23 / 65
キノコマスター、求婚される。
王様のキノコ、またまたゲット
しおりを挟む
「じっとして、」
バルは俺を引き寄せて。
額と額をくっつけた。
迫力ある美形のドアップに、ドキドキしてしまう。
「目を閉じて。額に魔力を集中するんだ……そう、上手だよ」
なるほど、と呟いて。
顔が離れた。
身体に流れる魔力の動きを探ってたようだ。
「むしろ君は、天才肌なのだと思う。魔方陣も使わずに魔法を構成するなど、私には出来ない。私はどうも、頭でっかちでね。仕組みをきちんと理解するまでは使えないのだよ」
褒め上手だ。
世界一の天才魔術師にそんなこと言われたら、調子に乗っちゃうよ?
「君に合わせた勉強の仕方を考えておこう。今日はここまで」
鞭で、自分の手をぺしぺし叩いている。
先生ごっこしている気分なんだろうか?
魔術の勉強だけでなく、ある程度までは、剣の修行も付き合ってくれるという。
師匠に恵まれすぎてるな、俺。
ありがたいというか。もったいない気がする。
褒められたいのもあるけど。何か、バルの手助けが出来るようになりたいと思う。
勉強、頑張ろう。
*****
一緒に風呂に入って。
さあ寝ようか、とベッドに行ったのはいいけど。
何でバルと同じベッドなんだろう……。
まあいいか。
結婚前の男女だったら問題だろうけど、男同士だしな。
巨人の世界だけあってか、ベッドで足を伸ばせるのはいいな。
文字通り、キングサイズだから、バルが三人くらい横になれそうなほど大きい。
旅行に行った時とか、普通のシングルサイズだと足がはみ出したり、バスとか寝台車も狭くて足が伸ばせず困ったもんだ。
こっちじゃ入口のドアも天井も手が届かないくらい高いから、鴨居とかに額をぶつけることもない。
部屋に入るのに、いちいちしゃがまなくてもいい。
異世界に来て、伸び伸びとした気分なのはそのせいかも。
むしろ色々な物のサイズが大きすぎて困るくらいだ。
……両親とか、元の世界のことは、なるべく考えないようにしてるけど。
もう帰れないなんて。まだ信じられない。
実感がわかないなあ。
「どうした? 眠れないのなら、子守唄でも歌ってやろうか」
抱き寄せられて、頭を撫でられる。
バルはいい声だから、うっかり聞き惚れちゃって、かえって眠れなくなっちゃうかも。
……バルの身体、あったかいなあ。
風呂から上がったばかりだからかな?
だいたいいつも、手は冷たいんだけど。
冷え性とか?
これからは、俺が手を握ってあっためてあげよう。
うとうとしてきて。
早く式を挙げたいな、と呟くバルの声が聞こえた。
そうだな。
バルの花婿姿、絶対格好いいと思う。早く見たい。
楽しみだ……。
*****
目が覚めた。
窓の外から、鳥の声が聞こえる。爽やかな朝である。
で。
……何で俺ってば、またしても無意識にバルのチン……ご立派なキノコを握っているのだろうか?
つい、手に取らずにいられないほどなのか。
この半年で身に染み付いた、キノコハンターのサガだろうか?
そして、今。
重大な事実に気付いてしまった。
色々ショックなことが重なって、うっかりしていたが。
もしかして。
バルと結婚したら。この、どでかいモノを受け入れないといけないのではないか、という現実に。
結婚するってことは、当然、そうだよな?
しかもまだこれ、完全体じゃないんだよな? もっと大きくなっちゃうんだよな!?
このタケリタケがさらに猛っちゃうんだよな!?
うひゃー!
……男同士でナニをどうするかってのは、中学の時、友達との猥談で聞いたことがあった。
ローションとかコンドームのことも、それで知ったんだよな。
学校にも数人、ソッチの人がいたようだし。
たまにトイレとかにそれらしき痕跡があったとか何とか……。
えーマジかよー学校でとか信じらんねー、とか他人事みたいに言ってた、純粋だったあの頃。
ああ、何もかもが懐かしい……。
それはともかく。
バルの態度からして。
どう考えても、そういうつもり、だよな?
俺が嫁扱いだし。エリアスも、国王の花嫁として迎える、って言ってた。
バルは、結婚前だから我慢するけど、入れたい、とか言ってた。
俺も、男だからわかる。
好きなら当然、エッチなことをしたいはず。
バルは、理性で我慢してただけで。
……千年も生きてて今なお現役ってすごいな!
でも、この数百年、そういう興味が無かったみたいに言ってた。
バルもやっぱり、十代とかの頃はモテただろうし。女の子と、いっぱい遊んでたのかな。
そういうの、あんまり考えたくないけど。
ずっと年上だし、王様なんだから仕方ないよな……。
*****
バルと触りっこするくらいなら、全然OKだと思う。
むしろ、いちゃいちゃしていたいくらいだ。
でも。
……この、超ビッグサイズをinしろと?
inするだけじゃなく、太股でされたみたいに、前後に動いたりするんだろ!?
内臓破裂して死ぬわ!
他の人の裸は見てないからわかんないけど。
これって巨人として、通常サイズなのかな? ファビオが水浴びしてたのは見たけど、子供だからノーカン。
元の世界では、俺のは標準より大きめだったのに。
巨人の国だから当たり前なんだろうけど、子供と大人くらい違うってどうなの。
ファビオのと、そう変わらなかった。
く、屈辱……。
バルは俺を引き寄せて。
額と額をくっつけた。
迫力ある美形のドアップに、ドキドキしてしまう。
「目を閉じて。額に魔力を集中するんだ……そう、上手だよ」
なるほど、と呟いて。
顔が離れた。
身体に流れる魔力の動きを探ってたようだ。
「むしろ君は、天才肌なのだと思う。魔方陣も使わずに魔法を構成するなど、私には出来ない。私はどうも、頭でっかちでね。仕組みをきちんと理解するまでは使えないのだよ」
褒め上手だ。
世界一の天才魔術師にそんなこと言われたら、調子に乗っちゃうよ?
「君に合わせた勉強の仕方を考えておこう。今日はここまで」
鞭で、自分の手をぺしぺし叩いている。
先生ごっこしている気分なんだろうか?
魔術の勉強だけでなく、ある程度までは、剣の修行も付き合ってくれるという。
師匠に恵まれすぎてるな、俺。
ありがたいというか。もったいない気がする。
褒められたいのもあるけど。何か、バルの手助けが出来るようになりたいと思う。
勉強、頑張ろう。
*****
一緒に風呂に入って。
さあ寝ようか、とベッドに行ったのはいいけど。
何でバルと同じベッドなんだろう……。
まあいいか。
結婚前の男女だったら問題だろうけど、男同士だしな。
巨人の世界だけあってか、ベッドで足を伸ばせるのはいいな。
文字通り、キングサイズだから、バルが三人くらい横になれそうなほど大きい。
旅行に行った時とか、普通のシングルサイズだと足がはみ出したり、バスとか寝台車も狭くて足が伸ばせず困ったもんだ。
こっちじゃ入口のドアも天井も手が届かないくらい高いから、鴨居とかに額をぶつけることもない。
部屋に入るのに、いちいちしゃがまなくてもいい。
異世界に来て、伸び伸びとした気分なのはそのせいかも。
むしろ色々な物のサイズが大きすぎて困るくらいだ。
……両親とか、元の世界のことは、なるべく考えないようにしてるけど。
もう帰れないなんて。まだ信じられない。
実感がわかないなあ。
「どうした? 眠れないのなら、子守唄でも歌ってやろうか」
抱き寄せられて、頭を撫でられる。
バルはいい声だから、うっかり聞き惚れちゃって、かえって眠れなくなっちゃうかも。
……バルの身体、あったかいなあ。
風呂から上がったばかりだからかな?
だいたいいつも、手は冷たいんだけど。
冷え性とか?
これからは、俺が手を握ってあっためてあげよう。
うとうとしてきて。
早く式を挙げたいな、と呟くバルの声が聞こえた。
そうだな。
バルの花婿姿、絶対格好いいと思う。早く見たい。
楽しみだ……。
*****
目が覚めた。
窓の外から、鳥の声が聞こえる。爽やかな朝である。
で。
……何で俺ってば、またしても無意識にバルのチン……ご立派なキノコを握っているのだろうか?
つい、手に取らずにいられないほどなのか。
この半年で身に染み付いた、キノコハンターのサガだろうか?
そして、今。
重大な事実に気付いてしまった。
色々ショックなことが重なって、うっかりしていたが。
もしかして。
バルと結婚したら。この、どでかいモノを受け入れないといけないのではないか、という現実に。
結婚するってことは、当然、そうだよな?
しかもまだこれ、完全体じゃないんだよな? もっと大きくなっちゃうんだよな!?
このタケリタケがさらに猛っちゃうんだよな!?
うひゃー!
……男同士でナニをどうするかってのは、中学の時、友達との猥談で聞いたことがあった。
ローションとかコンドームのことも、それで知ったんだよな。
学校にも数人、ソッチの人がいたようだし。
たまにトイレとかにそれらしき痕跡があったとか何とか……。
えーマジかよー学校でとか信じらんねー、とか他人事みたいに言ってた、純粋だったあの頃。
ああ、何もかもが懐かしい……。
それはともかく。
バルの態度からして。
どう考えても、そういうつもり、だよな?
俺が嫁扱いだし。エリアスも、国王の花嫁として迎える、って言ってた。
バルは、結婚前だから我慢するけど、入れたい、とか言ってた。
俺も、男だからわかる。
好きなら当然、エッチなことをしたいはず。
バルは、理性で我慢してただけで。
……千年も生きてて今なお現役ってすごいな!
でも、この数百年、そういう興味が無かったみたいに言ってた。
バルもやっぱり、十代とかの頃はモテただろうし。女の子と、いっぱい遊んでたのかな。
そういうの、あんまり考えたくないけど。
ずっと年上だし、王様なんだから仕方ないよな……。
*****
バルと触りっこするくらいなら、全然OKだと思う。
むしろ、いちゃいちゃしていたいくらいだ。
でも。
……この、超ビッグサイズをinしろと?
inするだけじゃなく、太股でされたみたいに、前後に動いたりするんだろ!?
内臓破裂して死ぬわ!
他の人の裸は見てないからわかんないけど。
これって巨人として、通常サイズなのかな? ファビオが水浴びしてたのは見たけど、子供だからノーカン。
元の世界では、俺のは標準より大きめだったのに。
巨人の国だから当たり前なんだろうけど、子供と大人くらい違うってどうなの。
ファビオのと、そう変わらなかった。
く、屈辱……。
44
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
公爵子息だったけど勘違いが恥ずかしいので逃走します
市之川めい
BL
魔王を倒した英雄によって建国されたグレンロシェ王国。その後は現在までに二人、王家の血を引く者から英雄が現れている。
四大公爵家嫡男、容姿端麗、成績優秀と全てにおいて恵まれているジルベールは、いつか自分も英雄になると思い、周りには貴公子然とした態度で接しながらも裏では使用人の息子、レオンに対して傲慢に振る舞い性的な関係まで強要していた。
だが、魔王の襲来時に平民であるはずのレオンが英雄になった。
自分とレオンの出生の秘密を知ったジルベールは恥ずかしくなって逃走することにしたが、レオンが迎えに来て……。
※性描写あり。他サイトにも掲載しています。
【完結】召喚された勇者は贄として、魔王に美味しく頂かれました
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
BL
美しき異形の魔王×勇者の名目で召喚された生贄、執着激しいヤンデレの愛の行方は?
最初から贄として召喚するなんて、ひどいんじゃないか?
人生に何の不満もなく生きてきた俺は、突然異世界に召喚された。
よくある話なのか? 正直帰りたい。勇者として呼ばれたのに、碌な装備もないまま魔王を鎮める贄として差し出され、美味しく頂かれてしまった。美しい異形の魔王はなぜか俺に執着し、閉じ込めて溺愛し始める。ひたすら優しい魔王に、徐々に俺も絆されていく。もういっか、帰れなくても……。
ハッピーエンド確定
※は性的描写あり
【完結】2021/10/31
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、エブリスタ
2021/10/03 エブリスタ、BLカテゴリー 1位
ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜
キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」
(いえ、ただの生存戦略です!!)
【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】
生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。
ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。
のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。
「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。
「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。
「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」
なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!?
勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。
捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!?
「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」
ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます!
元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!
救世の神子として異世界に召喚されたと思ったら呪い解除の回復アイテムだった上にイケメン竜騎士のツガイにされてしまいました。
篠崎笙
BL
剣崎勝利の家は古武道で名を馳せていた。ある日突然異世界に召喚される。勇者としてではなく、竜騎士たちの呪いを解く道具として。竜騎士ゲオルギオスは、勝利をツガイにして、その体液で呪いを解いた。勝利と竜騎士たちは悪神討伐の旅へ向かったが……。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
ゲーム世界の貴族A(=俺)
猫宮乾
BL
妹に頼み込まれてBLゲームの戦闘部分を手伝っていた主人公。完璧に内容が頭に入った状態で、気がつけばそのゲームの世界にトリップしていた。脇役の貴族Aに成り代わっていたが、魔法が使えて楽しすぎた! が、BLゲームの世界だって事を忘れていた。
乙女ゲームが俺のせいでバグだらけになった件について
はかまる
BL
異世界転生配属係の神様に間違えて何の関係もない乙女ゲームの悪役令状ポジションに転生させられた元男子高校生が、世界がバグだらけになった世界で頑張る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる