俺…幽霊なんですけどー?…ちょッ!!近づかないでッ!

彩ノ華

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追い出してやるッ!

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それから数日後・・・。
イケメン男がこの部屋に引っ越してきた。



「♪~♪~♪~…」




男は何だか嬉しそうに鼻歌を歌いながら荷物の整理をしていた。

俺は姿を消して、ヤツの様子を天井から見ていた。

金にも困っていないし…
オカルトが好き…?って訳でもなさそうだよなぁ

「…変なヤツ…。」

俺はヤツの様子を観察するのに飽き、顔を引っ込めた。

(何だか眠くなってきた…寝よう…。)

俺は寝ることにした。












❋❋┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❋❋


気がつくと夜になっていた。ヤツが何をしているのか気になり、姿を消しては天井から顔を出した。


男が座ってテレビを見ている。
どうやら荷物の整理が終わったようだ…。


ベットやソファ…時計などの家具が部屋に綺麗に設置されていた。


さてと・・・


どうやってこいつを追い出すか。



とりあえず、ありきたりな…作戦に出てみるか!



①テレビや電気を勝手に消す


俺は交互につけたり消したりを繰り返す。

誰も触っていないのにテレビや電気が勝手についたり消えたりしたら怖いよな~♪(ニヤニヤ)

「…」

反応がない。

(ははっ!怖すぎて声も出ないのか)

この調子だと次の作戦にでた。

②気味の悪い声


「…出ていけぇ…ここから…出ていけぇ…」

だれも居ない(自分しかいない)はずの部屋から声が聞こえたら…もう出て行きたくなるに違いない!


さあ!さっさとここから出ていけ!


「…」

しかしヤツの反応はない。




かと思うと…
男は辺りをキョロキョロと見渡しはじめた。




(…もしかして…俺の姿を探して…いる…?)


そんなバカな・・・やっぱり俺に気づいていたのか?


まあいい…好都合だ。と俺は消していた自分の姿を元に戻すと男の背後にすぅ~…と近づく。


「…出ていけぇ…出ていかないなら…殺すぞ…」

俺はヤツの耳元でそう囁く。


「…ッ!!」

男が、ばっ!!!と振り向き俺の姿をジーッと見つめる。

俺の姿を見るなり…ヤツは固まった…。


(俺の姿に恐れを成したか!ははっ!!)


「え…これが幽霊…(かわいい…ボソッ)」

ん???だと~~~!!なにやら最後のほうは声が小さく聞き取れなかった。



なんて失礼な男なんだッ!!



「…ッ!おいっ!そんな舐めたこと言ってると…お前のこと呪い殺してやるからなあ!!」


俺は、ビシっ!!とヤツを指差して言った。


言ってやった!!!っと俺は満足気にドヤ顔をしていた。



ヤツを見るときょとん…としたマヌケな顔をしていると思うと突然笑いだした。


「あはは!君が僕を呪い殺す…?ププッ…」


…む、ムカつく~~!!!何なんだよッ!こいつ!!


すると、ヤツが俺に近づいてきて…俺を抱きしめてきた。

久しぶりの人の体温…温かい…。

って!!!は?えっ?!なにこれなにこれ…!


「おいっ!何すんだよッ!」

押しのけようとするが力が強くて無理だった。
俺はジタバタと暴れてやっと解放された。

「ごめんごめん、でもさ~こんな体細くて…男ひとり押しのけられないのに…人を呪う力なんてあるのかなって思って~」

そういうと男は俺の唇に自分の唇を重ねてこようと…

「~~ッ!何しようとしてんだ!」

俺は瞬時に避けた。

(あ、危なかった~
何なんだよこいつ…何考えてんだ、、)

俺はこいつの思考がよめず…涙が出てきた。

「ちぇっ、あともうちょっとだったのに…。もとも好みだけど…泣いてる姿もいいなぁ…(ニヤ…)やべ、興奮してきた…」


ヤツが獲物を見つけた肉食動物のように俺に近づいてきた。


え、…ちょ!おい!まてまて!!
なんだその勃っているチ〇コはッ!!ズボンの上からでも分かる…大きさ…。


俺に近づいてきてそれをどうするつもりだ…俺…幽霊なんですけどー?


…ちょっ!近づいてこないでッ!(泣)







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