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あれやこれやと、複数の服を組み合わせては着替えるを繰り返す
まるで着せ替え人形のようで、私は春さんの好みの見た目へと変えさせられる
「女の子はやっぱり違うわねー、可愛いわ。このプラダのブーツ、似合うわー。」
「あの…春さん?私もっと素朴な物で構わないのですが…」
「駄目よ!せっかく女として生まれたんだからその分オシャレして楽しまなきゃ。ッネ!!」
(私よりも春さんの方が楽しそうにしてる)
しかし、私は春さんのようにホットパンツを履く勇気も自信も持ち合わせていません
オシャレをする気にも、楽しむ気力も…ガス欠状態です
いくら着飾ってみせても、この髪の毛のせいで全部台無しになりそうで…鏡を見る度にむしり取ってやりたい気持ちでいっぱいです
「うん、良いわ。ちょーっと物足りないけど、今回はこれで見逃してあげる。」
「ははは…」(スカートの丈が短い……。)
「髪の毛もやってあげるのに、どうしていつも三つ編みなの?気に入ってるとか?」
「あ…実は私癖っ毛で、こうして三つ編み結っておかないとすごく広がっちゃうんです。それに…うねうねしてて気持ち悪いので…」(寝癖なんて、可愛いものじゃない…。)
「ストレートアイロンで真っ直ぐにしてみる?ちーちゃんほわほわしてるけど、意外と似合うかもよ。」
「アイロン…、ですか?……」(アイロンでどうやって真っ直ぐにするんだろう…)
"アイロン"と言うのは、あのアイロン?
ハンカチとか、シャツとかのシワを伸ばすあのアイロンですか?…
"ストレートアイロン"ということは、ストレートにする専用のアイロン…
カールアイロンとかあるのかしら…
私が脳内で想像するのは、主婦が主に使う家電製品のアイロンで、どうやって髪の毛を真っ直ぐにするのか…と考える
アイロン台に髪の毛を置いて、アイロンで伸ばす…とか?
天井を仰ぐように上を見ては、難しそうな表情をしているせいか、春さんは「知らないの?」と目を丸くしている
施設にそんなものは無かったものだから、私には想像がつかない
「アイロンを両側から髪を挟むようにして、熱で真っ直ぐにするの。」
「"挟む"!?アイロン2台使用するんですか?その場合、前髪とかはどうやって処理するんでしょうか…短い毛なんかは結構大変ですよね」
「いやいやいや、待って!ちーちゃんが想像してる方法は危ないし、間違ってるから!アイロンってこれね!!」
「これが"アイロン"…。洗濯バサミを巨大化してテクノロジーと融合させたみたいな感じですね。これで髪の毛が真っ直ぐになるんですか、凄いですね!!」
ストレートアイロンなる物をマジマジと見渡す私を、春さんは物珍しく見ていた
機器にはコンセントに挿すプラグが繋がっていて、そこから電力を本体に移して熱に変えるのかと理解した
「百聞は一見に如かず」春さんはそう言うとドレッサーの前に私を座らせて、三つ編みを解いた
ヘアクリップでうねり絡まる髪の毛を何層にも分けて留めると、毛束を一束掴んでストレートアイロンで挟み、少しゆっくり下へと下ろしていく
徐々に真っ直ぐな毛が増えていき、それを鏡越しで確認する私は口をあんぐりと開けていた
すごい…と言葉を漏らして、今まで見たことない物に感動していた
まるで着せ替え人形のようで、私は春さんの好みの見た目へと変えさせられる
「女の子はやっぱり違うわねー、可愛いわ。このプラダのブーツ、似合うわー。」
「あの…春さん?私もっと素朴な物で構わないのですが…」
「駄目よ!せっかく女として生まれたんだからその分オシャレして楽しまなきゃ。ッネ!!」
(私よりも春さんの方が楽しそうにしてる)
しかし、私は春さんのようにホットパンツを履く勇気も自信も持ち合わせていません
オシャレをする気にも、楽しむ気力も…ガス欠状態です
いくら着飾ってみせても、この髪の毛のせいで全部台無しになりそうで…鏡を見る度にむしり取ってやりたい気持ちでいっぱいです
「うん、良いわ。ちょーっと物足りないけど、今回はこれで見逃してあげる。」
「ははは…」(スカートの丈が短い……。)
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「あ…実は私癖っ毛で、こうして三つ編み結っておかないとすごく広がっちゃうんです。それに…うねうねしてて気持ち悪いので…」(寝癖なんて、可愛いものじゃない…。)
「ストレートアイロンで真っ直ぐにしてみる?ちーちゃんほわほわしてるけど、意外と似合うかもよ。」
「アイロン…、ですか?……」(アイロンでどうやって真っ直ぐにするんだろう…)
"アイロン"と言うのは、あのアイロン?
ハンカチとか、シャツとかのシワを伸ばすあのアイロンですか?…
"ストレートアイロン"ということは、ストレートにする専用のアイロン…
カールアイロンとかあるのかしら…
私が脳内で想像するのは、主婦が主に使う家電製品のアイロンで、どうやって髪の毛を真っ直ぐにするのか…と考える
アイロン台に髪の毛を置いて、アイロンで伸ばす…とか?
天井を仰ぐように上を見ては、難しそうな表情をしているせいか、春さんは「知らないの?」と目を丸くしている
施設にそんなものは無かったものだから、私には想像がつかない
「アイロンを両側から髪を挟むようにして、熱で真っ直ぐにするの。」
「"挟む"!?アイロン2台使用するんですか?その場合、前髪とかはどうやって処理するんでしょうか…短い毛なんかは結構大変ですよね」
「いやいやいや、待って!ちーちゃんが想像してる方法は危ないし、間違ってるから!アイロンってこれね!!」
「これが"アイロン"…。洗濯バサミを巨大化してテクノロジーと融合させたみたいな感じですね。これで髪の毛が真っ直ぐになるんですか、凄いですね!!」
ストレートアイロンなる物をマジマジと見渡す私を、春さんは物珍しく見ていた
機器にはコンセントに挿すプラグが繋がっていて、そこから電力を本体に移して熱に変えるのかと理解した
「百聞は一見に如かず」春さんはそう言うとドレッサーの前に私を座らせて、三つ編みを解いた
ヘアクリップでうねり絡まる髪の毛を何層にも分けて留めると、毛束を一束掴んでストレートアイロンで挟み、少しゆっくり下へと下ろしていく
徐々に真っ直ぐな毛が増えていき、それを鏡越しで確認する私は口をあんぐりと開けていた
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