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現実2 小学5年生 3学期
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功星「河本ちゃん。今日一緒に遊べる?」
瞬「え。う、うん!いいの?」
「うん。方向が井槻さんと一緒だから、先生に一緒に帰ってって頼まれた。河本ちゃんも一緒に帰ろ?」小学校の近くで変質者が出た。
瞬は、え、まりもも?と思ったが、伊月くんと帰りたいから考えないことにした。22歳の瞬に、授業中に心の中で相談する。樹が、なんか言ってきたらどうしたらいいかを話し合う。瞬はドキドキして、授業中に当てられ聞いていませんでしたと、答える羽目になった。
終わりの会が終わり、3人で帰ることになる。
樹が、廊下を急ぐ瞬の腕を掴む。
樹「オイ!」
瞬「何?」
「俺らもついてく」
「なんで?」
「いーじゃん! 別に! クラスメイトだろ?」
瞬「お前って」ホントに厚かましいな。自分のやってきたこと、ハズかしくねえの?__ねぇんだろーな。
瞬「ハァーー。まりもに聞いてみてやるよ。ちょっと待っとけ! アイツが嫌がったら、無理だかんな」
樹「__う、うん」
瞬が、まりもと伊月くんとごちゃごちゃと話してから戻ってくる。
樹「なんだって?」
瞬「あのな。お前1人ならいいけど、集団だと怖いから無理だって」
「ダチ、切れってのかよ?」
「なんで、そーなる? アイツらといりゃいーじゃん。じゃ、行くな」
「ちょっと待て!」瞬の腕を離さない樹。
「何ーー?」
「お前も来いよ。何、サラッと抜けてんだよ」
瞬「バレた?」
樹「バレんだろ!」
瞬「もーいーわ。俺、抜けさせて__なんか、お前らといてもツマんないし。お前らときたら、弱いものイジメでマジ引いた。まりもに酷いことすんのも、イミ分かんないって、いつも思ってたし。__じゃな! (俺のことは)無視してくれりゃいーから!!」
樹「ちょっと待て!」
瞬「まだあんの?」
「__ちょっとだけ、抜けてくる」
「へ?」
「俺一人だったら、まりも、大丈夫なんだろ?」
「お前一人に対して、俺ら3人いたらな」
「わかった! アイツらに言ってくるから、先行っとけ」なんとなく、イヤな予感がする瞬。
「……なんて言う気?」
「まりもが、俺と付き合いたいらしいから、お前らジャマすんな!」心ん中で頭を抱える、小5と22歳の瞬。
「__アホか!」
「へ?」
「どう聞いたら、そーなるの。あのなー。あのな!こう言え!「今日は、もう解散! __俺、一人で行くとこあるから、また明日な。アト、まりもイジメんの、飽きたし、止めるわ!」
樹「えー? 紙に書いてくれる? 覚えられるかな」
「もー」言いながら、ノートに書きかきしてビリと破りそれを渡す瞬。
「__ハイ。とにかく、他人にイジワルすんのとか、ケンカ吹っかけんのガマンしろ。__じゃねえと、マジでお前と口聞かねぇからな」
「__うん。お前、そんなヤツだったの?」
22歳の瞬「そんなヤツです~~♪ イヤなら、シカトしてくれてイイし」
樹「そっちこそ、シカトすんなよ?」
「ちゃんと、話聞くならね__じゃ、行くわ」
「おう。__追いつくから!」
22歳の瞬「一生追いつかんでイイ!」
「待ってろ!」
「誰が(待つか)!」瞬が、先で待つまりもと伊月くんのところに走っていく。
小5の瞬が、伊月くんとまりもに声を掛ける。
「ごめん!__行こ」
功星「アイツ、なんて?」
「なんか、仲間ブッチして、こっち来たいってさ。__だったら、最初から、イジメんなっつーの」
功星「河本ちゃんも、でしょ~~」
瞬「悪かったよ! もーしなーーい! ごめんな、まりもちゃん」功星が、まりもをのぞき込んで言う。
功星「ぜったい許しちゃダメだよ。イケメンだからってなんでも許されると思ったら、大間違い!」
瞬が、功星に向かって言う。
瞬「ちょっとー! 俺は、まりもちゃんに謝ってんのーー! それにこっちだって、樹のワガママにつきあわされてただけだし。まりもちゃんが、嫌いとかじゃねーし」
まりも「__許さナイ!!」俯いたまま、声を振り絞るまりも。怒りに声が震えている。
瞬「おぉ。……なんか、スミマセン」これは、許してもらえないな……と、感じる瞬。虫のいい自分に嫌気が差す。
功星「俺が、シメてやるからねー♪」功星は、まりもにそう言ってから、瞬に軽く身体をぶつける。
「オイ! 河本! お前今日から、まりもさんのパシリな!」
瞬「えーー。ヤだよ。カッコワリィ」
功星「なんだとーー? もっとカッコワリィことしてたのそっちだろ!アアン??」
瞬「ガラ悪っ。こっわ! __分かりました。まりもちゃ~~ん。ランドセル持ったげるーー♪」
まりも「近寄んな、クズ!」
功星「近よんじゃねーよ! イケメンは滅びろーー!w」
瞬「ひっで!__てか、俺イケメンなの? 初めて言われたー」
功星「中身がちょっと残念だけどなー」
まりも「いっつんくんのが、よっぽどイイ!」
功星「だよね、だよね? __俺もそう思う~~♪ なのに、なんか本命には、なれナイんだよねー」
瞬「え。何。お前、誰かにフラれたの?」
伊月 功星が、瞬に近づき、ジーっと見つめる。瞬は、伊月くんのフラれた(?)相手が気になり、なおも重ねて聞く。
瞬「な。どした?」伊月 功星は、さらに近付くと瞬のほっぺにチュッと口付けた。小5の瞬は、思わず伊月くんをドンと押し返す。
「なっ、何すんだよ!」
「挨拶だよ~~♪」瞬は、まりもの手前、イヤがんないと、と何故かそう考えた。
小5瞬「キモいことすんなよ! アホ功星!」
22歳の瞬が、心の中で、小5の瞬に注意する。
22歳瞬 バカ!ちょ。瞬!!
小5 何?
そんな__ヤじゃなかったろ?
へ?
功星にキモいとか言うな、つってんの!
ただの冗談じゃん
__……。功星が、なんとも思ってナイやつに__誰にでもキスすると思う?
……え?
功星のこと、大人になったら、ちゃんと向き合ってあげて。__俺は、それが(できなかった)__そうしなかったから__すげー後悔してる
小5 ちゃんとって……ムリじゃん。男だよ?
22歳 そうだな。__うん。__忘れて
小5 ……。(え??)
心の中で話している(外からみたら、ボンヤリしていた)間に、まりもと功星が先に行っていた。
功星「アホ瞬ーー! 置いてくよーー」
小5瞬「待ってよーー」瞬が、功星の腕を掴む。
功星「何?」
小5瞬「虫ついてる」
「え。嘘ーわーー!!」暴れだす伊月くん。
「じっとしてろって。取ってやるから」功星の前髪に優しくふれる。少し屈んで大人しくしている伊月くん。瞬が、功星に目をつぶってと小さく告げる。
功星「__とれた?」
小5瞬「うん。ホラ」言いながら、瞬が功星のほっぺにチュッとそうっと口付ける。
功星「ええーー??」
瞬「お返しだよー。アホーー!!」
「河本ちゃんのが、トップ級のアホーー!!」功星が、瞬のランドセルに乗りかかる。
「ちょ」瞬が、コケる。コケた瞬に功星が、ランドセルを渡す。
「ホラ。河本!お前、パシリだろ!俺のランドセル持てよ!」瞬が、立ち上がり、ランドセルを前に担ぐ。
「ハイハイ」
身軽になった功星が、まりもに向かって言う。
功星「まりもちゃん。ランドセル持ったげよっか」
まりも「……イイ」
功星「そうお?__(2人に)今から、俺んちくる? ゲームでもする?」
瞬「行くいく__お前は?(まりもに)」
まりも「行く」
功星「決まりなー」
瞬「あ。樹がきたら、どーする?」
功星「いいよー。別に。まりもちゃんになんか言ったら、即追い出すから、瞬も手伝って」
「オッケ。もう、アイツに遠慮しなーい。てか、早く行こ。アイツ、こねぇうちに」
功星「え。河本ちゃん、ヒドない?」
瞬「__なんとでも言え。俺もっと酷いこといろいろされたし。これからは、やり返してやんよ!」
「おっしゃ!まりもたん。ランドかして。走ろーー!」
瞬「ダッシュなーー」
功星「逃っげろーー!」走っていく3人。
樹が、校庭で喚く。
「あいつら、どこ行ったーー?!」
仲間1「樹!」
仲間2「放っとけ! もーあんなヤツ(樹のこと)、リーダーじゃねぇ。行くぞ!」
仲間3「……でもさ」
2「__あの女の気ィ引きたかっただけだろ。__ムカつくな」
3「どこ行くの?」
1「うっせーな! 知るかよ!」3人が、何処かへ行く。
©️石川 直生 2023.
瞬「え。う、うん!いいの?」
「うん。方向が井槻さんと一緒だから、先生に一緒に帰ってって頼まれた。河本ちゃんも一緒に帰ろ?」小学校の近くで変質者が出た。
瞬は、え、まりもも?と思ったが、伊月くんと帰りたいから考えないことにした。22歳の瞬に、授業中に心の中で相談する。樹が、なんか言ってきたらどうしたらいいかを話し合う。瞬はドキドキして、授業中に当てられ聞いていませんでしたと、答える羽目になった。
終わりの会が終わり、3人で帰ることになる。
樹が、廊下を急ぐ瞬の腕を掴む。
樹「オイ!」
瞬「何?」
「俺らもついてく」
「なんで?」
「いーじゃん! 別に! クラスメイトだろ?」
瞬「お前って」ホントに厚かましいな。自分のやってきたこと、ハズかしくねえの?__ねぇんだろーな。
瞬「ハァーー。まりもに聞いてみてやるよ。ちょっと待っとけ! アイツが嫌がったら、無理だかんな」
樹「__う、うん」
瞬が、まりもと伊月くんとごちゃごちゃと話してから戻ってくる。
樹「なんだって?」
瞬「あのな。お前1人ならいいけど、集団だと怖いから無理だって」
「ダチ、切れってのかよ?」
「なんで、そーなる? アイツらといりゃいーじゃん。じゃ、行くな」
「ちょっと待て!」瞬の腕を離さない樹。
「何ーー?」
「お前も来いよ。何、サラッと抜けてんだよ」
瞬「バレた?」
樹「バレんだろ!」
瞬「もーいーわ。俺、抜けさせて__なんか、お前らといてもツマんないし。お前らときたら、弱いものイジメでマジ引いた。まりもに酷いことすんのも、イミ分かんないって、いつも思ってたし。__じゃな! (俺のことは)無視してくれりゃいーから!!」
樹「ちょっと待て!」
瞬「まだあんの?」
「__ちょっとだけ、抜けてくる」
「へ?」
「俺一人だったら、まりも、大丈夫なんだろ?」
「お前一人に対して、俺ら3人いたらな」
「わかった! アイツらに言ってくるから、先行っとけ」なんとなく、イヤな予感がする瞬。
「……なんて言う気?」
「まりもが、俺と付き合いたいらしいから、お前らジャマすんな!」心ん中で頭を抱える、小5と22歳の瞬。
「__アホか!」
「へ?」
「どう聞いたら、そーなるの。あのなー。あのな!こう言え!「今日は、もう解散! __俺、一人で行くとこあるから、また明日な。アト、まりもイジメんの、飽きたし、止めるわ!」
樹「えー? 紙に書いてくれる? 覚えられるかな」
「もー」言いながら、ノートに書きかきしてビリと破りそれを渡す瞬。
「__ハイ。とにかく、他人にイジワルすんのとか、ケンカ吹っかけんのガマンしろ。__じゃねえと、マジでお前と口聞かねぇからな」
「__うん。お前、そんなヤツだったの?」
22歳の瞬「そんなヤツです~~♪ イヤなら、シカトしてくれてイイし」
樹「そっちこそ、シカトすんなよ?」
「ちゃんと、話聞くならね__じゃ、行くわ」
「おう。__追いつくから!」
22歳の瞬「一生追いつかんでイイ!」
「待ってろ!」
「誰が(待つか)!」瞬が、先で待つまりもと伊月くんのところに走っていく。
小5の瞬が、伊月くんとまりもに声を掛ける。
「ごめん!__行こ」
功星「アイツ、なんて?」
「なんか、仲間ブッチして、こっち来たいってさ。__だったら、最初から、イジメんなっつーの」
功星「河本ちゃんも、でしょ~~」
瞬「悪かったよ! もーしなーーい! ごめんな、まりもちゃん」功星が、まりもをのぞき込んで言う。
功星「ぜったい許しちゃダメだよ。イケメンだからってなんでも許されると思ったら、大間違い!」
瞬が、功星に向かって言う。
瞬「ちょっとー! 俺は、まりもちゃんに謝ってんのーー! それにこっちだって、樹のワガママにつきあわされてただけだし。まりもちゃんが、嫌いとかじゃねーし」
まりも「__許さナイ!!」俯いたまま、声を振り絞るまりも。怒りに声が震えている。
瞬「おぉ。……なんか、スミマセン」これは、許してもらえないな……と、感じる瞬。虫のいい自分に嫌気が差す。
功星「俺が、シメてやるからねー♪」功星は、まりもにそう言ってから、瞬に軽く身体をぶつける。
「オイ! 河本! お前今日から、まりもさんのパシリな!」
瞬「えーー。ヤだよ。カッコワリィ」
功星「なんだとーー? もっとカッコワリィことしてたのそっちだろ!アアン??」
瞬「ガラ悪っ。こっわ! __分かりました。まりもちゃ~~ん。ランドセル持ったげるーー♪」
まりも「近寄んな、クズ!」
功星「近よんじゃねーよ! イケメンは滅びろーー!w」
瞬「ひっで!__てか、俺イケメンなの? 初めて言われたー」
功星「中身がちょっと残念だけどなー」
まりも「いっつんくんのが、よっぽどイイ!」
功星「だよね、だよね? __俺もそう思う~~♪ なのに、なんか本命には、なれナイんだよねー」
瞬「え。何。お前、誰かにフラれたの?」
伊月 功星が、瞬に近づき、ジーっと見つめる。瞬は、伊月くんのフラれた(?)相手が気になり、なおも重ねて聞く。
瞬「な。どした?」伊月 功星は、さらに近付くと瞬のほっぺにチュッと口付けた。小5の瞬は、思わず伊月くんをドンと押し返す。
「なっ、何すんだよ!」
「挨拶だよ~~♪」瞬は、まりもの手前、イヤがんないと、と何故かそう考えた。
小5瞬「キモいことすんなよ! アホ功星!」
22歳の瞬が、心の中で、小5の瞬に注意する。
22歳瞬 バカ!ちょ。瞬!!
小5 何?
そんな__ヤじゃなかったろ?
へ?
功星にキモいとか言うな、つってんの!
ただの冗談じゃん
__……。功星が、なんとも思ってナイやつに__誰にでもキスすると思う?
……え?
功星のこと、大人になったら、ちゃんと向き合ってあげて。__俺は、それが(できなかった)__そうしなかったから__すげー後悔してる
小5 ちゃんとって……ムリじゃん。男だよ?
22歳 そうだな。__うん。__忘れて
小5 ……。(え??)
心の中で話している(外からみたら、ボンヤリしていた)間に、まりもと功星が先に行っていた。
功星「アホ瞬ーー! 置いてくよーー」
小5瞬「待ってよーー」瞬が、功星の腕を掴む。
功星「何?」
小5瞬「虫ついてる」
「え。嘘ーわーー!!」暴れだす伊月くん。
「じっとしてろって。取ってやるから」功星の前髪に優しくふれる。少し屈んで大人しくしている伊月くん。瞬が、功星に目をつぶってと小さく告げる。
功星「__とれた?」
小5瞬「うん。ホラ」言いながら、瞬が功星のほっぺにチュッとそうっと口付ける。
功星「ええーー??」
瞬「お返しだよー。アホーー!!」
「河本ちゃんのが、トップ級のアホーー!!」功星が、瞬のランドセルに乗りかかる。
「ちょ」瞬が、コケる。コケた瞬に功星が、ランドセルを渡す。
「ホラ。河本!お前、パシリだろ!俺のランドセル持てよ!」瞬が、立ち上がり、ランドセルを前に担ぐ。
「ハイハイ」
身軽になった功星が、まりもに向かって言う。
功星「まりもちゃん。ランドセル持ったげよっか」
まりも「……イイ」
功星「そうお?__(2人に)今から、俺んちくる? ゲームでもする?」
瞬「行くいく__お前は?(まりもに)」
まりも「行く」
功星「決まりなー」
瞬「あ。樹がきたら、どーする?」
功星「いいよー。別に。まりもちゃんになんか言ったら、即追い出すから、瞬も手伝って」
「オッケ。もう、アイツに遠慮しなーい。てか、早く行こ。アイツ、こねぇうちに」
功星「え。河本ちゃん、ヒドない?」
瞬「__なんとでも言え。俺もっと酷いこといろいろされたし。これからは、やり返してやんよ!」
「おっしゃ!まりもたん。ランドかして。走ろーー!」
瞬「ダッシュなーー」
功星「逃っげろーー!」走っていく3人。
樹が、校庭で喚く。
「あいつら、どこ行ったーー?!」
仲間1「樹!」
仲間2「放っとけ! もーあんなヤツ(樹のこと)、リーダーじゃねぇ。行くぞ!」
仲間3「……でもさ」
2「__あの女の気ィ引きたかっただけだろ。__ムカつくな」
3「どこ行くの?」
1「うっせーな! 知るかよ!」3人が、何処かへ行く。
©️石川 直生 2023.
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