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おまけ
第一回コスプレ大会 Ⅲ
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仮面舞踏会という名のコスプレ大会の日が来た。
メイドたちも、今日はいつものメイド服じゃなくて、ギャルソンみたいな服に着替えていて嬉しそうだ。
大臣はとんがり帽子にチュニックで白雪姫の小人みたいな恰好。近衛騎士は魔法使いみたいなローブ着用。
招待客には猫耳やウサギ耳などのカチューシャと仮面が配られる。
初回なので、何が起こるかわからないし。
セキュリティの関係上、今回は職業ごとにお揃いの格好で。
招待客も国内の貴族だけという限定的な催しになったけど。
いつかは会場を国民たちにも開放して、無礼講でやってみたいと思ってる。
みんな、身分とかを忘れて楽しむ日があってもいいと思う。
*****
招待客も集まったようなので、挨拶に出ることにする。
職業ごとでお揃いという制限付きでも、充分新鮮で面白いと思ってくれてるようだ。近衛騎士も楽しそうにしてる。
挨拶をしに、広間に出る。
招待客たちはみんなあれ? って反応をしていた。俺はローブだし、ロロも生成りの布纏ってるだけだし、地味だよな。
でも、後ろからアンドレが現れると、あちこちから悲鳴が上がった。
アンドレは死んだ魚のような目をしている。
20本ある蛇を、魔法で操作するのにいっぱいいっぱいだからだ。それが余計に怖い。
招待客に子供がいなくてよかった。絶対トラウマになる。
「メリュジーヌ、覚悟!」
ロロが鏡で出来た盾を掲げて。
ああ、あの伝説の、と気づいた人が安堵の声を上げている。
剣で斬られたふりをして、アンドレ退場。
生成りの布を脱ぎ捨て。
赤いマントを羽織った鎧の騎士が、俺の前で膝をつく。
「乙女よ、そなたの美しさに一目で心を奪われた。旅人とは世を忍ぶ仮の姿。私の正体は、偉大なる魔法王国ルミエールの王である。どうか結婚して欲しい」
青い薔薇の花束を差し出された。
どこから出したんだよ! とか突っ込みたいけど我慢。やる気を出せ俺!
「はい、喜んでー」
俺が花束を受け取ると同時に、糸を引かれて。
舞うように、ふわりとウエディングドレスが広がる。
途端に広間がしん、と静まったので。
やべえ滑ったか? と内心冷や汗をかいたけど。
二人で並んで招待客らに向き直り。
仮面舞踏会にようこそ、とお辞儀をして、顔を上げると。
割れんばかりの物凄い拍手が送られたのだった。
*****
第一回仮面舞踏会は成功……といえよう。
招待客らは大喜びだった。
ダンスもそっちのけで、興奮冷めやらぬ招待客に握手を求められたり。握手の列ができてたり。
是非また開催して欲しいとの声が多く。
中継を見ていた諸外国から、歓待するのでうちの国でもやって欲しいという申し込みが殺到してるとか。
仮面舞踏会じゃないよこれ。扱いがヒーローショーだよ。
ロロはともかく、俺は大根通り越して棒だったし。
あんな三文芝居でこんなに喜ばれると、何だか罪悪感を覚えてしまう。
そこまで娯楽に飢えてたんだな……。
ジャパニーズオタクカルチャー普及活動、頑張らなくちゃ。
「コスプレは良い文化だと知った。やはり、日本の”オタク”は素晴らしいな」
ロロは満足げだ。
そうだね。
格好良かったよ。英雄役だし。アンドレはかわいそうだったけど。
*****
「俺としては、ここからが本番だけどな」
「本番?」
手早くドレスを脱がされて。
ドレスの下は、ブラジャーとガードルに太股までのストッキング、紐パン。
そして、ハイヒールの靴。
なにこれ。
全部脱がされるのより恥ずかしいんだけど。
「思った通り、そそるなあ。夜のコスプレも、たっぷり愉しもうな?」
『だからそういう意味じゃ……、あっ、』
大きな手で腰を撫でられただけでもう駄目だった。
経験の少ない俺に、抵抗できるはずもなく。
えっちな方のコスチュームプレイを散々されてしまったのだった。
思い出して、普通のコスプレもできなくなったらどうしてくれる。
やるけど。
でも、次やる時はお前が姫な!
おしまい
メイドたちも、今日はいつものメイド服じゃなくて、ギャルソンみたいな服に着替えていて嬉しそうだ。
大臣はとんがり帽子にチュニックで白雪姫の小人みたいな恰好。近衛騎士は魔法使いみたいなローブ着用。
招待客には猫耳やウサギ耳などのカチューシャと仮面が配られる。
初回なので、何が起こるかわからないし。
セキュリティの関係上、今回は職業ごとにお揃いの格好で。
招待客も国内の貴族だけという限定的な催しになったけど。
いつかは会場を国民たちにも開放して、無礼講でやってみたいと思ってる。
みんな、身分とかを忘れて楽しむ日があってもいいと思う。
*****
招待客も集まったようなので、挨拶に出ることにする。
職業ごとでお揃いという制限付きでも、充分新鮮で面白いと思ってくれてるようだ。近衛騎士も楽しそうにしてる。
挨拶をしに、広間に出る。
招待客たちはみんなあれ? って反応をしていた。俺はローブだし、ロロも生成りの布纏ってるだけだし、地味だよな。
でも、後ろからアンドレが現れると、あちこちから悲鳴が上がった。
アンドレは死んだ魚のような目をしている。
20本ある蛇を、魔法で操作するのにいっぱいいっぱいだからだ。それが余計に怖い。
招待客に子供がいなくてよかった。絶対トラウマになる。
「メリュジーヌ、覚悟!」
ロロが鏡で出来た盾を掲げて。
ああ、あの伝説の、と気づいた人が安堵の声を上げている。
剣で斬られたふりをして、アンドレ退場。
生成りの布を脱ぎ捨て。
赤いマントを羽織った鎧の騎士が、俺の前で膝をつく。
「乙女よ、そなたの美しさに一目で心を奪われた。旅人とは世を忍ぶ仮の姿。私の正体は、偉大なる魔法王国ルミエールの王である。どうか結婚して欲しい」
青い薔薇の花束を差し出された。
どこから出したんだよ! とか突っ込みたいけど我慢。やる気を出せ俺!
「はい、喜んでー」
俺が花束を受け取ると同時に、糸を引かれて。
舞うように、ふわりとウエディングドレスが広がる。
途端に広間がしん、と静まったので。
やべえ滑ったか? と内心冷や汗をかいたけど。
二人で並んで招待客らに向き直り。
仮面舞踏会にようこそ、とお辞儀をして、顔を上げると。
割れんばかりの物凄い拍手が送られたのだった。
*****
第一回仮面舞踏会は成功……といえよう。
招待客らは大喜びだった。
ダンスもそっちのけで、興奮冷めやらぬ招待客に握手を求められたり。握手の列ができてたり。
是非また開催して欲しいとの声が多く。
中継を見ていた諸外国から、歓待するのでうちの国でもやって欲しいという申し込みが殺到してるとか。
仮面舞踏会じゃないよこれ。扱いがヒーローショーだよ。
ロロはともかく、俺は大根通り越して棒だったし。
あんな三文芝居でこんなに喜ばれると、何だか罪悪感を覚えてしまう。
そこまで娯楽に飢えてたんだな……。
ジャパニーズオタクカルチャー普及活動、頑張らなくちゃ。
「コスプレは良い文化だと知った。やはり、日本の”オタク”は素晴らしいな」
ロロは満足げだ。
そうだね。
格好良かったよ。英雄役だし。アンドレはかわいそうだったけど。
*****
「俺としては、ここからが本番だけどな」
「本番?」
手早くドレスを脱がされて。
ドレスの下は、ブラジャーとガードルに太股までのストッキング、紐パン。
そして、ハイヒールの靴。
なにこれ。
全部脱がされるのより恥ずかしいんだけど。
「思った通り、そそるなあ。夜のコスプレも、たっぷり愉しもうな?」
『だからそういう意味じゃ……、あっ、』
大きな手で腰を撫でられただけでもう駄目だった。
経験の少ない俺に、抵抗できるはずもなく。
えっちな方のコスチュームプレイを散々されてしまったのだった。
思い出して、普通のコスプレもできなくなったらどうしてくれる。
やるけど。
でも、次やる時はお前が姫な!
おしまい
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めっちゃワクワクして一気読みしちゃいました!
ヲタゴコロ満載で、第一話でドラ◯エ1のセリフを引用に気づいた時にガッツリ心を掴まれ、あっという間ルミエールの世界観にハマってしまったのですw
素敵な作品をありがとうございました(≧∀≦)♡
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