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Ⅳ
美しき伯爵、とっちらかる
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……そうだった。
思い出した。
ロロの強引なプロポーズにOKしたら、感極まったみたいに抱き締められて。
俺を抱き締めるその腕が、心地いいと思っちゃったんだ。
アンドレにもよく抱っこされてたけど。それは違うっていうか。子守の延長みたいな感じだったからな。
前世の記憶を取り戻してからは、さすがに抱っこされるのは恥ずかしかったから、大きくなってから、抱っこは断ったし。
こんな風に抱き締められたりはしなかったから。
なんか新鮮っていうか。ぎゅってされるのも悪くないかな、などと思っていたら。
王位継承権をかけた選抜で、俺のことを王佐・王配として支える。
その約束として。
選抜前に、”ご褒美”が欲しいと言われたんだ。
男としての俺のすべてを手に入れたい。
つまり、えっちしたいって言われたんだな。
なんか俺、色々ショックで頭が働いてなかったのか、ロロの腕に抱かれてうっとりしてる感じでそれに頷いちゃったみたいで。
結婚するまで決して処女は奪わないし、無理強いもしないから邪魔するな、と。
愕然としているアンドレに言い残して。
ロロは移動魔法で自分の城に跳んだんだ。
行動が素早すぎる。
で、直で寝室へGOして。
そして易々とベッドに押し倒され、今に至る、と。
*****
……何うっかり流されちゃってんの俺!?
流されるのは流し雛と河童だけにしてくだち!
いくら何でもうっかりすぎじゃろがい!
うう。
この期に及んで、こうやって野郎に押し倒されても気持ち悪いとか思えないなんて。どうなのよ。
やっぱり俺、ソッチのケが……?
いやいや、それはないはず。
前世では、女の子が凌辱される薄い本で赤玉出そうなほど抜きまくってたし……!
そりゃフタナリっ娘の同人も見てたよ? 何冊か買っちゃいましたよ?
でも、相手は女の子で百合だし! 薔薇じゃないし!
それとも身体の構造が変わったせいで、嗜好も変わったのか?
そうに違いない。
半分女の子じゃ、褐色王子系イケメンにときめいてもしょうがないよね!
……って、ないわ!
内心はかなりとっちらかっていたが。
性欲の権化であるロロさんは、俺の心の逡巡を当然の如くシカトして、俺のファーストキスを奪ったのだった。
*****
前世も含めて、生まれて初めてのチューは、あっさりした感じだった。
唇同士が触れたと思ったら、すぐに離れて。
ロロは、心底幸せそうな笑顔を見せた。
「……初めて?」
何だか恥ずかしくなって、こくこく頷くと。
「俺もだ」
嬉しそうにそう言って。
そっと、重ねるだけの軽いキスを何回かされた。
ううう。
何だこれ。ものすごく恥ずかしいんだけど。
唇を噛みしめないで、少し開けるように言われて。唇を押し付けられ。
舌が入れられて、口内を探られる。
「ん、……む、」
息苦しいんですけど! と肩をタップしたら、鼻で息しろと言われた。
そういやそうか。
でも、鼻息荒くなっちゃって、なんか恥ずかしくない?
チューされても嫌じゃなかった。
更にベロ突っ込まれて口の中ぐりぐりされて唾液を飲まされても、嫌悪感を覚えるどころか何だか気持ち良くなってきたんだけど。
どういうことだってばよ。媚薬でも仕込んだのか?
*****
キスの合間に。気が付いたら、服を脱がされてしまっていた。
しっかり結ばれていた靴紐まで。
この小僧。純情そうなふりして、相当な手練れでは……?
だって、どこを触られても気持ち良いし。
上手いんだと思う。
貴族あるある、性の指南も受けまくりの経験済のヤりまくりなのか?
ずるい! 俺は何もかも初めてなのに! 童貞なのに処女じゃなくなっちゃうなんて。切なさ乱れ打ちだよう!
首や鎖骨あたりにキスを落としながら、身体を触られる。
すべすべもちもち肌で、触り心地が良いようだ。
「掌が吸い付くようだ……」
吐息のような囁きにまで、感じてしまう。
思い出した。
ロロの強引なプロポーズにOKしたら、感極まったみたいに抱き締められて。
俺を抱き締めるその腕が、心地いいと思っちゃったんだ。
アンドレにもよく抱っこされてたけど。それは違うっていうか。子守の延長みたいな感じだったからな。
前世の記憶を取り戻してからは、さすがに抱っこされるのは恥ずかしかったから、大きくなってから、抱っこは断ったし。
こんな風に抱き締められたりはしなかったから。
なんか新鮮っていうか。ぎゅってされるのも悪くないかな、などと思っていたら。
王位継承権をかけた選抜で、俺のことを王佐・王配として支える。
その約束として。
選抜前に、”ご褒美”が欲しいと言われたんだ。
男としての俺のすべてを手に入れたい。
つまり、えっちしたいって言われたんだな。
なんか俺、色々ショックで頭が働いてなかったのか、ロロの腕に抱かれてうっとりしてる感じでそれに頷いちゃったみたいで。
結婚するまで決して処女は奪わないし、無理強いもしないから邪魔するな、と。
愕然としているアンドレに言い残して。
ロロは移動魔法で自分の城に跳んだんだ。
行動が素早すぎる。
で、直で寝室へGOして。
そして易々とベッドに押し倒され、今に至る、と。
*****
……何うっかり流されちゃってんの俺!?
流されるのは流し雛と河童だけにしてくだち!
いくら何でもうっかりすぎじゃろがい!
うう。
この期に及んで、こうやって野郎に押し倒されても気持ち悪いとか思えないなんて。どうなのよ。
やっぱり俺、ソッチのケが……?
いやいや、それはないはず。
前世では、女の子が凌辱される薄い本で赤玉出そうなほど抜きまくってたし……!
そりゃフタナリっ娘の同人も見てたよ? 何冊か買っちゃいましたよ?
でも、相手は女の子で百合だし! 薔薇じゃないし!
それとも身体の構造が変わったせいで、嗜好も変わったのか?
そうに違いない。
半分女の子じゃ、褐色王子系イケメンにときめいてもしょうがないよね!
……って、ないわ!
内心はかなりとっちらかっていたが。
性欲の権化であるロロさんは、俺の心の逡巡を当然の如くシカトして、俺のファーストキスを奪ったのだった。
*****
前世も含めて、生まれて初めてのチューは、あっさりした感じだった。
唇同士が触れたと思ったら、すぐに離れて。
ロロは、心底幸せそうな笑顔を見せた。
「……初めて?」
何だか恥ずかしくなって、こくこく頷くと。
「俺もだ」
嬉しそうにそう言って。
そっと、重ねるだけの軽いキスを何回かされた。
ううう。
何だこれ。ものすごく恥ずかしいんだけど。
唇を噛みしめないで、少し開けるように言われて。唇を押し付けられ。
舌が入れられて、口内を探られる。
「ん、……む、」
息苦しいんですけど! と肩をタップしたら、鼻で息しろと言われた。
そういやそうか。
でも、鼻息荒くなっちゃって、なんか恥ずかしくない?
チューされても嫌じゃなかった。
更にベロ突っ込まれて口の中ぐりぐりされて唾液を飲まされても、嫌悪感を覚えるどころか何だか気持ち良くなってきたんだけど。
どういうことだってばよ。媚薬でも仕込んだのか?
*****
キスの合間に。気が付いたら、服を脱がされてしまっていた。
しっかり結ばれていた靴紐まで。
この小僧。純情そうなふりして、相当な手練れでは……?
だって、どこを触られても気持ち良いし。
上手いんだと思う。
貴族あるある、性の指南も受けまくりの経験済のヤりまくりなのか?
ずるい! 俺は何もかも初めてなのに! 童貞なのに処女じゃなくなっちゃうなんて。切なさ乱れ打ちだよう!
首や鎖骨あたりにキスを落としながら、身体を触られる。
すべすべもちもち肌で、触り心地が良いようだ。
「掌が吸い付くようだ……」
吐息のような囁きにまで、感じてしまう。
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