91 / 92
○僕とお家訪問
◆85
しおりを挟む
「ちょっ、坊っちゃま、わかってますっ!?
クィーンオブクィーンっていう、とっても、とーっても怖い魔物ですよ!?
性別を気にしてる場合じゃないですって!」
あわあわあわって一人叫んでいるカショウに、僕はコトリ、と首を傾げました。
「ありしゃんは僕のおともらちでしゅよ?
怖くないでしゅよ?」
「ですから……っ!」
「カショウ、あなた煩いわ」
『うむ、煩いな』
『ええ、煩いわね』
カショウがみんなに叱られて、しょぼんとなりました。
「これ、俺がおかしいの……?」とか何とかブツブツ言ってます。
うぅーん……。
なんかしょんぼり具合があまりにも酷いので、頭をなでなでしてあげた方がいいのでしょうか?
僕が頭をなでなでするとみんな元気になるって言ってくれるので、カショウにも効果があると思うのです。
『とは言え、だ。ここは便宜上クィーンと呼ぶがお前、本当にユーリ様を害する事はないのだな?』
『あら? 私の名前は『ありしゃん』よ。クィーンなんて呼ばないで』
『は?』
「え?」
なんか、バババッ!て勢いでぴょん太とエリーナが振り返って僕の事を見て来ました。
んー?何でしょうか?
もしかして、僕の後ろに誰かいるのでしょうか?
振り返って見てみても誰もいませんでした。
うーん……。ぴょん太とエリーナの謎の行動です。
僕がうーん……。と言っている間に、ぴょん太が可愛いお手手を合わせて『にゃみゅにゃみゅにゃー……』みたいな事を言ってます。
可愛いですね!
僕も真似をしてみましょうか。ぴょん太みたいに可愛いかは分かりませんけど、なんかやってみたいです!
「にゃみゅにゃむにゃむむー……」
「かわっ!!」
『ふふふ。愛らしいわね』
むむむ。なんかすごく見られてますね。
ぴょん太の方が可愛いから、ぴょん太を見てほしいです。
『ユーリ様ぁ! あまりの可愛さに危うく術が失敗しそうでしたよ!』
「坊っちゃまが可愛いのは世界の真理だから仕方ないわ。
それでピョンタ。結果はどうだったのよ?」
どうやらぴょん太は可愛い仕草をしているわけじゃなく、何か術?というのをしていたそうです。
何の術?なんでしょうね?にゃむにゃむにゃむ……。
『うむ。結果だがな……。
間違いなく従魔となっていた』
「あー……。
坊っちゃまだしね。うん。そうなってしまうわよね……」
なんかぴょん太とエリーナの元気がなくなっているようです。
もう疲れちゃったのでしょうか?
ありさんのお家はちょっと遠かったから、仕方ないかもしれません。
「えぇー! 従魔っ!?」
逆にカショウは叫ぶぐらい元気が余っているようです。
僕は……。うむ。特に疲れている感じはないですね。
うーん……。
本当はありさんと沢山遊びたかったのですが、、ぴょん太とエリーナの事を考えるとお土産を渡して帰るのがいいかもしれません。
帰りも同じ距離を歩かないとダメですからね。
うむうむ。
やっぱり今日は帰りましょう。
この距離ならまた今度来れると思いますし、その時にありさんと沢山遊べばいいのです。
僕と遊ぶのを楽しみにしていたありさんには申し訳ないですが、話せば分かってくれると思います。
ありさんは優しいですからね!
クィーンオブクィーンっていう、とっても、とーっても怖い魔物ですよ!?
性別を気にしてる場合じゃないですって!」
あわあわあわって一人叫んでいるカショウに、僕はコトリ、と首を傾げました。
「ありしゃんは僕のおともらちでしゅよ?
怖くないでしゅよ?」
「ですから……っ!」
「カショウ、あなた煩いわ」
『うむ、煩いな』
『ええ、煩いわね』
カショウがみんなに叱られて、しょぼんとなりました。
「これ、俺がおかしいの……?」とか何とかブツブツ言ってます。
うぅーん……。
なんかしょんぼり具合があまりにも酷いので、頭をなでなでしてあげた方がいいのでしょうか?
僕が頭をなでなでするとみんな元気になるって言ってくれるので、カショウにも効果があると思うのです。
『とは言え、だ。ここは便宜上クィーンと呼ぶがお前、本当にユーリ様を害する事はないのだな?』
『あら? 私の名前は『ありしゃん』よ。クィーンなんて呼ばないで』
『は?』
「え?」
なんか、バババッ!て勢いでぴょん太とエリーナが振り返って僕の事を見て来ました。
んー?何でしょうか?
もしかして、僕の後ろに誰かいるのでしょうか?
振り返って見てみても誰もいませんでした。
うーん……。ぴょん太とエリーナの謎の行動です。
僕がうーん……。と言っている間に、ぴょん太が可愛いお手手を合わせて『にゃみゅにゃみゅにゃー……』みたいな事を言ってます。
可愛いですね!
僕も真似をしてみましょうか。ぴょん太みたいに可愛いかは分かりませんけど、なんかやってみたいです!
「にゃみゅにゃむにゃむむー……」
「かわっ!!」
『ふふふ。愛らしいわね』
むむむ。なんかすごく見られてますね。
ぴょん太の方が可愛いから、ぴょん太を見てほしいです。
『ユーリ様ぁ! あまりの可愛さに危うく術が失敗しそうでしたよ!』
「坊っちゃまが可愛いのは世界の真理だから仕方ないわ。
それでピョンタ。結果はどうだったのよ?」
どうやらぴょん太は可愛い仕草をしているわけじゃなく、何か術?というのをしていたそうです。
何の術?なんでしょうね?にゃむにゃむにゃむ……。
『うむ。結果だがな……。
間違いなく従魔となっていた』
「あー……。
坊っちゃまだしね。うん。そうなってしまうわよね……」
なんかぴょん太とエリーナの元気がなくなっているようです。
もう疲れちゃったのでしょうか?
ありさんのお家はちょっと遠かったから、仕方ないかもしれません。
「えぇー! 従魔っ!?」
逆にカショウは叫ぶぐらい元気が余っているようです。
僕は……。うむ。特に疲れている感じはないですね。
うーん……。
本当はありさんと沢山遊びたかったのですが、、ぴょん太とエリーナの事を考えるとお土産を渡して帰るのがいいかもしれません。
帰りも同じ距離を歩かないとダメですからね。
うむうむ。
やっぱり今日は帰りましょう。
この距離ならまた今度来れると思いますし、その時にありさんと沢山遊べばいいのです。
僕と遊ぶのを楽しみにしていたありさんには申し訳ないですが、話せば分かってくれると思います。
ありさんは優しいですからね!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,015
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる