男友達と3人でふざけ合ってたつもりが2人とも俺に本気(マジ)だった話

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俺の名前は成宮 椿なるみや つばき

どこにでもいる普通で平凡な男子高校生である。
入学式も無事におわり、俺の高校生活は今日も平和です


一つ問題があるとするならば…

高校での友達がまだひとりも出来ていないことだ。






「はあぁ…」


またしても大きなため息をついてしまった。ため息をつくと幸せが逃げるとよく聞くがあれは本当なのだろうか…。

俺はそんな事を考えながら窓からのぞく青い空を見つめた。



「どうしたの？つーちゃん、元気ないね
もしかして体調悪い？？」


「俺わかったぞ
腹減ったんだろ？？な！」


そう声をかけてきた2人の男…
彼らは小さい頃から一緒にいる俺の幼馴染。
イケメンで入学式の日から女子にモテモテ
俺とは大違い


唯一の救いは2人と同じ教室のためぼっちは免れたということだ。
中学の時も友達できなくて2人とクラスが離れちゃったときよく2人の所にお邪魔してたなー、懐かしい。



「ちがうわ、アホたから

いやぁ…別になんでもないよ、ただ俺って2人以外に友達いねぇなって思ってただけ」




そう…

俺、成宮椿＿は高校では友達沢山作って人生を変えると決意したものの

入学式がおわって1週間が経つというのにまだこのクラスに友達がいないというこの事実…。

ましてや友達を作る以前にクラスに馴染めずにいる。
ていうかみんなから俺って距離置かれてると思うんだよね～


…何！？この顔が悪いっていうの！！！
しょうがないじゃん生まれてきた時から|平凡顔なんだからよ！！！←いいえ、美人です(笑)


そんなことを一人、考えてたけどふと我に返る。
てか、2人共さっきから静かすぎない？？


俺はふと2人の顔を見る。


…ビクッ！



思わず背筋が震える。なんちゅー顔しとんねん、顔怖すぎ…びっくりしたー(汗)



2人は怖い顔でなにやら考え込んでいる様子だった。