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Ⅳ
美しき伯爵、翻弄される
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「ひぅ、」
胸の先をきつく吸い付かれて。変な声を上げてしまった。
「痛い、」
ぺし、と肩を叩くと。
悪かった、っていうようにペロペロ舐められる。
悪いと思うなら、そこから口を離せっての。
くすぐったくて身を捩るけど。ロロの腕の中に閉じ込められてしまう。
*****
ロロの左手は、もう片方の乳首を弄ってる。
小さな乳輪を人差し指で撫でまわすようにしたり、乳首をくりくりして。膨らんできたら、摘ままれた。
右手では、俺のお尻をむにむに揉んでいる。
お返しだ、とばかりに手をロロの腰に回して、服の上からロロの尻に触れてみたら。大殿筋ガッチガチで揉めなくて、なんかムカついた。
シャツ越しに、背中にも触ってみた。
いい筋肉してるなこいつ。
……ん? 何かこの格好、自分から抱き着いてるみたいじゃね?
「やぁ、……んっ、」
最初はくすぐったいだけだったのに。
舌先で乳首を捏ね回したり、指でつまんだりされると、ぞくぞくして。それだけでイっちゃいそうだ。
ちんこ弄らなくても乳首だけでイく、乳首オナニー。通称チクニーなんてもんは都市伝説か何かだろ、って思ってたのに。
胸を弄られて、射精する寸前くらいの快感が走る。
そうか。
自分で試してみても全然駄目だったのは、単純にテクニックの問題だったのか……!
我、発見せり!
そんな発見しても、発表する場もないけど。
*****
ロロが吸い付いたり弄り回すもんだから、乳首が赤く腫れたみたいになっている。
そこはもう弄るな、と。自分の手で胸を覆い隠した。
ロロはそれに、口の端を少し上げて笑った。
何をするかと思ったら。
空いた左手で俺の膝の裏を掴んで、足を抱え上げ。
「ひぁっ!?」
ふぐりごと、ちんこをぱっくりと口の中に入れられてしまった。
まあちっさいからね! 楽々inだよね!
小さいことに関してノーコメントだったのは助かったが。武士の情けか気遣いか?
それとも、”完全体”って、みんなこういう身体なのか? だとしたら、ちょっと安心するけど。
「ああ……っ、や、」
熱い口の中。
舌でごりごりされるのが気持ち良い。
思わずロロの頭に手を置いてしまったが。どかすだなんてとんでもない。
癖のある髪を、かき回すように乱してしまう。
さすが男同士というか。
同じ性器を持ってるせいか、イイ場所を心得てる。
呆気なく、ロロの口の中でイってしまった。
*****
いつの間にか、お尻を揉みしだいていた手が、その狭間を探って。
指が、しばしば蕾などと称される場所へ這わされた。
そう、アニャル、もとい尻の穴である。アナルは形容詞で名詞がアヌスだっけか?
タマタマアニャル、ヤオイアナーという、某巨大掲示板の801板で流行った古の呪文が頭に浮かんだ。
あそこは魔窟だった……。
ふわりと漂う、花のような香り。香油のボトルを開けたようだ。
香油を使って、慣らされている。
そこに、ロロのアレを受け入れるのか。
自分が男に抱かれる、という現実は直視したくないが。
ロロはまだ、襟を少し乱しただけで、服を身に着けたままだ。
肝心な部分が見えない。
上半身は良く見せつけられたが。服を着替える姿も見てないし、風呂にも一緒に入ったことがないから、ロロの下半身がどうなってるのか知らない。
このまま、こいつのイチモツを挿入されるのは確定だろう。
大きかったらどうしよう。絶対痛いだろうな。
俺並みに小さいといいけど。そりゃないか……。
「ん、……ロロも、服、脱げ」
ロロはまだ服を身に着けているのに、自分だけ素っ裸で全部丸見えなのが恥ずかしくなってきたのもあって、文句を言った。
でも我ながら、なんか誘ってるみたいでアレだな……。
「怯えるなよ?」
にやにや笑っている。
なにその自信ありげな顔。ムカつく。
胸の先をきつく吸い付かれて。変な声を上げてしまった。
「痛い、」
ぺし、と肩を叩くと。
悪かった、っていうようにペロペロ舐められる。
悪いと思うなら、そこから口を離せっての。
くすぐったくて身を捩るけど。ロロの腕の中に閉じ込められてしまう。
*****
ロロの左手は、もう片方の乳首を弄ってる。
小さな乳輪を人差し指で撫でまわすようにしたり、乳首をくりくりして。膨らんできたら、摘ままれた。
右手では、俺のお尻をむにむに揉んでいる。
お返しだ、とばかりに手をロロの腰に回して、服の上からロロの尻に触れてみたら。大殿筋ガッチガチで揉めなくて、なんかムカついた。
シャツ越しに、背中にも触ってみた。
いい筋肉してるなこいつ。
……ん? 何かこの格好、自分から抱き着いてるみたいじゃね?
「やぁ、……んっ、」
最初はくすぐったいだけだったのに。
舌先で乳首を捏ね回したり、指でつまんだりされると、ぞくぞくして。それだけでイっちゃいそうだ。
ちんこ弄らなくても乳首だけでイく、乳首オナニー。通称チクニーなんてもんは都市伝説か何かだろ、って思ってたのに。
胸を弄られて、射精する寸前くらいの快感が走る。
そうか。
自分で試してみても全然駄目だったのは、単純にテクニックの問題だったのか……!
我、発見せり!
そんな発見しても、発表する場もないけど。
*****
ロロが吸い付いたり弄り回すもんだから、乳首が赤く腫れたみたいになっている。
そこはもう弄るな、と。自分の手で胸を覆い隠した。
ロロはそれに、口の端を少し上げて笑った。
何をするかと思ったら。
空いた左手で俺の膝の裏を掴んで、足を抱え上げ。
「ひぁっ!?」
ふぐりごと、ちんこをぱっくりと口の中に入れられてしまった。
まあちっさいからね! 楽々inだよね!
小さいことに関してノーコメントだったのは助かったが。武士の情けか気遣いか?
それとも、”完全体”って、みんなこういう身体なのか? だとしたら、ちょっと安心するけど。
「ああ……っ、や、」
熱い口の中。
舌でごりごりされるのが気持ち良い。
思わずロロの頭に手を置いてしまったが。どかすだなんてとんでもない。
癖のある髪を、かき回すように乱してしまう。
さすが男同士というか。
同じ性器を持ってるせいか、イイ場所を心得てる。
呆気なく、ロロの口の中でイってしまった。
*****
いつの間にか、お尻を揉みしだいていた手が、その狭間を探って。
指が、しばしば蕾などと称される場所へ這わされた。
そう、アニャル、もとい尻の穴である。アナルは形容詞で名詞がアヌスだっけか?
タマタマアニャル、ヤオイアナーという、某巨大掲示板の801板で流行った古の呪文が頭に浮かんだ。
あそこは魔窟だった……。
ふわりと漂う、花のような香り。香油のボトルを開けたようだ。
香油を使って、慣らされている。
そこに、ロロのアレを受け入れるのか。
自分が男に抱かれる、という現実は直視したくないが。
ロロはまだ、襟を少し乱しただけで、服を身に着けたままだ。
肝心な部分が見えない。
上半身は良く見せつけられたが。服を着替える姿も見てないし、風呂にも一緒に入ったことがないから、ロロの下半身がどうなってるのか知らない。
このまま、こいつのイチモツを挿入されるのは確定だろう。
大きかったらどうしよう。絶対痛いだろうな。
俺並みに小さいといいけど。そりゃないか……。
「ん、……ロロも、服、脱げ」
ロロはまだ服を身に着けているのに、自分だけ素っ裸で全部丸見えなのが恥ずかしくなってきたのもあって、文句を言った。
でも我ながら、なんか誘ってるみたいでアレだな……。
「怯えるなよ?」
にやにや笑っている。
なにその自信ありげな顔。ムカつく。
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