4 / 38
45歳童貞、異世界へ行く
俺氏、城に行ってドラゴン召喚す。
しおりを挟む
散々モフられて。
いい加減腹立ったので、げしげし蹴っていたら、やっと皇帝は正気に戻ったようだ。
「すまない、私は可愛いものに目がなくて、つい……」
頬を紅潮させて、咳払いをしている。
本気で蹴ってたのに、ノーダメージだし……。
「君は、どうしてここに?」
俺が座っていたのは、どうやらこの皇帝の領地の木だったようだが。
どうしても何も。
「気がついたら、その木の枝に座ってた」
うわ、舌ったらずなしゃべり方になってしまってる。
しかも、愛らしいボーイソプラノ。
「ああ、声も可愛い……!」
身悶えているが。
いくら可愛く見えても、中身は45歳のオッサンである。
女子高生に群がられる、中身オッサンの着ぐるみのようなものだろうか。
モテているのは自分じゃなくて、しょせんはガワ。むなしい感じ。
そう、人はガワじゃない。中身なんだ。
生きていく上で、とても大事なことを教わった気がする。
神様ありがとう。
*****
「天から落っこちちゃったのかな?」
にこにこ笑いながら頭を撫でられている。
まあ、似たようなものか。
神様がいるのは天国だろうし。そこから来たのだから。
「あんげるす、あーら」
背中に羽が生えて、飛べる呪文だ。
そうです、天使だったのです、ということで。
さっさと逃げよう。
このセクハラ皇帝、隙あらば撫でようとしてくるし。男に撫でられても微塵も嬉しくない。
ここ以外に、国はあるのかな?
次は、こういう変態が居ない国がいいな。
ぱたぱたと羽を動かして、飛んで逃げようとしたら。
「ちょ、ちょっと待った!」
「キャイン!?」
犬みたいな声が出た。
しっぽを掴まれたのだ。
魔法が解けて、再び皇帝の腕に落ちた。
そして、逃がさないとばかりに抱き締められた。
思わず涙目で睨んだ。
「し、しっぽ引っ張るな!」
しっぽ、じんじんする。
「す、すまない、痛かったのだな、ごめん。いや、実はお告げがあって、魔術師を探していたところだったんだ」
*****
神様のお告げで、この国に異界から魔術師が召喚されるというので。皆で手分けして、領地中を捜索していたところだったらしい。
魔術師は国で雇い入れ、大切にするように、というお告げだそうだ。
アフターケアも万全とは。神様優しい……。
でも、この皇帝のとこは何かイヤです。
しっぽ掴むし。
ああ、HPが7になってる……。
ダメージ食らってるじゃないか。全くもう。
撫でても治らないし。尻を撫でるのやめろ。
「まさか、こんな可愛らしい魔術師とは……」
てっきり迷子かと思った、と言われた。
ある意味迷子みたいなものだけど。
……いつまで尻を撫でてる。
ぺしぺし手を叩いてたら、やっとやめてくれた。
でも、俺を腕に抱いたままで、離してくれる気配がない。手を離したら飛んで逃げると思われたからだろう。それは正解だ。
皇帝は騎士に合図して。騎士は花火のようなものを打ち上げた。
煙の色は赤だ。信号弾か?
「狐人の子には何を食べさせれば良いのだろう?」
皇帝は騎士に訊いた。
「我々犬人と同じモノでいいのでは?」
え?
俺、キツネだったのか。
そういえば、しっぽの形が犬とは少し違うような気がしていた。
触ってみたら、すべすべもっふもふで気持ちいい。
これなら触りたくなる気持ちもわからないでもないかな……。でも触る前に意志を確認して欲しい。
などと考えている間に、城へ連れて行かれてしまった。
*****
城に行く途中。
通り掛かる皇帝一行を見た女の人たちが、きゃあきゃあ大騒ぎしていた。
半分は、俺を抱っこしている皇帝へのラブコールだった。美青年だもんな。それも皇帝。
そりゃモッテモテだ。
ああ、むなしい……。
俺に向けられるキャーと皇帝に向けられるキャーの違いがわかっているからだ。
俺が欲しかったのは、そっちのキャーだった筈だが。
そっちも、もうどうでもよくなってきた。
モテたとしても、こんな幼児体型じゃ何も出来ないし。
子供の無邪気を装って女の子の胸とか触りたいとも思わない。
そんな勇気があったらとっくに童貞捨てられてる。
城下町の町並みは石造りで、何となく地中海っぽい雰囲気がする。
日本とは空気が違う。
じめっとしてないで、さらっとした空気というのか。
空は目が痛くなるくらい青い。
東京ではこんな空、正月か夏休みで人が少ない時期くらいにしか見られなかったな。それでも、ここまで青くなかったか。
キツネも犬の仲間でいいんだよな?
確か犬って色盲だとか聞いたが、ちゃんと色は判別できる。半分は人だからだろうか。
街には店があって、果物とか花とか売ってる。
お菓子屋もあるようだ。
通貨の値段設定を確かめたいけど。どうすればいいのやら。
こんな時、コミュ障な自分が嫌になる。
何て言ったらいいのかわからない。
可愛くおねだりとか、絶対無理だ。
あわあわしている間に商店街っぽい道を通り過ぎてしまった。
この世界、文明レベルはどのくらいなんだろう?
皇帝と騎士は腰に剣を携えてるけど、儀礼用かもしれないし。
魔法がある世界だ。
神様のお告げで一国の皇帝が動くくらいだからな。
現代日本とは常識が違ったりするかも。
この世界のルールとかもわからないし、しばらく様子見するしかないか。
*****
お城は、石造りの立派なものだった。
文明は中世レベルかな?
城門に入ると。
「おお、お待ちしておりました!」
トーガを頭から被った美形の男が駆け寄ってきた。
トーガはギリシャ彫刻でよく見る、布を巻いたっぽい、あの服だ。
報せの信号弾を見て、いてもたってもいられず、つい飛び出して来てしまいました、と言っている。
ええと、ルキウス・ウァレリウス・メッサラ・カリストゥス。
神祇官。神官レベル100。
え、100がMAXじゃないのか?
おお、添え名が”Callistus”。『最も美しい人』だけあって、眩しいほどの美形だ。
巻き毛の金髪に、碧の目。
天使のような美しさ、とはこういう顔の事なんだろうな。
この人が、神様からのお告げを受信した神官長か。
しかし若いな。
偉い人ってジジイばっかなイメージだけど。
神祇官は、輝く笑顔で。
「陛下、お告げの魔術師様はどちらに?」
こちらにいるが。
どうやら俺は彼の視界に入っていないようだ。
「ひゃ、」
「ここだ、ここ。可愛いだろう!」
皇帝は俺の両脇を持って、神祇官の目の前に出した。
モノみたいに持つな。
しっぽで皇帝の手をビシバシ叩いても、喜ぶだけだった。
「え、そのちびっこが……魔術師……? まだ見習いなのでは?」
あ、鼻で笑ったな?
よくも馬鹿にしたな。
目にもの見せてくれるわ! などと魔王っぽいこと考えたり。
何か、あっと驚くような魔法は……、あ、これだ。召喚魔術。派手そう。
*****
「いんぶぉかーれ・まぎか、どらこ」
「…………えっ?」
「今の呪文は……、」
辺り一帯が陰って。
城の上に、馬鹿でかいドラゴンが現れた。
城よりでかいので、降りられないようだ。
上空を旋回している。
ばっさばっさと羽ばたく度に、ぶわあ、と風が巻き起こる。
「ドラゴンを……召喚……? 召喚魔術で、まさか、これほどのものを召喚するのが可能とは……」
神祇官は、あんぐりと口を開けて驚愕している。
美形が台無しだぞ。
「た、大変失礼致しました!!」
最敬礼した。
素直に謝ることができるって偉いな。
その潔さが羨ましい。
よし、許そう。
ええと、退去の呪文は、……これか。
「あびーて」
ありがとうドラゴン、さよならー。
ドラゴンが消えて。
再び、青空が見える。
「ふふふ、凄いだろう! 先程は、天使の羽を生やしてぱたぱた飛んだのだぞ! その姿は愛らしい天使そのものだったぞ!」
皇帝が俺の脇を持ったまま、何故か自慢げに言った。
「天使の羽、ですか? それは凄い。上級どころじゃなく、特級魔術師じゃないですか!?」
神祇官は興奮で色白の頬を紅潮させた。
上級? 特級?
凄い魔法使い=魔王じゃないのか……。
魔法の王様でいいじゃん。
いい加減腹立ったので、げしげし蹴っていたら、やっと皇帝は正気に戻ったようだ。
「すまない、私は可愛いものに目がなくて、つい……」
頬を紅潮させて、咳払いをしている。
本気で蹴ってたのに、ノーダメージだし……。
「君は、どうしてここに?」
俺が座っていたのは、どうやらこの皇帝の領地の木だったようだが。
どうしても何も。
「気がついたら、その木の枝に座ってた」
うわ、舌ったらずなしゃべり方になってしまってる。
しかも、愛らしいボーイソプラノ。
「ああ、声も可愛い……!」
身悶えているが。
いくら可愛く見えても、中身は45歳のオッサンである。
女子高生に群がられる、中身オッサンの着ぐるみのようなものだろうか。
モテているのは自分じゃなくて、しょせんはガワ。むなしい感じ。
そう、人はガワじゃない。中身なんだ。
生きていく上で、とても大事なことを教わった気がする。
神様ありがとう。
*****
「天から落っこちちゃったのかな?」
にこにこ笑いながら頭を撫でられている。
まあ、似たようなものか。
神様がいるのは天国だろうし。そこから来たのだから。
「あんげるす、あーら」
背中に羽が生えて、飛べる呪文だ。
そうです、天使だったのです、ということで。
さっさと逃げよう。
このセクハラ皇帝、隙あらば撫でようとしてくるし。男に撫でられても微塵も嬉しくない。
ここ以外に、国はあるのかな?
次は、こういう変態が居ない国がいいな。
ぱたぱたと羽を動かして、飛んで逃げようとしたら。
「ちょ、ちょっと待った!」
「キャイン!?」
犬みたいな声が出た。
しっぽを掴まれたのだ。
魔法が解けて、再び皇帝の腕に落ちた。
そして、逃がさないとばかりに抱き締められた。
思わず涙目で睨んだ。
「し、しっぽ引っ張るな!」
しっぽ、じんじんする。
「す、すまない、痛かったのだな、ごめん。いや、実はお告げがあって、魔術師を探していたところだったんだ」
*****
神様のお告げで、この国に異界から魔術師が召喚されるというので。皆で手分けして、領地中を捜索していたところだったらしい。
魔術師は国で雇い入れ、大切にするように、というお告げだそうだ。
アフターケアも万全とは。神様優しい……。
でも、この皇帝のとこは何かイヤです。
しっぽ掴むし。
ああ、HPが7になってる……。
ダメージ食らってるじゃないか。全くもう。
撫でても治らないし。尻を撫でるのやめろ。
「まさか、こんな可愛らしい魔術師とは……」
てっきり迷子かと思った、と言われた。
ある意味迷子みたいなものだけど。
……いつまで尻を撫でてる。
ぺしぺし手を叩いてたら、やっとやめてくれた。
でも、俺を腕に抱いたままで、離してくれる気配がない。手を離したら飛んで逃げると思われたからだろう。それは正解だ。
皇帝は騎士に合図して。騎士は花火のようなものを打ち上げた。
煙の色は赤だ。信号弾か?
「狐人の子には何を食べさせれば良いのだろう?」
皇帝は騎士に訊いた。
「我々犬人と同じモノでいいのでは?」
え?
俺、キツネだったのか。
そういえば、しっぽの形が犬とは少し違うような気がしていた。
触ってみたら、すべすべもっふもふで気持ちいい。
これなら触りたくなる気持ちもわからないでもないかな……。でも触る前に意志を確認して欲しい。
などと考えている間に、城へ連れて行かれてしまった。
*****
城に行く途中。
通り掛かる皇帝一行を見た女の人たちが、きゃあきゃあ大騒ぎしていた。
半分は、俺を抱っこしている皇帝へのラブコールだった。美青年だもんな。それも皇帝。
そりゃモッテモテだ。
ああ、むなしい……。
俺に向けられるキャーと皇帝に向けられるキャーの違いがわかっているからだ。
俺が欲しかったのは、そっちのキャーだった筈だが。
そっちも、もうどうでもよくなってきた。
モテたとしても、こんな幼児体型じゃ何も出来ないし。
子供の無邪気を装って女の子の胸とか触りたいとも思わない。
そんな勇気があったらとっくに童貞捨てられてる。
城下町の町並みは石造りで、何となく地中海っぽい雰囲気がする。
日本とは空気が違う。
じめっとしてないで、さらっとした空気というのか。
空は目が痛くなるくらい青い。
東京ではこんな空、正月か夏休みで人が少ない時期くらいにしか見られなかったな。それでも、ここまで青くなかったか。
キツネも犬の仲間でいいんだよな?
確か犬って色盲だとか聞いたが、ちゃんと色は判別できる。半分は人だからだろうか。
街には店があって、果物とか花とか売ってる。
お菓子屋もあるようだ。
通貨の値段設定を確かめたいけど。どうすればいいのやら。
こんな時、コミュ障な自分が嫌になる。
何て言ったらいいのかわからない。
可愛くおねだりとか、絶対無理だ。
あわあわしている間に商店街っぽい道を通り過ぎてしまった。
この世界、文明レベルはどのくらいなんだろう?
皇帝と騎士は腰に剣を携えてるけど、儀礼用かもしれないし。
魔法がある世界だ。
神様のお告げで一国の皇帝が動くくらいだからな。
現代日本とは常識が違ったりするかも。
この世界のルールとかもわからないし、しばらく様子見するしかないか。
*****
お城は、石造りの立派なものだった。
文明は中世レベルかな?
城門に入ると。
「おお、お待ちしておりました!」
トーガを頭から被った美形の男が駆け寄ってきた。
トーガはギリシャ彫刻でよく見る、布を巻いたっぽい、あの服だ。
報せの信号弾を見て、いてもたってもいられず、つい飛び出して来てしまいました、と言っている。
ええと、ルキウス・ウァレリウス・メッサラ・カリストゥス。
神祇官。神官レベル100。
え、100がMAXじゃないのか?
おお、添え名が”Callistus”。『最も美しい人』だけあって、眩しいほどの美形だ。
巻き毛の金髪に、碧の目。
天使のような美しさ、とはこういう顔の事なんだろうな。
この人が、神様からのお告げを受信した神官長か。
しかし若いな。
偉い人ってジジイばっかなイメージだけど。
神祇官は、輝く笑顔で。
「陛下、お告げの魔術師様はどちらに?」
こちらにいるが。
どうやら俺は彼の視界に入っていないようだ。
「ひゃ、」
「ここだ、ここ。可愛いだろう!」
皇帝は俺の両脇を持って、神祇官の目の前に出した。
モノみたいに持つな。
しっぽで皇帝の手をビシバシ叩いても、喜ぶだけだった。
「え、そのちびっこが……魔術師……? まだ見習いなのでは?」
あ、鼻で笑ったな?
よくも馬鹿にしたな。
目にもの見せてくれるわ! などと魔王っぽいこと考えたり。
何か、あっと驚くような魔法は……、あ、これだ。召喚魔術。派手そう。
*****
「いんぶぉかーれ・まぎか、どらこ」
「…………えっ?」
「今の呪文は……、」
辺り一帯が陰って。
城の上に、馬鹿でかいドラゴンが現れた。
城よりでかいので、降りられないようだ。
上空を旋回している。
ばっさばっさと羽ばたく度に、ぶわあ、と風が巻き起こる。
「ドラゴンを……召喚……? 召喚魔術で、まさか、これほどのものを召喚するのが可能とは……」
神祇官は、あんぐりと口を開けて驚愕している。
美形が台無しだぞ。
「た、大変失礼致しました!!」
最敬礼した。
素直に謝ることができるって偉いな。
その潔さが羨ましい。
よし、許そう。
ええと、退去の呪文は、……これか。
「あびーて」
ありがとうドラゴン、さよならー。
ドラゴンが消えて。
再び、青空が見える。
「ふふふ、凄いだろう! 先程は、天使の羽を生やしてぱたぱた飛んだのだぞ! その姿は愛らしい天使そのものだったぞ!」
皇帝が俺の脇を持ったまま、何故か自慢げに言った。
「天使の羽、ですか? それは凄い。上級どころじゃなく、特級魔術師じゃないですか!?」
神祇官は興奮で色白の頬を紅潮させた。
上級? 特級?
凄い魔法使い=魔王じゃないのか……。
魔法の王様でいいじゃん。
77
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話
gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、
立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。
タイトルそのままですみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる