142 / 225
第十章〈聖女の受難〉編
10.6 パリ包囲戦(2)ルネ・ダンジューは見た
しおりを挟む
ジャンヌ・ラ・ピュセルの言動はフランス軍の指揮を高めたが、イングランドの影響を受けていたパリ市民たちは、猛烈な剣幕で町に迫ってくる少女にビビり散らかしたあげく、「女のカタチをした生き物」などとブキミなあだ名で呼んでいた。
「あたしに触んないで!」
矢傷を受けて、私が待機するサンドニの本陣に運ばれてきたときは興奮して泣き叫んでいた。汗とほこりにまみれ、ひいひいと泣き、うーうーとうなり、歯の根をガチガチと震わせ、手足を突っ張ったかと思えば、次の瞬間には振り払うようにじたばたと暴れた。
「やだやだやだやだ! うわあああああーん!!」
ジャンヌ負傷の知らせを聞いて、オルレアン包囲戦以来の戦友たちが心配して集まってきたが取り付く島もない。
「ジャンヌ、しっかり!」
「聖女さま、気を確かに……!」
「これからどうしたらいいんだ……」
「みんな、落ち着けって」
幹部から一兵卒まで取り乱していた。
アランソン公はもちろん、デュノワも例外ではない。
聖なる少女が負傷した。それはつまり、神の加護を失ったのではないかと。
みんなの目には聖なる戦乙女に見えているのだろうが、私は違った。
シノンで出会ったときの勇ましくも素朴な少女を思い出そうとした。
少女をひとときも離さず、群がる兵たちをこれ以上見ていられなかった。
「全員が集まってどうする。各自の持ち場に戻るんだ」
ジャンヌは教会が好きだが、今は戦死者と負傷兵でごった返しているため、人目につきにくい静かな民家を選んだ。侍医と何人かの修道女にジャンヌの手当てを命じると、私はまだ居残っている幹部たちに告げた。
「決めた。パリ包囲を中止する」
ジャンヌの意志とは正反対の命令に、ざわめきが起こる。
「今、なんと……?」
「撤退だ。各隊に伝達するように」
「しかし、ジャンヌは怯まずに前進しろと叫んでましたよ!」
アランソン公が唾を飛ばしながら抗議した。
「少し落ち着けってば」
「くっ……!」
デュノワに静止されてアランソン公はそれ以上何も言わなかったが、デュノワも明らかに動揺している。
この時、私は痛感した。日ごろ、勇気と強さを誇っている騎士たちが、個人の運命も王国の命運も何もかもひとりの少女にゆだねて依存しすぎていることに。
ジャンヌの声はいつも前進をすすめる。
その一方で、私の心の声は疑問を投げかける。
「それは、本当にジャンヌの声なのか?」と。
シノンで会談した時、ジャンヌは二つの使命があると打ち明けた。
ひとつめは、オルレアンの解放。
もう一つは、王太子シャルルをランスへ導いて聖別式をおこなう。
ジャンヌの使命はすでに達成されている。
パリ奪還はいつから、誰が言い出したのだろう。
新たな使命が下されたのか。それは、本当にジャンヌの声なのか?
誰が、何が、ジャンヌをあれほど駆り立てているのか?
素朴なあの子を使命から解放してはいけないのか?
「ルネ、伝令を頼んでもいいか?」
「あ、はい」
ルネ・ダンジューはフランス軍幹部の中で最年少だが、合流して日が浅いせいか比較的冷静だった。顔合わせが済んでいない者もいるだろうからと、案内役にクレルモン伯を同行させた。
9月21日、ロワール川流域のジアンまで撤退すると、私はランス行軍からパリ包囲戦まで組織されていた軍隊の武装を解き、解散を宣言した。
同時に、療養を名目にジャンヌ・ラ・ピュセルの指揮権を剥奪した。
元々、パリ包囲戦は難しいと思っていた。
軍資金も勝機もなく、ジャンヌの声だけが頼りだった。
賭けに乗ったが、見込みがなければ撤退するつもりだった。
王は臆病だと言われようが、取り返しのつかない致命傷を負う前に、引き際が肝心だ。傷が回復したらまたやり直せばいい。何度でも。
「シャルル兄様……、いえ、陛下」
「公の場じゃないから構わないよ。帰るのか?」
婿入り先のロレーヌに戻る前に、ルネが気づいたことを教えてくれた。
義父のロレーヌ公はブルゴーニュ派の幹部だったから、ルネは一時期、敵方イングランドに臣従していた。おかげで、こちらが知らない事情に詳しい。
「シャルル兄様の宮廷に行きたいけど、僕の立場が役に立つなら本望です」
パリ包囲戦の直前、イングランド摂政ベッドフォード公はブルゴーニュ公をパリに呼び出し、パリ政府の摂政の座を譲ることを決めたらしい。
「悪いニュースですみません」
「いや、助かるよ」
「撤退命令を知らせるために城壁のまわりを巡っていたら、ちょっと見えちゃって……」
ルネは小声で「ブルゴーニュ公フィリップがあそこにいました」と耳打ちした。ようするに、私たちはイングランドと戦うつもりだったのに、実際はフランス人同士で戦っていたことになる。
「ブルゴーニュと休戦する可能性はなくなったというわけか……」
私は重いため息をついた。ジャンヌが言った通り、ブルゴーニュ公は初めから裏切るつもりだったのかもしれないが、休戦協定を締結した翌日にジャンヌとアランソン公が勝手に破ったのも事実だ。
ブルゴーニュ公からすれば、無怖公が殺された時から変わっていない。
家臣を止められない、だめな王だと思われただろう。
休戦から和平につなげる可能性があったのに、イングランドにつく大義を与えてしまった。そのことが悔やまれる。
「僕がシャルル兄様に臣従して、ブルゴーニュ公がパリで敵対した以上、ロレーヌの動きが気になるのでちょっと様子を見てきます」
解散したばかりのあぶれた兵を貸そうかと尋ねたが、ルネは「ロレーヌ公の親族を刺激したくないから」と丁重に断った。
「せっかく久しぶりに会えたのに、寂しくなる」
「でも、また会えますよね」
「もちろん。次は奥方と子供たちを連れてくるといい」
心強い義弟ルネ・ダンジューと再会を約束して別れた。
しかし、悪い予感は的中し、ルネがロレーヌに帰還してすぐに反乱が起きた。
妻子の元でゆっくり休む暇もなく、ルネはロレーヌ軍を率いて鎮圧にあたったが敗北し、ブルゴーニュ公に囚われて虜囚の身となってしまった。
「あたしに触んないで!」
矢傷を受けて、私が待機するサンドニの本陣に運ばれてきたときは興奮して泣き叫んでいた。汗とほこりにまみれ、ひいひいと泣き、うーうーとうなり、歯の根をガチガチと震わせ、手足を突っ張ったかと思えば、次の瞬間には振り払うようにじたばたと暴れた。
「やだやだやだやだ! うわあああああーん!!」
ジャンヌ負傷の知らせを聞いて、オルレアン包囲戦以来の戦友たちが心配して集まってきたが取り付く島もない。
「ジャンヌ、しっかり!」
「聖女さま、気を確かに……!」
「これからどうしたらいいんだ……」
「みんな、落ち着けって」
幹部から一兵卒まで取り乱していた。
アランソン公はもちろん、デュノワも例外ではない。
聖なる少女が負傷した。それはつまり、神の加護を失ったのではないかと。
みんなの目には聖なる戦乙女に見えているのだろうが、私は違った。
シノンで出会ったときの勇ましくも素朴な少女を思い出そうとした。
少女をひとときも離さず、群がる兵たちをこれ以上見ていられなかった。
「全員が集まってどうする。各自の持ち場に戻るんだ」
ジャンヌは教会が好きだが、今は戦死者と負傷兵でごった返しているため、人目につきにくい静かな民家を選んだ。侍医と何人かの修道女にジャンヌの手当てを命じると、私はまだ居残っている幹部たちに告げた。
「決めた。パリ包囲を中止する」
ジャンヌの意志とは正反対の命令に、ざわめきが起こる。
「今、なんと……?」
「撤退だ。各隊に伝達するように」
「しかし、ジャンヌは怯まずに前進しろと叫んでましたよ!」
アランソン公が唾を飛ばしながら抗議した。
「少し落ち着けってば」
「くっ……!」
デュノワに静止されてアランソン公はそれ以上何も言わなかったが、デュノワも明らかに動揺している。
この時、私は痛感した。日ごろ、勇気と強さを誇っている騎士たちが、個人の運命も王国の命運も何もかもひとりの少女にゆだねて依存しすぎていることに。
ジャンヌの声はいつも前進をすすめる。
その一方で、私の心の声は疑問を投げかける。
「それは、本当にジャンヌの声なのか?」と。
シノンで会談した時、ジャンヌは二つの使命があると打ち明けた。
ひとつめは、オルレアンの解放。
もう一つは、王太子シャルルをランスへ導いて聖別式をおこなう。
ジャンヌの使命はすでに達成されている。
パリ奪還はいつから、誰が言い出したのだろう。
新たな使命が下されたのか。それは、本当にジャンヌの声なのか?
誰が、何が、ジャンヌをあれほど駆り立てているのか?
素朴なあの子を使命から解放してはいけないのか?
「ルネ、伝令を頼んでもいいか?」
「あ、はい」
ルネ・ダンジューはフランス軍幹部の中で最年少だが、合流して日が浅いせいか比較的冷静だった。顔合わせが済んでいない者もいるだろうからと、案内役にクレルモン伯を同行させた。
9月21日、ロワール川流域のジアンまで撤退すると、私はランス行軍からパリ包囲戦まで組織されていた軍隊の武装を解き、解散を宣言した。
同時に、療養を名目にジャンヌ・ラ・ピュセルの指揮権を剥奪した。
元々、パリ包囲戦は難しいと思っていた。
軍資金も勝機もなく、ジャンヌの声だけが頼りだった。
賭けに乗ったが、見込みがなければ撤退するつもりだった。
王は臆病だと言われようが、取り返しのつかない致命傷を負う前に、引き際が肝心だ。傷が回復したらまたやり直せばいい。何度でも。
「シャルル兄様……、いえ、陛下」
「公の場じゃないから構わないよ。帰るのか?」
婿入り先のロレーヌに戻る前に、ルネが気づいたことを教えてくれた。
義父のロレーヌ公はブルゴーニュ派の幹部だったから、ルネは一時期、敵方イングランドに臣従していた。おかげで、こちらが知らない事情に詳しい。
「シャルル兄様の宮廷に行きたいけど、僕の立場が役に立つなら本望です」
パリ包囲戦の直前、イングランド摂政ベッドフォード公はブルゴーニュ公をパリに呼び出し、パリ政府の摂政の座を譲ることを決めたらしい。
「悪いニュースですみません」
「いや、助かるよ」
「撤退命令を知らせるために城壁のまわりを巡っていたら、ちょっと見えちゃって……」
ルネは小声で「ブルゴーニュ公フィリップがあそこにいました」と耳打ちした。ようするに、私たちはイングランドと戦うつもりだったのに、実際はフランス人同士で戦っていたことになる。
「ブルゴーニュと休戦する可能性はなくなったというわけか……」
私は重いため息をついた。ジャンヌが言った通り、ブルゴーニュ公は初めから裏切るつもりだったのかもしれないが、休戦協定を締結した翌日にジャンヌとアランソン公が勝手に破ったのも事実だ。
ブルゴーニュ公からすれば、無怖公が殺された時から変わっていない。
家臣を止められない、だめな王だと思われただろう。
休戦から和平につなげる可能性があったのに、イングランドにつく大義を与えてしまった。そのことが悔やまれる。
「僕がシャルル兄様に臣従して、ブルゴーニュ公がパリで敵対した以上、ロレーヌの動きが気になるのでちょっと様子を見てきます」
解散したばかりのあぶれた兵を貸そうかと尋ねたが、ルネは「ロレーヌ公の親族を刺激したくないから」と丁重に断った。
「せっかく久しぶりに会えたのに、寂しくなる」
「でも、また会えますよね」
「もちろん。次は奥方と子供たちを連れてくるといい」
心強い義弟ルネ・ダンジューと再会を約束して別れた。
しかし、悪い予感は的中し、ルネがロレーヌに帰還してすぐに反乱が起きた。
妻子の元でゆっくり休む暇もなく、ルネはロレーヌ軍を率いて鎮圧にあたったが敗北し、ブルゴーニュ公に囚われて虜囚の身となってしまった。
23
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
7番目のシャルル、狂った王国にうまれて【少年期編完結】
しんの(C.Clarté)
歴史・時代
15世紀、狂王と淫妃の間に生まれた10番目の子が王位を継ぐとは誰も予想しなかった。兄王子の連続死で、不遇な王子は14歳で王太子となり、没落する王国を背負って死と血にまみれた運命をたどる。「恩人ジャンヌ・ダルクを見捨てた暗愚」と貶される一方で、「建国以来、戦乱の絶えなかった王国にはじめて平和と正義と秩序をもたらした名君」と評価されるフランス王シャルル七世の少年時代の物語。
歴史に残された記述と、筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクションです。
【カクヨムコン7中間選考通過】【アルファポリス第7回歴史・時代小説大賞、読者投票4位】【講談社レジェンド賞最終選考作】
※表紙絵は離雨RIU(@re_hirame)様からいただいたファンアートを使わせていただいてます。
※重複投稿しています。
カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16816927859447599614
小説家になろう:https://ncode.syosetu.com/n9199ey/
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
200万年後 軽トラで未来にやってきた勇者たち
半道海豚
SF
本稿は、生きていくために、文明の痕跡さえない200万年後の未来に旅立ったヒトたちの奮闘を描いています。
最近は温暖化による環境の悪化が話題になっています。温暖化が進行すれば、多くの生物種が絶滅するでしょう。実際、新生代第四紀完新世(現在の地質年代)は生物の大量絶滅の真っ最中だとされています。生物の大量絶滅は地球史上何度も起きていますが、特に大規模なものが“ビッグファイブ”と呼ばれています。5番目が皆さんよくご存じの恐竜絶滅です。そして、現在が6番目で絶賛進行中。しかも理由はヒトの存在。それも産業革命以後とかではなく、何万年も前から。
本稿は、2015年に書き始めましたが、温暖化よりはスーパープルームのほうが衝撃的だろうと考えて北米でのマントル噴出を破局的環境破壊の惹起としました。
第1章と第2章は未来での生き残りをかけた挑戦、第3章以降は競争排除則(ガウゼの法則)がテーマに加わります。第6章以降は大量絶滅は収束したのかがテーマになっています。
どうぞ、お楽しみください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる