逍遙の殺人鬼

こあら

文字の大きさ
35 / 333

35

しおりを挟む
コンビニで今夜のカレーのお供、福神漬をゲット
そのままの真っ直ぐに家に戻る
空はもう暗くなってきていていたが、そんなことは気にしない

コンビニを出てすぐ右に行き、まっすぐ進む
次を右に曲がって進むと少し細い道がある
そこに入って、左に出て進み信号を渡ったらもう家だ
そう遠くない
5分もかからない
そう道順を思い出しながら家に向かっていた

買ってもらったばかりの服のおかげか、何故か気分が上がっている
こんな自分は、嫌いじゃないかも
そう思っていると、なんだか嫌な音がした

ジャリッ…っと誰かがついてきているような足音が聞こえ、まさか……と思いながら少し小走りに家の方に走ると足音は近づいて来る
そして、いきなり背後から口元を抑えられ地面に叩きつけられた

普段誰も入らない空き地みたいな公園の茂みに倒れた私は、背中の激痛に悶苦しんでいた
…痛っ__________
そんな私に馬乗りしてくる見知らぬ男は、ハァハァと何とも言えない気持ち悪さを全開にする
下品な顔の男は私の口に何かの布を詰め込み声を塞ぐ

「んんッーー!!」

それを取ろうとするが男の手によって押さえつけられてしまう
ニヤリと不敵な笑みでこちらを見下ろす男は、あらゆる気持ち悪さが集結したような感じだった

なにが可笑しいんだ
早く降りて!買ってもらったばかりの服が汚れる!!
そんなことを叫ぶが、布によって吸収された声は外へは出なかった









「大人しくしてりゃ痛くしないよ」

馬鹿か?そんなこと言われて、はいそうですねって大人しくなるわけないだろ
そんな卑劣な男に全身を使って抵抗する
…が、やはり相手は男で力の差は目に見えていた

「暴れんなっ」

「んんんーーー!」(暴れるよ!)

馬乗りする男の脚の隙間から自分の足を出し、くらえ!っと男の腹を思いっきり蹴る
「うぐっ…」なんて鈍い声を出している間に、逃げようとすると、みつ編みに結った髪を引っ張られ、逃げるのを邪魔する

「はなっして………」

髪の引っ張られる痛みに耐えながら必死に抵抗する
しかし、やはし私は女で簡単にまた取り押さえられてしまう

「ざけんなこのアマ‼」

「っぐ!………」

思いっきりほほを殴られる
女相手にむきになりやがって…
痛みに思わず涙が出た
痛いっ……

「打ち込んてやるよ、」

無駄に獰猛どうもうに動く男は荒ぶる私の脚を強引に開けられ下着に男の指が触れた

(やめてっ…)
お願い…誰かっ
助けて…‼‼

こんな男にヤられてたまるか…
怖い、今にも死んでしまいそう
だけど、余った力で必死に抵抗する

「誰かっ!」

「っ!黙れ!!」

「!!っ…」

この男、また殴った…
この最低野郎おとこ



「誰も助けには来ねぇよ」

諦めなと私に言い放つ男を睨みつけた
こんな男のせいで流した涙で、目の前が曇っていたが必死に睨んだ
それが、今できる唯一の抵抗だったから…




「へぇー楽しそうじゃん、俺も混ぜてよ」

「!?」

「っ…」(ジャンさん!?)


男の動きを止めたのは昼間と同じくジャンさんだった
男の襟元を掴んで私から引き剥がすとそのまま男の腹を蹴り飛ばした
男は腹に走った激痛にその場にうずくまっている

「…っ、ジャンさん…」

助けに来てくれた彼に手を伸ばすが、触るなとでも言いたいのか…
つけ話すような言葉が放たれた

「あんた邪魔。早くどっか行ってくんない?」

「っで、でも…私…」

ここに居たほうがいいんじゃ?
そう言いたいのに…、泣くばかりの私の口は何のためにあるのか?
喋れず、どもる私の前にしゃがみ、私の目を見て冷たく言った

「泣いてるだけの奴にここに居られたら迷惑。できる事なんてねぇんだからとっとと消えろよ」

「、ジャンさん………」

「なに?それともこいつとよろしくヤりたかったわけ?俺邪魔した?」

(違う………よろしくしたくない…)
彼のその言葉に私は目から大量に溢れ出るそれを止められず、家に向って走った
__________走って、走って、走った…
そう長くない間に家が目に入り、よろけながら敷地内に入る
昼間は優しいかもって、思えたのに…全然そんなことなかった………

必死に流れるそれを拭きながら荒々しく家のドアを開けて中に入る

靴を脱ぎ捨てて玄関先で力が抜け、その場でうずくまった
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

義兄様と庭の秘密

結城鹿島
恋愛
もうすぐ親の決めた相手と結婚しなければならない千代子。けれど、心を占めるのは美しい義理の兄のこと。ある日、「いっそ、どこかへ逃げてしまいたい……」と零した千代子に対し、返ってきた言葉は「……そうしたいなら、そうする?」だった。

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...