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Ⅴ
異世界で、ピクニック?
「了解しました!」
びしっと直立不動してる。
「ふふ、そんなにかしこまらなくてもいいよ。今の私はただの騎士、ウィリアムだからね。楽にしなさい」
ロイヤルスマイルである。
いやいや、次期国王で王子様に、かしこまらない国民はいないだろう。無茶言うな、と言いたい。
「本日より、再びリズリーの森の管理人として呼ばれました、キース・スペンサーと申します。こうして復職させていただけた上に、新たに住む場所まで作っていただき、大変ありがたく存じます」
ガッチガチに緊張してる。
管理人夫婦には、前もって俺が神の使者だと教えてあるそうだ。
*****
名字があるから、貴族か大商人かと思ったら。この森の管理人というのは代々名誉職なので、子爵と同じくらいの身分になるらしい。
名ばかりの貴族ですけどね、と苦笑いしているが、この職には誇りをもっているようで。復職できて、本当に嬉しそうだ。良かったなあ。
「キースさん? これからはご近所さんですね。よろしくお願いします」
手を差し出して、握手をしたら。
タコだらけで、固い手だった。働く男の手だ。
俺もそうだったんだけどな……、と己のじっと手を見てみたり。
「妻のウィトレーです。趣味はお菓子作りなの。カノムランプンはお好きかしら?」
奥さんのほうは、興味津々、といった様子で俺の顔を覗き込んできた。
「カノム……?」
日本語に変換されなかった、ということは現地オリジナルのものか。
思わずウィリアムを見上げたら。
屈みこんで、耳元でワッフルみたいなお菓子だよ、と教えてくれた。
おお、この世界のご当地料理か。興味ある。しかし、電動泡立て器のない世界で菓子作りはハードル高くないかな。けっこうな力仕事だぞ?
っていうか、甘い声で囁くのやめて。
「この国のお菓子はまだよく知らないので、教えてもらえたら嬉しいです」
「うふふ、リン様はお料理がとてもお上手だと聞きまして。私にも、異国のお料理を教えて頂戴ね。楽しみだわ」
両手で握手される。
昨日の今日で、誰から聞いたんだろう。ウィリアムは俺とずっと一緒にいたし。オズワルドかオーソン? それともプレストンかな?
異世界じゃなくて異国、ってことは。神の使いだとは知っていても、転生者だとまでは聞いてないんだな。
教会の方から、鐘の音がした。
今のは、お昼休み……12時を報せる鐘だそうだ。もう、鐘を取り付けたんだ。
っていうか。お昼過ぎに来るって言ってたのに。ずいぶん気が早いなあ。下見をしに来たのかもしれないけど。
「あの、お昼ご飯作ったんですけど。ご一緒にどうですか?」
お弁当の入ったバスケットを掲げた。
「勿論、いただきます!」
どこにいたのか。間髪を入れずにプレストンが顔を出した。
「我々もご相伴させて頂けますでしょうか!」
あ、オズワルドとオーソンもちゃんと来てたんだ。いつの間に。どこにいたんだろ?
まあ、そうなることを見越して、多めに作っといたんだけど。
*****
「はうっ⁉」
俺が掲げたバスケットに釘付けになっていたプレストンが、おかしな声を上げた。
「こ、こちらはププププププ狛犬様では⁉」
ウィリアムが抱っこしているシロを見て、腰を抜かしそうになってる。
「この仔犬は、リンの飼い犬のシロだよ? 狛犬そっくりだけど、マラミュートという犬種の犬だ」
「し、しかし、」
「マラミュートのシロ」
圧のある笑顔で、ウィリアムが言うと。
シロはキャン、と返事した。かわいい。
「マ、マラミュートのシロ、様ですね!」
プレストンは、滝のような冷や汗をかきながら、こくこくと頷いた。
まあ確かにどう見てもマラミュートそっくりだよね。真っ白だけど。
「ところで、管理人小屋はあれで大丈夫かね?」
と、ウィリアムがスペンサー夫妻の視線を他に向けている隙に、大きめなテーブルと椅子を作って。
赤いチェックのテーブルクロスを敷いた。暖色は食欲を増進させる色だ。
オズワルドとオーソンもセッティングを手伝ってくれた。
プレストンはシロをモフってる。幸せそうだ。
*****
「お昼だから、お酒は持ってきてないよ。お茶でいい?」
食前だし、ノンカフェインのお茶にした。食後はカテキンの豊富な緑茶だ。
「おお、お茶は貴重品なので、大歓迎ですよ」
オーソンが嬉しそうに言った。
そうだった。
水が貴重だったんだから、そりゃお湯で煮だして飲むお茶も貴重だよな……。
「これからは貴重品じゃなくなると思うけど」
「ありがたいことです」
山積みのロールサンドとカリフォルニアロール。大皿におかずを盛って。サラダボウルには野菜サラダ。ドレッシングはサウザンアイランドだ。
取り分け用の皿を置いて。
「スペンサー夫妻の復職と、教会開設に」
お茶の入ったマグカップを掲げて。またもプレストンが音頭を取ってる。
……えっ、もう教会出来たの⁉ 人力で?
凄いな人海戦術!
「 乾杯!」
*****
用意したお弁当は、凄い勢いで皆の胃袋の中に納まった。
「美味しい料理をありがとう」
「はじめて食べるものばかりだったわ」
スペンサー夫妻も、食事を一緒にするうちに、徐々に固さが取れていた。
美味しい、って言って。
笑顔で食べてくれるのは、子供相手じゃなくても嬉しいものだ。
異世界でも、こういう光景を見られて幸せだ。
母親がそうだったから、何となく調理師の道を選んだけど。
腕を磨いてきて良かったな、と心から思う。
びしっと直立不動してる。
「ふふ、そんなにかしこまらなくてもいいよ。今の私はただの騎士、ウィリアムだからね。楽にしなさい」
ロイヤルスマイルである。
いやいや、次期国王で王子様に、かしこまらない国民はいないだろう。無茶言うな、と言いたい。
「本日より、再びリズリーの森の管理人として呼ばれました、キース・スペンサーと申します。こうして復職させていただけた上に、新たに住む場所まで作っていただき、大変ありがたく存じます」
ガッチガチに緊張してる。
管理人夫婦には、前もって俺が神の使者だと教えてあるそうだ。
*****
名字があるから、貴族か大商人かと思ったら。この森の管理人というのは代々名誉職なので、子爵と同じくらいの身分になるらしい。
名ばかりの貴族ですけどね、と苦笑いしているが、この職には誇りをもっているようで。復職できて、本当に嬉しそうだ。良かったなあ。
「キースさん? これからはご近所さんですね。よろしくお願いします」
手を差し出して、握手をしたら。
タコだらけで、固い手だった。働く男の手だ。
俺もそうだったんだけどな……、と己のじっと手を見てみたり。
「妻のウィトレーです。趣味はお菓子作りなの。カノムランプンはお好きかしら?」
奥さんのほうは、興味津々、といった様子で俺の顔を覗き込んできた。
「カノム……?」
日本語に変換されなかった、ということは現地オリジナルのものか。
思わずウィリアムを見上げたら。
屈みこんで、耳元でワッフルみたいなお菓子だよ、と教えてくれた。
おお、この世界のご当地料理か。興味ある。しかし、電動泡立て器のない世界で菓子作りはハードル高くないかな。けっこうな力仕事だぞ?
っていうか、甘い声で囁くのやめて。
「この国のお菓子はまだよく知らないので、教えてもらえたら嬉しいです」
「うふふ、リン様はお料理がとてもお上手だと聞きまして。私にも、異国のお料理を教えて頂戴ね。楽しみだわ」
両手で握手される。
昨日の今日で、誰から聞いたんだろう。ウィリアムは俺とずっと一緒にいたし。オズワルドかオーソン? それともプレストンかな?
異世界じゃなくて異国、ってことは。神の使いだとは知っていても、転生者だとまでは聞いてないんだな。
教会の方から、鐘の音がした。
今のは、お昼休み……12時を報せる鐘だそうだ。もう、鐘を取り付けたんだ。
っていうか。お昼過ぎに来るって言ってたのに。ずいぶん気が早いなあ。下見をしに来たのかもしれないけど。
「あの、お昼ご飯作ったんですけど。ご一緒にどうですか?」
お弁当の入ったバスケットを掲げた。
「勿論、いただきます!」
どこにいたのか。間髪を入れずにプレストンが顔を出した。
「我々もご相伴させて頂けますでしょうか!」
あ、オズワルドとオーソンもちゃんと来てたんだ。いつの間に。どこにいたんだろ?
まあ、そうなることを見越して、多めに作っといたんだけど。
*****
「はうっ⁉」
俺が掲げたバスケットに釘付けになっていたプレストンが、おかしな声を上げた。
「こ、こちらはププププププ狛犬様では⁉」
ウィリアムが抱っこしているシロを見て、腰を抜かしそうになってる。
「この仔犬は、リンの飼い犬のシロだよ? 狛犬そっくりだけど、マラミュートという犬種の犬だ」
「し、しかし、」
「マラミュートのシロ」
圧のある笑顔で、ウィリアムが言うと。
シロはキャン、と返事した。かわいい。
「マ、マラミュートのシロ、様ですね!」
プレストンは、滝のような冷や汗をかきながら、こくこくと頷いた。
まあ確かにどう見てもマラミュートそっくりだよね。真っ白だけど。
「ところで、管理人小屋はあれで大丈夫かね?」
と、ウィリアムがスペンサー夫妻の視線を他に向けている隙に、大きめなテーブルと椅子を作って。
赤いチェックのテーブルクロスを敷いた。暖色は食欲を増進させる色だ。
オズワルドとオーソンもセッティングを手伝ってくれた。
プレストンはシロをモフってる。幸せそうだ。
*****
「お昼だから、お酒は持ってきてないよ。お茶でいい?」
食前だし、ノンカフェインのお茶にした。食後はカテキンの豊富な緑茶だ。
「おお、お茶は貴重品なので、大歓迎ですよ」
オーソンが嬉しそうに言った。
そうだった。
水が貴重だったんだから、そりゃお湯で煮だして飲むお茶も貴重だよな……。
「これからは貴重品じゃなくなると思うけど」
「ありがたいことです」
山積みのロールサンドとカリフォルニアロール。大皿におかずを盛って。サラダボウルには野菜サラダ。ドレッシングはサウザンアイランドだ。
取り分け用の皿を置いて。
「スペンサー夫妻の復職と、教会開設に」
お茶の入ったマグカップを掲げて。またもプレストンが音頭を取ってる。
……えっ、もう教会出来たの⁉ 人力で?
凄いな人海戦術!
「 乾杯!」
*****
用意したお弁当は、凄い勢いで皆の胃袋の中に納まった。
「美味しい料理をありがとう」
「はじめて食べるものばかりだったわ」
スペンサー夫妻も、食事を一緒にするうちに、徐々に固さが取れていた。
美味しい、って言って。
笑顔で食べてくれるのは、子供相手じゃなくても嬉しいものだ。
異世界でも、こういう光景を見られて幸せだ。
母親がそうだったから、何となく調理師の道を選んだけど。
腕を磨いてきて良かったな、と心から思う。
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