7 / 19
レティシアにて
イザヤ:嫉妬
異世界から迷い込んだ小鳥を家に連れ帰って保護し、しばらく経ったが。
小鳥は元気がなかった。
せっかく自由の身となったというのに。
言葉も通じるようになったのだから。
もっと話がしたいと思い、足りないものはないか、欲しいものはあるか、何かしたいことはないかと色々聞いたのだが。
イニスは慎ましい性質だったようで。
贅沢を望むどころか、現在の環境で、もう充分贅沢だと言う。
ねだってくれれば、可能なことであれば何でもきいてやりたいと思っているのに。
◆◇◆
「……ン、アッ、」
悩ましい声が聞こえた気がして。
イニスの部屋に入ると。
テーブルの上で。使用人に押さえつけられ、犯されている彼を見てしまった。
「アッ、……ン、ア、アッ、」
白い尻に、赤黒いものが突き刺さっていた。
ぱちゅん、と濡れた陰毛が尻に触れるほど打ち付けられ。
引き抜かれると、紅い粘膜が捲れ上がる。
白い足が、力なく揺れている。
部屋の中に、はぁはぁという荒い息と。粘膜を掻き回す音。
イニスの鳴き声が響いている。
剣を佩いてなかったことを、後悔した。
「……貴様……、」
「ひ、ひい!?」
使用人は殺気だった私に気付くと。
悲鳴を上げ、尻を出したまま、窓から慌てて逃げ出した。
庭に居た兵に、そいつを捕まえるよう指示する。
「……大丈夫か、イニス!?」
駆け寄ると。イニスはとろんとした顔をしていた。
「……ちょうだい、もっと」
足を抱え上げて。
こちらによく見えるよう、ぱかりと開いてみせた。
相変わらず、無毛で。
つるりとした股間。
後孔は、ひくひくと物欲しそうに蠢いていた。
そこを、拡げて。
「ここ。欲しくて。おかしくなるの」
黒い、大きな瞳が私を見る。
欲情して、潤んでいる。
まさか。
「だから、使用人を、誘ったと……?」
イニスは頷いた。
犯されていたのではない。
自分から、誘ったのだという。
◆◇◆
元気がなかったのは、そういった理由だったのか。
男の精が欲しくて、我慢できなかったのか。
日々、男を咥え込まないと満足できない、いやらしい身体。
そういう身体にされたのだ。
あの男に。ダミアンに。
一太刀で楽にしてやるべきではなかった。
生きていることを後悔するような目に遭わせてやれば良かった。
いっそ殺して欲しいと懇願するような。
あの使用人。
私のイニスを、犯し、穢した。……生かしては置けない。
イニスから誘われたとはいえ、
私のものに手を出したのだ。
許さない。
怒りに、目の前が真っ赤になった。
燃え上がるような、焼け付くような、身を焦がす、この想い。
これが、嫉妬か。
初めて知った。
このような醜い、どろどろとした感情が、自分にあったことに。
◆◇◆
「ならば……私を求めよ」
イニスの細い身体を抱き締めた。
少し加減を間違えれば、簡単に折れてしまいそうな細い腕。
この薄い腹の中を。はらわたの味を。
あの温もりを知っていいのは、私だけだ。
男の精が欲しいのならば、私が与えよう。
いや、私だけが、イニスに精を与えて良い、唯一の男だ。
これからも。
「今後、私以外の男の精を受け入れるのは許さない」
耳元で告げる。
「……違えば、殺す」
恐怖だろう、震えながらも。
イニスは悦んでいるように見えた。
身体を清め、他の男の精を洗い流した。
湯の中で、指を三本差し込み、掻き出してやる。
指は楽に入った。
「や……アン、中、そんな、掻き混ぜないで……、」
洗っているだけだというのに。
イニスは感じて白い身体をくねらせ、甘い声で鳴いた。
ああ、どこまで淫らな身体なのだろうか。
私がそういう身体にしてやったのなら、良かったのに。
何人の男が、この甘露を味わったのだ。
憎い。
イニスを抱いた男、すべてをずたずたに引き裂いてやりたい。
初めてここを知ったのは。
無垢だったイニスに男の味を教えたのは誰だ。
ダミアンを拷問して、顧客情報を聞き出しておけばよかった。
イニスを抱いた男はすべて見つけ出して。
思い知らせてやるものを。
私のものだ。
これは、私だけのために鳴く小鳥だ。
◆◇◆
たまらず、突き入れる。
浴槽から上半身を出させて、腰を突き出すような形に固定して。
「ヒァ……ッ!?」
「これで、全て掻き出してやろう……おまえの、不貞のあかしをな……、」
中を引っ掻くように、腰を前後に動かして。
ぐっちゅぐっちゅ、と。わざと音がするように、湯と自身で中を掻き混ぜてやる。
「うん、掻き出して。……かわりに、イザヤの、お情けを、ちょうだい……?」
イニスは、うっとりと目を細めている。
半開きの唇から、唾液が溢れてくるのを啜ってやる。
……どこもかしこも、甘い。
異世界人の体液は、皆このように甘いのだろうか。イニスだけが特別なのだろうか。
「アウッ!?」
肩に噛み付き、滲み出た血を舐め取る。
これも、芳しく甘い。もっと味わいたかったが。
「……いや、痛いのは、いや」
イニスは震えて、泣いていた。
もっと泣かせたい、めちゃくちゃにしてやりたい、と嗜虐心が疼いたが。
嫌われるのは嫌だった。
荒れ狂う欲望を、どうにか抑え込むのに苦心する。
「わかった。優しくしよう。……ただし、約定を違えれば……」
肩の傷に、指を這わせる。
イニスは泣きながら、がくがくと頷いた。
かわいらしい、私の小鳥。
……その涙もすべて、私のものだ。
きゅう、と締め付けられ。中に欲望を放った。
小鳥は元気がなかった。
せっかく自由の身となったというのに。
言葉も通じるようになったのだから。
もっと話がしたいと思い、足りないものはないか、欲しいものはあるか、何かしたいことはないかと色々聞いたのだが。
イニスは慎ましい性質だったようで。
贅沢を望むどころか、現在の環境で、もう充分贅沢だと言う。
ねだってくれれば、可能なことであれば何でもきいてやりたいと思っているのに。
◆◇◆
「……ン、アッ、」
悩ましい声が聞こえた気がして。
イニスの部屋に入ると。
テーブルの上で。使用人に押さえつけられ、犯されている彼を見てしまった。
「アッ、……ン、ア、アッ、」
白い尻に、赤黒いものが突き刺さっていた。
ぱちゅん、と濡れた陰毛が尻に触れるほど打ち付けられ。
引き抜かれると、紅い粘膜が捲れ上がる。
白い足が、力なく揺れている。
部屋の中に、はぁはぁという荒い息と。粘膜を掻き回す音。
イニスの鳴き声が響いている。
剣を佩いてなかったことを、後悔した。
「……貴様……、」
「ひ、ひい!?」
使用人は殺気だった私に気付くと。
悲鳴を上げ、尻を出したまま、窓から慌てて逃げ出した。
庭に居た兵に、そいつを捕まえるよう指示する。
「……大丈夫か、イニス!?」
駆け寄ると。イニスはとろんとした顔をしていた。
「……ちょうだい、もっと」
足を抱え上げて。
こちらによく見えるよう、ぱかりと開いてみせた。
相変わらず、無毛で。
つるりとした股間。
後孔は、ひくひくと物欲しそうに蠢いていた。
そこを、拡げて。
「ここ。欲しくて。おかしくなるの」
黒い、大きな瞳が私を見る。
欲情して、潤んでいる。
まさか。
「だから、使用人を、誘ったと……?」
イニスは頷いた。
犯されていたのではない。
自分から、誘ったのだという。
◆◇◆
元気がなかったのは、そういった理由だったのか。
男の精が欲しくて、我慢できなかったのか。
日々、男を咥え込まないと満足できない、いやらしい身体。
そういう身体にされたのだ。
あの男に。ダミアンに。
一太刀で楽にしてやるべきではなかった。
生きていることを後悔するような目に遭わせてやれば良かった。
いっそ殺して欲しいと懇願するような。
あの使用人。
私のイニスを、犯し、穢した。……生かしては置けない。
イニスから誘われたとはいえ、
私のものに手を出したのだ。
許さない。
怒りに、目の前が真っ赤になった。
燃え上がるような、焼け付くような、身を焦がす、この想い。
これが、嫉妬か。
初めて知った。
このような醜い、どろどろとした感情が、自分にあったことに。
◆◇◆
「ならば……私を求めよ」
イニスの細い身体を抱き締めた。
少し加減を間違えれば、簡単に折れてしまいそうな細い腕。
この薄い腹の中を。はらわたの味を。
あの温もりを知っていいのは、私だけだ。
男の精が欲しいのならば、私が与えよう。
いや、私だけが、イニスに精を与えて良い、唯一の男だ。
これからも。
「今後、私以外の男の精を受け入れるのは許さない」
耳元で告げる。
「……違えば、殺す」
恐怖だろう、震えながらも。
イニスは悦んでいるように見えた。
身体を清め、他の男の精を洗い流した。
湯の中で、指を三本差し込み、掻き出してやる。
指は楽に入った。
「や……アン、中、そんな、掻き混ぜないで……、」
洗っているだけだというのに。
イニスは感じて白い身体をくねらせ、甘い声で鳴いた。
ああ、どこまで淫らな身体なのだろうか。
私がそういう身体にしてやったのなら、良かったのに。
何人の男が、この甘露を味わったのだ。
憎い。
イニスを抱いた男、すべてをずたずたに引き裂いてやりたい。
初めてここを知ったのは。
無垢だったイニスに男の味を教えたのは誰だ。
ダミアンを拷問して、顧客情報を聞き出しておけばよかった。
イニスを抱いた男はすべて見つけ出して。
思い知らせてやるものを。
私のものだ。
これは、私だけのために鳴く小鳥だ。
◆◇◆
たまらず、突き入れる。
浴槽から上半身を出させて、腰を突き出すような形に固定して。
「ヒァ……ッ!?」
「これで、全て掻き出してやろう……おまえの、不貞のあかしをな……、」
中を引っ掻くように、腰を前後に動かして。
ぐっちゅぐっちゅ、と。わざと音がするように、湯と自身で中を掻き混ぜてやる。
「うん、掻き出して。……かわりに、イザヤの、お情けを、ちょうだい……?」
イニスは、うっとりと目を細めている。
半開きの唇から、唾液が溢れてくるのを啜ってやる。
……どこもかしこも、甘い。
異世界人の体液は、皆このように甘いのだろうか。イニスだけが特別なのだろうか。
「アウッ!?」
肩に噛み付き、滲み出た血を舐め取る。
これも、芳しく甘い。もっと味わいたかったが。
「……いや、痛いのは、いや」
イニスは震えて、泣いていた。
もっと泣かせたい、めちゃくちゃにしてやりたい、と嗜虐心が疼いたが。
嫌われるのは嫌だった。
荒れ狂う欲望を、どうにか抑え込むのに苦心する。
「わかった。優しくしよう。……ただし、約定を違えれば……」
肩の傷に、指を這わせる。
イニスは泣きながら、がくがくと頷いた。
かわいらしい、私の小鳥。
……その涙もすべて、私のものだ。
きゅう、と締め付けられ。中に欲望を放った。
あなたにおすすめの小説
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って?
いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
【完結】Restartー僕は異世界で人生をやり直すー
エウラ
BL
───僕の人生、最悪だった。
生まれた家は名家で資産家。でも跡取りが僕だけだったから厳しく育てられ、教育係という名の監視がついて一日中気が休まることはない。
それでも唯々諾々と家のために従った。
そんなある日、母が病気で亡くなって直ぐに父が後妻と子供を連れて来た。僕より一つ下の少年だった。
父はその子を跡取りに決め、僕は捨てられた。
ヤケになって家を飛び出した先に知らない森が見えて・・・。
僕はこの世界で人生を再始動(リスタート)する事にした。
不定期更新です。
以前少し投稿したものを設定変更しました。
ジャンルを恋愛からBLに変更しました。
また後で変更とかあるかも。
完結しました。
猫を追いかけて異世界に来たら、拾ってくれたのは優しい貴族様でした
水無瀬 蒼
BL
清石拓也はある日飼い猫の黒猫・ルナを追って古びた神社に紛れ込んだ。
そこで、御神木の根に足をひっかけて転んでしまう。
倒れる瞬間、大きな光に飲み込まれる。
そして目を覚ましたのは、遺跡の中だった。
体調の悪い拓也を助けてくれたのは貴族のレオニス・アーゼンハイツだった。
2026.1.5〜
【完結】水と夢の中の太陽
エウラ
BL
何の前触れもなく異世界の神という存在に異世界転移された、遠藤虹妃。
神が言うには、本来ならこちらの世界で生きるはずが、まれに起こる時空の歪みに巻き込まれて、生まれて間もなく地球に飛ばされたそう。
この世界に戻ったからといって特に使命はなく、神曰く運命を正しただけと。
生まれ持った能力とお詫びの加護を貰って。剣と魔法の世界で目指せスローライフ。
ヤマなしオチなし意味なしで、ほのぼの系を予定。(しかし予定は未定)
長くなりそうなので長編に切り替えます。
今後ややR18な場面が出るかも。どこら辺の描写からアウトなのかちょっと微妙なので、念の為。
読んで下さってありがとうございます。
お気に入り登録嬉しいです。
行き当たりばったり、不定期更新。
一応完結。後日談的なのを何話か投稿予定なのでまだ「連載中」です。
後日譚終わり、完結にしました。
読んで下さってありがとうございます。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
愛していた王に捨てられて愛人になった少年は騎士に娶られる
彩月野生
BL
湖に落ちた十六歳の少年文斗は異世界にやって来てしまった。
国王と愛し合うようになった筈なのに、王は突然妃を迎え、文斗は愛人として扱われるようになり、さらには騎士と結婚して子供を産めと強要されてしまう。
王を愛する気持ちを捨てられないまま、文斗は騎士との結婚生活を送るのだが、騎士への感情の変化に戸惑うようになる。
(誤字脱字報告は不要)