神様の手違いで死んだ俺、チート能力を授かり異世界転生してスローライフを送りたかったのに想像の斜め上をいく展開になりました。

篠崎笙

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転生国王は神の使いを寵愛する

記念すべき朝

「……リン?」

 声を掛けてみても起きない。
 覗き込んでみれば、幸せそうな顔をして、すやすやと寝入っている。

 酒も入っていたし、時間も遅かったため、眠さの限界が来たのだろう。
 この辺りは10歳の頃とあまり変わっていないな。

 残念だが、今夜はここまでか。
 寝ている相手を抱くのは強姦と変わらないからな。

 ……しかし、抜いてしまうのも勿体ない気もする。
 私も、このまま寝るとするか。


 続きは、リンが目を覚ましてからにしよう。

 まったく。
 次はもう、寝かせないからな?


 *****


 うとうとしていたら、腕の中のリンが身じろいだ気配がしたので、私も覚醒した。
 カーテンの隙間からは朝陽が差し込んでいる。ベッドサイドテーブルに置いてある時計は朝の6時を指していた。私の可愛い恋人のお目覚めの時間だ。

「……ん、起きたのかい?」
 耳元で囁いて、リンの首筋にキスをする。

「ひゃ、」
 くすぐったそうに首を竦めた。

「はじめてだったから、しょうがないけど。一人だけ気持ち良くなって、先に寝てしまうなんて。ずるいと思わない?」
 リンの腰を引き寄せてやる。

「ウィル、何、……あぅ、」
 びくりと肩を震わせ。まるで、戸惑っているような反応をみせる。
 まだ寝ぼけているのだろうか?

 まさか、昨夜のことを忘れた訳ではないだろうな?

「ん? 覚えてないかな? 君は、私のを受け入れた時点で、寝てしまったんだよ」
 繋がっている部分に、香油を継ぎ足し。
「はやく、その先を、味わいたかったけど。いくら恋人でも、寝ているところを、犯すわけには、いかないからね、」
 少しずつ、ミリ単位と思える慎重さで腰を押し込んでいく。

「ん、……は、」
 リンはあえかな声を上げ。

 挿入した先端が、きゅうきゅうと締め付けられる。
 ああ、やはり、反応があった方が良い。幸い今のところ、痛みは無いようだ。

「入り口付近は、もう、慣れたね?」
 慣らすためにも、挿入したまま寝たのだ。萎えてはいても、拡張プラグの代わりにはなっただろう。


「私も、君が大好きだよ。……愛してる、私の可愛いリン」
 告げると。

 リンは身体をびくびくと震わせ、達してしまった。
 昨夜、あんなにいっぱい出したのに。若い身体は快楽に弱いようだ。

 入り口はきつく、奥の方は熱く、やわらかく締め付けてくる。
 もっとリンを味わいたい。


 *****


「ひゃ、」
 肩甲骨にあるリンの黒子にキスを落とすと、くすぐったそうに声を上げる。

 泣き黒子といい、リンの黒子はどうしてこう、色っぽく見えるのだろうか? 位置か?

にも黒子がある……性感帯のしるしかな?」
 背の黒子にキスをするために背を屈めた拍子に、私の性器でぐりっと中を抉られたせいか、リンの中がきゅっと締まった。
「ふふ、締まった。やはりそうみたいだね?」

 シーツを掴んでるリンの手を、覆うように握り込む。
 逆向きだが、恋人繋ぎというやつだ。こんなことにすら、心が躍ってしまう。

「……シーツじゃなく、私にしがみついて欲しいのだけど。はじめては、こっちのほうが、楽だというから、」

 香油もたっぷり使ったし、念入りに慣らしたので、痛みはなさそうだが。そろそろ、指で慣らしたのよりも先に到達する。
 圧迫感がひどいのか、リンは口をはくはくさせている。

 私としては、正面から、リンの表情を確認しながら抱きたかったが。男同士の場合、身体の構造上、後ろから挿入する方が比較的楽なのだという話はよく聞く。
 初めてで、痛い思いはさせたくない。

「……香油を使っているのに、こんなにきついなんて、」

 体格差もあるだろう。
 こちらでは風呂に入る習慣がないので、他人と比較する機会はないが。現在の私のものが平均よりも太く長いサイズだろうことは、前世からの知識で理解している。

「そういえば。の倫理で考えたら、22歳の男が、15歳の少年を抱くのは、犯罪だよね?」

 ここが、15歳で成人になる異世界で本当に良かった。これ以上はもう、待てなかっただろうから。
 この世界でなければ私は犯罪者になっていたかもしれない。


「ウィル……、」
「ん? 苦しい?」

 焦り過ぎたか?
 腰を引こうと、上半身を起こそうとした私の腕を、リンが掴んだ。

「ちが、……後ろからじゃなくて、」
 後ろから抱かれるのは、ただ貪られるようで怖かったのだろうか?

「でも、後ろからのほうが楽だというよ?」


「大きいから……苦しいだけで。痛くはないから」
 リンは。

 耳まで赤くなりながら、そう言った。


 *****


 恥ずかしがりなリンが。
 恥ずかしさを堪えて、あえて言うほど。

 初めての行為は、私と顔を見合わせたまま、したいと言うのだ。
 そんなの、嬉しくない筈がない。

 リンの中が気持ち良すぎるせいもあるが。
 リンがあまりに健気で。可愛くて、愛おしくて。


「……っく、」

 これまでどうにか耐えていたのに。堪え切れず、達してしまった。
 ……やけに量が多いのは。ずっと耐えていたからだろう。この日を、どれほど待ちわびていたことか。

 しかし、リンとの記念すべき初めての行為が、こんな形で終わるのは納得いかない。


「リン、」
 リンの華奢な肩を掴む。

「さっきのは、イレギュラーだからね? ……では、仕切り直しと行こうか?」

 そのままリンの身体をひっくり返し、仰向けにさせ。
 ほっそりした足を抱え上げ、挿入した。

「ああっ、」
 リンは、そんなにすぐ挿入可能なほど回復するとは思っていなかったようだ。驚いたように、結合部を見ている。

 好みの相手をほぼ確実に落としてきた王族の精力を舐めてはいけない。


「ん、……さっき出したので、滑りが良くなってる、ね」
 笑みを浮かべて告げると、リンは真っ赤になった。

 ありがたいことに、リンは、私のこの顔がお気に入りなのである。
 ならば最大限、活用すべきである。


「うぁ、また、おっき、」

 ……また大きくなった、って?
 好きな相手の、そんな可愛らしい表情を間近で見て。大きくならない訳がないと思わないのかな?
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