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ジャンさんの部屋に1人残った私は乱れる格好を戻すように整え、ついでなので彼のベッドもベッドメイキングしておく
不覚にもこのベッドで寝てしまったわけだし…と思いながら整えていく
「っ!?」
まさか…私、してないよね…?
昨日の出来事があまり思い出せず、やった痕跡がないことを確認し安堵した
記憶が無くなる手前、覚えている昨日のことを思い浮かべる
『なら慰めろよ』そう彼は言っていたはず…
なのに手を出さなかったことが分からず、別にしてほしかったわけじゃないけど…と考え込んでしまう
それにしてもこの頭の痛みが消えきれていなく、考えが進まない
目に入った時計を見れば"7:13"と電子表示されていた
朝食っ!っと考えるのを後にして、ジャンさんの部屋から飛び出し台所に走った
台所に行くと水を飲む先客が居た、__________ジャンさんだ
コップに入った水を一気に飲み干すと、私の方に顔を向けるがすぐに背ける
さっきのこともあり、距離を取りながら台所に入った
そう言えば、さっきまで一緒にいたけど朝の挨拶して無かったなと思い律儀に、おはようございます…と言ってみる
空になったコップを置きながら「あぁ」だなんて、挨拶の返事には似つかわしくない返事をされる
返ってこないよりはマシだと自己解決して、朝食作りに取り掛かる
材料を確認すべく冷蔵庫の中身を見てみる
……が、視線を感じて1度扉を閉め視線の犯人を見る
「……なんですか?」
「早く作れよ」
なんです、その言い方…
言われなくても今から作りますよ
トースターに食パンを入れ焼く
その間にウィンナーを軽く炒め、オムレツを作る
冷凍ブロッコリーを電子レンジで温め、プレートにオムレツ、ウィンナー、洗ったトマト、ブロッコリーを盛り付ける
トーストも焼き上がり、小皿にバターを入れ棚からいちごジャムやピーナッツバターなどを取り出す
それを居間に運ぶ
今日も食べないだろうと、分かってはいたが3人分作った
フォークを取ろうと食器棚に向うが、ジャンさんが腰がけていて居た
「フォーク、…取るのでちょっといいですか?」
「…、」
腕組みしたまま何も言わずそこから退いてくれたので、3人分のフォークとナイフを取る
ついでにコップも取ろうと上の方に手を伸ばすが意外と高い所にあり、つま先立ちしながら取ろうとすると、後から長い手が伸びてきて代わりにコップを取ってくれる
須臾の間、互いの身体が密着し、彼の身長によって生まれた影により視界が少し暗くなる
コップを取り終えると「ん、」と手渡し、台所を出るジャンさん
彼は怖い人
そう認知しようとしていたのに、たまに出る優しさに惑わされてしまう
「怖いなら怖いままでいてよ…」
ボソッと誰に言う訳でもなく、息を吐くように呟いた
フォークとナイフ・コップを持ち居間に行くと、ソファーに寝転ぶジャンさんが居た
自室に戻ったとばかりと思っていたので一瞬足を止め、驚いてしまったではないか
けど、平然を装ってプレートに合わせてそれぞれ配置していく
ふと壁に掛けてある時計を見ると7時56分と、表示されていた
臼田さんを呼びに行こうと立ち上がり彼の仕事部屋に行く
扉をコンコンとノックし、朝食ができましたと告げる
すると中から疲れ切った臼田さんが現れ、「おはよー…」と眠そうに挨拶をする
「頑張り過ぎは良くないですよ」
「うんー、でも仕事だから」
目をゴシゴシと擦りながら丸眼鏡を外し、居間に移動する
「良い匂ーい」と言いながら座椅子に座ると、ソファーで寝るジャンさんに気がつく
「あれー、今日は食べるの?」
「っえ……」
「俺が食べたらいけねぇのか?」
「もぉー、そんな言い方しちゃって」
食べるためにソファーで寝転んでたんですか?
そう言おうと思ってやめた
せっかく食べる気になってくれているんだから、そのままにしておこう
私はニヤニヤする顔を隠すべく台所に行き、水の入ったポットを持つ
その時目に入ったのは、食べ終わった、カレーのお皿が置かれている流し台だった
(食べてくれてたんだ…)
不覚にもこのベッドで寝てしまったわけだし…と思いながら整えていく
「っ!?」
まさか…私、してないよね…?
昨日の出来事があまり思い出せず、やった痕跡がないことを確認し安堵した
記憶が無くなる手前、覚えている昨日のことを思い浮かべる
『なら慰めろよ』そう彼は言っていたはず…
なのに手を出さなかったことが分からず、別にしてほしかったわけじゃないけど…と考え込んでしまう
それにしてもこの頭の痛みが消えきれていなく、考えが進まない
目に入った時計を見れば"7:13"と電子表示されていた
朝食っ!っと考えるのを後にして、ジャンさんの部屋から飛び出し台所に走った
台所に行くと水を飲む先客が居た、__________ジャンさんだ
コップに入った水を一気に飲み干すと、私の方に顔を向けるがすぐに背ける
さっきのこともあり、距離を取りながら台所に入った
そう言えば、さっきまで一緒にいたけど朝の挨拶して無かったなと思い律儀に、おはようございます…と言ってみる
空になったコップを置きながら「あぁ」だなんて、挨拶の返事には似つかわしくない返事をされる
返ってこないよりはマシだと自己解決して、朝食作りに取り掛かる
材料を確認すべく冷蔵庫の中身を見てみる
……が、視線を感じて1度扉を閉め視線の犯人を見る
「……なんですか?」
「早く作れよ」
なんです、その言い方…
言われなくても今から作りますよ
トースターに食パンを入れ焼く
その間にウィンナーを軽く炒め、オムレツを作る
冷凍ブロッコリーを電子レンジで温め、プレートにオムレツ、ウィンナー、洗ったトマト、ブロッコリーを盛り付ける
トーストも焼き上がり、小皿にバターを入れ棚からいちごジャムやピーナッツバターなどを取り出す
それを居間に運ぶ
今日も食べないだろうと、分かってはいたが3人分作った
フォークを取ろうと食器棚に向うが、ジャンさんが腰がけていて居た
「フォーク、…取るのでちょっといいですか?」
「…、」
腕組みしたまま何も言わずそこから退いてくれたので、3人分のフォークとナイフを取る
ついでにコップも取ろうと上の方に手を伸ばすが意外と高い所にあり、つま先立ちしながら取ろうとすると、後から長い手が伸びてきて代わりにコップを取ってくれる
須臾の間、互いの身体が密着し、彼の身長によって生まれた影により視界が少し暗くなる
コップを取り終えると「ん、」と手渡し、台所を出るジャンさん
彼は怖い人
そう認知しようとしていたのに、たまに出る優しさに惑わされてしまう
「怖いなら怖いままでいてよ…」
ボソッと誰に言う訳でもなく、息を吐くように呟いた
フォークとナイフ・コップを持ち居間に行くと、ソファーに寝転ぶジャンさんが居た
自室に戻ったとばかりと思っていたので一瞬足を止め、驚いてしまったではないか
けど、平然を装ってプレートに合わせてそれぞれ配置していく
ふと壁に掛けてある時計を見ると7時56分と、表示されていた
臼田さんを呼びに行こうと立ち上がり彼の仕事部屋に行く
扉をコンコンとノックし、朝食ができましたと告げる
すると中から疲れ切った臼田さんが現れ、「おはよー…」と眠そうに挨拶をする
「頑張り過ぎは良くないですよ」
「うんー、でも仕事だから」
目をゴシゴシと擦りながら丸眼鏡を外し、居間に移動する
「良い匂ーい」と言いながら座椅子に座ると、ソファーで寝るジャンさんに気がつく
「あれー、今日は食べるの?」
「っえ……」
「俺が食べたらいけねぇのか?」
「もぉー、そんな言い方しちゃって」
食べるためにソファーで寝転んでたんですか?
そう言おうと思ってやめた
せっかく食べる気になってくれているんだから、そのままにしておこう
私はニヤニヤする顔を隠すべく台所に行き、水の入ったポットを持つ
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(食べてくれてたんだ…)
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