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Ⅳ
美しき伯爵、別世界の扉を開く
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「アンリ、……挿れるぞ?」
もういちいち了承得なくていいから、とっととヤってくれよ、って感じだ。
「ん、」
頷いてみせた直後。
熱い塊が、狭い肛道を割り開くように入って来た。
なにこれ。
「あ……っ、く、」
苦しい。
けど。何か……。
「息を止めるな。……ゆっくり深呼吸して、」
うっせえ、無理言うな。
お前も一回ケツ掘られてみろや! それどころじゃねえから! と言いたい。
*****
潤滑油のせいか、固いのが、ぐっ、ぐっ、と入って来てしまう。
足の間から、ぽたぽたと、シーツに精液が落ちているのがわかる。
これがいわゆるトコロテンというやつだろうか?
「は……っ、くるし、……っ、」
恐れていた、引き裂かれるような痛みはなかったが。
中から内臓を押し上げられているような圧迫感と。違和感というか、異物感はあった。
しばらくして。
落ち着いたとみたか、ロロがゆっくり動き出した。
張り出したえらで腹側をごりごりと擦られたり、浅い場所をゆっくりと抜き差ししたりされて。
それが、どうしてか、めちゃくちゃ気持ち良い。
初めてなのに。
香油に、麻酔の効果でもあったのか? でも、入ってる感覚はちゃんとあるんだけど。
「あんたのナカ、めちゃくちゃ気持ちいい。熱くて溶けそうだし、ぎゅうぎゅう締め付けられる……」
荒い息の合間に、恥ずかしいことを囁かれる。
想像よりずっと悦い?
俺でエロい想像すんな! いや、するのは勝手だが。
本人にそれを言うな! マナーでしょ!
*****
「あっ、あっ、あうっ、」
両手で腰を掴まれ、しっかり固定された状態で、ぐっ、ぐっ、と突き上げられて。
その度に、より深くまで割り入ってくるのがわかる。
一番奥だと思った場所よりも、更に深く。
どこまで入ってくるのか、こわくなって。
思わず前へ逃げようとする身体を、後ろに引き寄せられた。
「っ、……ああっ!?」
目の前に、火花が散ったような衝撃。
お尻に、ロロの腰骨が当たった感触がした。
「ほら、あんたのナカに、俺が、全部入ってる」
わかるか? と言われて。
手を、繋がってる場所に持って行かれる。
ロロの腹筋と。……下の毛。それと。
俺のお尻とロロの腰が、ほぼ隙間なく押し付けられているのがわかった。
嘘だろ? 全部、入っちゃったのか。
マジか。信じられない。
あんなでかいの、全部突っ込まれたら、絶対裂けるし痛いと思ってたのに。
痛いどころか。
下腹から、じわじわと。射精するのとは違う、未知の快感が。
まさか。直腸越しに、女の部分を刺激されてる、とか?
どうしよう。
異世界に来たってのに。更に別世界の扉が開いちゃう……!
*****
「ひぁっ!?」
一気に、引き抜かれて。
「あうっ、」
ズン、と奥まで突き上げられる。
「や、あっ、あん、ああっ、」
抜き差しを繰り返されて。
ロロのおっきいので、ぐちゅぐちゅお腹を突かれるの、すごく気持ちいい。
「……あんたはもう、俺のものだ」
呟く声。荒い息遣い。
腰を掴む手の力が強くなる。
「……っく、」
ロロが、俺の中でイったのがわかった。
どくどくと、お腹の中で、熱いものが溢れて来る感じ。
強い魔力のこもった精子だ。
魔素の多い人間は、精液も濃くてやたら量が多いそうだ。
後ろじゃなく、前でヤった場合、一回で確実に妊娠させてしまうほどらしい。
恐ろしすぎる。
なるほど。
貴族の嫁になる人は結婚するまで処女でなくてはいけない、って決まりがあるのは、子供を作らせないためなのかも。
領地も無限にあるわけじゃないもんな……。
*****
セックスっていうのは全身運動なんだな、と。しみじみ実感した。
えちえちなんて可愛いもんじゃねえ。
飢えたケダモノに襲われて、骨も残さず貪り食われるかと思ったわ!
ロロは出したのに。終わりじゃなかった。
「ん、……は、あっ、」
後ろから挿入されたまま、横抱きにされて。
片足を抱え上げられた状態で、ゆるゆると腰を動かされてる。
もういちいち了承得なくていいから、とっととヤってくれよ、って感じだ。
「ん、」
頷いてみせた直後。
熱い塊が、狭い肛道を割り開くように入って来た。
なにこれ。
「あ……っ、く、」
苦しい。
けど。何か……。
「息を止めるな。……ゆっくり深呼吸して、」
うっせえ、無理言うな。
お前も一回ケツ掘られてみろや! それどころじゃねえから! と言いたい。
*****
潤滑油のせいか、固いのが、ぐっ、ぐっ、と入って来てしまう。
足の間から、ぽたぽたと、シーツに精液が落ちているのがわかる。
これがいわゆるトコロテンというやつだろうか?
「は……っ、くるし、……っ、」
恐れていた、引き裂かれるような痛みはなかったが。
中から内臓を押し上げられているような圧迫感と。違和感というか、異物感はあった。
しばらくして。
落ち着いたとみたか、ロロがゆっくり動き出した。
張り出したえらで腹側をごりごりと擦られたり、浅い場所をゆっくりと抜き差ししたりされて。
それが、どうしてか、めちゃくちゃ気持ち良い。
初めてなのに。
香油に、麻酔の効果でもあったのか? でも、入ってる感覚はちゃんとあるんだけど。
「あんたのナカ、めちゃくちゃ気持ちいい。熱くて溶けそうだし、ぎゅうぎゅう締め付けられる……」
荒い息の合間に、恥ずかしいことを囁かれる。
想像よりずっと悦い?
俺でエロい想像すんな! いや、するのは勝手だが。
本人にそれを言うな! マナーでしょ!
*****
「あっ、あっ、あうっ、」
両手で腰を掴まれ、しっかり固定された状態で、ぐっ、ぐっ、と突き上げられて。
その度に、より深くまで割り入ってくるのがわかる。
一番奥だと思った場所よりも、更に深く。
どこまで入ってくるのか、こわくなって。
思わず前へ逃げようとする身体を、後ろに引き寄せられた。
「っ、……ああっ!?」
目の前に、火花が散ったような衝撃。
お尻に、ロロの腰骨が当たった感触がした。
「ほら、あんたのナカに、俺が、全部入ってる」
わかるか? と言われて。
手を、繋がってる場所に持って行かれる。
ロロの腹筋と。……下の毛。それと。
俺のお尻とロロの腰が、ほぼ隙間なく押し付けられているのがわかった。
嘘だろ? 全部、入っちゃったのか。
マジか。信じられない。
あんなでかいの、全部突っ込まれたら、絶対裂けるし痛いと思ってたのに。
痛いどころか。
下腹から、じわじわと。射精するのとは違う、未知の快感が。
まさか。直腸越しに、女の部分を刺激されてる、とか?
どうしよう。
異世界に来たってのに。更に別世界の扉が開いちゃう……!
*****
「ひぁっ!?」
一気に、引き抜かれて。
「あうっ、」
ズン、と奥まで突き上げられる。
「や、あっ、あん、ああっ、」
抜き差しを繰り返されて。
ロロのおっきいので、ぐちゅぐちゅお腹を突かれるの、すごく気持ちいい。
「……あんたはもう、俺のものだ」
呟く声。荒い息遣い。
腰を掴む手の力が強くなる。
「……っく、」
ロロが、俺の中でイったのがわかった。
どくどくと、お腹の中で、熱いものが溢れて来る感じ。
強い魔力のこもった精子だ。
魔素の多い人間は、精液も濃くてやたら量が多いそうだ。
後ろじゃなく、前でヤった場合、一回で確実に妊娠させてしまうほどらしい。
恐ろしすぎる。
なるほど。
貴族の嫁になる人は結婚するまで処女でなくてはいけない、って決まりがあるのは、子供を作らせないためなのかも。
領地も無限にあるわけじゃないもんな……。
*****
セックスっていうのは全身運動なんだな、と。しみじみ実感した。
えちえちなんて可愛いもんじゃねえ。
飢えたケダモノに襲われて、骨も残さず貪り食われるかと思ったわ!
ロロは出したのに。終わりじゃなかった。
「ん、……は、あっ、」
後ろから挿入されたまま、横抱きにされて。
片足を抱え上げられた状態で、ゆるゆると腰を動かされてる。
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