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第五十三話 「ウルフ一郎さんの里帰り」
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こんにちは。春間真莉亜です。
「はぁ。」
どうしたんですか、ウルフ一郎さん。ため息なんか、ついちゃって。
「実はぁ、里帰りしようと思って。」
えっ!?
「ウルフ一郎、故郷に帰るの!?」
「やったぁ~!これで真莉亜は、俺のものだぜぇ~!」
「明後日、人間界に帰るよ。」
「え~?」
「帰って来なくていい。」
「ってめぇら!チキンにするぞ!」
「どうして、里帰りをするんですか?」
「実はぁ、俺様の母ちゃんにぃ、君を紹介したいと思ってぇ♡」
ふざけるな。
「ウルフ一郎様、里帰りをするんですってねぇ。」
「あぁ。実は、母ちゃんから手紙が来て、「お前の顔を見たい。」って、書いてあったんだ。」
ウルフ一郎さんは、私に手紙を渡した。
私の背後から、ジュンブライト、ルクトさん、マドレーヌちゃん、リリアさん、道華、テレサさん、紅葉、クリスさん、アキちゃん、ソラちゃん、ネルさん、ギロさんがのぞいた。
・・・・・・これ、なんて書いてあるのか、わからない。
「ウルフ一郎へ 元気かい?人間界の生活には、もうなれたかい?たまにはお前の顔が見たい。ぜひ、おとぎの国へ戻ってくれ。 ウル代より。」
リリアさん、読めるんですか!?
「このくらいのものなら、簡単よ。」
「ねぇ!ウルフ一郎のおうち、見てみた~い!」
そういえば、ウルフ一郎さんのおうち、どんなおうちなのか、全然わからない。
「ビンボーなのか!?」
「それとも、家なし!?」
「てめぇら、バカにするのもほどがある。」
「ねぇ、私達を、ウルフ一郎のおうちに連れてって!」
「え?あ・・・・・・・。」
「どんなおうちに住んでいるのか、見てみたーい!」
「ひょっとして、立派なお城に住んでいるかもしれません!」
「おい、マドレーヌ。それはないだろ。」
「お願い!ウルフ一郎さん!」
「私達を、あなたのおうちに連れてって!」
ネルさんとリリアさんとテレサさん以外の女子軍団のキラキラパワーに負けたのか、ウルフ一郎さんは、「はぁ。」と、ため息をついた。
「仕方ねぇ。一緒に連れてってやるよ。」
「やったぁ~!」
ネルさんとリリアさんとテレサさん以外の女子軍団は、喜んだ。
「お前も行くだろ?ネル。」
「な、なんでだよ!」
「行かなきゃ、ご飯がないわよ?」
ネルさんは、顔を真っ赤にしちゃって。
「あ―!行くよ!行ってやるよ!夢の国に!ディズニーランドみてぇなもんだろ?おとぎの国って!タッタンタラランタッタッタラララーンチャッ、チャッ、チャーン♪」
調子に乗っちゃって。
おとぎの国かぁ。
みんな、元気にしてるかな?
「白雪姫にも、会えるね、紅葉!」
「えぇ。久しぶりに、寄って行こうかしら?」
「ノア様にも会えますね!」
ノア様!はぁ、なつかしいなぁ~。
「思い出話をすると、なつかしくなるなぁ~。」
うん!
「先輩達、なんの話をしてるっスか?」
「あ、なんでもねぇ。それより、明日の用意をしようぜ!」
ジュンブライトが、ウインクをした。
☆
そして、次の日。
私達は、鏡の前に集まった。
「そういえば、おとぎの国って、舟に乗らなきゃ、だめだったなぁ。」
そうだった!めんどくさーい。
「俺様のアクセサリーに触れれば、おとぎの国にあっという間に着くぜっ。」
それってつまり、瞬間移動!?
うわぁ~。ますます、わくわくしてきたぁ~!
「さぁ、俺様のアクセサリーを触ってくれ。」
「命令すんな、ボケ。」
「なんだとぉ?」
私達は次々、ウルフ一郎さんのアクセサリーに手をかざした。すると。
ピカ―ッ!
うわぁ!光が光り出した!
ま、まぶしい・・・・・・。
私達は、まぶしい光に包まれた。
☆
「はぁ。」
どうしたんですか、ウルフ一郎さん。ため息なんか、ついちゃって。
「実はぁ、里帰りしようと思って。」
えっ!?
「ウルフ一郎、故郷に帰るの!?」
「やったぁ~!これで真莉亜は、俺のものだぜぇ~!」
「明後日、人間界に帰るよ。」
「え~?」
「帰って来なくていい。」
「ってめぇら!チキンにするぞ!」
「どうして、里帰りをするんですか?」
「実はぁ、俺様の母ちゃんにぃ、君を紹介したいと思ってぇ♡」
ふざけるな。
「ウルフ一郎様、里帰りをするんですってねぇ。」
「あぁ。実は、母ちゃんから手紙が来て、「お前の顔を見たい。」って、書いてあったんだ。」
ウルフ一郎さんは、私に手紙を渡した。
私の背後から、ジュンブライト、ルクトさん、マドレーヌちゃん、リリアさん、道華、テレサさん、紅葉、クリスさん、アキちゃん、ソラちゃん、ネルさん、ギロさんがのぞいた。
・・・・・・これ、なんて書いてあるのか、わからない。
「ウルフ一郎へ 元気かい?人間界の生活には、もうなれたかい?たまにはお前の顔が見たい。ぜひ、おとぎの国へ戻ってくれ。 ウル代より。」
リリアさん、読めるんですか!?
「このくらいのものなら、簡単よ。」
「ねぇ!ウルフ一郎のおうち、見てみた~い!」
そういえば、ウルフ一郎さんのおうち、どんなおうちなのか、全然わからない。
「ビンボーなのか!?」
「それとも、家なし!?」
「てめぇら、バカにするのもほどがある。」
「ねぇ、私達を、ウルフ一郎のおうちに連れてって!」
「え?あ・・・・・・・。」
「どんなおうちに住んでいるのか、見てみたーい!」
「ひょっとして、立派なお城に住んでいるかもしれません!」
「おい、マドレーヌ。それはないだろ。」
「お願い!ウルフ一郎さん!」
「私達を、あなたのおうちに連れてって!」
ネルさんとリリアさんとテレサさん以外の女子軍団のキラキラパワーに負けたのか、ウルフ一郎さんは、「はぁ。」と、ため息をついた。
「仕方ねぇ。一緒に連れてってやるよ。」
「やったぁ~!」
ネルさんとリリアさんとテレサさん以外の女子軍団は、喜んだ。
「お前も行くだろ?ネル。」
「な、なんでだよ!」
「行かなきゃ、ご飯がないわよ?」
ネルさんは、顔を真っ赤にしちゃって。
「あ―!行くよ!行ってやるよ!夢の国に!ディズニーランドみてぇなもんだろ?おとぎの国って!タッタンタラランタッタッタラララーンチャッ、チャッ、チャーン♪」
調子に乗っちゃって。
おとぎの国かぁ。
みんな、元気にしてるかな?
「白雪姫にも、会えるね、紅葉!」
「えぇ。久しぶりに、寄って行こうかしら?」
「ノア様にも会えますね!」
ノア様!はぁ、なつかしいなぁ~。
「思い出話をすると、なつかしくなるなぁ~。」
うん!
「先輩達、なんの話をしてるっスか?」
「あ、なんでもねぇ。それより、明日の用意をしようぜ!」
ジュンブライトが、ウインクをした。
☆
そして、次の日。
私達は、鏡の前に集まった。
「そういえば、おとぎの国って、舟に乗らなきゃ、だめだったなぁ。」
そうだった!めんどくさーい。
「俺様のアクセサリーに触れれば、おとぎの国にあっという間に着くぜっ。」
それってつまり、瞬間移動!?
うわぁ~。ますます、わくわくしてきたぁ~!
「さぁ、俺様のアクセサリーを触ってくれ。」
「命令すんな、ボケ。」
「なんだとぉ?」
私達は次々、ウルフ一郎さんのアクセサリーに手をかざした。すると。
ピカ―ッ!
うわぁ!光が光り出した!
ま、まぶしい・・・・・・。
私達は、まぶしい光に包まれた。
☆
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