限界オタクだった俺が異世界に転生して王様になったら、何故か聖剣を抜いて勇者にクラスチェンジした元近衛騎士に娶られました。

篠崎笙

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近衛騎士、勇者になる

長い夜

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決して傷つけぬよう、細心の注意を払い、慎重に挿入したが。

「くっ、……う、」
ベットトゥーフを掴んでいる指先は白く。それで、花嫁が受けている衝撃の大きさを知る。

体格差もある。
無理を強いている自覚もある。

しかし、どうしても。
何を捨てても欲しかった。私の光。


貴方をこの腕に抱き、最奥まで貫いて。
その腹に精を注ぎ込み。

私だけのものにしたいという、どうしようもない欲求。


必死に抑え込もうとするが。
欲望は後から無限に溢れ出てくる。

貴方が欲しい。


*****


「……っ、」
きつく食い締めてくる蕾に、痛みすら覚える。

しかし決して無理はせず、慎重に、少しずつ腰を進めていく。
女のそれとは違い、性器を受け入れるようにはできていないのだ。


先端の一番太い部分を中に入れたら、少しは楽になったようだが。

太いもので狭い腸壁を押し広げられるのは、かなり苦痛なのだろう。
指より先は、慣らしていないのだし。


「クリス。息を止めないで。ゆっくり、深呼吸してください」

緊張か、痛みのせいか。
息をつめ、噛み締めていた口を解かせた。

はふはふと、浅い呼吸をしている。


『痛い?』
異世界語で訊いてみると。

花嫁は驚いたように目を見開いて私を見た。
ふるふると首を横に振る仕草は仔リスのように愛らしい。

「使い方、合っておりましたか? ”痛い”、という意味だと思ったのですが」
「ああ、合ってる……」

痛い、と声が出るような場面で口にされていたので、おそらくそうではないかと思っていたが。
正解だったようだ。

それでも、私以外の耳があるところでは声を出すのも我慢されていた。


おそらく、私が考えているよりもずっと。
お一人だけで秘密を抱える生活はつらかったのではないか。

自分が異世界人であり、生まれ変わってこの世界に来たと言いうことは。本来、生涯口外するつもりではなかった秘密だったのだろう。


これからは、私にだけでも弱みを見せて欲しい。

重荷であれば、分けていただいて。
共に背負いたい。

夫婦となったのだから。


公明正大な御方だ。
全てを私に肩代わりなどさせないだろう。強引に奪い取るくらいの心構えでいい。


*****


「貴方が慣れるまでは、決して動きません。我慢せず、何でも仰ってくださって良いのですよ?」

今、この時だけでなく。
どんなことでも話して欲しい。どんな我儘もお聞きし、叶えて差し上げたい、という思いを込めて、告げた。


ベットトゥーフを掴んでいたはずの手が、私の背に回された。

脚を開き、花嫁が自ら受け入れようと試みているのに気づく。
……これは。


「……陛下?」

習性で、つい花嫁を敬称で呼んでしまった私を叱るように。
乱暴に唇を押し当てられ。

「……ではなく、クリスだろう? 

たいへん色っぽく、耳元に囁かれた。

「っ!?」
思わず、花嫁の身体を抱き締めた。

耐えていたものが止められず、迸ったのを感じる。


「あ、……あっ、」
愛らしい私の花嫁は、中に精を放たれているのにも感じているようで。

弓なりにしならせた背も、その声も。私を興奮させた。


……不覚。
愛称で呼ばれた喜びと、花嫁のあまりの愛くるしさ。きつい締め付けに我慢がきかなかった。

まだ花嫁を快楽に鳴かせてもいないし、ろくに動いてもいないというのに。
このまま終わっては、男の恥である。


ああ、きょとんとしている顔も可愛い。

「……え?」
もう夫婦の営みが終わったと思ったのだろう。

腰を掴み直したのを、不思議そうに見ている。

しかし、まだまだ夜は長い。
萎えたのを抜かず。中に入れたまま、ゆっくりと腰を揺する。


*****


「はぅ、……あ、」
声を上げている、悦い場所を狙い。重点的に擦り上げる。

「ああっ!?」
背に爪を立てられ、きつく締め付けられる。

これでもうは、私のかたちを覚えただろう。


すぐに力を取り戻していた性器で、肉襞を擦る。

少し動く度に、私の花嫁は愛らしい声で鳴くので。
更に興奮してしまう。

私の出したもので濡れて、滑りも良くなっているようだ。
これなら、大丈夫だろう。

私は本格的に腰を使いだした。


激しく抜き差しするには、まだ慣れてないだろう。
腰を押し付けるように。ぐっ、ぐっ、と身体を揺する。

中は、熟れたように熱い。
腸壁全体で、きゅうきゅうと包み込まれるような快楽。

入り口はきつく、絞り込むような動きをする。


「ふあ、あっ、あ、」
花嫁は気持ち良さそうに、私にされるまま、喘いでいる。

国王陛下のこのように淫らな姿は私以外、誰も知らない。

私に抱かれ、感じている姿を見ていいのは花婿である私だけだ。
ああ、愉悦と快楽で頭がおかしくなりそうだ。


ぐい、と突き上げると。

「はぁん、キモチイイヨォ……」
花嫁は、異世界の言葉で鳴いた。

恐らく、”気持ち良い”といった意味の言葉だろう。
花嫁も感じてくれている。


「クリス……、凄い。ねっとりと吸い付いて……」

まるで私を放したくないとでもいうように、絡みついてくる。
私にしがみついている手も足も、私を求めている。

求め、求められる喜びに震える。
このような凄まじい快楽を知ってしまえば、毎晩手放せなくなってしまうだろう。


華奢な身体だ。
手加減なしに抱けば、壊してしまう。

理性を手放さないようにするのが、これほどつらいとは。


しかし。
同時にこの上なく幸福であるのも確かであった。


*****


「んく、」
花嫁に口付けながら、下から突き上げるように腰を動かす。


愛らしい花茎は私の腹筋で擦られ、ふくらみ。喜びの涙を流している。
私に抱かれ、快楽を感じているのがわかる。

性行為というのは、愛し合う者達でするべき行為であるとわかった。
感じ、求められるのが嬉しい。


「ん、……んん、」

下はきゅうきゅうと締め付けられ、しっかりしがみつかれて。
少々動きづらいが、それも幸福だ。

そのまま、三度目の精を放った。


「も、……やぁ、」
逃げようとする花嫁の腰を掴み。やや強引に引き寄せ、挿入した。

「嫌? どうして? 悦いのでしょう? 貴方の中は、が欲しいと言ってますよ?」
軽く腰を揺すると。逃すまいと絡みついてくる。

「はぅ、……悦いから、困る……、」
困る、と言われても。

そんな色っぽい視線を向けられては、興奮が収まらない。


何度抱いても収まる気配が無い。
これは困った。

花嫁が愛らしすぎるのがいけない。
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