決戦の朝。

自由言論社

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第22奮

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 一瞬、目の前が真っ暗になった。


 気張りすぎて脳の血管が破れたか?


 脳溢血か、それとも脳梗塞か?



 視力はすぐもどったが、糞をもどすわけにはいかない。
 こんなにも苦労して、やっと出口あたりまで追いやったのだ。

 出すんだ。
 なにがなんでも出し切るんだ!






 ふんぬっ!



 むぐっ!



 むおおおおお…っ!!!



 がっ……!





 おっ?!

 おおおおおおおお!!!!





 出……

 出……



 出るぞっ!!!



 出るっ!


 出るっ!



 出てゆく!!!




 ぶっといものが、ごりごりに固まった大根のような太さの華厳グソが一本、音をたて便器に零れ落ちたのであった。



   第23奮につづく
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