目が覚めたら何故か大嫌いな奴と良い感じになってたんだが…ナンダコレ？

大嫌いな奴

俺の名前は
新山　海にいやま　かい
極普通の高校2年生である。
他の奴に比べたらちょっと喧嘩が強いくらいかなー、




すんごい唐突だけど
俺には大嫌いな奴がいる。



その名は
仲山なかやま あきら
俺と同じクラスの奴だ。
クラス内では女子からは「イケメン～♡」とキャーキャー騒がれている。

みんなには優しい。

そう…

みんなには






俺にはいつも突っかかってくるのだ。
そのせいで喧嘩になってしまう…

まあ、俺もムキになるのがいけないのだが…。

で、でも！！
悪いのはあっちだろ？！先に喧嘩売ってきてるんだから！

この前なんか…

教室の出入り口で友達と話してたら入ってきた奴とぶつかって

「ごめ…「あ、悪い。小さくて見えなかった」


〝ごめん〟と謝ろうとしたところを衝撃の一言を言ってどっか行きやがった。



出入り口付近で話してた俺も悪いが…あいつのほうがもっと悪すぎるでしょーが！！


人が気にしていることを…！




と、まあ…奴の俺に対する扱いはこんな感じだ。
だから俺はあいつが大嫌いなのだ。


仲良くなろうと1年の頃は頑張っていた…
だが奴は俺が話しかけても無視！

無口くんなのかー？とか思ったのもつかの間。
他の人とは普通に会話してるし…



そかそか、俺のことが嫌いなわけね。
そっちがその気なら俺だって関わらないし！


とも思ったが何かと奴と関わってしまい、喧嘩するというのが毎日の繰り返し。



今日も今日とて…、、


最近行われた
期末テストの結果が返ってきたわけで



俺の結果はどのテストも最悪…。

数学のテストなんか20点で赤点だ。
涙目で机に突っ伏してるところを見られ鼻で笑われた。


ほんっとーーーーに！
大・嫌・い。呪いたいぐらいに…！


いいや！呪ってやる！！
奴が下痢ピーになる呪いをかけてやる…！




この考えが悪かったのだろう。
不運が自分に返ってきた。


俺は学校の階段から落ちて気を失ってしまった。