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今何時だろう…
この居間に時計はあるものの電池が切れて居るみたいで6時38分で止まっていた
いつから止まっているのか分からないけど、6時でないのは確かだ
もう、2人は眠っているだろうか
無音の、文字通り音のしない時間が過ぎていく
はぁ……、っとため息をこぼすと、少し遠くからペタペタと音を鳴らす足音が聞こえた
誰だか分からないが、その音は確実に居間に向かって来ていて、次第に音が大きくなる
開いたままだった襖から足音の人物が顔を見せる
足音の主はこの家の家主、ジャンさんだった
電気が付いたままの居間にもしかしてと思い確認しにでも来たんだろう
ぽつんと座り続ける私を見るなり胸糞が悪そうな顔をして眉をひそめた
「あんた何でいんの?出てけって言ったよな」
冷静に告げるジャンさんは淡々としているものの忿怒しているのは間違いない
暗がりから少し見せる顔は私が居座り続けることを譴責する様な目で睨んでいた
確かに出て行けと言われた
だけど
「まだ、食べ終わってません…」
私の前に置かれたハンバーグや味噌汁、ご飯は全部冷めきっていてどれも綺麗に残っている
食べ終わってないから、…出て行かなくて良い
私は勝手に、都合の良い解釈で居座り続けた
殺されるかも………
正直めちゃくちゃ怖い
でも、それを押し殺して座り続ける
今にもその大きな手で首を絞められるかもりれない…
あるいは殴られるかもしれない…
どっちも痛いんだろうな…………
でも我慢すれば、耐えれば…‥ここに居さしてくれるかも知れない
「じゃぁ、ずっと食べないでいる気?あんた正気かよ」
「ここに居られるなら……、食べない。」
「死にたいなら他でしろ。迷惑だ」
死にたいわけじゃない
殺されたいわけでもない
何がしたいんだと聞かれても困る
ただ、必死に生きてるだけだから
「はぁ、……イライラする。分かった、1週間だけだ」
その言葉に驚喜が込み上げてきて、喜びからなのか何なのか分からないが、急に緊張が解けたのかビシッっとしていた背中が丸まってへたる
それを片付けろというと何処かに行ってしまった
自室に帰ったのだろうか
私は箸を持ち冷めきったご飯を口に運び、ひと噛みひと噛みしっかりと噛み締める
冷たいごはんは冷めていても美味しかった
全て食べ終え使ったお皿を洗い終えると、居間の端っこで横になる
お腹いっぱいになったからか、今日の疲れがどっとやって来たのか睡魔が私を襲った
まぶたをゆっくりと下ろし眠りについた
予想以上に疲れていたのか誰かが居間に入って来たことに気づかず熟睡した
この居間に時計はあるものの電池が切れて居るみたいで6時38分で止まっていた
いつから止まっているのか分からないけど、6時でないのは確かだ
もう、2人は眠っているだろうか
無音の、文字通り音のしない時間が過ぎていく
はぁ……、っとため息をこぼすと、少し遠くからペタペタと音を鳴らす足音が聞こえた
誰だか分からないが、その音は確実に居間に向かって来ていて、次第に音が大きくなる
開いたままだった襖から足音の人物が顔を見せる
足音の主はこの家の家主、ジャンさんだった
電気が付いたままの居間にもしかしてと思い確認しにでも来たんだろう
ぽつんと座り続ける私を見るなり胸糞が悪そうな顔をして眉をひそめた
「あんた何でいんの?出てけって言ったよな」
冷静に告げるジャンさんは淡々としているものの忿怒しているのは間違いない
暗がりから少し見せる顔は私が居座り続けることを譴責する様な目で睨んでいた
確かに出て行けと言われた
だけど
「まだ、食べ終わってません…」
私の前に置かれたハンバーグや味噌汁、ご飯は全部冷めきっていてどれも綺麗に残っている
食べ終わってないから、…出て行かなくて良い
私は勝手に、都合の良い解釈で居座り続けた
殺されるかも………
正直めちゃくちゃ怖い
でも、それを押し殺して座り続ける
今にもその大きな手で首を絞められるかもりれない…
あるいは殴られるかもしれない…
どっちも痛いんだろうな…………
でも我慢すれば、耐えれば…‥ここに居さしてくれるかも知れない
「じゃぁ、ずっと食べないでいる気?あんた正気かよ」
「ここに居られるなら……、食べない。」
「死にたいなら他でしろ。迷惑だ」
死にたいわけじゃない
殺されたいわけでもない
何がしたいんだと聞かれても困る
ただ、必死に生きてるだけだから
「はぁ、……イライラする。分かった、1週間だけだ」
その言葉に驚喜が込み上げてきて、喜びからなのか何なのか分からないが、急に緊張が解けたのかビシッっとしていた背中が丸まってへたる
それを片付けろというと何処かに行ってしまった
自室に帰ったのだろうか
私は箸を持ち冷めきったご飯を口に運び、ひと噛みひと噛みしっかりと噛み締める
冷たいごはんは冷めていても美味しかった
全て食べ終え使ったお皿を洗い終えると、居間の端っこで横になる
お腹いっぱいになったからか、今日の疲れがどっとやって来たのか睡魔が私を襲った
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