変人とアナニスト~イケメンCEOに求婚されましたが下半身丸出しの変態でした~

篠崎笙

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大暴走

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「うわ~……」

SMについて調べていたら。
全身ピアスとか浣腸プレイとか、色々キワモノが出てきてドン引きした。

ぼくには絶対無理だ。ハードすぎる。


耳ですら痛そうなのに、亀頭の先とか竿貫通とかありえない。
乳首ピアスも痛そう。

試しにニップルクリッパーを乳首に挟んでみたけど、ただ痛いだけだったし。
舌や指で愛撫されるのは、嫌いじゃないんだけど。

篠塚さんは、毎回必ず弄るんだよな。

男の乳首なんか弄って、楽しいのだろうか。
女なら、乳房を揉んだり挟んだり出来そうだけど、こんな平べったいの、触りがいもないだろうに。

でも、おっぱい星人の中には貧乳好きなのも相当数いるからな。
かわいそう萌えみたいなものか?


★☆★☆★


拡張とかも恐かった。
腕とか、三角コーンとか入れて、気持ちいいの? 意味がわからない。スカルとか何なんだよ。母体回帰?

スイカとかを入れるのが最終目標なのだろうか? やりすぎてオムツを手放せない身体になった、とか書かれててこわい。

SMは、極めたくはないかな……。終わりがなさそうだ。

プレイが上級すぎて、うっかりパートナーが死ぬ事件もあるようだし。
首を絞めたりされるのも嫌だ。


目隠しや拘束は、……わりと燃えた。

でも、M字開脚させられたまま、写真を撮られたりして。
資料に使え、とか言われても。

使えないよ!?
あんなのクラウドにアップして、万が一流出でもしたら恥ずかしくて死ねる。

でも、嫌だとか言いながら、写真に写ってたぼくの姿は、どう見てもとても嬉しそうでした本当にありがとうございます。

もうね。知りたくなかったかな。そんな自分は。

っていうか、亀甲縛りとか手早く出来るなんて、あの人何者なんだよ。
予習してきたとか?

絵を描くからって、長時間紐で腕を縛るのは遠慮してくれるあたり、優しいんだけど。
さすが、サービスのSと言うだけある。


ディルドとか、アナルパールの類は回収されてしまった。

道具じゃなくて、自分を使えって。そう言うけど。
篠塚さんの仕事は忙しそうだし。そうそう気軽に頼めるわけないじゃないか。

後ろで受け入れるには、色々準備もあって大変だし。


いっそ、女の子だったらな。
勝手に濡れるとか便利だよな……。女の子のオーガズムって、物凄く気持ち良いらしいし。

それに、穴が二つもあってお得感マシマシだよな。
ちょっと羨ましい。


どんな感じか、一度くらいは味わってみたい気がする。


★☆★☆★


とりあえず、形から入るのは基本である。


カーテンは閉めたし。
窓の鍵も閉めた。念のため、ドアの鍵も施錠済みだ。

洗浄も済ませたし、準備はOK。


通販で手に入れた服を身に着ける。
サイズはジャスト。

同じく通販で買った、新しいディルドと、バイブ。
細めのやつだし、これなら二輪差しも可能じゃないかな?


「……郁」
後ろから、腕を掴まれた。

「ぎゃああ!?」

今の声、篠塚さん!?
何でいるの!? どうやって中に入ったの!?

がっちり掴まれてて、動けない。

「か、鍵、閉めたのに……、」
「合鍵を使った」

いつの間に。


……あ、下、スラックス穿いてる。
普通に玄関から来たんだ。

いやいや、不法侵入だよこれ。毎度のことながら。少しも普通じゃないよ。
しかも、勝手に合鍵作ったの!? 許可してないよ?


「郁。道具は使うな、と命じたはずだが?」
低い声。

うわ、怒ってる?
でも怒られる筋合いないよな?


「……こ、恋人でもない人に、命令されても。従う筋合いなんか、ないし、」
「………………」

ちょっと。
無言になるの、やめて欲しいんだけど。


「ひゃ、」
肩に担ぎ上げられて。

窓の方へ向かってる。
うちの窓の鍵を開けて。

ベランダから、隣の部屋へ。


★☆★☆★


……篠塚さんの部屋。
角部屋なせいか、うちとは間取りが違うみたいだ。

ぼくの部屋の隣は、クローゼットだったのか。
仕事から帰って着替えてる時に、ぼくの声が聞こえたりしたのかな?


ベッドに放り投げられて。
抵抗する間もなく、膝を曲げた状態で、足首と手首を縛られてしまう。

……これ、ネクタイだよね? 高価そうなのに。皺になっちゃうよ。


大きな溜息が聞こえた。
「君は、恋人でも何でもない男に、ああも容易く、身体を許すというのか……?」

え?


「ひ、……あうっ!?」
下着は脱がされず、ずらした状態で。

強引に、挿入された。

洗浄したから、濡れてはいるけど。
慣らしてないから、きつい。


「誰にでも、身体を許すのか、と聞いている」
「ひっ、や、……ちが、」

ぐいぐいと、突き入れながら。
「ここは、私のものだと言っただろう。道具だろうが、許さないと」


いつも余裕たっぷりな様子の篠塚さんが。
感情的になってる……?

どうして?

「私のものだと、君がきちんと理解するまで、ここに閉じ込め、抱くぞ」
不法侵入の上、誘拐監禁強姦宣言だよ。


「んく、」
乱暴に口を塞がれて。舌を捩じ込まれた。

……これ。キス?


初めてのキスが、こんなの。
ひどいよ。


★☆★☆★


寝室には、大きな姿見があって。
まるで、セーラー服の少女が背広を着た大人の男に犯されているように見える。

ああ、視覚的にも、まるっきり犯罪だ。


上着をたくし上げられて。
ブラジャーの上から、胸を愛撫される。

「……女の子扱いされたいのなら、してあげよう」
揉むみたいに、胸を掴まれて。

前に触って欲しくても。
女の子にはそんなものはないからと、そこには触れてくれない。


縛られた腕が痺れても、拘束を緩めてはくれなかった。
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