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被保護編 338年
338年3月4-1
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オーサーの説得に成功したということで私が呼ばれました。
骨折した腕を隠すためにこのドレス、髪形はレイサス様の希望でそのままでということ。
オーサーの方が王妃様より背が高いので、ドレスは直してある。
当日、気乗りしていないオーサーは、それでも着替えて自分でお化粧をしていた。お化粧、上手なのね。
上手ではあるけれど、もっと華やかな色を使ったほうがいいので助言する。叱られているようにうなずいて直している。行きたくないのね。
けれど、本当にきれいだった。貴族というより王族のような、近寄りがたい雰囲気がある。それは硬い表情のせいかもしれない。
レイサス様と並んだとき。本当にお似合いだった。オーサーの深い青のドレスとレイサス様の紺色の衣装。身長差。全てが調和している。レイサス様の隣に相応しい方。
国王ご夫妻もオーサーを歓迎し認めていらっしゃる。
あのお二人の親しげな会話は私は初めて聞いた。レイサス様も、王妃様を見て返答された。
こんなときが来るなんて。
これも全てオーサーがやったこと。
レイサス様は何度もオーサーと踊った。ずっと誰とも踊っていなかったけれど、オーサーとは何度も。
オーサーに声を掛ける方たちはたくさんいたけれど、あのレイサス様を見て、しつこくは誘わなくなった。
私や、おそらくシルヴィオ様たちが見れば、オーサーがレイサス様の接近にかなり我慢しているのがわかる。けれど他の方にはわからないでしょう。レイサス様の思惑通り、仲睦まじく見えいるでしょう。
骨折した腕を隠すためにこのドレス、髪形はレイサス様の希望でそのままでということ。
オーサーの方が王妃様より背が高いので、ドレスは直してある。
当日、気乗りしていないオーサーは、それでも着替えて自分でお化粧をしていた。お化粧、上手なのね。
上手ではあるけれど、もっと華やかな色を使ったほうがいいので助言する。叱られているようにうなずいて直している。行きたくないのね。
けれど、本当にきれいだった。貴族というより王族のような、近寄りがたい雰囲気がある。それは硬い表情のせいかもしれない。
レイサス様と並んだとき。本当にお似合いだった。オーサーの深い青のドレスとレイサス様の紺色の衣装。身長差。全てが調和している。レイサス様の隣に相応しい方。
国王ご夫妻もオーサーを歓迎し認めていらっしゃる。
あのお二人の親しげな会話は私は初めて聞いた。レイサス様も、王妃様を見て返答された。
こんなときが来るなんて。
これも全てオーサーがやったこと。
レイサス様は何度もオーサーと踊った。ずっと誰とも踊っていなかったけれど、オーサーとは何度も。
オーサーに声を掛ける方たちはたくさんいたけれど、あのレイサス様を見て、しつこくは誘わなくなった。
私や、おそらくシルヴィオ様たちが見れば、オーサーがレイサス様の接近にかなり我慢しているのがわかる。けれど他の方にはわからないでしょう。レイサス様の思惑通り、仲睦まじく見えいるでしょう。
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