限界オタクだった俺が異世界に転生して王様になったら、何故か聖剣を抜いて勇者にクラスチェンジした元近衛騎士に娶られました。

篠崎笙

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近衛騎士、勇者になる

罪深き行為

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上着の前を開き、ブルーゼのクノップフを外していく。

国王陛下の堅い礼服の中に、このように愛らしく、か弱く美しい身体が隠されていることを知っているのは、この私だけだ。
中身を想像する不埒者は存在したとしても。

否、一番の不埒者は実際にこのような真似をしている己だろう。と自嘲する。


この肌を。
誰にも見せたくなかった。

表向きは陛下の御為などと言いながら。
他人に陛下の肌を見られることを厭い、世話係を追い払ったのだ。


心の中で、浅ましい劣情を抱いていたことを認めず。


*****


透明なほど白く、なめらかな肌。
胸のふたつの突起は薄桃色をしていて。

下腹部の、ほっそりとした桃色のを何度味わったことか。


この筋肉の少ないやわらかな肌に歯を立て、痕を。
私だけのものだという、をつけてしまいたくなる。

触れるだけでなく。
抱きたい、肌を味わいたい。

奥の奥まで貫き、犯し尽くしたいと。
眩暈がするほどに欲情している。

この身体を前に、今までよく我慢していたと思う。
忠義という言葉で、己を誤魔化していたのだ。


ああ。
いっそ、夢も希望も打ち砕かれるほどに拒絶されれば。嫌悪されていれば。

この腕に抱きたいという、身の程知らずな願いを持たなかったのだろうか?


「……10日以上もお一人でおとこにつかれて。大丈夫でしたか? ご自分でなさったのですか?」
私の問いに、陛下は不思議そうに首を傾げられた。

まさか、気付いておられなかったのだろうか?
ヴァルターの報告では、少々お元気がない様子だと聞いたが。

陛下のに触れ。
「そのご様子では、まだお気づきになってはおられなかったのですか? 今まで私が陛下に対して行ってきたに……」


私は、自分が今まで犯した罪を告白した。
クリスティアン陛下が12歳で精通された時、それを隠したこと。

以来、毎日寝室へ通い、子種を隠匿していたことを。


陛下は私のした悍ましい行為を聞いても、表情を変えたりはせず。
私をじっと見ておられる。

そんな、私の言葉に耳を傾けられて。

何故、嫌悪の目を向けないのですか?
私がこうして、陛下のやわらかな頬を撫でても。


まるで。
赦されているのだと、勘違いしてしまいそうになる。


*****


に気付かれて、戻った時には貴方から軽蔑されていることも覚悟していたのですが。……陛下は、私の身を純粋に心配してくださった。皆、私の顔にしか興味がないというのに。陛下は顔に傷を負った私に微笑んでくださった」
己の顔の傷痕をなぞってみせる。

「勇者になれたのはいいのですが。救世の勇者になると、もう近衛騎士には戻れないのかと思い、私が望むのは勇者の座など捨て、陛下の近衛騎士に戻ることにしよう、と考えていました。……しかし、私は浅ましくも欲を抱いてしまった。触れるだけではなく、貴方をこの腕に抱きたい、奥まで貫き、欲望を注ぎ込みたいと」


ずっと見守ってきた、穢れない心と身体。
それを、この手で滅茶苦茶にしたいという、浅ましい欲望。

白くなめらかな肌を撫で、片足を抱え上げ。

そして。
毎日私が犯していた”罪”を、教えて差し上げた。


「うう~!?」

陛下のは、舌触りも滑らかだ。
子種を溜めるための袋は、いつになく張っているような感じがする。

全体を口内に収め。
舌で裏筋を探りながら、吸い上げる。

「う、ぐぅ……っ、」
やわらかな内腿に顔を挟まれるのが心地好い。


何故、ご自由な足で、私を蹴らないのですか?
蹴飛ばして、抗って。

その指に嵌めておられる魔法の指輪を使って、私を退けないのは何故なのか。

私を傷つけたくないから、もしくは少しは情があるからなのかと。
つい、期待してしまう。

我ながら勝手な男である。


陛下は幼少から剣を握らず、他人を傷つけることなく。姫君の如く優しくお育ちになられた。
故に、攻撃するより受け入れてしまわれるだけなのではないか。

私の脅しに、結婚を承諾したのも。

ご自分の保身より、あの場に居たご家族を、臣下を。
死なせたくなかったからという理由だけであっただろう。


そんなことは、重々理解しているはずだというのに。


*****


内股を震わせ。
陛下が私の口内に遂情された。

口の中に広がる子種を甘く感じるのは、私の魔物の血のせいだろうか。

魔物はヒトの体液……特に精液を好み、糧とするらしい。
魔力も豊富で穢れない陛下の精は、ことさら極上の味に思えるのだろう。


「美味でした」

普段より濃く感じるのは。
私の居ない間、ご自分で処理などをされなかったからなのかもしれない。

「一度だけ、お床に出されたとの報告はありましたが……」

何故それを知っているのか、という視線を向けられ。
苦笑する。

「使用人からも聞いております。ヴァルターに見張りを命じていたので、大事ないとは思いましたが。私の居ない間、誰も貴方には触れなかったようですね?」


さすがに怯えられてしまったのか。
陛下から、不安そうな視線を向けられた。

「……陛下、そのような表情をなさらないでください。私は決して乱暴な真似は致しません」
そう告げたが、責めるような視線を向けられる。


乱暴をしないというなら、何故こうして拘束するのかと問われているようだ。

それは。
もちろん、自決されないようにだが。


「魔法を使えば確かに傷は治るかもしれません。しかし、陛下の身に傷がつくのが耐えられません。ですから、こうして……」

腕の拘束具も、傷にならないようなめした革で。
内側も布を張ってある。


否、それは言い訳だ。

自決されないようにしておいて、犯して。
まずは身体だけでも自分のものにしようと思ったのだ。
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