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Schicksalhafte Begegnung (運命的な出会い)
meine Begegnung mit Frau Lasur(ラズール嬢との出会い)
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姫はここへ置いていけ、と王子に言うと、王子は真っ青になった。
それは出来ないと渋っていたが。
少し脅してやっただけで、震え上がって姫の後ろに隠れた。身長差があるので隠れてはいないのだが。
なんと情けない男であろう。
王子をやや強引に追い出した後。
私は彼女に尋ねた。
「さて、フランチェスカ姫に良く似たお嬢さん。君は、何者かね?」
彼女はバレてたんだ、と悪巧みが見つかった子のような笑みを浮かべた。
なかなか豪胆な女性である。
*****
私は彼女に事情を説明した。
本当は結婚する気は全くなく、ただ、フランチェスカ姫に一泡吹かせてやりたかっただけなのだと。
何故あの姫の身代わりをしていたのかを訊ねると。
彼女は、王都を歩いていたら王子に捕まって、いなくなった姫の身代わりを強引にさせられたのだという。
それは、とんだ災難である。
そこまで焦らせた私にも責任の一端があるだろう。
「それに、お嬢さんじゃありません。俺、男だもん」
拗ねたように言うが。
目くらましの魔法が解け、本来の姿であろう彼女は、今まで見たこともないほどの、美しい少女だったのである。
亜麻色の髪、吸い込まれそうな瑠璃色の瞳。愛らしく言葉を紡ぐ唇。
ドレスの上からでもわかる、華奢な肢体。
比類なき美しい姫と称えられたフランチェスカ姫より美しいというのに。男だと?
こんな男がいてたまるか。
「それは災難だったな。……よければ名前を教えてもらえないだろうか」
「瑠璃」
ほう。
「瞳の色と同じだな。いい名前だ」
名を褒めたら、得意そうに笑った。
その笑みは、まるで少年のようであった。
*****
利用された彼女を憐れに思い、家まで送ろう、と申し出たのだが。
「実は、名前以外の記憶がなくて。気がついたら王都にいたんです」
ラズールは私を見上げ、困ったように言った。
「ああ、それでこんなところまで連れてこられたのか……」
かわいそうに。
目くらましの魔法を掛けられ、ここまで騙されて連れて来られたのか。
身代わりとして野獣のもとへ連れて来ても、そのような相手ならば後腐れもないだろうし、仮にもし、何が不幸があったとしても問題ないとみたのだろう。
ここは竜だけでなく魔獣も出る、危険な辺境である。突然の事故で命を落としてもおかしくはないのだから。
「着いてきなさい」
地下への階段を降りて、グレアに聞くことにした。
彼女の占いならば、すぐに身元も判明するだろう。
グレアの占いは、外れたことが無いのだから。
「グレア、この子の身元がわからないので、占ってやってくれ」
水晶玉でこちらの様子を見ていたのだろう。
グレアは特に理由を訊くでもなく、頷いたが。
「侯爵は、席を外しておくれ」
そう言われ、部屋から出た。
私に聞かせたくない身の上なのだろうか?
好奇心が疼き。
つい、聞き耳を立ててしまった。この耳はとても良く聞こえるのだ。
*****
グレアは言った。
「……あんた、ここの世界の人間じゃないね。どっから紛れ込んだんだい?」
……何だと?
この世界の人間ではない?
「……夢?」
「なるほど。夢に導かれてこちらに来たんだねえ」
夢によって、導かれたというのか。
そんな信じられないことがあるのか。不思議なこともあるものだ。
「かわいそうに。あんたの元の身体、死んでるよ。あちらにはもう、帰れないようだ」
「…………え?」
ショックを受けたような声が聞こえた。
死んでいる、だと? あの子が?
グレアによると。
ラズールは異世界の住人であったが。脳の血管に血栓が出来、それが原因で心臓が停止し、死亡したという。
だが幸いにもこの世界に縁があったため、こちらで蘇ったというのだ。
残念ながら、グレアの水晶玉は、真実しか映さない。
それ故に、結果によっては本人に占いの内容を話さないこともあるという。
*****
「……これから、どうしたらいいんだ……」
絶望したような声。
できたら私が引き取って、世話してやりたいが。
どうだろうか。
「顔は可愛いんだから、なんとでもなるだろうよ。侯爵にも気に入られてるようだし、このまま玉の輿でも乗ったらどうだい?」
よし、グレアよく言ってくれた、と思ったが。
「俺、男だし。玉の輿とかやだ……」
断られてしまった。
私を恐れてもおらず、侯爵の妃の座も要らない、と言うなど極めて稀有な存在である。可能なら私の手元に置いておきたかった。
いっそ、このラズールが、私の運命の相手ならば良かったのだが。残念だ。
やはり獣の妻になるのは嫌だろう。
「そこで聞き耳を立ててる侯爵。入っておいで」
気配は消していたつもりであったが、グレアにはしっかり気づかれていた。
大変気まずかったが、中に入ると。
「そういうわけだから、この子の面倒を見ておやり。この子なら、侯爵の呪いも解けることだろうよ」
グレアは言った。
「!」
私の。
呪いが、解ける? それは。
思わず、ラズールを見た。
この、美しい少女が、私の運命の相手だというのか?
「グレア。では、このラズールが、私の……?」
グレアは、笑みながら頷いた。
それでは。
このラズールが、私の運命の相手。この少女と番えば、元の姿に戻るというのか。
「そういうことならば、この城に居れば良い。私が責任を持って面倒をみよう」
*****
話をするため、テラッセへ連れて行った。
ラズールと紅茶を飲みながら。
しばらく、ラズールが身代わりであるとは気付いていない振りをして。ユーベルバッハの連中をからかってやりたいのだと話した。
「結婚式までは花嫁に手を出してはいけないという決まりもあるからな。あちらはまだ、身代わりだと判明しているとは思ってないだろう」
野獣だからそんな紳士ではない、すぐに手を出すはず、と思われているかもしれないが。
「そうなんだー」
ラズールは、私を真っ直ぐに見ている。
好意すら感じるのは気のせいではあるまい。
単にそれは私の毛皮に対する好意かもしれないが。それでも稀有な存在である。
しかし、この視線。
何かに似ているような。
……ラズールは元の世界で、ここと同じ世界の、玩具だか何かを作る仕事をしていると言っていたな。
箱庭のようなものか?
あの視線は、ラズールのものだったのだろうか?
だとすれば、
これが”縁”というものか。
*****
ユーベルバッハより来客との報せがあった。
中に通すと。
荷物を抱えた侍女の姿をしたコンラート王子であった。
魔法は見事であるが、匂いでわかる。
私の鼻が利くことは人に知られていないのである。
嫁入り前の娘を一人きりで置いておくわけにいかない、身の回りの世話をする顔見知りの使用人が必要だろう、と命令され、ここへ派遣された、という言い訳はまあ、納得できるものだが。
荷物は、着慣れた服や寝間着じゃないと落ち着かないだろう、と。実際にフランチェスカ姫本人の着替えを持ってきたようだ。
金属臭はなし。危険物は入っていない。
「そういうことならば、歓迎しよう」
笑んでみせたが。
侍女の姿をした王子は、がたがた震えている。
女の真似をするつもりであれば、及第点を与えてもいいが。
「では、夕食までごゆっくり」
ラズールを、妃にあてがう部屋に案内した。
私は部屋に戻り、鏡の魔法を使った。
鏡と鏡を通じ、あちらの鏡から、様子を伺う魔法である。
コンラート王子は荷物の整理を終えると。
侍女の制服を脱ぎ、ラズールに身分を明かした。
やはり、結婚までは手を出さないのが通例だが。相手は野獣だし、信用できないので来たのだという。
しかし、王子が自ら来るとはな。
コンラート王子も、相当ラズールを気に入ったようだ。
……姉と間違えたくせに。
それは出来ないと渋っていたが。
少し脅してやっただけで、震え上がって姫の後ろに隠れた。身長差があるので隠れてはいないのだが。
なんと情けない男であろう。
王子をやや強引に追い出した後。
私は彼女に尋ねた。
「さて、フランチェスカ姫に良く似たお嬢さん。君は、何者かね?」
彼女はバレてたんだ、と悪巧みが見つかった子のような笑みを浮かべた。
なかなか豪胆な女性である。
*****
私は彼女に事情を説明した。
本当は結婚する気は全くなく、ただ、フランチェスカ姫に一泡吹かせてやりたかっただけなのだと。
何故あの姫の身代わりをしていたのかを訊ねると。
彼女は、王都を歩いていたら王子に捕まって、いなくなった姫の身代わりを強引にさせられたのだという。
それは、とんだ災難である。
そこまで焦らせた私にも責任の一端があるだろう。
「それに、お嬢さんじゃありません。俺、男だもん」
拗ねたように言うが。
目くらましの魔法が解け、本来の姿であろう彼女は、今まで見たこともないほどの、美しい少女だったのである。
亜麻色の髪、吸い込まれそうな瑠璃色の瞳。愛らしく言葉を紡ぐ唇。
ドレスの上からでもわかる、華奢な肢体。
比類なき美しい姫と称えられたフランチェスカ姫より美しいというのに。男だと?
こんな男がいてたまるか。
「それは災難だったな。……よければ名前を教えてもらえないだろうか」
「瑠璃」
ほう。
「瞳の色と同じだな。いい名前だ」
名を褒めたら、得意そうに笑った。
その笑みは、まるで少年のようであった。
*****
利用された彼女を憐れに思い、家まで送ろう、と申し出たのだが。
「実は、名前以外の記憶がなくて。気がついたら王都にいたんです」
ラズールは私を見上げ、困ったように言った。
「ああ、それでこんなところまで連れてこられたのか……」
かわいそうに。
目くらましの魔法を掛けられ、ここまで騙されて連れて来られたのか。
身代わりとして野獣のもとへ連れて来ても、そのような相手ならば後腐れもないだろうし、仮にもし、何が不幸があったとしても問題ないとみたのだろう。
ここは竜だけでなく魔獣も出る、危険な辺境である。突然の事故で命を落としてもおかしくはないのだから。
「着いてきなさい」
地下への階段を降りて、グレアに聞くことにした。
彼女の占いならば、すぐに身元も判明するだろう。
グレアの占いは、外れたことが無いのだから。
「グレア、この子の身元がわからないので、占ってやってくれ」
水晶玉でこちらの様子を見ていたのだろう。
グレアは特に理由を訊くでもなく、頷いたが。
「侯爵は、席を外しておくれ」
そう言われ、部屋から出た。
私に聞かせたくない身の上なのだろうか?
好奇心が疼き。
つい、聞き耳を立ててしまった。この耳はとても良く聞こえるのだ。
*****
グレアは言った。
「……あんた、ここの世界の人間じゃないね。どっから紛れ込んだんだい?」
……何だと?
この世界の人間ではない?
「……夢?」
「なるほど。夢に導かれてこちらに来たんだねえ」
夢によって、導かれたというのか。
そんな信じられないことがあるのか。不思議なこともあるものだ。
「かわいそうに。あんたの元の身体、死んでるよ。あちらにはもう、帰れないようだ」
「…………え?」
ショックを受けたような声が聞こえた。
死んでいる、だと? あの子が?
グレアによると。
ラズールは異世界の住人であったが。脳の血管に血栓が出来、それが原因で心臓が停止し、死亡したという。
だが幸いにもこの世界に縁があったため、こちらで蘇ったというのだ。
残念ながら、グレアの水晶玉は、真実しか映さない。
それ故に、結果によっては本人に占いの内容を話さないこともあるという。
*****
「……これから、どうしたらいいんだ……」
絶望したような声。
できたら私が引き取って、世話してやりたいが。
どうだろうか。
「顔は可愛いんだから、なんとでもなるだろうよ。侯爵にも気に入られてるようだし、このまま玉の輿でも乗ったらどうだい?」
よし、グレアよく言ってくれた、と思ったが。
「俺、男だし。玉の輿とかやだ……」
断られてしまった。
私を恐れてもおらず、侯爵の妃の座も要らない、と言うなど極めて稀有な存在である。可能なら私の手元に置いておきたかった。
いっそ、このラズールが、私の運命の相手ならば良かったのだが。残念だ。
やはり獣の妻になるのは嫌だろう。
「そこで聞き耳を立ててる侯爵。入っておいで」
気配は消していたつもりであったが、グレアにはしっかり気づかれていた。
大変気まずかったが、中に入ると。
「そういうわけだから、この子の面倒を見ておやり。この子なら、侯爵の呪いも解けることだろうよ」
グレアは言った。
「!」
私の。
呪いが、解ける? それは。
思わず、ラズールを見た。
この、美しい少女が、私の運命の相手だというのか?
「グレア。では、このラズールが、私の……?」
グレアは、笑みながら頷いた。
それでは。
このラズールが、私の運命の相手。この少女と番えば、元の姿に戻るというのか。
「そういうことならば、この城に居れば良い。私が責任を持って面倒をみよう」
*****
話をするため、テラッセへ連れて行った。
ラズールと紅茶を飲みながら。
しばらく、ラズールが身代わりであるとは気付いていない振りをして。ユーベルバッハの連中をからかってやりたいのだと話した。
「結婚式までは花嫁に手を出してはいけないという決まりもあるからな。あちらはまだ、身代わりだと判明しているとは思ってないだろう」
野獣だからそんな紳士ではない、すぐに手を出すはず、と思われているかもしれないが。
「そうなんだー」
ラズールは、私を真っ直ぐに見ている。
好意すら感じるのは気のせいではあるまい。
単にそれは私の毛皮に対する好意かもしれないが。それでも稀有な存在である。
しかし、この視線。
何かに似ているような。
……ラズールは元の世界で、ここと同じ世界の、玩具だか何かを作る仕事をしていると言っていたな。
箱庭のようなものか?
あの視線は、ラズールのものだったのだろうか?
だとすれば、
これが”縁”というものか。
*****
ユーベルバッハより来客との報せがあった。
中に通すと。
荷物を抱えた侍女の姿をしたコンラート王子であった。
魔法は見事であるが、匂いでわかる。
私の鼻が利くことは人に知られていないのである。
嫁入り前の娘を一人きりで置いておくわけにいかない、身の回りの世話をする顔見知りの使用人が必要だろう、と命令され、ここへ派遣された、という言い訳はまあ、納得できるものだが。
荷物は、着慣れた服や寝間着じゃないと落ち着かないだろう、と。実際にフランチェスカ姫本人の着替えを持ってきたようだ。
金属臭はなし。危険物は入っていない。
「そういうことならば、歓迎しよう」
笑んでみせたが。
侍女の姿をした王子は、がたがた震えている。
女の真似をするつもりであれば、及第点を与えてもいいが。
「では、夕食までごゆっくり」
ラズールを、妃にあてがう部屋に案内した。
私は部屋に戻り、鏡の魔法を使った。
鏡と鏡を通じ、あちらの鏡から、様子を伺う魔法である。
コンラート王子は荷物の整理を終えると。
侍女の制服を脱ぎ、ラズールに身分を明かした。
やはり、結婚までは手を出さないのが通例だが。相手は野獣だし、信用できないので来たのだという。
しかし、王子が自ら来るとはな。
コンラート王子も、相当ラズールを気に入ったようだ。
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