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第三章 クラス丸ごと異世界転生!? 追放された野獣が進む、復讐の道は怒りのデスロード!
3-129.J.B.-Heartbreak Hotel(傷心ホテル)
しおりを挟む「……そうか」
ため息と同時に言葉を吐き出して答える“キング”だが、その目は驚きと同時に温かみのある色を湛えている。
「知ってたわけじゃねえ……ってことだよな?」
「ああ、知りはしなかった。ただ、そうだ……確かに、その可能性は考えてはいたさ。考えてはいたが……確かめるのが怖かったのかもしれん」
タニー……ノルドバのヒメナ婆さんの宿屋で働いていた南方人の女性、タニシャ。まだ10才にもならない子供を一人抱えたシングルマザーだが、その息子は肌の色こそ違え、目鼻立ちなんかは“キング”にそっくりだ。
彼女を……というか、その息子のマヌエルが“キング”の息子じゃないか? と疑ったのは、見た目にウルダ弾きの才能から……、ってだけじゃない。一番の理由は、“キング”の曲にあった描写、ノルドバの女、タニーを歌ったものから。
で、その件について、まあ我ながら余計なお世話とは思うけれども気になってしまい、直接“キング”本人に問いただすため、1人で市街地まで戻って面会させてもらった。
「別に、過去に何があったかなんてのを殊更ほじくり返すつもりじゃねーぜ。ただあんたがもしそのことを知らなくて……そのままなんつーか、知らないままでいるって言うのもどうかと思ってよ……」
我ながらなんとも歯切れの悪い物言いだぜ。
“キング”がじきに癌で死ぬという話は、マヌサアルバ会のアルバから聞き、そして治癒術師の集団である“黎明の使徒”のグレイティアによる診断でもはっきりとしている。
息子の存在を知ってて何らかの理由、事情で距離を置いていたんなら俺が口出しすることでもねーが、もし知らないまま死んでいくとしたら、そのことを知ってしまった俺としちゃあ、正直寝覚めが悪い。
「……ああ、ありがとうよ。
どうするか……実際のところどうなのか……。いずれにせよJB、お前さんはもうこれ以上この件には関わらなくてもいい。後はこっちで何とかするさ」
実際、こっから先は“キング”の問題。生き別れの家族。しかも今までお互い存在すら知らなかった者同士が再会して、無条件に感動するとは限らねえ。
それに、本当に息子かどうかだって分かりゃしねえしな。
“キング”の私室を出て、階下へと降りる。王の守護者もクトリア共和国衛兵隊として再編されるにあたり、本部の建物の改装も進んでいる。そのごちゃごちゃばたついた1階フロアへと行くと、そこに居たのはイシドロだ。
「おお! なんだ、今日も来たのか!」
「ああ、今日はまぁ……野暮用だ。別にまた新しい悪党を連れてきたってわけじゃねーぜ」
「はは! そんなにしょっちゅう悪党とばっかり遭遇してたら、忙しすぎるな!」
イシドロのその冗談めかした言葉に、だがいやまてよ、ここんところ東地区、ノルドバと、どこかに行く度に新しい悪党に遭遇してねーか? と、ちょっとばかし考え込んじまう。
「まあ、そうだな……」
イマイチ笑えない状況だがしゃーねえわ。
「だが……あの、ノルドバの婆さんだが……」
そこでイシドロはやや声の調子を落とし、頭をかきながら悩ましげに言葉を続ける。
「ま~、あの帳簿だ何だのを見るに、確かに奴隷商をやっていたのは事実なんだろうが……。
だが、どうもこう……なあ」
そう口ごもる。
「何だ? あんなか弱そうな婆さんが、本当に悪党だったのか信じられない……ってのか?」
妙に煮え切らない態度のイシドロにそう聞くと、
「いや、別にそういうわけじゃない。市街地でも昔、3人組の老婆の強盗団が暴れまわってたことがあってな~。一見か弱そうに見えてもとんでもなく凶悪……なんてのはざらに居る」
うーん、そういやなんかそんな話しをアダンか誰かから聞いたような気がするなあ。まあ俺がクトリアに来る以前の事だ。
「あの婆さん、連れてこられたその日は元気良く、言い訳、弁明、悪態と確かにまあ、ひでもんだったんだがよ。一晩明けたらもうしょんぼりして、昨日の元気はどこへやら……てな感じだ」
ヒメナ婆さんの帳簿やら日記やらが婆さんの妄想日記だって言うんでもなきゃ、あの婆さんが“聖人”ビエイムと繋がっていた奴隷商の一人なのはほぼ間違いない。
大人しくなったのも、もはや言い逃れできぬと観念したからと言うなら、それはそれで分かる。
「……で、婆さんがな。地下牢の隅に蹲りながら、小さな声で息子に会いたい、息子に会わせてくれと、それだけ繰り返してんだよな。正直……哀れで仕方ねぇ」
商人のクリマコ曰く、ヒメナ婆さんには行方不明の不仲な息子が1人居たとの話だ。
同じ町に住む他の住民を騙し裏切り悪行の限りを尽くしてきた末の投獄で、最後に唯一の肉親に会いたいと思ったのか。
その辺の事は分からねーが、そう言えばその息子とやらにあの宿屋の相続がかかっている……てな話だったか。
クトリア市街地じゃあ、誰かの占有していた店や建物の所有者が死ねば、誰かが入り込んでは物を盗み、いずれはまた誰かが勝手に住み着くもんだ。
ただそんな無法、無秩序を無くしてこうってなのが今のクトリア共和国の建国でもある。まだ正式な共和国法も制定されて無い中、便宜的とは言えかつての王国法からの慣例にのっとり相続をさせる、てなのは、ある意味その下地にもなる。
「そうだな……、ちょっとばかし様子を見て行くか」
本来の目的は既に終わったが、まあこれももののついでだ。イシドロにそう言って俺は地下にある牢獄へと案内してもらう。
ま、何かしら情報が得られたらめっけもんだな。
◇ ◆ ◇
元からたいして期待はしてなかったが、やっぱりそうたいした話も聞けなかった。だが改めてヒメナ婆さんの話を整理すると、クトリア郊外居留地の悪党ネットワークの厄介さは見えてくる。
東地区のダルモスもそうだったが、この悪党ネットワークの個々の点同士は、どうもお互いのことを詳しくは知らないようになっているらしい。ヒメナ婆さん自身、他の町や勢力の中でどんな奴がこのネットワークに居たのかの多くは把握してない。
ダルモスは“聖人”ビエイムがヒメナ婆さんの事を「あのババア」と言ってたのを聞いたと言うが、それももしかしたら“聖人”ビエイム自身、それ以上の情報を知らなかった可能性がある。
これを作ったヤツは、かなり用心深い性格なようだ。
そこで俺達として疑わざるを得ないのは、ヴァンノーニ・ファミリーの存在。
かつての俺たちの取引相手。クトリア市街地で唯一の魔導具、魔法武器の商売をしていたグレタ・ヴァンノーニは、弟のジャンルカを特殊な魔装具で魔人の賊、“黄金頭”アウレウムへと偽装させ、三悪たちと密かに通じて争乱や襲撃を影から操っては金と支配力を得ていった。
また同時に、そのグレタはもともとのヴァンノーニ家の拠点である辺境四卿、“毒蛇”ヴェーナの領地からの古馴染みであったハコブを、王都開放の初期から密かに市街地へと潜り込ませてシャーイダールの配下とし、いずれは探索者勢力を乗っ取り俺達全員を配下に収めようとも画策していた。
そしてその用心深さ故か、グレタは三悪にはハコブのことを、ハコブには三悪とのことを教えていなかったらしい。
おそらくグレタの計算では、王国駐屯軍のニコラウスを引っ張り出し、俺たちとの合同の魔人討伐戦が起きた流れでも、俺たちシャーイダールの探索者と三悪それぞれの勢力にはほどほどの打撃で、その上で王国駐屯軍には大きな痛手を与え、結果として痛み分け……という結果を狙っていたのだと思う。
“黄金頭”アウレウムが本隊を急襲したのも、その流れでのことかもしれねえ。
だが、グレタの想定外に俺たちは強すぎて、三悪全員を潰してしまう程の大勝利になってしまった。
今改めて思えば、グレタが俺たちの戦力を低く見積もっていた一番の原因は、イベンダーのおっさんの存在を知らなかったことにあるようにも思える。おっさんのおかげで、俺たちはそれ以前から比べられないぐらいに戦力アップしている。
本来ならグレタにそのことを報告するハズだっただろうハコブがそれをしていなかったのは、ある意味ハコブなりの駆け引きだったのかもしれないが、まあ真相は分からねぇ。
何にせよ、この誤算がヴァンノーニ姉弟の首を絞める事につながる。
そのグレタの作ったネットワークが、まだ生きていた。
そう考えるとそれはそれで納得は出来る。
その中にいた誰か目端の利く奴が、グレタの死と共に崩壊しかねなかったネットワークを自分が代わりに維持し新たな商売に結びつけた……。
だとすれば、俺達が探すべき相手はそいつだ。
末端を一つ一つ潰してったところで、その末端同士がお互いのことも知らなきゃ上のやつのことも知らないとなりゃ、このまま行っても見つけ出すのは難しいだろう。
だがまあ……手掛かりはある。
ヒメナ婆さんによると、商品や金を指定の場所でやりとりし、受け渡しの仲介をする“運び屋”と呼ばれる存在が居たらしい。
“運び屋”と聞くとついイベンダーのおっさんを思い出しちまうが、まあとにかく、そいつを見つけ出せば今のこのネットワークのトップにもたどり着くだろう。或いは、その“運び屋”こそが、グレタの悪党ネットワークを引き継いだ奴かもしれねえしな。
一晩休んで翌朝から、その辺の事を頭の中で整理しつつも、イベンダーに頼まれてた荷物を抱えてモロシタテムまで飛んで行くと、何やらざわざわと落ち着かない。
ラミン・クルスの邸宅を尋ね話を聞くと、またまた何やらヤベえことになってるらしい。
モロシタテムの巡回警備隊の残した伝言では、イベンダーのおっさんとアダン達は雇われ兵としてカーングンス達と同行して赤壁渓谷へと向かい、レイフとエヴリンド、3人の警備兵はその後を追跡中だと言う。
まったく、何だってそんな事になってんだ?
渡されたレイフからの手紙には一応細々した経緯も書いてあり、だいたいの事は把握する。と同時に、モロシタテムで追加の調査、聞き取りをしておいて欲しいとの事で、まずはラミンとカミラの2人に話を聞き、それから警備兵達何人かにも。
“鉄塊”のネフィルに殺された前の警備隊長のロランドがカーングンスの一部と交渉を続けていたことを知っているのはクルス家と警備隊の数人だけらしい。警備隊と言っても基本はクルス家の私兵で、その警備隊の補佐に兼業の民兵がつく、というのがモロシタテムのスタイル。
つまり、ロランドを窓口としたカーングンスとのある種の密約は、クルス家の機密事項だったワケだ。
だが、その外交交渉はロランド個人に任せっぱなしだった。それには相手方の交渉役がやはりロランドの個人的な親交に依るものだから、との理由が大きい。
なので、ロランドが死んで、さらにカーングンス側でも何かしらその交渉役に問題が起きれば、モロシタテムとカーングンスとの間のある種の密約もなくなっちまう。
そしてさらには……、
「……まさか、父がそんな事をしていたとは……」
ロランドの娘であり、ラミンの妻カミラがそう吐露する。
カミラとは“鉄塊”のネフィルとの戦いの際に面識がある。俺たちは一旦クルス邸の男の人質を開放し、同時進行で別働隊が宿屋に囚われていた女子供の開放を狙っていたが、そちらは失敗。
プランBとしてイシドロが囮となっての騙し討ちを仕掛けたのだが、そこで“鉄塊”のネフィルが人質としていたのがラミンの夫人であるカミラだ。
その時はこれ見よがしに刃物化させた布で顔を切り刻みいたぶられていたカミラだが、それでも気丈に振る舞っていた。その時の傷は、薬と治癒術で治りはしたものの、傷跡自体はうっすらとだが大きく残っている。
だが、彼女は「だから何?」とでも言うかに堂々と傷跡を晒している。その彼女が、父ロランドが裏で他の町の悪党や魔人の山賊たちと繋がって、カーングンスの薬物を流す手伝いをしていた事実に衝撃を受け、微かに震えている。
そのカミラの肩をそっと抱きつつ、ラミンが改めて聞き返す。
「ロランドが魔人達とも繋がっていた……との話は、確証のあるものなのか?」
「俺はその日記や手紙を読んでないから、何もはっきりとしたことは分からねえよ。
ただ、あのレイフとイベンダーのおっさんがそこからそうだと読み取ったんなら……悪いが俺は疑わない」
特にレイフだ。おっさんは話、会話の中から相手の嘘やごまかしを見抜き、また相手を上手く誘導するのに長けている。
レイフは逆に、そう言う直接的なやりとりでは、堅物で変に正直なタチだが、本、文章なんかからその裏を読み取り分析することには長けている。
そのレイフがそう読み取ったんなら、基本的に俺は根拠もなくは疑わない。
「レイフの見立てじゃ、ロランドは私利私欲じゃなく、このモロシタテムを守る為に魔人達との取り引きにも応じて居たらしい。だが、多分“鉄塊”のネフィルが町を守ると言うロランドの領分を超える要求をしてきた。そこで奴らは暴走した。
だから、ロランドが最期まで町を守る為に命を懸けてた……てのは、間違いないだろう……との事だ」
その言葉に、2人ともやや落ち着きを取り戻しつつ深く頷く。
「戻って来た警備兵にも聞いたが、彼ら……カーングンス達がモロシタテムへの攻撃を目論んでる可能性は無いのか?」
「……多分、これからのやりとりによりけり……になるな。
その呪術師派閥の若手たち……若巫女様とやらの言う通り、カーングンスがリカトリジオスと同盟を結んじまったら、モロシタテムへの対応もリカトリジオス次第だろう」
リカトリジオスとカーングンスとの同盟を妨害する。
それが何よりもモロシタテムを、ひいてはクトリアを守る事に繋がる……と、そう言う事になる。
「───で、それを踏まえて、レイフ……まあ、つまりクトリア共和国議会から、モロシタテムに提案がある……てな話だ」
◇ ◆ ◇
諸々の所要を済ませてから、俺は再び“シジュメルの翼”でひとっ飛び。
そのひとっ飛びでレイフ達に追いついて……と言えりゃあ良いが、目印は残すとは言うものの、あまりに変化に乏しい山あいの不毛の荒野じゃあ、その目印探しでも一苦労だ。
加えて、ある程度の広範囲を索敵して、リカトリジオスの部隊が居ないかどうかも確認しておいてほしい、なんてことも頼まれてる。いくら空を飛べるからって、こちとらそんなに万能じゃねえぞ?
結局、夕方過ぎたあたりに見つけたのは、まずはイベンダーのおっさん達の方からだ。
近くにまで来れたので伝心の耳飾りが使えるようになり、俺はまずはおっさんへと話しかける。
『おっさん、多分今、そこの上空4、5アクト(120から150メートル)ぐれーだ』
『お、早かったな』
『早くねーよ、めちゃ迷ったわ』
『それで、どうだ? モロシタテムの方は?』
『ま、状況が状況だ。ラミンはおっさんの線で良いって言ってるぜ』
『正直、選べる選択肢はあまりない状況だからな』
『けどよ、マジでリカトリジオスの追っ手が来てるのか? 正直、周りにそれっぽい連中は見当たらないぜ。まあもちろん、単に俺が見逃してるだけかもしれないけどよ』
『……ふ~む。五分五分……かな。だが、リカトリジオスならまだマシかもしれん。問題は、リカトリジオス以外の勢力が、この件に噛んで、妨害しようとしてた場合……だな』
『……例えば、ヴァンノーニ・ファミリーとか……か?』
来る前に、ヒメナ婆さんから聞いた情報を元に考えた俺の推測。
グレタの作っと……かも知れないクトリアの悪党ネットワークを引き継いだ誰か。あるいはそれはもしかしたら、 ヴァンノーニ・ファミリーの他の兄妹姉妹の誰かかもしれない。
だがおっさんはそれに対し、
『ふむ、たしかにそれも厄介だが、まだ対処のしようがある』
との返し。
『おっさんは、他に何か心当たりはあるのか?』
続けて俺がそう聞くと、
『───正直、分からん。分からんから……それが厄介だ』
なんぞと言う。
おっさんに分からねぇンだったら俺にも分かりようがねえ。
ぐるぐると上空で旋回しつつ思念での会話を続けていると、不意におっさんが、
『……まて、何か来たな……』
と。
『加勢するか?』
『いや、今お前さんが来るとカーングンスの連中に説明するのが面倒だ。それよりここからおよそ南西に少し下るとレイフ達がいると思う。
念のためそっちの方へ向かってくれ』
『了解。だが、ヤバそうならすぐに連絡しろよ』
そう告げると一旦伝心でのやり取りを終了。それから言われた通り緩やかな勾配を下る南西方向へと進む。
改めて注意して見ると、レイフ達たの夜営地はおっさん達のそれよりも見つけやすかった。何せ、例の魔力中継点とやらがおっ建ててあるからな。
再び旋回しつつ、今度はレイフに向けて伝心の耳飾りからの思念を送る。
だが……妙だ。なんつーか、ノイズが入って繋がらなくなったラジオ無線かのように、ざらざらとした不快な感触だけが返ってくる。
───嫌な予感がする。
俺は速度を上げ急下降するようにしてその魔力中継点へと近づく。
ヒリヒリと焼け付くような焦燥感。
その中で、俺の視界にまず入ってきたのは真っ赤な血。
地面に、魔力中継点の側面に飛び散ったそれ。
そして、血に塗れたレイフの護衛、エヴリンドが魔力中継点の土台に背を預けるようにし倒れ込んでいる姿だった。
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