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○ 僕ときょうだい
◆ 40
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──ピッ!ピピピッ……!
ピチュピチュと鳥さん達がおしゃべりしてます……。
あうあう……。
うー……。
僕はまだ、おねむを満喫したいのですよ……。
だから鳥さんたちは、もっとお声を小さくしてくださいぃー……。
『ユーリ様、朝ですよ。起きましょうねー』
うー……。
エリーナじゃない声が、僕を起こそうとします……。
そして、ふわふわの何かが僕のお顔をすりすりします。
ふわふわ、なんです?
僕のおねむ邪魔するです?
むー……。
そんな悪い事する人は、ぎゅー!の刑です!
「ぎゅー……」
ぎゅーってしたら、ふわふわでした……。
ふわふわがさらに僕をおねむへと導きます。
「すやー……」
『って!? ユーリ様ダメですよ! 起きましょう!』
なんかお声が聞こえるけど、無駄なのですー……。
僕の安眠は……、妨害、されませ……、ん……。
すやー……。
「ふふふ。すっごく微笑ましくて、天国かと思っちゃいましたが……。
そのまま延々と見続けてしまうと私がマティアスさんに天国に送られちゃいますので、ユーリ坊っちゃま、起きましょうっね!」
ガバッ!てお布団はぐられちゃいましたよ!?
あわわ、あわわ……!?
何事です!?
『常々思っていたが、お前の主人に対しての扱いは雑すぎるぞっ!
ユーリ様は繊細なのだ! 絹を扱うが如くもっと丁寧に優しく……』
「あー、うるさい。ピョンタのくせにうるさいです。
はーっい! ユーリ坊っちゃまおはようございます!」
『ぬっ!?
ユーリ様おはようございます』
「あーい……。おはようでしゅ……。
エリーナの起こし方はいちゅもごうかいで僕、お胸ドキドキでしゅよ……」
「その方が良く目が覚めますよねー!」
『なんだこの前向きな考えは……。
仮にも公爵に仕える侍女がこんな大雑把でいいのか……?
今後のユーリ様の発育に悪影響を与えるのではないか……?
ここは私からクリストファーに物申すべきか……』
「ふふーん。ピョンタより私の方が旦那様の信頼があついので、告げ口したって無駄ですよー」
『なるほど。ならばマティアスという者にでも言っておくか……』
「ええーっ!? なんでマティアスさんに言うんですかっ!?」
あうっ……?
エリーナがぴょん太掴んでブルブル?してますよ?
遊んでるのですか?
二人をしばらく見てましたが、遊ぶのに必死なのか僕のこと気にしてないようです。
チラチラとエリーナを見ます。
うん、やっぱり気にしてないです。
僕はゆっくり、ゆーっくりーと動きながら、遠くに追いやられたお布団の中へともぞもぞと入っていきます。
そして丸まって、はふーとあくびをひとつ。
ではでは、お休みなのですー……。
すやー……。
ピチュピチュと鳥さん達がおしゃべりしてます……。
あうあう……。
うー……。
僕はまだ、おねむを満喫したいのですよ……。
だから鳥さんたちは、もっとお声を小さくしてくださいぃー……。
『ユーリ様、朝ですよ。起きましょうねー』
うー……。
エリーナじゃない声が、僕を起こそうとします……。
そして、ふわふわの何かが僕のお顔をすりすりします。
ふわふわ、なんです?
僕のおねむ邪魔するです?
むー……。
そんな悪い事する人は、ぎゅー!の刑です!
「ぎゅー……」
ぎゅーってしたら、ふわふわでした……。
ふわふわがさらに僕をおねむへと導きます。
「すやー……」
『って!? ユーリ様ダメですよ! 起きましょう!』
なんかお声が聞こえるけど、無駄なのですー……。
僕の安眠は……、妨害、されませ……、ん……。
すやー……。
「ふふふ。すっごく微笑ましくて、天国かと思っちゃいましたが……。
そのまま延々と見続けてしまうと私がマティアスさんに天国に送られちゃいますので、ユーリ坊っちゃま、起きましょうっね!」
ガバッ!てお布団はぐられちゃいましたよ!?
あわわ、あわわ……!?
何事です!?
『常々思っていたが、お前の主人に対しての扱いは雑すぎるぞっ!
ユーリ様は繊細なのだ! 絹を扱うが如くもっと丁寧に優しく……』
「あー、うるさい。ピョンタのくせにうるさいです。
はーっい! ユーリ坊っちゃまおはようございます!」
『ぬっ!?
ユーリ様おはようございます』
「あーい……。おはようでしゅ……。
エリーナの起こし方はいちゅもごうかいで僕、お胸ドキドキでしゅよ……」
「その方が良く目が覚めますよねー!」
『なんだこの前向きな考えは……。
仮にも公爵に仕える侍女がこんな大雑把でいいのか……?
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遊んでるのですか?
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チラチラとエリーナを見ます。
うん、やっぱり気にしてないです。
僕はゆっくり、ゆーっくりーと動きながら、遠くに追いやられたお布団の中へともぞもぞと入っていきます。
そして丸まって、はふーとあくびをひとつ。
ではでは、お休みなのですー……。
すやー……。
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