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第五十六話 「ウルフ一郎さんの、本当の気持ち」
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私達は急遽、テレサさんに呼ばれ、集まった。
「どうしたんですか、テレサさん。」
「俺たちを急に呼び出して。」
「実は、あんた達をここに呼び出したのは、他でもない。」
じゃあ、なんなんですか?
「早く教えて。」
「実は最近、変だと思っていることがあってねぇ。」
変だと思うこと?
「あ!まさか!」
ジュンブライト、なにか思い出した?
「最近、妙にバラの香水くさいと思ったんだが・・・・・・もしかしてじいや、みんなにナイショで、キャバクラに行ったなぁ!」
「はぁ!?なんでわたくしが!」
「否認するのもほどほどにしろよ。じいやの服から、バラの香水のにおいが、ただよってきたんだ!」
「ち、ちがいますぅ!わたくしはそんなところ、行った覚えもありませ~ん!」
「じゃあ、なんなんだよ。」
「それは、入浴剤じゃありませんか?」
「入浴剤だとぉ~?」
「えぇ。その入浴剤は、においが激しい方でして・・・・・・。」
「ふーん。ならいい。」
じゃあ、変なことではないんだね。
「それより・・・・・・。」
「あ―!」
私は突然、声を上げた。
「どうしたの?真莉亜。」
「私、この間、買って来たプリンを冷蔵庫に入れて、あとで食べようとして、何分か経って、冷蔵庫を開けたら、プリンがなくなってたんですぅ!」
「ふっ、食べ物の話かよ。」
聞いてください!
私のプリンを食べた人、誰!?
「あ・・・・・・。」
道華!あなたでしょ!
「あ、はい。」
「正直に言った―っ!」
もう一つのプリンは!?誰!?
「あ・・・・・・。」
なんなの、紅葉!
まさか、あなたが・・・・・・。
「ちがうわよ。私がお風呂に上がったら、ジュンブライトが食べていたのよ、プリンを。」
「い・・・・・・!」
ジュ~ン~ブ~ラ~イ~トぉ~!
私はジュンブライトのコメカミを、ぐりぐりし始めた。
「謝りなさいっ!」
「はい、すみません。」
もう一つのプリンは!
「真莉亜、落ち着いて・・・・・・。」
「あ、すみません・・・・・・。もう一つのプリンは、私が食べました。」
マドレーヌちゃんが!?
よし!ゆるしてやろう!
「え~!?」
「今はプリンのことじゃないよ!」
じゃあ、なんなんですか?
「実はぁ、こいつがねぇ・・・・・・。」
テレサさんがつまんでいるのは、ヴァンパイアキャットのギロさん!?
「わわわわわ!」
「こいつ、ウルフ一郎となんか、話しているんだ。」
「もしかして、ライブのことか!?あれは楽しかったなぁ。おい、なんで俺を誘わねぇんだよぉ。」
「違うよ!ネルが来た時、二人でひそひそ話をして、それから、ウルフ一郎がネルに話しかけてるんだ!」
えっ!?
「なにを話してるの!?ギロ!」
「まさか、グチ!?」
「い、言えないよぉ~。だって、ウルフ一郎から言うなって、言われてるんだも~ん。」
なんで?
「それはぁ、言えないな。」
正直に話してください。
そしたら、スッキリしますよ。
「・・・・・・わかったよ、真莉亜ちゃん。」
ギロさんは、大きく深呼吸をして、口を動かした。
「実はあいつ、ネルちゃんのことが、好きなんだ。」
「え~!?」
「ちょっとまって!ウルフ一郎さんは、私のことが好きじゃないんですか!?」
「好きだけど・・・・・・ネルちゃんのことしか、頭の中に入ってないみたい。」
そうなんだぁ。
「じゃあ、この前、アンクさんが持って来たマシーンが言ってた、運命の人って・・・・・・。」
「あぁ。本当だよ。」
これから、どーすればいいの?
「私、なにもかも、わからなくなったわ・・・・・・。」
リリアさんが、頭を抱えている。
「だからこの間、もし運命の人が本当だったら、どーする?って、言ってたのね・・・・・・。」
リリアさん、その時、なんて返事をしたんですか?
「別に。どーでもいいわって。」
「リリア、落ち着いて。そんなにあせるもんじゃないわ。」
「わ、わかったわ・・・・・・。」
「なるほど。だから、「全てはネルのためだ。」って、言ってたんだな。」
大好きなネルさんのために、かっこいいところ、見せたかったんだね。
「よし、こーしましょう。」
リリアさんは私達に、耳打ちをした。
ほう、ほう。なるほど、わかりました。
「いいわね?」
「はい!」 「うん!」 「えぇ!」 「おう!」
☆
私は一人で編み物をしていた。
「真莉亜ちゅわ~ん♡」
あ、ウルフ一郎さん。
「なにしてるの~?」
「マフラーを編んでるんです。これから、寒い時期になるから。手伝ってくれます?」
「OK~♡」
ウルフ一郎さんは、すわって、マフラーを編み始めた。
「真莉亜ちゃん、上手だねっ。」
「そこまでほめられるもんじゃないですよぉ~。」
ウルフ一郎さんも、上手いですねっ。
「いやあ~、君にほめられると、なんて言えばいいか、わからないよ~ん♡」
うふふふふ。
「ところでウルフ一郎さん。」
「なに~?」
「・・・・・・ネルさんのこと、好きですか?」
「!?」
そのとたん、ウルフ一郎さんは、マフラーを編むのをやめた。
「なっ・・・・・・何言ってんだよ、真莉亜ちゃん。俺様は・・・・・・。」
「正直に言ってください。私、感じることがあるんです。私といる時より、ネルさんといる時のウルフ一郎さん、とっても笑っていました。そんなところを見て、私は恋人みたいだなぁと感じるんです。ウルフ一郎さん、自分の気持ちに正直になってください。」
ウルフ一郎さんは、顔を下に向いた。
「君の言うとおり、俺様、ネルのことが好きだよ。とても愛してる。けど・・・・・・。」
けど?
「・・・・・・どーやって告白するか、わかんねぇ。正直、なやんでる。このままじゃ俺様、ネルに告白できず、死んじまうぜ・・・・・・。」
ウルフ一郎さん・・・・・・。
・ ・
「じゃあ、私達が、手伝いましょうか?」
・ ・
「私達・・・・・・?」
「俺たちも協力するぜ、オオカミヤロー。」
「ジュンブライト!」
「恋のためなら、なんでもやります。」
「ルクト!」
「ウルフ一郎お兄様、手伝います!」
「マドレーヌ!」
「あの子にLINEしとくから、安心して。
「リリア!」
「告白して、OKもらうんだ!」
「道華!」
「あたし、そ―ゆ―のが好きでねぇ。もし、付き合い始めたら、ただじゃおかないよ。」
「テレサ!って、なんでおめえだけ、こわいこと言ってんだよ!」
「テレサ、そこは応援ぐらいしないと。」
「紅葉!」
「ウルフ一郎、あたし達、応援するから!」
「クリス!」
「ウルフ一郎、頑張って!」
「アキ!」
「ウルフ一郎、ファイトォ~!」
「ソラ!」
「ごめん、ウルフ一郎。話してしまって・・・・・・。その代わり、俺、協力するから。」
「ギロ!みんな!」
「告白大作戦、成功しましょう、ウルフ一郎さん!」
「真莉亜ちゃん・・・・・・。わかった。手伝ってくれ、俺様の告白大作戦に。」
「うん!」 「はい!」 「えぇ!」 「おう!」
私達はいっせいにうなずいた。
「ギロ、ネルになってくれ。告白の練習相手になってくれ。」
「わかった!」
「おい、それ、相武紗季だぞ。」
「あ―!まちがえた―!」
ギロさん、天然すぎです。
☆
「どうしたんですか、テレサさん。」
「俺たちを急に呼び出して。」
「実は、あんた達をここに呼び出したのは、他でもない。」
じゃあ、なんなんですか?
「早く教えて。」
「実は最近、変だと思っていることがあってねぇ。」
変だと思うこと?
「あ!まさか!」
ジュンブライト、なにか思い出した?
「最近、妙にバラの香水くさいと思ったんだが・・・・・・もしかしてじいや、みんなにナイショで、キャバクラに行ったなぁ!」
「はぁ!?なんでわたくしが!」
「否認するのもほどほどにしろよ。じいやの服から、バラの香水のにおいが、ただよってきたんだ!」
「ち、ちがいますぅ!わたくしはそんなところ、行った覚えもありませ~ん!」
「じゃあ、なんなんだよ。」
「それは、入浴剤じゃありませんか?」
「入浴剤だとぉ~?」
「えぇ。その入浴剤は、においが激しい方でして・・・・・・。」
「ふーん。ならいい。」
じゃあ、変なことではないんだね。
「それより・・・・・・。」
「あ―!」
私は突然、声を上げた。
「どうしたの?真莉亜。」
「私、この間、買って来たプリンを冷蔵庫に入れて、あとで食べようとして、何分か経って、冷蔵庫を開けたら、プリンがなくなってたんですぅ!」
「ふっ、食べ物の話かよ。」
聞いてください!
私のプリンを食べた人、誰!?
「あ・・・・・・。」
道華!あなたでしょ!
「あ、はい。」
「正直に言った―っ!」
もう一つのプリンは!?誰!?
「あ・・・・・・。」
なんなの、紅葉!
まさか、あなたが・・・・・・。
「ちがうわよ。私がお風呂に上がったら、ジュンブライトが食べていたのよ、プリンを。」
「い・・・・・・!」
ジュ~ン~ブ~ラ~イ~トぉ~!
私はジュンブライトのコメカミを、ぐりぐりし始めた。
「謝りなさいっ!」
「はい、すみません。」
もう一つのプリンは!
「真莉亜、落ち着いて・・・・・・。」
「あ、すみません・・・・・・。もう一つのプリンは、私が食べました。」
マドレーヌちゃんが!?
よし!ゆるしてやろう!
「え~!?」
「今はプリンのことじゃないよ!」
じゃあ、なんなんですか?
「実はぁ、こいつがねぇ・・・・・・。」
テレサさんがつまんでいるのは、ヴァンパイアキャットのギロさん!?
「わわわわわ!」
「こいつ、ウルフ一郎となんか、話しているんだ。」
「もしかして、ライブのことか!?あれは楽しかったなぁ。おい、なんで俺を誘わねぇんだよぉ。」
「違うよ!ネルが来た時、二人でひそひそ話をして、それから、ウルフ一郎がネルに話しかけてるんだ!」
えっ!?
「なにを話してるの!?ギロ!」
「まさか、グチ!?」
「い、言えないよぉ~。だって、ウルフ一郎から言うなって、言われてるんだも~ん。」
なんで?
「それはぁ、言えないな。」
正直に話してください。
そしたら、スッキリしますよ。
「・・・・・・わかったよ、真莉亜ちゃん。」
ギロさんは、大きく深呼吸をして、口を動かした。
「実はあいつ、ネルちゃんのことが、好きなんだ。」
「え~!?」
「ちょっとまって!ウルフ一郎さんは、私のことが好きじゃないんですか!?」
「好きだけど・・・・・・ネルちゃんのことしか、頭の中に入ってないみたい。」
そうなんだぁ。
「じゃあ、この前、アンクさんが持って来たマシーンが言ってた、運命の人って・・・・・・。」
「あぁ。本当だよ。」
これから、どーすればいいの?
「私、なにもかも、わからなくなったわ・・・・・・。」
リリアさんが、頭を抱えている。
「だからこの間、もし運命の人が本当だったら、どーする?って、言ってたのね・・・・・・。」
リリアさん、その時、なんて返事をしたんですか?
「別に。どーでもいいわって。」
「リリア、落ち着いて。そんなにあせるもんじゃないわ。」
「わ、わかったわ・・・・・・。」
「なるほど。だから、「全てはネルのためだ。」って、言ってたんだな。」
大好きなネルさんのために、かっこいいところ、見せたかったんだね。
「よし、こーしましょう。」
リリアさんは私達に、耳打ちをした。
ほう、ほう。なるほど、わかりました。
「いいわね?」
「はい!」 「うん!」 「えぇ!」 「おう!」
☆
私は一人で編み物をしていた。
「真莉亜ちゅわ~ん♡」
あ、ウルフ一郎さん。
「なにしてるの~?」
「マフラーを編んでるんです。これから、寒い時期になるから。手伝ってくれます?」
「OK~♡」
ウルフ一郎さんは、すわって、マフラーを編み始めた。
「真莉亜ちゃん、上手だねっ。」
「そこまでほめられるもんじゃないですよぉ~。」
ウルフ一郎さんも、上手いですねっ。
「いやあ~、君にほめられると、なんて言えばいいか、わからないよ~ん♡」
うふふふふ。
「ところでウルフ一郎さん。」
「なに~?」
「・・・・・・ネルさんのこと、好きですか?」
「!?」
そのとたん、ウルフ一郎さんは、マフラーを編むのをやめた。
「なっ・・・・・・何言ってんだよ、真莉亜ちゃん。俺様は・・・・・・。」
「正直に言ってください。私、感じることがあるんです。私といる時より、ネルさんといる時のウルフ一郎さん、とっても笑っていました。そんなところを見て、私は恋人みたいだなぁと感じるんです。ウルフ一郎さん、自分の気持ちに正直になってください。」
ウルフ一郎さんは、顔を下に向いた。
「君の言うとおり、俺様、ネルのことが好きだよ。とても愛してる。けど・・・・・・。」
けど?
「・・・・・・どーやって告白するか、わかんねぇ。正直、なやんでる。このままじゃ俺様、ネルに告白できず、死んじまうぜ・・・・・・。」
ウルフ一郎さん・・・・・・。
・ ・
「じゃあ、私達が、手伝いましょうか?」
・ ・
「私達・・・・・・?」
「俺たちも協力するぜ、オオカミヤロー。」
「ジュンブライト!」
「恋のためなら、なんでもやります。」
「ルクト!」
「ウルフ一郎お兄様、手伝います!」
「マドレーヌ!」
「あの子にLINEしとくから、安心して。
「リリア!」
「告白して、OKもらうんだ!」
「道華!」
「あたし、そ―ゆ―のが好きでねぇ。もし、付き合い始めたら、ただじゃおかないよ。」
「テレサ!って、なんでおめえだけ、こわいこと言ってんだよ!」
「テレサ、そこは応援ぐらいしないと。」
「紅葉!」
「ウルフ一郎、あたし達、応援するから!」
「クリス!」
「ウルフ一郎、頑張って!」
「アキ!」
「ウルフ一郎、ファイトォ~!」
「ソラ!」
「ごめん、ウルフ一郎。話してしまって・・・・・・。その代わり、俺、協力するから。」
「ギロ!みんな!」
「告白大作戦、成功しましょう、ウルフ一郎さん!」
「真莉亜ちゃん・・・・・・。わかった。手伝ってくれ、俺様の告白大作戦に。」
「うん!」 「はい!」 「えぇ!」 「おう!」
私達はいっせいにうなずいた。
「ギロ、ネルになってくれ。告白の練習相手になってくれ。」
「わかった!」
「おい、それ、相武紗季だぞ。」
「あ―!まちがえた―!」
ギロさん、天然すぎです。
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