69 / 71
転生国王は神の使いを寵愛する
初めての夜
「リン、」
酔ったように陶然としているリンに声を掛ける。
「ありがとう。ほんともう、最高の、誕生日プレゼントだった……!」
真っ赤になって。涙を浮かべているリン。
そこまで喜んでもらえて嬉しい。たとえ、返事を貰えなくとも。
「ふふ、惚れ直したかな?」
からかうように、リンの頭を撫でると。
「大好き……!」
飛びつくような勢いで抱き着かれた。反射的に、抱き返したが。
「おお、おめでとうございます」
「良かったですね、陛下」
オズワルドとオーソンは涙ぐんでいた。恋が実ったことを祝ってくれているのだ。
「ああ、なるほど……。どうか、お幸せに」
神託スキルを持つメイヤー師も納得したように頷き、祝いの言葉を告げた。
それは、神も公認である……または反対していない、ということだろうか?
*****
お邪魔にならないよう、とオズワルドたちは帰った。メイヤー師も向かいにある教会へ戻った。
私はいい臣下を持った。
リンは私の腕の中で、皆が帰るのを視線で見送っていた。
「皆、気が利いているな」
頬を染め、抱き着いたままじっと私を見上げているリンの泣き黒子にキスを落とす。
今までは、これは挨拶のキスだったが。
これからするのは、恋人同士のキスだ。
愛らしい唇にキスをし。少し開いた口から舌を差し入れる。……宴の最後にもう一度飲みたいとリクエストされたブルームーンの味だろう。
「菫のリキュールの味がするね?」
とても甘いキスだ。
愛しい相手とのキスが、こんなにも心地よいものだとは知らなかった。
腕の中のこの存在を、大切にして可愛がり、愛したい。
「ん、……ふ、」
リンは私とのキスにうっとりしている。すっかり私に体重を預けて。
「今夜、君をもらうよ?」
キスの合間に囁くと。リンはこくこくと頷いてくれた。
ここで抱くわけにもいかないので、リンを抱き上げ、寝室に向かう。
さすがに10歳の頃よりは少々重くなっていたが。私も鍛えているので問題ない。
それに。
愛しい花嫁は、このように、抱き上げて寝室に運びたいからな。
*****
リンをベッドに降ろすと。
リンはうっとりした様子で私を見上げた。その顔に誘われるようにキスをして。リンの服を脱がしていく。
リンが身に着けている服は、ほぼ全て、私が贈ったものだ。
私が選んだ服を身に着けている姿を見ているだけでも嬉いものだったが。こうして脱がすのもいいものだ。
そして、今日脱がすのは寝間着に着替えさせるためではない。愛し合うためなのだから。
「ん、」
リンの素肌に触れると、くすぐったそうに身をすくめた。
話の最中に寝入ってしまったリンを幾度も着替えさせていたので、触れてしまったことはあったが。改めて思う。きめ細かくすべすべで、触り心地の良い肌だ。
以前からリンは私に頭を撫でられると嬉しそうにしていたが。身体を撫でられるのも気持ち良いようで、うっとりしている。
可愛い。愛おしい。
たまらなくなり、すぐにでもリンの中に入りたかったが。
男同士で愛し合うのは、この世界でもきちんと準備をしておかなければならない。回復魔法があるとはいえ、リンに痛い思いはさせたくない。
初めての行為になるのだし。自分の欲求は抑え、リンの快楽を優先せねば。
「……ウィル?」
リンの可愛らしい乳首を舐めようとしたら。
「だめ、おふろはいってないから、」
汚いからいやだと、幼い子がむずがるように首を横に振っている。
私はリンの汗も味わいたかったのだが。リンは潔癖なところがあるのだから、仕方ない。
リンの嫌がることは、なるべくしたくない。まして初めてなのだし、まだ羞恥が勝るのは当たり前だろう。
「では、”浄化”したら、口でここを可愛がってもいい?」
「ん、」
こくりと頷いた。可愛い。
「”浄化”。……ほら、上半身を浄化して、綺麗にしたよ?」
囁いて、リンのかわいらしい乳首に舌を這わせた。
「はぅ、」
びくっと身を震わせる。
ああ、乳首を舌先で刺激しただけで、感じている。なんてかわいらしいのだろう。
*****
片方を吸ったり舐めたり舌先で捏ねたり。もう片方は指で摘まんで捏ねまわしたり。リンのかわいい反応を見るのに夢中になって胸ばかり弄っていたら。
もうダメ、と言われて。手で隠されてしまった。
「では、ここを可愛がってあげよう。……”浄化”、」
下半身を浄化し、胸で感じて頭をもたげていたリンの性器を口に含んだ。
「ひゃう⁉」
驚いて、きゅうっと挟んでくる太ももの感触も心地よい。
「そ、そんなとこ、」
「汚くないよね? 浄化したのだから」
恥じらっているだけで、嫌ではないようなので、続ける。
「ん、うぃる、……ああっ、」
舌で裏側をゴリゴリと舐め上げてやると、口の中のリンが固さを増していく。
「だめ、放し、んんっ、」
ちゅっ、と吸い上げただけで遂情した。気持ち良すぎたようだ。とろんとしていてかわいらしい。
「……次は、ここを慣らすよ? 浄化して、リンのお腹の中、綺麗にするから。避妊具はつけないで入っていい?」
小さな尻を撫で。浄化する。
研究が進み、ゴム製品で避妊具を作ったのはリンも知っている。実のところ、この世界で避妊具は必要ないのだが。性病など感染症予防のためにも必要だったのだ。
「ほら。もう綺麗になったから、舐めても大丈夫だよね?」
「じょ、浄化しても、そこは舐めちゃだめ、」
さすがに初心者にはハードルが高すぎたか。
こういう事もあろうかと用意していた香油を出し、リンの可愛いお尻の狭間に垂らす。懐に入れていたため、冷たくはない筈である。
「指なら、いいね?」
リンを抱き寄せ、そこに指を這わせた。
*****
指が三本入るくらいに慣らし、抜き差しをした。
リンはもうとろとろで。私の腹は、リンの精液でぐっしょり濡れていたほどだ。
「……もう、君の中に入りたい。いい?」
「ん、」
こくりと頷いてくれた。
初めては後ろからの体位の方が楽だというので、リンをうつ伏せにさせて、腰を掴み。
慣らした場所に、先端を潜り込ませた。
「……このまま、進めて良い?」
訊いたが。
……どうしたのか、反応がない。
見れば、リンはすやすやと眠ってしまっていたのだ。
酔ったように陶然としているリンに声を掛ける。
「ありがとう。ほんともう、最高の、誕生日プレゼントだった……!」
真っ赤になって。涙を浮かべているリン。
そこまで喜んでもらえて嬉しい。たとえ、返事を貰えなくとも。
「ふふ、惚れ直したかな?」
からかうように、リンの頭を撫でると。
「大好き……!」
飛びつくような勢いで抱き着かれた。反射的に、抱き返したが。
「おお、おめでとうございます」
「良かったですね、陛下」
オズワルドとオーソンは涙ぐんでいた。恋が実ったことを祝ってくれているのだ。
「ああ、なるほど……。どうか、お幸せに」
神託スキルを持つメイヤー師も納得したように頷き、祝いの言葉を告げた。
それは、神も公認である……または反対していない、ということだろうか?
*****
お邪魔にならないよう、とオズワルドたちは帰った。メイヤー師も向かいにある教会へ戻った。
私はいい臣下を持った。
リンは私の腕の中で、皆が帰るのを視線で見送っていた。
「皆、気が利いているな」
頬を染め、抱き着いたままじっと私を見上げているリンの泣き黒子にキスを落とす。
今までは、これは挨拶のキスだったが。
これからするのは、恋人同士のキスだ。
愛らしい唇にキスをし。少し開いた口から舌を差し入れる。……宴の最後にもう一度飲みたいとリクエストされたブルームーンの味だろう。
「菫のリキュールの味がするね?」
とても甘いキスだ。
愛しい相手とのキスが、こんなにも心地よいものだとは知らなかった。
腕の中のこの存在を、大切にして可愛がり、愛したい。
「ん、……ふ、」
リンは私とのキスにうっとりしている。すっかり私に体重を預けて。
「今夜、君をもらうよ?」
キスの合間に囁くと。リンはこくこくと頷いてくれた。
ここで抱くわけにもいかないので、リンを抱き上げ、寝室に向かう。
さすがに10歳の頃よりは少々重くなっていたが。私も鍛えているので問題ない。
それに。
愛しい花嫁は、このように、抱き上げて寝室に運びたいからな。
*****
リンをベッドに降ろすと。
リンはうっとりした様子で私を見上げた。その顔に誘われるようにキスをして。リンの服を脱がしていく。
リンが身に着けている服は、ほぼ全て、私が贈ったものだ。
私が選んだ服を身に着けている姿を見ているだけでも嬉いものだったが。こうして脱がすのもいいものだ。
そして、今日脱がすのは寝間着に着替えさせるためではない。愛し合うためなのだから。
「ん、」
リンの素肌に触れると、くすぐったそうに身をすくめた。
話の最中に寝入ってしまったリンを幾度も着替えさせていたので、触れてしまったことはあったが。改めて思う。きめ細かくすべすべで、触り心地の良い肌だ。
以前からリンは私に頭を撫でられると嬉しそうにしていたが。身体を撫でられるのも気持ち良いようで、うっとりしている。
可愛い。愛おしい。
たまらなくなり、すぐにでもリンの中に入りたかったが。
男同士で愛し合うのは、この世界でもきちんと準備をしておかなければならない。回復魔法があるとはいえ、リンに痛い思いはさせたくない。
初めての行為になるのだし。自分の欲求は抑え、リンの快楽を優先せねば。
「……ウィル?」
リンの可愛らしい乳首を舐めようとしたら。
「だめ、おふろはいってないから、」
汚いからいやだと、幼い子がむずがるように首を横に振っている。
私はリンの汗も味わいたかったのだが。リンは潔癖なところがあるのだから、仕方ない。
リンの嫌がることは、なるべくしたくない。まして初めてなのだし、まだ羞恥が勝るのは当たり前だろう。
「では、”浄化”したら、口でここを可愛がってもいい?」
「ん、」
こくりと頷いた。可愛い。
「”浄化”。……ほら、上半身を浄化して、綺麗にしたよ?」
囁いて、リンのかわいらしい乳首に舌を這わせた。
「はぅ、」
びくっと身を震わせる。
ああ、乳首を舌先で刺激しただけで、感じている。なんてかわいらしいのだろう。
*****
片方を吸ったり舐めたり舌先で捏ねたり。もう片方は指で摘まんで捏ねまわしたり。リンのかわいい反応を見るのに夢中になって胸ばかり弄っていたら。
もうダメ、と言われて。手で隠されてしまった。
「では、ここを可愛がってあげよう。……”浄化”、」
下半身を浄化し、胸で感じて頭をもたげていたリンの性器を口に含んだ。
「ひゃう⁉」
驚いて、きゅうっと挟んでくる太ももの感触も心地よい。
「そ、そんなとこ、」
「汚くないよね? 浄化したのだから」
恥じらっているだけで、嫌ではないようなので、続ける。
「ん、うぃる、……ああっ、」
舌で裏側をゴリゴリと舐め上げてやると、口の中のリンが固さを増していく。
「だめ、放し、んんっ、」
ちゅっ、と吸い上げただけで遂情した。気持ち良すぎたようだ。とろんとしていてかわいらしい。
「……次は、ここを慣らすよ? 浄化して、リンのお腹の中、綺麗にするから。避妊具はつけないで入っていい?」
小さな尻を撫で。浄化する。
研究が進み、ゴム製品で避妊具を作ったのはリンも知っている。実のところ、この世界で避妊具は必要ないのだが。性病など感染症予防のためにも必要だったのだ。
「ほら。もう綺麗になったから、舐めても大丈夫だよね?」
「じょ、浄化しても、そこは舐めちゃだめ、」
さすがに初心者にはハードルが高すぎたか。
こういう事もあろうかと用意していた香油を出し、リンの可愛いお尻の狭間に垂らす。懐に入れていたため、冷たくはない筈である。
「指なら、いいね?」
リンを抱き寄せ、そこに指を這わせた。
*****
指が三本入るくらいに慣らし、抜き差しをした。
リンはもうとろとろで。私の腹は、リンの精液でぐっしょり濡れていたほどだ。
「……もう、君の中に入りたい。いい?」
「ん、」
こくりと頷いてくれた。
初めては後ろからの体位の方が楽だというので、リンをうつ伏せにさせて、腰を掴み。
慣らした場所に、先端を潜り込ませた。
「……このまま、進めて良い?」
訊いたが。
……どうしたのか、反応がない。
見れば、リンはすやすやと眠ってしまっていたのだ。
あなたにおすすめの小説
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公
転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?
米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。
ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。
隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。
「愛してるよ、私のユリタン」
そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。
“最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。
成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。
怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか?
……え、違う?
小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)
温泉旅館の跡取り、死んだら呪いの沼に転生してた。スキルで温泉郷を作ったら、呪われた冷血公爵がやってきて胃袋と心を掴んで離さない
水凪しおん
BL
命を落とした温泉旅館の跡取り息子が転生したのは、人々から忌み嫌われる「呪いの沼」だった。
終わりなき孤独と絶望の中、彼に与えられたのは【万物浄化】と【源泉開発】のスキル。
自らを浄化し、極上の温泉を湧き出させた彼の前に現れたのは、呪いにより心と体を凍てつかせた冷血公爵クロード。
半信半疑で湯に浸かった公爵は、生まれて初めての「安らぎ」に衝撃を受ける。
「この温泉郷(ばしょ)ごと、君が欲しい」
孤独だった元・沼の青年アオイと、温もりを知らなかった冷血公爵クロード。
湯けむりの向こうで出会った二人が、最高の温泉郷を作り上げながら、互いの心の傷を癒やし、かけがえのない愛を見つけていく。
読む者の心まですべて解きほぐす、極上の癒やしと溺愛のファンタジーロマンス、ここに開湯。
不遇の第七王子は愛され不慣れで困惑気味です
新川はじめ
BL
国王とシスターの間に生まれたフィル・ディーンテ。五歳で母を亡くし第七王子として王宮へ迎え入れられたのだが、そこは針の筵だった。唯一優しくしてくれたのは王太子である兄セガールとその友人オーティスで、二人の存在が幼いフィルにとって心の支えだった。
フィルが十八歳になった頃、王宮内で生霊事件が発生。セガールの寝所に夜な夜な現れる生霊を退治するため、彼と容姿のよく似たフィルが囮になることに。指揮を取るのは大魔法師になったオーティスで「生霊が現れたら直ちに捉えます」と言ってたはずなのに何やら様子がおかしい。
生霊はベッドに潜り込んでお触りを始めるし。想い人のオーティスはなぜか黙ってガン見してるし。どうしちゃったの、話が違うじゃん!頼むからしっかりしてくれよぉー!
最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。
はやしかわともえ
BL
のんびり書いていきます。
2023.04.03
閲覧、お気に入り、栞、ありがとうございます。m(_ _)m
お待たせしています。
お待ちくださると幸いです。
2023.04.15
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
更新頻度が遅く、申し訳ないです。
今月中には完結できたらと思っています。
2023.04.17
完結しました。
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます!
すずり様にてこの物語の短編を0円配信しています。よろしければご覧下さい。
異世界オークションで売られた俺、落札したのは昔助けた狼でした
うんとこどっこいしょ
BL
異世界の闇オークションで商品として目覚めた青年・アキラ。
獣人族たちに値踏みされ、競りにかけられる恐怖の中、彼を千枚の金貨で落札したのは、銀灰色の髪を持つ狼の獣人・ロウだった。
怯えるアキラに、ロウは思いがけない言葉を告げる。
「やっと会えた。お前は俺の命の恩人だ」
戸惑うアキラの脳裏に蘇るのは、かつて雨の日に助けた一匹の子狼との記憶。
獣人世界を舞台に、命の恩人であるアキラと、一途に想い続けた狼獣人が紡ぐ、執着と溺愛の異世界BLロマンス。
第一章 完結
第二章 完結
第三章 完結
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。