変人とアナニスト~イケメンCEOに求婚されましたが下半身丸出しの変態でした~

篠崎笙

文字の大きさ
12 / 15

シチュエーションプレイ

しおりを挟む
流行りすたりはあるものの。
ホモが差別語になって、男同士の結婚も認められるようになって。

おおっぴらに差別をされない……というか許されない世の中になったせいか、昔よりは禁忌な関係、というか淫靡な雰囲気が薄れた感じがあるようだけど。

BLも、男向けエロと似たようなもので。やはり、ファンタジーなのだ。
現実世界とは違う、美しい夢。


受役はすね毛なんて生えないし、朝になっても不精髭など生えない。
数日監禁されても臭わないし、排泄もしない。

最近は増えたようだけど、直腸洗浄もしないしゴムもしないけど、攻役は尿道炎にならない。
やおい穴には大腸菌など存在しないのだ。

まあ、実際に体質で生えにくい人はいるので、無駄毛や髭はいいとして。

生徒会に権限がありすぎないか? BL界隈。
白い学ランとか。もう学ラン自体、絶滅危惧種だというのに。


時代によって好みも変わっていくのか、初期の作品にはわりと暴君が多くて、無理矢理ヤってしまうのが主流だったようだ。
最近のはスパダリとか、受のお尻に優しくなってきてる。


★☆★☆★


……やっぱりぼくはゲイになった訳ではないんだな。

これだけBLを読んでも、ピクリともしない。
受役が女の子にしか見えなくても駄目だったので、篠塚さん専用ボディに調教されてしまったのだろう。


……おいおい。
外科医が廊下で患者を強姦とか、通報案件だろ。

見回りの看護師に普通に見つかるだろうし。他に入院患者もいないのかよ。
つか仕事中に何やってんだよ。病人に無茶するなよ。鬼か。あ、キチク攻だった。

……いやいや、これはファンタジーなのだ。突っ込んだら負けである。


いや、ちょっと待て。
この攻と受を、自分達に置き換えてみたらどうだろう。

白衣を着た篠塚さんに、壁ドンされたまま、立ちバックで……。

あ、イける。
余裕で抜けそう。


「……やけに真剣な顔で何か読んでいると思ったら……」

「ひいいいい!」
篠塚さん、気配を消して忍び寄るのやめて!?

「息を荒げて。……これを読んで、興奮しているのか?」
BL漫画を取り上げられた。


「いや、ちが、……これ、読んでもピクリともしなかったんだけど。相手が篠塚さんだと想像したら、抜けるかなって、」

「…………」
無言である。

さすがにアホな妄想過ぎて呆れられたかな、と思ったら。


抱き上げられた。お姫様抱っこで。
そのまま、篠塚さんの部屋までお持ち帰りされてしまった。


★☆★☆★


何で、白衣とか持ってるんだろう。


ぼくはパジャマの上だけ着せられて。
篠塚さんはスーツの上に白衣を羽織っている。白衣、めちゃくちゃ似合ってるなあ。

ラテックスの手袋をはめている姿は、優秀な外科医のようだ。
眼鏡だし。

かっこいいなあ、とぼんやり見惚れてしまう。


「はぅ、」
ローションをまとった指が、入ってくる。

「さすがに、麻酔ゼリーはないのでね。代用品だ」
当たり前だ。漫画の攻は外科医で。麻酔ゼリーで慣らしていた。

「ほら、抵抗しないと」
促されて。

え、ほんとにやるの? あれの通りに?


「や、やめて。何でそんなとこを触るの?」
胸板を押す。

「……君という鞘に、私のエクスカリバーを収めるためだ」

すごい。
真顔で言い切った!

「収めてみればわかるだろう。運命の相手だと」
片足を持ち上げられて。

「ひ……っ、」
立ったまま、後ろから貫かれた。


「あ、……すご、おっき、ん、……気持ちいい、」

腰を揺すって。
もっと受け入れようとする。

「こらこら、初めての子が、そんなこと言わないだろう」
笑ってる。

振動も、気持ちいい。

「だって。気持ちよくて。みんな、飛んじゃう、」


「こんなにぴったり合う鞘は、他に居ない」
ん? まだ続行するの?

固いので、ごりごり突き上げられて。意識が飛びそうだっていうのに。


★☆★☆★


「ん、篠塚さん、……そこぉ、」
「君も篠塚郁、になるのだから、賢吾と呼びなさい」

でもまだ、婚姻届にはサインしてないし。


「は、……恥ずかしいよお、」
「もう君の恥ずかしい姿は色々見ている。大丈夫だ」

確かにそうだけど。
いや、全然大丈夫じゃないよ!?


「ふぇ、……あああっ!?」
もう片方の足も抱え上げられて。

貫かれたまま、姿見まで歩かれてしまう。

振動が、ガンガン伝わって。
頭おかしくなりそうなくらい、気持ちいい。


「ほら、見なさい」

快楽に蕩けた顔で。
篠塚さんに、貫かれているぼくの姿が写ってる。

大きく足を開いた状態で、抱えられてて。

後ろの穴は、大きく拡がって。
赤黒く、太い性器を呑み込んでいる。

ぼくの性器は、だらんと下がってるのに、ぽたぽたと精液を零している。

男なのに。
後ろだけで、こんなに気持ち良くなっちゃうなんて。

入ってるのが、篠塚さんのだから、なのかな?


「……きゅっと締まった。感じてるな?」

「しの……、け、賢吾さん……、」
ねだるように、後ろを見て。


「賢吾さんのエクスカリバーで、ぼくのお腹、ずぽずぽ掻き回して……?」


★☆★☆★


人生で一番の恥ずかしい思い出を塗り替えてしまった。


もう二度と、快楽堕ちをファンタジー呼ばわりしません……。
だって男の身体は快楽に弱いんだもん。

脳とちんこ直結してんだもん。しょうがないよね!

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった

cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。 一途なシオンと、皇帝のお話。 ※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。

一人の騎士に群がる飢えた(性的)エルフ達

ミクリ21
BL
エルフ達が一人の騎士に群がってえちえちする話。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

学園一のスパダリが義兄兼恋人になりました

すいかちゃん
BL
母親の再婚により、名門リーディア家の一員となったユウト。憧れの先輩・セージュが義兄となり喜ぶ。だが、セージュの態度は冷たくて「兄弟になりたくなかった」とまで言われてしまう。おまけに、そんなセージュの部屋で暮らす事になり…。 第二話「兄と呼べない理由」 セージュがなぜユウトに冷たい態度をとるのかがここで明かされます。 第三話「恋人として」は、9月1日(月)の更新となります。 躊躇いながらもセージュの恋人になったユウト。触れられたりキスされるとドキドキしてしまい…。 そして、セージュはユウトに恋をした日を回想します。 第四話「誘惑」 セージュと親しいセシリアという少女の存在がユウトの心をざわつかせます。 愛される自信が持てないユウトを、セージュは洗面所で…。 第五話「月夜の口づけ」 セレストア祭の夜。ユウトはある人物からセージュとの恋を反対され…という話です。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

学園の卒業パーティーで卒業生全員の筆下ろしを終わらせるまで帰れない保険医

ミクリ21
BL
学園の卒業パーティーで、卒業生達の筆下ろしをすることになった保険医の話。 筆下ろしが終わるまで、保険医は帰れません。

過保護な義兄ふたりのお嫁さん

ユーリ
BL
念願だった三人での暮らしをスタートさせた板垣三兄弟。双子の義兄×義弟の歳の差ラブの日常は甘いのです。

悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!

ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。 らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。 なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。

処理中です...