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2 「それじゃ、私死ぬの!?」
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「安心しろ。こんなの一瞬で終わる」
首元に枝切りハサミ突き立てられて安心できるか!!
首元に向いた刃は大きく広がり勢いよく壁に突き刺さる
私の首は背中にある壁と鋭い刃の枝切りハサミに挟まれた
「そんな…っ、助けてっ」
(久しぶりに外出できたのに、どうして、そんな日に限って…)
熱くなる目頭に耐えられず大きな涙がポタリ、ポタリと流れ出る
「お願い…や、めてっ…」
そんな私の言葉なんか聞こえていないかのように、枝切りハサミの柄を両手でしっかりと握りなおす
(私…、死んじゃうの!?)
「っちょ、ちょっと待ってください!!」
誰かが割って入り男の動きを止めた
「んぁ?」
不機嫌そうに声を漏らす
「その子は狩っちゃダメです!」
私の前に出できた子供のような見た目で止まれと男に向かって右手を出す
手の平に乗るくらい小さく愛らしいその人は、羽も生えてないのに男の元へ飛んでいく
「毎回狩る時は、ちゃんとリスト確認してくださいって言ってますよね?手違いがあったらどうするんですか!」
「んだよ、いちいちうるせーな。んなことチマチマやってたら仕事になんねーよ。」
「その後の事務手続きとか大変なんですから‼!」
「っは、そんな下々のことなんかしんねぇーし」
私は何を見せられているのでしょうか…
(まだ、私の首元に枝切りハサミがあるんですけど…)
私の存在を無視して痴話喧嘩を繰り広げる2人に恐怖心は消え去り、怒りが込み上げてきた
「…あの、…私のこと、忘れてませんか…?」
2人を睨みながら言う
「おぉ~お~、わりぃ、今やってやるからなー」
ヘラヘラしながら私の方へ、くるっと体を向ける
それに反応し、だからダメですって、と全力で止めに入るお小さい方
悪いけど、殺されたいから呼んだんじゃない
「この子は狩り対象外です‼リストに載ってません‼」
「リストの間違いだ」
「リストに間違いはありません‼」
また痴話喧嘩を再開する2人
(いい加減にしてよー…)
「あのなー、対象者じゃないなら俺らが見えるわけねーだろ」
「…、ですが、リストにない方を狩ることは禁じられています。ご存じでしょう?」
「んじゃぁ、どーすんだよ」
「とりあえず、保護して審問会に明け渡しましょう。」
「めんどくせぇーなー」
話が終わったようで男が再度私の方へ来る
首元の枝切りハサミを気だるそうに壁から引っこ抜く
ずっと首に意識を張り巡っていたのがようやく解けて自由になり解放感を味わう
(やっと外された…)
「まぁ、聞こえてたと思うけど、今からあんたを拉致る。」
「っえ!?」
拉致るって…と唖然とする私を見かねたお小さい方はそんな物騒な言い方はやめなさいと、まるで母親のように忠告する
「今までの数々の無礼をお許しください。不本意とは思いますが我々と同行していただきます。」
お小さい方が私に向かって丁寧に話しかけてくる
「本来我々の姿は見ることができないのです。見ることができるのは同業者か死が近い方なのです。」
「それじゃ、私死ぬの!?」
「そういうわけでもないのです。貴方はまだ死なないんです。ですから、なぜ見えるのかを調べなくてはなりません。」
「そんな、いいですよ。調べたりしなくても。解放してくれれば忘れますし。」
できれば、もう関わりたくない
そんな気持ちで遠回しに断る
「そうも…いかないのです。…他の同業者もきっと貴方を死が近い方だと勘違いし狩ってしまうでしょう。」
「そんな…」
「そうならないためにも、我々と一緒にいれば同業者達からも守って差し上げられますし、なぜ見えているのかも、きっと解明できることでしょう。」
説明されて、確かにまた命を狙われるならこの人たちと一緒にいたほうが良いのかもと思いはじめた
仕方ねぇなと男が口を開く
「まぁ、拉致るからにわ守ってやるよ。」
首元に枝切りハサミ突き立てられて安心できるか!!
首元に向いた刃は大きく広がり勢いよく壁に突き刺さる
私の首は背中にある壁と鋭い刃の枝切りハサミに挟まれた
「そんな…っ、助けてっ」
(久しぶりに外出できたのに、どうして、そんな日に限って…)
熱くなる目頭に耐えられず大きな涙がポタリ、ポタリと流れ出る
「お願い…や、めてっ…」
そんな私の言葉なんか聞こえていないかのように、枝切りハサミの柄を両手でしっかりと握りなおす
(私…、死んじゃうの!?)
「っちょ、ちょっと待ってください!!」
誰かが割って入り男の動きを止めた
「んぁ?」
不機嫌そうに声を漏らす
「その子は狩っちゃダメです!」
私の前に出できた子供のような見た目で止まれと男に向かって右手を出す
手の平に乗るくらい小さく愛らしいその人は、羽も生えてないのに男の元へ飛んでいく
「毎回狩る時は、ちゃんとリスト確認してくださいって言ってますよね?手違いがあったらどうするんですか!」
「んだよ、いちいちうるせーな。んなことチマチマやってたら仕事になんねーよ。」
「その後の事務手続きとか大変なんですから‼!」
「っは、そんな下々のことなんかしんねぇーし」
私は何を見せられているのでしょうか…
(まだ、私の首元に枝切りハサミがあるんですけど…)
私の存在を無視して痴話喧嘩を繰り広げる2人に恐怖心は消え去り、怒りが込み上げてきた
「…あの、…私のこと、忘れてませんか…?」
2人を睨みながら言う
「おぉ~お~、わりぃ、今やってやるからなー」
ヘラヘラしながら私の方へ、くるっと体を向ける
それに反応し、だからダメですって、と全力で止めに入るお小さい方
悪いけど、殺されたいから呼んだんじゃない
「この子は狩り対象外です‼リストに載ってません‼」
「リストの間違いだ」
「リストに間違いはありません‼」
また痴話喧嘩を再開する2人
(いい加減にしてよー…)
「あのなー、対象者じゃないなら俺らが見えるわけねーだろ」
「…、ですが、リストにない方を狩ることは禁じられています。ご存じでしょう?」
「んじゃぁ、どーすんだよ」
「とりあえず、保護して審問会に明け渡しましょう。」
「めんどくせぇーなー」
話が終わったようで男が再度私の方へ来る
首元の枝切りハサミを気だるそうに壁から引っこ抜く
ずっと首に意識を張り巡っていたのがようやく解けて自由になり解放感を味わう
(やっと外された…)
「まぁ、聞こえてたと思うけど、今からあんたを拉致る。」
「っえ!?」
拉致るって…と唖然とする私を見かねたお小さい方はそんな物騒な言い方はやめなさいと、まるで母親のように忠告する
「今までの数々の無礼をお許しください。不本意とは思いますが我々と同行していただきます。」
お小さい方が私に向かって丁寧に話しかけてくる
「本来我々の姿は見ることができないのです。見ることができるのは同業者か死が近い方なのです。」
「それじゃ、私死ぬの!?」
「そういうわけでもないのです。貴方はまだ死なないんです。ですから、なぜ見えるのかを調べなくてはなりません。」
「そんな、いいですよ。調べたりしなくても。解放してくれれば忘れますし。」
できれば、もう関わりたくない
そんな気持ちで遠回しに断る
「そうも…いかないのです。…他の同業者もきっと貴方を死が近い方だと勘違いし狩ってしまうでしょう。」
「そんな…」
「そうならないためにも、我々と一緒にいれば同業者達からも守って差し上げられますし、なぜ見えているのかも、きっと解明できることでしょう。」
説明されて、確かにまた命を狙われるならこの人たちと一緒にいたほうが良いのかもと思いはじめた
仕方ねぇなと男が口を開く
「まぁ、拉致るからにわ守ってやるよ。」
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