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幕間Ⅷ
初めての夜
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「リン、」
呆然としているリンに声を掛ける。
「ありがとう。ほんともう、最高の、誕生日プレゼントだった……!」
真っ赤になって。涙を浮かべている。
そこまで喜んでもらえて嬉しい。たとえ、返事を貰えなくとも。
「ふふ、惚れ直したかな?」
からかうように、リンの頭を撫でると。
「大好き……!」
飛びつくような勢いで抱き着かれた。反射的に、抱き返したが。
「おお、おめでとうございます」
「良かったですね、陛下」
オズワルドとオーソンは涙ぐんでいた。恋が実ったことを祝ってくれているのだ。
「ああ、なるほど……。どうか、お幸せに」
神託スキルを持つメイヤー師も、祝いの言葉を告げた。
それは、神も公認であるということだろうか?
*****
お邪魔にならないよう、とオズワルドたちは帰った。
私はいい臣下を持ったな。
リンは私の腕の中で、皆が帰るのを視線で見送っていた。
「皆、気が利いているな」
頬を染め、私を見上げているリンの泣き黒子にキスを落とす。
今までは挨拶のキスだったが。
これからするのは、恋人同士のキスだ。
愛らしい唇にキスをし。少し開いた口から舌を差し入れる。
「菫のリキュールの味がするね」
とても甘いキスだ。
愛しい相手とのキスがこんなに心地よいものだとは知らなかった。
腕の中のこの存在を、大切にして可愛がり、愛したい。
「ん、……ふ、」
リンは私とのキスにうっとりしている。すっかり私に体重を預けて。
ここで抱くわけにもいかないので、リンを抱き上げ、寝室に向かう。
さすがに10歳の頃よりは少々重くなっていたが。私も鍛えているので問題ない。
それに。
愛しい花嫁は、このように、抱き上げて寝室に運びたいからな。
*****
リンをベッドに降ろすと。
リンはうっとりした様子で私を見上げた。その顔に誘われるようにキスをして。リンの服を脱がしていく。
リンが身に着けている服は、ほぼ全て、私が贈ったものだ。
私が選んだ服を着ている姿を見るだけでも嬉しかったが。こうして脱がすのもいいものだ。
「ん、」
素肌に触れる。
きめ細かくすべすべで、触り心地の良い肌だ。
以前からリンは私に頭を撫でられると嬉しそうにしていたが。身体を撫でても気持ち良いようだ。
可愛い。愛おしい。
たまらなくなり、すぐにでもリンの中に入りたかったが。
きちんと準備をしなければならない。回復魔法があるとはいえ、リンに痛い思いはさせたくない。
「……ウィル?」
リンの可愛らしい乳首を舐めようとしたら。
「だめ、おふろはいってない、」
嫌々と首を振っている。
私はリンの汗も味わいたかったのだが。リンは潔癖なところがあるのだから、仕方ない。
リンの嫌がることは、なるべくしたくない。
「では、”浄化”したら、口で可愛がってもいい?」
「ん、」
こくりと頷いた。可愛い。
「”浄化”。……上半身を浄化して、綺麗にしたよ」
囁いて、リンの乳首に舌を這わせた。
「はぅ、」
びくっと身を震わせた。
乳首を舌先で刺激しただけで、感じている。
*****
片方を吸ったり舐めたり舌先で捏ねたり。もう片方は指で摘まんで捏ねまわしていたら。
もうダメ、と言われてしまった。
「では、ここを可愛がってあげよう。……”浄化”、」
下半身を浄化し、リンの性器を口に含んだ。
「ひゃう!?」
驚いて、きゅうっと挟んでくる太ももの感触も心地よい。
「そ、そんなとこ、」
「汚くないよね? 浄化したのだから」
恥じらっているだけで、嫌ではないようなので、続けると。
「んんっ、」
ちゅっ、と吸い上げただけで遂情した。
「……次は、ここを慣らすよ? 浄化して、リンのお腹の中、綺麗にするから。つけないで入っていい?」
小さな尻を撫で。浄化する。
「もう綺麗になったから、舐めても大丈夫だね?」
「じょ、浄化しても、そこは舐めちゃだめ、」
初心者にはハードルが高すぎたか。
こういう事もあろうかと用意していた香油を出し、リンの可愛いお尻の狭間に注ぐ。
「指なら、いいね?」
リンを抱き寄せ、そこに指を這わせた。
*****
指が三本入るくらいに慣らし、抜き差しをした。
リンはもうとろとろで、私の腹はリンの精液でぐっしょり濡れていたほどだ。
「……もう、君の中に入りたい。いい?」
「ん、」
初めては後ろからの体位の方が楽だというので、リンをうつ伏せにさせて、腰を掴み。
慣らした場所に、先端を潜り込ませた。
「このまま、進めて良い?」
……反応がない。
見れば、リンはすやすやと眠ってしまっていたのだ。
呆然としているリンに声を掛ける。
「ありがとう。ほんともう、最高の、誕生日プレゼントだった……!」
真っ赤になって。涙を浮かべている。
そこまで喜んでもらえて嬉しい。たとえ、返事を貰えなくとも。
「ふふ、惚れ直したかな?」
からかうように、リンの頭を撫でると。
「大好き……!」
飛びつくような勢いで抱き着かれた。反射的に、抱き返したが。
「おお、おめでとうございます」
「良かったですね、陛下」
オズワルドとオーソンは涙ぐんでいた。恋が実ったことを祝ってくれているのだ。
「ああ、なるほど……。どうか、お幸せに」
神託スキルを持つメイヤー師も、祝いの言葉を告げた。
それは、神も公認であるということだろうか?
*****
お邪魔にならないよう、とオズワルドたちは帰った。
私はいい臣下を持ったな。
リンは私の腕の中で、皆が帰るのを視線で見送っていた。
「皆、気が利いているな」
頬を染め、私を見上げているリンの泣き黒子にキスを落とす。
今までは挨拶のキスだったが。
これからするのは、恋人同士のキスだ。
愛らしい唇にキスをし。少し開いた口から舌を差し入れる。
「菫のリキュールの味がするね」
とても甘いキスだ。
愛しい相手とのキスがこんなに心地よいものだとは知らなかった。
腕の中のこの存在を、大切にして可愛がり、愛したい。
「ん、……ふ、」
リンは私とのキスにうっとりしている。すっかり私に体重を預けて。
ここで抱くわけにもいかないので、リンを抱き上げ、寝室に向かう。
さすがに10歳の頃よりは少々重くなっていたが。私も鍛えているので問題ない。
それに。
愛しい花嫁は、このように、抱き上げて寝室に運びたいからな。
*****
リンをベッドに降ろすと。
リンはうっとりした様子で私を見上げた。その顔に誘われるようにキスをして。リンの服を脱がしていく。
リンが身に着けている服は、ほぼ全て、私が贈ったものだ。
私が選んだ服を着ている姿を見るだけでも嬉しかったが。こうして脱がすのもいいものだ。
「ん、」
素肌に触れる。
きめ細かくすべすべで、触り心地の良い肌だ。
以前からリンは私に頭を撫でられると嬉しそうにしていたが。身体を撫でても気持ち良いようだ。
可愛い。愛おしい。
たまらなくなり、すぐにでもリンの中に入りたかったが。
きちんと準備をしなければならない。回復魔法があるとはいえ、リンに痛い思いはさせたくない。
「……ウィル?」
リンの可愛らしい乳首を舐めようとしたら。
「だめ、おふろはいってない、」
嫌々と首を振っている。
私はリンの汗も味わいたかったのだが。リンは潔癖なところがあるのだから、仕方ない。
リンの嫌がることは、なるべくしたくない。
「では、”浄化”したら、口で可愛がってもいい?」
「ん、」
こくりと頷いた。可愛い。
「”浄化”。……上半身を浄化して、綺麗にしたよ」
囁いて、リンの乳首に舌を這わせた。
「はぅ、」
びくっと身を震わせた。
乳首を舌先で刺激しただけで、感じている。
*****
片方を吸ったり舐めたり舌先で捏ねたり。もう片方は指で摘まんで捏ねまわしていたら。
もうダメ、と言われてしまった。
「では、ここを可愛がってあげよう。……”浄化”、」
下半身を浄化し、リンの性器を口に含んだ。
「ひゃう!?」
驚いて、きゅうっと挟んでくる太ももの感触も心地よい。
「そ、そんなとこ、」
「汚くないよね? 浄化したのだから」
恥じらっているだけで、嫌ではないようなので、続けると。
「んんっ、」
ちゅっ、と吸い上げただけで遂情した。
「……次は、ここを慣らすよ? 浄化して、リンのお腹の中、綺麗にするから。つけないで入っていい?」
小さな尻を撫で。浄化する。
「もう綺麗になったから、舐めても大丈夫だね?」
「じょ、浄化しても、そこは舐めちゃだめ、」
初心者にはハードルが高すぎたか。
こういう事もあろうかと用意していた香油を出し、リンの可愛いお尻の狭間に注ぐ。
「指なら、いいね?」
リンを抱き寄せ、そこに指を這わせた。
*****
指が三本入るくらいに慣らし、抜き差しをした。
リンはもうとろとろで、私の腹はリンの精液でぐっしょり濡れていたほどだ。
「……もう、君の中に入りたい。いい?」
「ん、」
初めては後ろからの体位の方が楽だというので、リンをうつ伏せにさせて、腰を掴み。
慣らした場所に、先端を潜り込ませた。
「このまま、進めて良い?」
……反応がない。
見れば、リンはすやすやと眠ってしまっていたのだ。
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