底辺オタクがチート性能ガチ盛りなフタナリ美形に転生~魔法王国の王様に俺はなる!

篠崎笙

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ローラン・ロートレック・ド・デュランベルジェの人生

Embrasse-moi.(抱きしめて)

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とんとん、と肩をつつかれる。
劣情に気づかれ、やめて欲しいと言われるのかと思ったら。


「ん、……ロロも、服、脱げ」
とろりと快楽に潤んだ目で。そう告げられた。

アンリは全裸だが。俺は少し襟を乱したくらいで、服を脱いでいなかった。
柔らかな肌に布が当たり、擦れて痛いのだろうか?

訊けば、俺は服を身に着けているのに、自分だけ裸になっているのが恥ずかしいのだという。
服を脱がなかったのには、理由があったのだが。


アンリのとは違う、大人の男が欲情し、勃起した性器を目にすることなど、今までなかったに違いない。

我ながら、あまり綺麗なものとは言い難いを見せて。
どんな反応をするのか。


*****


「怯えるなよ?」
からかうように言うと。

「私の伴侶になるのだろう? ありのままの姿を見せろ」
王の如く、命令口調で言われた。

俺の愛する陛下は、俺の全てを見たいとご所望か。
ならば、望みのままに。

「……仰せのままに、我が王モン・ロワよ」
恭しく、胸に手を当てて答えた。


アンリの腰を跨いだ状態で起き上がり、動かないよう、膝で身体を固定する。

上着を投げ捨て、ブルーズを脱ぐ。
アンリの目は、鍛え上げた俺の上半身を、胸から腹まで、感心したように見ている。


アンリが完全体だと知るまで、子供の頃は鍛えた証を見せびらかすように脱いでいた。

しかし、鍛えても筋肉のつかない身体であるアンリに見せつけるのは嫌味になるかと思い、それからは控えていたのだが。他人の肉体を見るのは、嫌ではないようだ。
自分は自分、他人は他人と割り切って考えているのかもしれない。

ポンタクールの横紐を解き、ブラゲットを外して。


「ほら。早くあんたのナカに入りたくて、もうこんなだ」
勃起している性器を取り出して、見せてやる。

「……!?」

アンリは、自分の目で見たものが信じられない様子で。
二度見している。


アンリの視線を感じて。更にいきり立ちそうだ。
その開いた口にを捩じ込んだら、どんなに悦いだろう。

しかし。
アンリが俺の性器に本気で怯えている気配を感じた。

これを自分の中に入れられる想像をしたのだろう。
自分の身に置き換えてみれば、アンリが怯える気持ちもわからなくない。


*****


滾る気持ちを無理やり押さえつけ。
微笑んで見せる。


「……無理には挿れない、と言っただろ?」
今すぐにでもぶち込みたいけど。それは、我慢する。

アンリの身体の両脇に手を置き、顔を近づける。

「怖いか? ……俺は怖い」
今にも焼き切れそうな理性で、必死に抑え込んではいるが。

「この、ケダモノのような本性を。俺のすべてを曝け出して見せて、あんたに嫌われることが怖い。そう思っても、今更後には引けない」


もう、この肌を。
口づけを。

禁断の木の実の味を知ってしまった。
知る前には、戻れない。


「精一杯、優しくする。だから、俺を受け入れてくれ」
必死に懇願した。

すると、アンリは。

「……痛くしたら、城に帰るからな?」
そう言って。

俺の首に手を回し、肩に顔を埋めた。


受け入れてくれるのか。
こんな俺を。

あんたは、どこまで俺を喜ばせたら気が済むんだ?
そんな甘い対応じゃ、好きなだけ貪ってしまいたくなる。


「ああ。帰られないよう、善処する」


*****


中断していた、そこを慣らす行為を再開する。

書物には指が三本楽に抜き差し可能になれば挿入しても大丈夫だとあったが。誰が決めたのだろうか。
指三本では俺の太さにはまだ及ばないのだが。

痛みを軽減する魔法を使うべきだろうか?


アンリには、快楽だけを与えたい。
一度だけじゃなく、もっとしたい、と思って欲しい。

自分の快楽は二の次だ。
それはアンリに抱かれる快楽を覚えさせてから、ゆっくり追求させてもらおう。
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