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キノコマスター、再び異世界へ。
神様に誓って。
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「……っ、は、」
天井を仰ぎ見るようにして。
背をしならせて。
バルの角度に合わせて、入りやすいような体勢を試みる。
……うわ、汗が目に入った。
バルも、額だけじゃなく、全身に汗をかいてる。
息も荒い。
すぐにでも突き上げたいって、獣みたいな顔して。
それなのに。
「……奥に突き当たってしまったようだ。今日は、この辺にしておこう」
俺の身体を、第一に考えて。
これ以上先に進むのは無理そうだからと、自分から引いてくれた。
これには俺も素直に頷いてみせる。
まだ、半分しか入ってない状態だけど。
直腸全体に、みっしりと入ってるようだ。これ以上、拡がらない感じで。
奥……突き当たりって、S状結腸ってやつだっけ? きついな。
その位置でキープしたまま、後ろに倒されて。
それ以上は先に進まないよう、ゆっくり腰を揺すられた。
決して無理をさせないよう、気遣われるのが嬉しい。
ああ、俺愛されてるなって実感する。
このサイズで無理したら、裂けちゃうもんな。
初めての時に、バルが理性をすっ飛ばしたのは。
あの大きさなら、多少無茶しても大丈夫だろうって安心感もあったんだと思う。
バルは、決して俺を傷つけたりしないから。
*****
「ん、……バル、気持ちいい?」
ぐっ、ぐっ、と揺すられる。
「ああ、とても。理性を保つのが、これほどまで、大変なこととは……っ、」
……あ。
いっぱい出てる。
確かに気持ち良かったようだ。
サイズが変わった分、締まってるように感じるのかな?
バルの。
いっぱい出したら、ひと回り小さくなった感じだ。
今なら行けそうな気がする。
足を絡めて、バルの腰を引き寄せてみる。
さっきより奥に、入ってる感じがする。もうちょい、……って。
「……おっきくすんな、」
せっかく入りそうだったのに。
全く。
バルの脇腹を、ペシペシと叩く。
「無茶を言う……、このような光景を目の当たりにして、大きくならぬはずがなかろう」
困った顔をして。
バル、切羽詰ると言葉遣いが古くなるんだよな。
かわいい。
俺、やっぱり。
バルのことが大好きなんだな。
「……スァーベ」
もう一か所、やわらかくした。
*****
「く、……っ、呑み込まれる……、何なのだ、これは……!?」
汗が、俺の胸に落ちた。
バルの。
全部、入っちゃったみたいだ。
ぽこっと膨らんだようになってる胃の辺りを見ながら。
俺もちょっと……いやだいぶ感動してる。
元の世界で予習した時。
S状結腸を開発すれば、馬並みの大きさでも入るようになるとかネットで見たけど。
絶対、無理だと思ってた。物理的に不可能なサイズだし。
でも、愛さえあれば何とかなるもんだな。
あと魔法。
っていうか魔法。
バルの腕に掴まって、告げる。
「いいよ、動いて。……バル、愛してる」
「……優輝、君は本当に、いつでも私の予想外なことをする……」
そこが最高で。
世界で一番愛してる、って言いながら、腰を揺すられた。
バルが満足するまで、魔法の効果が切れないよう願おう。
*****
翌日になって。
念の為、確認したら。緩んではいないようでほっとした。
良かった。
あんな超大物を受け入れた割にはダメージが残ってないのは、単に回復魔法のお陰かもしれないけど。
「さて。無事、身も心も繋がったし。あんまり休んでてもアレだよな。そろそろ、開国に向けて話し合いでもしよっか!」
「……え?」
今日もベッドでいちゃいちゃする気満々だったバルが固まった。
セントロ王国が鎖国して、千年経った訳だけど。
隣国の人だって、全く成長してないわけじゃないと思うんだ。
スデステ村の人とも、話し合いで解決したし。
俺が間に入ったから解決したって?
じゃあ、今度も俺が間に入って交渉するから。
試してみようよ。
”魔王”の脅威が消えたことを、どう考えているのか。
資源とか。
輸入や輸出で取引してみてはどうか、など。
クレプスクロが眠っていたアルタマール・イスラの先。
海の向こうには何があるのかも気になるし。
俺達には時間がいっぱいあるだろうけど、他の人にはないんだから。
まだ、”世界を救った勇者”っていうカードを、最大限有効に使えるうちに。
ちゃっちゃと他国の代表と話をつけて、神様に呆れられないような世界を作らないと。
魔王クレプスクロみたいな悲しい存在を、二度と生み出さないように。
*****
「…………」
バルは鳩が豆鉄砲食らったような顔している。
「……ふ、確かにそうだな。……このままでは、優輝に呆れられてしまうところだった。私も国王として、立派な姿を見せないと」
苦笑して。
いつもの、黒い鎧に着替えて、マントをひるがえした。
相変わらず格好良い。世界一の旦那様だ。
俺は白い、勇者の格好になる。
お化けウサギのマントを羽織って。
「俺はバルのダメダメなとこも、愛してるよ。でも、仕事は真面目にやろうな?」
「ポルスープエスト」
バルは胸に手を当てて、厳かに言った。
結婚式の時の誓いの言葉だ。
神に誓って?
俺も、神様に誓うよ。
いくら時間が掛かろうと。
俺とバルみたいに。みんな、幸せに暮らせる世の中にしてみせるから。
どうか、空の上から見守ってて。
「じゃ、行こうか!」
「まずは海の向こうを見る、でどうかな?」
「賛成!」
最愛の伴侶、バルの手を取って。
新しい世界へ向けて、歩き出そう。
おわり
天井を仰ぎ見るようにして。
背をしならせて。
バルの角度に合わせて、入りやすいような体勢を試みる。
……うわ、汗が目に入った。
バルも、額だけじゃなく、全身に汗をかいてる。
息も荒い。
すぐにでも突き上げたいって、獣みたいな顔して。
それなのに。
「……奥に突き当たってしまったようだ。今日は、この辺にしておこう」
俺の身体を、第一に考えて。
これ以上先に進むのは無理そうだからと、自分から引いてくれた。
これには俺も素直に頷いてみせる。
まだ、半分しか入ってない状態だけど。
直腸全体に、みっしりと入ってるようだ。これ以上、拡がらない感じで。
奥……突き当たりって、S状結腸ってやつだっけ? きついな。
その位置でキープしたまま、後ろに倒されて。
それ以上は先に進まないよう、ゆっくり腰を揺すられた。
決して無理をさせないよう、気遣われるのが嬉しい。
ああ、俺愛されてるなって実感する。
このサイズで無理したら、裂けちゃうもんな。
初めての時に、バルが理性をすっ飛ばしたのは。
あの大きさなら、多少無茶しても大丈夫だろうって安心感もあったんだと思う。
バルは、決して俺を傷つけたりしないから。
*****
「ん、……バル、気持ちいい?」
ぐっ、ぐっ、と揺すられる。
「ああ、とても。理性を保つのが、これほどまで、大変なこととは……っ、」
……あ。
いっぱい出てる。
確かに気持ち良かったようだ。
サイズが変わった分、締まってるように感じるのかな?
バルの。
いっぱい出したら、ひと回り小さくなった感じだ。
今なら行けそうな気がする。
足を絡めて、バルの腰を引き寄せてみる。
さっきより奥に、入ってる感じがする。もうちょい、……って。
「……おっきくすんな、」
せっかく入りそうだったのに。
全く。
バルの脇腹を、ペシペシと叩く。
「無茶を言う……、このような光景を目の当たりにして、大きくならぬはずがなかろう」
困った顔をして。
バル、切羽詰ると言葉遣いが古くなるんだよな。
かわいい。
俺、やっぱり。
バルのことが大好きなんだな。
「……スァーベ」
もう一か所、やわらかくした。
*****
「く、……っ、呑み込まれる……、何なのだ、これは……!?」
汗が、俺の胸に落ちた。
バルの。
全部、入っちゃったみたいだ。
ぽこっと膨らんだようになってる胃の辺りを見ながら。
俺もちょっと……いやだいぶ感動してる。
元の世界で予習した時。
S状結腸を開発すれば、馬並みの大きさでも入るようになるとかネットで見たけど。
絶対、無理だと思ってた。物理的に不可能なサイズだし。
でも、愛さえあれば何とかなるもんだな。
あと魔法。
っていうか魔法。
バルの腕に掴まって、告げる。
「いいよ、動いて。……バル、愛してる」
「……優輝、君は本当に、いつでも私の予想外なことをする……」
そこが最高で。
世界で一番愛してる、って言いながら、腰を揺すられた。
バルが満足するまで、魔法の効果が切れないよう願おう。
*****
翌日になって。
念の為、確認したら。緩んではいないようでほっとした。
良かった。
あんな超大物を受け入れた割にはダメージが残ってないのは、単に回復魔法のお陰かもしれないけど。
「さて。無事、身も心も繋がったし。あんまり休んでてもアレだよな。そろそろ、開国に向けて話し合いでもしよっか!」
「……え?」
今日もベッドでいちゃいちゃする気満々だったバルが固まった。
セントロ王国が鎖国して、千年経った訳だけど。
隣国の人だって、全く成長してないわけじゃないと思うんだ。
スデステ村の人とも、話し合いで解決したし。
俺が間に入ったから解決したって?
じゃあ、今度も俺が間に入って交渉するから。
試してみようよ。
”魔王”の脅威が消えたことを、どう考えているのか。
資源とか。
輸入や輸出で取引してみてはどうか、など。
クレプスクロが眠っていたアルタマール・イスラの先。
海の向こうには何があるのかも気になるし。
俺達には時間がいっぱいあるだろうけど、他の人にはないんだから。
まだ、”世界を救った勇者”っていうカードを、最大限有効に使えるうちに。
ちゃっちゃと他国の代表と話をつけて、神様に呆れられないような世界を作らないと。
魔王クレプスクロみたいな悲しい存在を、二度と生み出さないように。
*****
「…………」
バルは鳩が豆鉄砲食らったような顔している。
「……ふ、確かにそうだな。……このままでは、優輝に呆れられてしまうところだった。私も国王として、立派な姿を見せないと」
苦笑して。
いつもの、黒い鎧に着替えて、マントをひるがえした。
相変わらず格好良い。世界一の旦那様だ。
俺は白い、勇者の格好になる。
お化けウサギのマントを羽織って。
「俺はバルのダメダメなとこも、愛してるよ。でも、仕事は真面目にやろうな?」
「ポルスープエスト」
バルは胸に手を当てて、厳かに言った。
結婚式の時の誓いの言葉だ。
神に誓って?
俺も、神様に誓うよ。
いくら時間が掛かろうと。
俺とバルみたいに。みんな、幸せに暮らせる世の中にしてみせるから。
どうか、空の上から見守ってて。
「じゃ、行こうか!」
「まずは海の向こうを見る、でどうかな?」
「賛成!」
最愛の伴侶、バルの手を取って。
新しい世界へ向けて、歩き出そう。
おわり
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