57 / 61
近衛騎士、勇者になる
長い夜
しおりを挟む
決して傷つけぬよう、細心の注意を払い、慎重に挿入したが。
「くっ、……う、」
ベットトゥーフを掴んでいる指先は白く。それで、花嫁が受けている衝撃の大きさを知る。
体格差もある。
無理を強いている自覚もある。
しかし、どうしても。
何を捨てても欲しかった。私の光。
貴方をこの腕に抱き、最奥まで貫いて。
その腹に精を注ぎ込み。
私だけのものにしたいという、どうしようもない欲求。
必死に抑え込もうとするが。
欲望は後から無限に溢れ出てくる。
貴方が欲しい。
*****
「……っ、」
きつく食い締めてくる蕾に、痛みすら覚える。
しかし決して無理はせず、慎重に、少しずつ腰を進めていく。
女のそれとは違い、性器を受け入れるようにはできていないのだ。
先端の一番太い部分を中に入れたら、少しは楽になったようだが。
太いもので狭い腸壁を押し広げられるのは、かなり苦痛なのだろう。
指より先は、慣らしていないのだし。
「クリス。息を止めないで。ゆっくり、深呼吸してください」
緊張か、痛みのせいか。
息をつめ、噛み締めていた口を解かせた。
はふはふと、浅い呼吸をしている。
『痛い?』
異世界語で訊いてみると。
花嫁は驚いたように目を見開いて私を見た。
ふるふると首を横に振る仕草は仔リスのように愛らしい。
「使い方、合っておりましたか? ”痛い”、という意味だと思ったのですが」
「ああ、合ってる……」
痛い、と声が出るような場面で口にされていたので、おそらくそうではないかと思っていたが。
正解だったようだ。
それでも、私以外の耳があるところでは声を出すのも我慢されていた。
おそらく、私が考えているよりもずっと。
お一人だけで秘密を抱える生活はつらかったのではないか。
自分が異世界人であり、生まれ変わってこの世界に来たと言いうことは。本来、生涯口外するつもりではなかった秘密だったのだろう。
これからは、私にだけでも弱みを見せて欲しい。
重荷であれば、分けていただいて。
共に背負いたい。
夫婦となったのだから。
公明正大な御方だ。
全てを私に肩代わりなどさせないだろう。強引に奪い取るくらいの心構えでいい。
*****
「貴方が慣れるまでは、決して動きません。我慢せず、何でも仰ってくださって良いのですよ?」
今、この時だけでなく。
どんなことでも話して欲しい。どんな我儘もお聞きし、叶えて差し上げたい、という思いを込めて、告げた。
ベットトゥーフを掴んでいたはずの手が、私の背に回された。
脚を開き、花嫁が自ら受け入れようと試みているのに気づく。
……これは。
「……陛下?」
習性で、つい花嫁を敬称で呼んでしまった私を叱るように。
乱暴に唇を押し当てられ。
「……陛下ではなく、クリスだろう? アル」
たいへん色っぽく、耳元に囁かれた。
「っ!?」
思わず、花嫁の身体を抱き締めた。
耐えていたものが止められず、迸ったのを感じる。
「あ、……あっ、」
愛らしい私の花嫁は、中に精を放たれているのにも感じているようで。
弓なりにしならせた背も、その声も。私を興奮させた。
……不覚。
愛称で呼ばれた喜びと、花嫁のあまりの愛くるしさ。きつい締め付けに我慢がきかなかった。
まだ花嫁を快楽に鳴かせてもいないし、ろくに動いてもいないというのに。
このまま終わっては、男の恥である。
ああ、きょとんとしている顔も可愛い。
「……え?」
もう夫婦の営みが終わったと思ったのだろう。
腰を掴み直したのを、不思議そうに見ている。
しかし、まだまだ夜は長い。
萎えたのを抜かず。中に入れたまま、ゆっくりと腰を揺する。
*****
「はぅ、……あ、」
声を上げている、悦い場所を狙い。重点的に擦り上げる。
「ああっ!?」
背に爪を立てられ、きつく締め付けられる。
これでもうここは、私のかたちを覚えただろう。
すぐに力を取り戻していた性器で、肉襞を擦る。
少し動く度に、私の花嫁は愛らしい声で鳴くので。
更に興奮してしまう。
私の出したもので濡れて、滑りも良くなっているようだ。
これなら、大丈夫だろう。
私は本格的に腰を使いだした。
激しく抜き差しするには、まだ慣れてないだろう。
腰を押し付けるように。ぐっ、ぐっ、と身体を揺する。
中は、熟れたように熱い。
腸壁全体で、きゅうきゅうと包み込まれるような快楽。
入り口はきつく、絞り込むような動きをする。
「ふあ、あっ、あ、」
花嫁は気持ち良さそうに、私にされるまま、喘いでいる。
国王陛下のこのように淫らな姿は私以外、誰も知らない。
私に抱かれ、感じている姿を見ていいのは花婿である私だけだ。
ああ、愉悦と快楽で頭がおかしくなりそうだ。
ぐい、と突き上げると。
「はぁん、キモチイイヨォ……」
花嫁は、異世界の言葉で鳴いた。
恐らく、”気持ち良い”といった意味の言葉だろう。
花嫁も感じてくれている。
「クリス……、凄い。ねっとりと吸い付いて……」
まるで私を放したくないとでもいうように、絡みついてくる。
私にしがみついている手も足も、私を求めている。
求め、求められる喜びに震える。
このような凄まじい快楽を知ってしまえば、毎晩手放せなくなってしまうだろう。
華奢な身体だ。
手加減なしに抱けば、壊してしまう。
理性を手放さないようにするのが、これほどつらいとは。
しかし。
同時にこの上なく幸福であるのも確かであった。
*****
「んく、」
花嫁に口付けながら、下から突き上げるように腰を動かす。
愛らしい花茎は私の腹筋で擦られ、ふくらみ。喜びの涙を流している。
私に抱かれ、快楽を感じているのがわかる。
性行為というのは、愛し合う者達でするべき行為であるとわかった。
感じ、求められるのが嬉しい。
「ん、……んん、」
下はきゅうきゅうと締め付けられ、しっかりしがみつかれて。
少々動きづらいが、それも幸福だ。
そのまま、三度目の精を放った。
「も、……やぁ、」
逃げようとする花嫁の腰を掴み。やや強引に引き寄せ、挿入した。
「嫌? どうして? 悦いのでしょう? 貴方の中は、これが欲しいと言ってますよ?」
軽く腰を揺すると。逃すまいと絡みついてくる。
「はぅ、……悦いから、困る……、」
困る、と言われても。
そんな色っぽい視線を向けられては、興奮が収まらない。
何度抱いても収まる気配が無い。
これは困った。
花嫁が愛らしすぎるのがいけない。
「くっ、……う、」
ベットトゥーフを掴んでいる指先は白く。それで、花嫁が受けている衝撃の大きさを知る。
体格差もある。
無理を強いている自覚もある。
しかし、どうしても。
何を捨てても欲しかった。私の光。
貴方をこの腕に抱き、最奥まで貫いて。
その腹に精を注ぎ込み。
私だけのものにしたいという、どうしようもない欲求。
必死に抑え込もうとするが。
欲望は後から無限に溢れ出てくる。
貴方が欲しい。
*****
「……っ、」
きつく食い締めてくる蕾に、痛みすら覚える。
しかし決して無理はせず、慎重に、少しずつ腰を進めていく。
女のそれとは違い、性器を受け入れるようにはできていないのだ。
先端の一番太い部分を中に入れたら、少しは楽になったようだが。
太いもので狭い腸壁を押し広げられるのは、かなり苦痛なのだろう。
指より先は、慣らしていないのだし。
「クリス。息を止めないで。ゆっくり、深呼吸してください」
緊張か、痛みのせいか。
息をつめ、噛み締めていた口を解かせた。
はふはふと、浅い呼吸をしている。
『痛い?』
異世界語で訊いてみると。
花嫁は驚いたように目を見開いて私を見た。
ふるふると首を横に振る仕草は仔リスのように愛らしい。
「使い方、合っておりましたか? ”痛い”、という意味だと思ったのですが」
「ああ、合ってる……」
痛い、と声が出るような場面で口にされていたので、おそらくそうではないかと思っていたが。
正解だったようだ。
それでも、私以外の耳があるところでは声を出すのも我慢されていた。
おそらく、私が考えているよりもずっと。
お一人だけで秘密を抱える生活はつらかったのではないか。
自分が異世界人であり、生まれ変わってこの世界に来たと言いうことは。本来、生涯口外するつもりではなかった秘密だったのだろう。
これからは、私にだけでも弱みを見せて欲しい。
重荷であれば、分けていただいて。
共に背負いたい。
夫婦となったのだから。
公明正大な御方だ。
全てを私に肩代わりなどさせないだろう。強引に奪い取るくらいの心構えでいい。
*****
「貴方が慣れるまでは、決して動きません。我慢せず、何でも仰ってくださって良いのですよ?」
今、この時だけでなく。
どんなことでも話して欲しい。どんな我儘もお聞きし、叶えて差し上げたい、という思いを込めて、告げた。
ベットトゥーフを掴んでいたはずの手が、私の背に回された。
脚を開き、花嫁が自ら受け入れようと試みているのに気づく。
……これは。
「……陛下?」
習性で、つい花嫁を敬称で呼んでしまった私を叱るように。
乱暴に唇を押し当てられ。
「……陛下ではなく、クリスだろう? アル」
たいへん色っぽく、耳元に囁かれた。
「っ!?」
思わず、花嫁の身体を抱き締めた。
耐えていたものが止められず、迸ったのを感じる。
「あ、……あっ、」
愛らしい私の花嫁は、中に精を放たれているのにも感じているようで。
弓なりにしならせた背も、その声も。私を興奮させた。
……不覚。
愛称で呼ばれた喜びと、花嫁のあまりの愛くるしさ。きつい締め付けに我慢がきかなかった。
まだ花嫁を快楽に鳴かせてもいないし、ろくに動いてもいないというのに。
このまま終わっては、男の恥である。
ああ、きょとんとしている顔も可愛い。
「……え?」
もう夫婦の営みが終わったと思ったのだろう。
腰を掴み直したのを、不思議そうに見ている。
しかし、まだまだ夜は長い。
萎えたのを抜かず。中に入れたまま、ゆっくりと腰を揺する。
*****
「はぅ、……あ、」
声を上げている、悦い場所を狙い。重点的に擦り上げる。
「ああっ!?」
背に爪を立てられ、きつく締め付けられる。
これでもうここは、私のかたちを覚えただろう。
すぐに力を取り戻していた性器で、肉襞を擦る。
少し動く度に、私の花嫁は愛らしい声で鳴くので。
更に興奮してしまう。
私の出したもので濡れて、滑りも良くなっているようだ。
これなら、大丈夫だろう。
私は本格的に腰を使いだした。
激しく抜き差しするには、まだ慣れてないだろう。
腰を押し付けるように。ぐっ、ぐっ、と身体を揺する。
中は、熟れたように熱い。
腸壁全体で、きゅうきゅうと包み込まれるような快楽。
入り口はきつく、絞り込むような動きをする。
「ふあ、あっ、あ、」
花嫁は気持ち良さそうに、私にされるまま、喘いでいる。
国王陛下のこのように淫らな姿は私以外、誰も知らない。
私に抱かれ、感じている姿を見ていいのは花婿である私だけだ。
ああ、愉悦と快楽で頭がおかしくなりそうだ。
ぐい、と突き上げると。
「はぁん、キモチイイヨォ……」
花嫁は、異世界の言葉で鳴いた。
恐らく、”気持ち良い”といった意味の言葉だろう。
花嫁も感じてくれている。
「クリス……、凄い。ねっとりと吸い付いて……」
まるで私を放したくないとでもいうように、絡みついてくる。
私にしがみついている手も足も、私を求めている。
求め、求められる喜びに震える。
このような凄まじい快楽を知ってしまえば、毎晩手放せなくなってしまうだろう。
華奢な身体だ。
手加減なしに抱けば、壊してしまう。
理性を手放さないようにするのが、これほどつらいとは。
しかし。
同時にこの上なく幸福であるのも確かであった。
*****
「んく、」
花嫁に口付けながら、下から突き上げるように腰を動かす。
愛らしい花茎は私の腹筋で擦られ、ふくらみ。喜びの涙を流している。
私に抱かれ、快楽を感じているのがわかる。
性行為というのは、愛し合う者達でするべき行為であるとわかった。
感じ、求められるのが嬉しい。
「ん、……んん、」
下はきゅうきゅうと締め付けられ、しっかりしがみつかれて。
少々動きづらいが、それも幸福だ。
そのまま、三度目の精を放った。
「も、……やぁ、」
逃げようとする花嫁の腰を掴み。やや強引に引き寄せ、挿入した。
「嫌? どうして? 悦いのでしょう? 貴方の中は、これが欲しいと言ってますよ?」
軽く腰を揺すると。逃すまいと絡みついてくる。
「はぅ、……悦いから、困る……、」
困る、と言われても。
そんな色っぽい視線を向けられては、興奮が収まらない。
何度抱いても収まる気配が無い。
これは困った。
花嫁が愛らしすぎるのがいけない。
44
あなたにおすすめの小説
塩対応の同室αが実は俺の番を狙っていた
雪兎
BL
あらすじ
全寮制の名門学園に入学したΩの俺は、入寮初日から最悪の同室相手に当たった。
相手は学年でも有名な優等生α。
成績優秀、運動もできる、顔もいい。なのに——
めちゃくちゃ塩対応。
挨拶しても「……ああ」。
話しかけても「別に」。
距離も近づけないし、なぜか妙に警戒されている気がする。
(俺、そんなに嫌われてる……?)
同室なのに会話は最低限。
むしろ避けられている気さえある。
けれどある日、発情期トラブルで倒れた俺を助けてくれたのは、
その塩対応αだった。
しかも普段とは違い、必死な顔で言われる。
「……他のαに近づくな」
「お前は俺の……」
そこで言葉を飲み込む彼。
それ以来、少しずつ態度が変わり始める。
距離は相変わらず近くない。
口数も少ない。
だけど――
他のαが近づくと、さりげなく間に入る。
発情期が近いと察すると、さりげなく世話を焼く。
そして時々、独占欲を隠しきれない視線。
実は彼はずっと前から知っていた。
俺が、
自分の運命の番かもしれないΩだということを。
だからこそ距離を取っていた。
触れたら、もう止まれなくなるから。
だけど同室生活の中で、
少しずつ、確実に距離は変わっていく。
塩対応の裏に隠されていたのは――
重すぎるほどの独占欲だった。
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
巨人の国に勇者として召喚されたけどメチャクチャ弱いのでキノコ狩りからはじめました。
篠崎笙
BL
ごく普通の高校生だった優輝は勇者として招かれたが、レベル1だった。弱いキノコ狩りをしながらレベルアップをしているうち、黒衣の騎士風の謎のイケメンと出会うが……。
オメガなのにムキムキに成長したんだが?
未知 道
BL
オメガという存在は、庇護欲が湧く容姿に成長する。
なのに俺は背が高くてムキムキに育ってしまい、周囲のアルファから『間違っても手を出したくない』と言われたこともある。
お見合いパーティーにも行ったが、あまりに容姿重視なアルファ達に「ざっけんじゃねー!! ヤルことばかりのくそアルファ共がぁああーーー!!」とキレて帰り、幼なじみの和紗に愚痴を聞いてもらう始末。
発情期が近いからと、帰りに寄った病院で判明した事実に、衝撃と怒りが込み上げて――。
※攻めがけっこうなクズです。でも本人はそれに気が付いていないし、むしろ正当なことだと思っています。
同意なく薬を服用させる描写がありますので、不快になる方はブラウザバックをお願いします。
僕を振った奴がストーカー気味に口説いてきて面倒臭いので早く追い返したい。執着されても城に戻りたくなんてないんです!
迷路を跳ぶ狐
BL
社交界での立ち回りが苦手で、夜会でも失敗ばかりの僕は、一族から罵倒され、軽んじられて生きてきた。このまま誰からも愛されたりしないんだと思っていたのに、突然、ろくに顔も合わせてくれない公爵家の宰相様と婚約することになってしまう。
だけど、婚約なんて名ばかりで、会話を交わすことはなく、同じ王城にいるはずなのに、顔も合わせない。
それでも、公爵家の役に立ちたくて頑張ったつもりだった。夜遅くまで魔法のことを学び、必要な魔法も身につけ、正式に婚約が発表される日を楽しみにしていた。
けれど、ある日僕は、公爵家と王家を害そうとしているのではないかと疑われてしまう。
否定しても誰も聞いてくれない。それが原因で婚約するという話もなくなり、僕は幽閉されることが決まる。
ほとんど話したことすらない、僕の婚約者になるはずだった宰相様は、これまでどおり、ろくに言葉も交わさないまま、「婚約は考え直すことになった」とだけ告げて去って行った。
寂しいと言えば寂しかった。彼に相応しくなりたくて、頑張ってきたつもりだったから。だけど、仕方ないんだ……
全てを諦めて、王都からは遠い、幽閉の砦に連れてこられた僕は、そこで新たな生活を始める。食事を用意したり、荒れ果てた砦を修復したりして、結構楽しく暮らせていると思っていたのに、その後も貴族たちの争いに巻き込まれるし、何度も宰相様にも会うことになってしまう。何なんだ……僕はここが気に入っているし、のんびり暮らしたいだけなんです! 僕に構ってないで諦めてください!
*残酷な描写があり、攻め(宰相)が受け以外に非道なことをしたりしますが、受けには優しいです。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
公爵家の五男坊はあきらめない
三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。
生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。
冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。
負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。
「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」
都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。
知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。
生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。
あきらめたら待つのは死のみ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる