神様の手違いで死んだ俺、チート能力を授かり異世界転生してスローライフを送りたかったのに想像の斜め上をいく展開になりました。

篠崎笙

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転生国王は神の使いを寵愛する

初めての夜

「リン、」
 酔ったように陶然としているリンに声を掛ける。

「ありがとう。ほんともう、最高の、誕生日プレゼントだった……!」
 真っ赤になって。涙を浮かべているリン。

 そこまで喜んでもらえて嬉しい。たとえ、返事を貰えなくとも。


「ふふ、惚れ直したかな?」
 からかうように、リンの頭を撫でると。

「大好き……!」
 飛びつくような勢いで抱き着かれた。反射的に、抱き返したが。


「おお、おめでとうございます」
「良かったですね、陛下」
 オズワルドとオーソンは涙ぐんでいた。恋が実ったことを祝ってくれているのだ。

「ああ、なるほど……。どうか、お幸せに」
 神託スキルを持つメイヤー師も納得したように頷き、祝いの言葉を告げた。

 それは、神も公認である……または反対していない、ということだろうか?


 *****


 お邪魔にならないよう、とオズワルドたちは帰った。メイヤー師も向かいにある教会へ戻った。

 私はいい臣下を持った。
 リンは私の腕の中で、皆が帰るのを視線で見送っていた。


「皆、気が利いているな」

 頬を染め、抱き着いたままじっと私を見上げているリンの泣き黒子にキスを落とす。
 今までは、これは挨拶のキスだったが。

 これからするのは、恋人同士のキスだ。
 愛らしい唇にキスをし。少し開いた口から舌を差し入れる。……宴の最後にもう一度飲みたいとリクエストされたブルームーンの味だろう。

「菫のリキュールの味がするね?」
 とても甘いキスだ。

 愛しい相手とのキスが、こんなにも心地よいものだとは知らなかった。
 腕の中のこの存在を、大切にして可愛がり、愛したい。


「ん、……ふ、」
 リンは私とのキスにうっとりしている。すっかり私に体重を預けて。

「今夜、君をもらうよ?」
 キスの合間に囁くと。リンはこくこくと頷いてくれた。

 ここで抱くわけにもいかないので、リンを抱き上げ、寝室に向かう。
 さすがに10歳の頃よりは少々重くなっていたが。私も鍛えているので問題ない。

 それに。
 愛しい花嫁は、このように、抱き上げて寝室に運びたいからな。


 *****


 リンをベッドに降ろすと。
 リンはうっとりした様子で私を見上げた。その顔に誘われるようにキスをして。リンの服を脱がしていく。

 リンが身に着けている服は、ほぼ全て、私が贈ったものだ。
 私が選んだ服を身に着けている姿を見ているだけでも嬉いものだったが。こうして脱がすのもいいものだ。
 そして、今日脱がすのは寝間着に着替えさせるためではない。愛し合うためなのだから。


「ん、」
 リンの素肌に触れると、くすぐったそうに身をすくめた。

 話の最中に寝入ってしまったリンを幾度も着替えさせていたので、触れてしまったことはあったが。改めて思う。きめ細かくすべすべで、触り心地の良い肌だ。

 以前からリンは私に頭を撫でられると嬉しそうにしていたが。身体を撫でられるのも気持ち良いようで、うっとりしている。


 可愛い。愛おしい。
 たまらなくなり、すぐにでもリンの中に入りたかったが。
 男同士で愛し合うのは、この世界でもきちんと準備をしておかなければならない。回復魔法があるとはいえ、リンに痛い思いはさせたくない。
 初めての行為になるのだし。自分の欲求は抑え、リンの快楽を優先せねば。


「……ウィル?」
 リンの可愛らしい乳首を舐めようとしたら。

「だめ、おふろはいってないから、」
 汚いからいやだと、幼い子がむずがるように首を横に振っている。

 私はリンの汗も味わいたかったのだが。リンは潔癖なところがあるのだから、仕方ない。
 リンの嫌がることは、なるべくしたくない。まして初めてなのだし、まだ羞恥が勝るのは当たり前だろう。

「では、”浄化”したら、口でここを可愛がってもいい?」
「ん、」
 こくりと頷いた。可愛い。

「”浄化”。……ほら、上半身を浄化して、綺麗にしたよ?」
 囁いて、リンのかわいらしい乳首に舌を這わせた。

「はぅ、」
 びくっと身を震わせる。

 ああ、乳首を舌先で刺激しただけで、感じている。なんてかわいらしいのだろう。


 *****


 片方を吸ったり舐めたり舌先で捏ねたり。もう片方は指で摘まんで捏ねまわしたり。リンのかわいい反応を見るのに夢中になって胸ばかり弄っていたら。
 もうダメ、と言われて。手で隠されてしまった。

「では、ここを可愛がってあげよう。……”浄化”、」
 下半身を浄化し、胸で感じて頭をもたげていたリンの性器を口に含んだ。

「ひゃう⁉」
 驚いて、きゅうっと挟んでくる太ももの感触も心地よい。

「そ、そんなとこ、」
「汚くないよね? 浄化したのだから」
 恥じらっているだけで、嫌ではないようなので、続ける。

「ん、うぃる、……ああっ、」
 舌で裏側をゴリゴリと舐め上げてやると、口の中のリンが固さを増していく。 

「だめ、放し、んんっ、」
 ちゅっ、と吸い上げただけで遂情した。気持ち良すぎたようだ。とろんとしていてかわいらしい。


「……次は、を慣らすよ? 浄化して、リンのお腹の中、綺麗にするから。避妊具はつけないで入っていい?」
 小さな尻を撫で。浄化する。

 研究が進み、ゴム製品で避妊具を作ったのはリンも知っている。実のところ、この世界で避妊具は必要ないのだが。性病など感染症予防のためにも必要だったのだ。

「ほら。もう綺麗になったから、舐めても大丈夫だよね?」
「じょ、浄化しても、そこは舐めちゃだめ、」
 さすがに初心者にはハードルが高すぎたか。

 こういう事もあろうかと用意していた香油を出し、リンの可愛いお尻の狭間に垂らす。懐に入れていたため、冷たくはない筈である。

「指なら、いいね?」
 リンを抱き寄せ、に指を這わせた。


 *****


 指が三本入るくらいに慣らし、抜き差しをした。
 リンはもうとろとろで。私の腹は、リンの精液でぐっしょり濡れていたほどだ。

「……もう、君の中に入りたい。いい?」
「ん、」
 こくりと頷いてくれた。

 初めては後ろからの体位の方が楽だというので、リンをうつ伏せにさせて、腰を掴み。
 慣らした場所に、先端を潜り込ませた。

「……このまま、進めて良い?」
 訊いたが。


 ……どうしたのか、反応がない。
 見れば、リンはすやすやと眠ってしまっていたのだ。
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