・そうでないと、体は悲鳴を上げ始め、気づいてもらえないと病気になるとか。

 まさに、その通り(笑)
 私は助力を求めない頑固者でもあるようです。

 看護師さんにも、それとなく聞いてみた。
 各々の病の患者さんの性格、一応似ているって。複雑・・・
 病に打ち勝つには、本当の自分自身を知ることが大切なようだ。
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