変人とアナニスト~イケメンCEOに求婚されましたが下半身丸出しの変態でした~

篠崎笙

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シチュエーションプレイ

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流行りすたりはあるものの。
ホモが差別語になって、男同士の結婚も認められるようになって。

おおっぴらに差別をされない……というか許されない世の中になったせいか、昔よりは禁忌な関係、というか淫靡な雰囲気が薄れた感じがあるようだけど。

BLも、男向けエロと似たようなもので。やはり、ファンタジーなのだ。
現実世界とは違う、美しい夢。


受役はすね毛なんて生えないし、朝になっても不精髭など生えない。
数日監禁されても臭わないし、排泄もしない。

最近は増えたようだけど、直腸洗浄もしないしゴムもしないけど、攻役は尿道炎にならない。
やおい穴には大腸菌など存在しないのだ。

まあ、実際に体質で生えにくい人はいるので、無駄毛や髭はいいとして。

生徒会に権限がありすぎないか? BL界隈。
白い学ランとか。もう学ラン自体、絶滅危惧種だというのに。


時代によって好みも変わっていくのか、初期の作品にはわりと暴君が多くて、無理矢理ヤってしまうのが主流だったようだ。
最近のはスパダリとか、受のお尻に優しくなってきてる。


★☆★☆★


……やっぱりぼくはゲイになった訳ではないんだな。

これだけBLを読んでも、ピクリともしない。
受役が女の子にしか見えなくても駄目だったので、篠塚さん専用ボディに調教されてしまったのだろう。


……おいおい。
外科医が廊下で患者を強姦とか、通報案件だろ。

見回りの看護師に普通に見つかるだろうし。他に入院患者もいないのかよ。
つか仕事中に何やってんだよ。病人に無茶するなよ。鬼か。あ、キチク攻だった。

……いやいや、これはファンタジーなのだ。突っ込んだら負けである。


いや、ちょっと待て。
この攻と受を、自分達に置き換えてみたらどうだろう。

白衣を着た篠塚さんに、壁ドンされたまま、立ちバックで……。

あ、イける。
余裕で抜けそう。


「……やけに真剣な顔で何か読んでいると思ったら……」

「ひいいいい!」
篠塚さん、気配を消して忍び寄るのやめて!?

「息を荒げて。……これを読んで、興奮しているのか?」
BL漫画を取り上げられた。


「いや、ちが、……これ、読んでもピクリともしなかったんだけど。相手が篠塚さんだと想像したら、抜けるかなって、」

「…………」
無言である。

さすがにアホな妄想過ぎて呆れられたかな、と思ったら。


抱き上げられた。お姫様抱っこで。
そのまま、篠塚さんの部屋までお持ち帰りされてしまった。


★☆★☆★


何で、白衣とか持ってるんだろう。


ぼくはパジャマの上だけ着せられて。
篠塚さんはスーツの上に白衣を羽織っている。白衣、めちゃくちゃ似合ってるなあ。

ラテックスの手袋をはめている姿は、優秀な外科医のようだ。
眼鏡だし。

かっこいいなあ、とぼんやり見惚れてしまう。


「はぅ、」
ローションをまとった指が、入ってくる。

「さすがに、麻酔ゼリーはないのでね。代用品だ」
当たり前だ。漫画の攻は外科医で。麻酔ゼリーで慣らしていた。

「ほら、抵抗しないと」
促されて。

え、ほんとにやるの? あれの通りに?


「や、やめて。何でそんなとこを触るの?」
胸板を押す。

「……君という鞘に、私のエクスカリバーを収めるためだ」

すごい。
真顔で言い切った!

「収めてみればわかるだろう。運命の相手だと」
片足を持ち上げられて。

「ひ……っ、」
立ったまま、後ろから貫かれた。


「あ、……すご、おっき、ん、……気持ちいい、」

腰を揺すって。
もっと受け入れようとする。

「こらこら、初めての子が、そんなこと言わないだろう」
笑ってる。

振動も、気持ちいい。

「だって。気持ちよくて。みんな、飛んじゃう、」


「こんなにぴったり合う鞘は、他に居ない」
ん? まだ続行するの?

固いので、ごりごり突き上げられて。意識が飛びそうだっていうのに。


★☆★☆★


「ん、篠塚さん、……そこぉ、」
「君も篠塚郁、になるのだから、賢吾と呼びなさい」

でもまだ、婚姻届にはサインしてないし。


「は、……恥ずかしいよお、」
「もう君の恥ずかしい姿は色々見ている。大丈夫だ」

確かにそうだけど。
いや、全然大丈夫じゃないよ!?


「ふぇ、……あああっ!?」
もう片方の足も抱え上げられて。

貫かれたまま、姿見まで歩かれてしまう。

振動が、ガンガン伝わって。
頭おかしくなりそうなくらい、気持ちいい。


「ほら、見なさい」

快楽に蕩けた顔で。
篠塚さんに、貫かれているぼくの姿が写ってる。

大きく足を開いた状態で、抱えられてて。

後ろの穴は、大きく拡がって。
赤黒く、太い性器を呑み込んでいる。

ぼくの性器は、だらんと下がってるのに、ぽたぽたと精液を零している。

男なのに。
後ろだけで、こんなに気持ち良くなっちゃうなんて。

入ってるのが、篠塚さんのだから、なのかな?


「……きゅっと締まった。感じてるな?」

「しの……、け、賢吾さん……、」
ねだるように、後ろを見て。


「賢吾さんのエクスカリバーで、ぼくのお腹、ずぽずぽ掻き回して……?」


★☆★☆★


人生で一番の恥ずかしい思い出を塗り替えてしまった。


もう二度と、快楽堕ちをファンタジー呼ばわりしません……。
だって男の身体は快楽に弱いんだもん。

脳とちんこ直結してんだもん。しょうがないよね!

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