巨人の国に勇者として召喚されたけどメチャクチャ弱いのでキノコ狩りからはじめました。

篠崎笙

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キノコマスター、王様のキノコをGETする。

ハンターの習性

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……見つけた。
大物の、乳キノコだ。

みっしりと身が詰まっている感じで、美味そう。
両手で掴んで、もにもにと汁を揉み出すが。


「んん、」

おかしいな。
みっしり詰まってる感じなのに。

なかなか汁がでないぞ?


何でだろう。
……これ、熱いな。


*****


「……私の可愛い子猫ちゃん。私もいい加減、理性が限界なんだが? それとも、これをのかな?」
何かを堪えているような、掠れた声。

ん?
今の、バルの声?


はっ、と目を開けたら。

目の前に、赤黒くて大きなキノコ。……いや、これは。


チ。


「うわあああっ!!」

自分が握っていたモノがナニか、気付いた瞬間。
思わずソレから手を放して。

慌てて飛び起きた。


寝惚けてたとはいえ、とんでもないモノを掴んでしまっていた。
またしても、バルの股間のチン……珍品を。

まさか、朝勃ちしたのを察知して、掴んでしまったのだろうか。
恐るべし、キノコハンターの習性……!


「ご、ごめん、俺ってばまた、」

上掛けで、大変な状態になっているモノを覆うが。
それでもソレは、雄々しく布を突き上げていた。

隠しても、存在感がありすぎる。


うわあ。
今度は、布越しじゃなく、ナマで握ってしまった……。

他人様の勃起チンコを。
ただでさえ巨人族で、ビッグサイズだったのに。

昨日握った時よりもっとでかくなってた。膨張率半端ねえ。

硬さもあったし。
誰だよ、白人のチンコは大きいけどフニャフニャだとか言ったの。

嫉妬によるガセか? ガッチガチだったってば!
元の世界の白人とは違うのかもしれないけど。


っていうか。
何でバルは真っ裸で寝てるんだ? いや、それは個人の趣味とか習性だからいいけど。

むしろ、何で俺もバルと同じベッドで一緒に寝てたの!?


俺はパジャマらしきものを着せられてたので、ほっとする。
俺も真っ裸だったら余計パニくってたかも。


まあ、こんなイケメンが、俺なんかと一夜のアヤマチとやらを犯すことは、万に一つの可能性もないだろう。
うう、まだドキドキしてる。


*****


「すまないが。こんな状態では私もつらいのでね。……もらえないかな」
バルは苦しそうに言った。


え? 手伝うって。
何を?

「わ、」

ベッドにうつ伏せに寝かされて。
パジャマの下を、膝まで降ろされた。

素早い。
流れるような動作で、抵抗する隙も無かった。


「バ、バル?」
剥き出しの尻がスースーするんだけど。

は、恥ずかしい。


「大丈夫、痛いことはしない。今すぐにでも、したいが。……式までは、我慢しないとね」
囁かれて。

熱いのが、太股に当たる。

これは、かなりつらい状態だとわかる。
一刻も早く放出させたいだろうな。

でも。
……手伝ってもらいたいって。


これ、もしかして。
素股ってやつ? 太股で擦って気持ち良くなるってアレ?

射精したいから、俺の太股を貸せ、と仰せで!?


自分の手でするって選択肢は無いのか?
王様だから、自分の手を汚したりはしないのかも。

でも。
何で俺?


式まで我慢って、何の式だよ?

領主達も、式が何とか言ってたけど。
何かあるのか?


*****


「うひゃあ、」

ヌルって感触がしたのは、先走りだろうか?
太股を、熱いのが行き来して。

俺の太股の間から、大きな亀頭が、にゅっと顔を出す。
とんでもない大きさだ。


「く……、っ、」

感じている、色っぽい低い声が。
吐息が。

耳元で。


男の……俺の、やわらかくもない太股で。

美貌の王様が、気持ち良くなっちゃってるんだ、と思うと。
何だか嬉しいような……。

いや、おかしいだろ。
目を覚ませ、俺。


「ん、……っ、う、」

バルの大きいので太股だけじゃなく、タマとか俺のを裏側から擦られて。
俺まで、何だかおかしな気持ちになってきてしまう。


何でだよ。
何で、気持ち良くなってきてるんだ?

これは、セックスとは違うのに。


そういうんじゃなくて。
ただ、太股を、使われてるだけなのに。


*****


何でだか、悲しくなって。思わず泣いてしまった。


そしたら、バルは慌てて俺の太股からアレを抜いて。すまなかった、って何度も謝られながら、風呂で身体を洗われた。

強引だったけど。怖かったわけじゃない。犯されたんじゃあるまいし。
男同士で擦りっこくらい、よく聞く話だってのに。……俺はしたことないけど。

なのに。
それくらいで。いい年して、大泣きするなんて。恥ずかしいよな……。


気まずい気分のまま、朝ご飯を食べて。
スデステ村へ行く支度をした。

村に行く格好は、村を出た時と同じ装備にした。

バルが仕立て屋に頼んで仕立ててくれた服は、生地からして、あまりに高級すぎるし。
話し合いに着ていくのに向いてないと思ったんだ。


「陛下、今朝はやたらしょんぼりされてましたが。何かあったんでしょうか?」
エリアスが首を傾げた。

バルは、城門まで見送りに出てくれたけど。
確かに元気がなかった。


こっちの人の習慣は知らないけど。
太股を借りたくらいで泣き出した、俺のほうがおかしいのか?

でも、それをエリアスに聞くのも気まずいし、どうしたもんか。


バルは生まれながらの王様だしな。
断られたり、嫌がられた経験とかなさそう……。

そもそも掴んで刺激しちゃったのは俺だろう。
バルにも申し訳ない気分になったけど。


でも、悲しかったんだ。
何か。ただ、道具みたいに扱われた気がして。
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