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SMプレイを実践してみる
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ようやく注文していた資料が届いた。
低温蝋燭、縄、目隠し、首輪とリード。
棒についてる革のこれは、手錠かな? 取り外し可能みたいで4つある。
ギャグボール。バラ鞭、馬上鞭。
輪っかが二つついた革製品と、X型の金具がついた革製品。
猫耳カチューシャと猫しっぽもオマケに入っていた。
よくわからないから、とりあえずセットで売ってたのを買ってみたんだけど。
この、鈴のついたクリップみたいなのは、何に使うんだろう?
使い方の説明はない。いくつか用途がわからないものがあるのに。
ネットで調べればわかるかな?
資料として買ったSMの道具を見ていたら。
★☆★☆★
「大変期待されてるところ、申し訳ないのだが。……それは、上級者用だと思われるシロモノだぞ?」
篠塚さんが後ろに立っていた。
またしても下半身フルモンティである。
屋内ならともかく、この状態でベランダに出て、寒くないのだろうか。
そういえば、ベランダに出て確認したら。いつの間にか仕切りの板は、ドアみたいに開くように加工されていた。てっきり蹴破ったものと思ってた。
何でこの人、勝手に改造してるんだろう。
「ち、違いますよ!? これは資料です! 見て描いた方が確実だし!」
篠崎さんは手を伸ばし、まるで汚いものみたいにギャグボールを摘み上げた。
「特にこのギャグボール。醜悪極まりない。鼻フックもそうだが、私は美しいものを殊更貶めるような趣味はないのでね」
へえ、変態にも色々好みがあるんだなあ。
「嗜虐症はサディズムと訳され、他者に惨い行いをし、苦痛を与えるのを愉しむことをいうが。好き勝手にただ虐待し、苦しめるだけでは自慰をしているのと変わりはない。SMのSはserviceのSと言われるくらいで、奉仕し、パートナーの望みを叶え、満足させてこそ成り立つプレイなのだよ」
おお……。
「Mは満足のMと続くようだが、私はMajestyのMだと思っている。パートナーには、王侯貴族に対するように、大切に扱いたいのでね」
下半身丸出しで何か語ってるけど。
「篠塚さんはこれ、何に使うか知ってます?」
輪っかが二つついた革製品を見せる。
「開脚拘束具だな。革の部分を首にかけ、輪を腿に固定し、M字開脚をさせる時に使用する。この棒も、同様に腕と足首を固定して開脚させるためのものだ」
「何のために、そんなことを……?」
「……君にはまだ早いな」
思案に耽る教授のような面持ちで言った。
それの使い道は、追々教えてくれるらしい。
話を聞くだけなら、今教えてくれてもいいのに。
★☆★☆★
「これは?」
X型の金具がついた革製品を見せる。
「それは手と足首にこの革の拘束具をつけ、うつ伏せの状態で拘束するためのものだ」
身体柔らかくないと、背中つりそう。
「じゃあ、このクリップみたいなものは?」
鈴がついてるんだけど。耳につけるとか?
「ニップルクリッパーだ。乳首を摘まむ。傷付けないようゴムのカバーがついてるだろう?」
「へえ、色々考えるもんだなあ。でも、乳首をクリップでつまんで何が楽しいんだろう」
痛いだけじゃないの? 意味がわからない。
っていうか、篠塚さん、やたら詳しいな。
「……だから君にはまだ早いと言っただろう。上級者向けだ」
肩を竦めて。
「とりあえず。服を全て脱ぎなさい、郁」
命じられてしまった。
ご主人様と奴隷っていうシチュエーションかな?
「手をどかして、こちらへ」
命じられて。
胸と股間を隠していた手を、差し出す。
何故、つい胸まで隠してしまうのだろう。女の子じゃあるまいし。
こないだ犯されたとき、弄られたせいかな?
少し腫れてたっけ。
両腕に革の拘束具を嵌められて、目隠しをされる。
両腕は、まとめられている感じだ。
あ、ジョークグッズだし、チープに見えたけど。作りはわりと本格的みたいだ。
腕が全然動かないよ。
これは、かなり信頼関係がないと怖いかも。
★☆★☆★
横向きに、ベッドに寝かせられる。
「まずは、ここからでいいだろう」
「ひゃ!?」
ちょん、と乳首に触れられただけなのに。
大袈裟に反応してしまった。
「ふふ、見えないからか、敏感になっているな?」
篠塚さんの指が、背中へ回り。
背筋を辿るように下っていく。
……そこは。
「あ、待って。今日は、洗ってないから。ダメ、」
あれから、別に、窓に鍵はかけてなかったけど。
忙しかったのか、しばらく来なかったし。
今日、来るのがわかってれば、準備しておいたのに。
……って。
期待しすぎだよ。
それじゃまるで、毎日可愛がって欲しいみたいじゃないか。
「構わない。なら、ラテックスグローブとサックを使う。……ゴムアレルギーはないな?」
質問に、頷いてみせる。
アナルパールやディルドはシリコン製だったっけ? ぼくのアレルギーを心配して、聞いたんだ。
そうか、そこまで気を遣うものなんだ。奥が深い世界だなあ。
さすがサービスのS!
……っていうか、手袋とか、持参して来てたの? やる気満々じゃないか。
「ひぁっ!?」
いきなり、乳首を摘ままれて。
くい、と引っ張られる。
目隠しをされているから。
何をされるのかわからなくて、不安になる。
低温蝋燭、縄、目隠し、首輪とリード。
棒についてる革のこれは、手錠かな? 取り外し可能みたいで4つある。
ギャグボール。バラ鞭、馬上鞭。
輪っかが二つついた革製品と、X型の金具がついた革製品。
猫耳カチューシャと猫しっぽもオマケに入っていた。
よくわからないから、とりあえずセットで売ってたのを買ってみたんだけど。
この、鈴のついたクリップみたいなのは、何に使うんだろう?
使い方の説明はない。いくつか用途がわからないものがあるのに。
ネットで調べればわかるかな?
資料として買ったSMの道具を見ていたら。
★☆★☆★
「大変期待されてるところ、申し訳ないのだが。……それは、上級者用だと思われるシロモノだぞ?」
篠塚さんが後ろに立っていた。
またしても下半身フルモンティである。
屋内ならともかく、この状態でベランダに出て、寒くないのだろうか。
そういえば、ベランダに出て確認したら。いつの間にか仕切りの板は、ドアみたいに開くように加工されていた。てっきり蹴破ったものと思ってた。
何でこの人、勝手に改造してるんだろう。
「ち、違いますよ!? これは資料です! 見て描いた方が確実だし!」
篠崎さんは手を伸ばし、まるで汚いものみたいにギャグボールを摘み上げた。
「特にこのギャグボール。醜悪極まりない。鼻フックもそうだが、私は美しいものを殊更貶めるような趣味はないのでね」
へえ、変態にも色々好みがあるんだなあ。
「嗜虐症はサディズムと訳され、他者に惨い行いをし、苦痛を与えるのを愉しむことをいうが。好き勝手にただ虐待し、苦しめるだけでは自慰をしているのと変わりはない。SMのSはserviceのSと言われるくらいで、奉仕し、パートナーの望みを叶え、満足させてこそ成り立つプレイなのだよ」
おお……。
「Mは満足のMと続くようだが、私はMajestyのMだと思っている。パートナーには、王侯貴族に対するように、大切に扱いたいのでね」
下半身丸出しで何か語ってるけど。
「篠塚さんはこれ、何に使うか知ってます?」
輪っかが二つついた革製品を見せる。
「開脚拘束具だな。革の部分を首にかけ、輪を腿に固定し、M字開脚をさせる時に使用する。この棒も、同様に腕と足首を固定して開脚させるためのものだ」
「何のために、そんなことを……?」
「……君にはまだ早いな」
思案に耽る教授のような面持ちで言った。
それの使い道は、追々教えてくれるらしい。
話を聞くだけなら、今教えてくれてもいいのに。
★☆★☆★
「これは?」
X型の金具がついた革製品を見せる。
「それは手と足首にこの革の拘束具をつけ、うつ伏せの状態で拘束するためのものだ」
身体柔らかくないと、背中つりそう。
「じゃあ、このクリップみたいなものは?」
鈴がついてるんだけど。耳につけるとか?
「ニップルクリッパーだ。乳首を摘まむ。傷付けないようゴムのカバーがついてるだろう?」
「へえ、色々考えるもんだなあ。でも、乳首をクリップでつまんで何が楽しいんだろう」
痛いだけじゃないの? 意味がわからない。
っていうか、篠塚さん、やたら詳しいな。
「……だから君にはまだ早いと言っただろう。上級者向けだ」
肩を竦めて。
「とりあえず。服を全て脱ぎなさい、郁」
命じられてしまった。
ご主人様と奴隷っていうシチュエーションかな?
「手をどかして、こちらへ」
命じられて。
胸と股間を隠していた手を、差し出す。
何故、つい胸まで隠してしまうのだろう。女の子じゃあるまいし。
こないだ犯されたとき、弄られたせいかな?
少し腫れてたっけ。
両腕に革の拘束具を嵌められて、目隠しをされる。
両腕は、まとめられている感じだ。
あ、ジョークグッズだし、チープに見えたけど。作りはわりと本格的みたいだ。
腕が全然動かないよ。
これは、かなり信頼関係がないと怖いかも。
★☆★☆★
横向きに、ベッドに寝かせられる。
「まずは、ここからでいいだろう」
「ひゃ!?」
ちょん、と乳首に触れられただけなのに。
大袈裟に反応してしまった。
「ふふ、見えないからか、敏感になっているな?」
篠塚さんの指が、背中へ回り。
背筋を辿るように下っていく。
……そこは。
「あ、待って。今日は、洗ってないから。ダメ、」
あれから、別に、窓に鍵はかけてなかったけど。
忙しかったのか、しばらく来なかったし。
今日、来るのがわかってれば、準備しておいたのに。
……って。
期待しすぎだよ。
それじゃまるで、毎日可愛がって欲しいみたいじゃないか。
「構わない。なら、ラテックスグローブとサックを使う。……ゴムアレルギーはないな?」
質問に、頷いてみせる。
アナルパールやディルドはシリコン製だったっけ? ぼくのアレルギーを心配して、聞いたんだ。
そうか、そこまで気を遣うものなんだ。奥が深い世界だなあ。
さすがサービスのS!
……っていうか、手袋とか、持参して来てたの? やる気満々じゃないか。
「ひぁっ!?」
いきなり、乳首を摘ままれて。
くい、と引っ張られる。
目隠しをされているから。
何をされるのかわからなくて、不安になる。
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