478 / 496
第三章 クラス丸ごと異世界転生!? 追放された野獣が進む、復讐の道は怒りのデスロード!
3-277. マジュヌーン(123)毒蛇の沼 - 屋根の上の猫
しおりを挟むヴェーナ領サルペン・ディポルデ。別名“蛇の沼地”。領地の三分の一ぐらいがじめじめとした湿地や沼地で、お世辞にも豊かな土地とは言えない。とは言えその東側にある穴のあいた岩場だらけのラウル領ブコルデ・ウマウスよりかはマシ。あそこは麦すらまともに育たず牧草地もなく、ネズミ林檎とマズい豆くらいしか育たねぇって話だ。
で。
俺は今、そのじめじめとした湿気の多いヴェーナ領へと来ている。
始まりはリカトリジオス軍のカーングンスへの特使、イーノスたちを見張っていたフォルトナからの報告。
例のリカトリジオス特使隊は、あのカーングンスとの交渉の後に一旦は西へ向かうが、カロド河にぶつかるより手前で南下、そのまま海岸へと向かう。リカトリジオスはその海岸の岩場に隠された船着き場を作っていて、何艘かの舟が停めてあった。そこから、やはりこれまたシーリオ東側の海岸に作られていた船着き場とで行き来しているらしい。軍勢を送り込めるような大型船じゃない。せいぜいが10人前後を運べる小型輸送船。操船技術なんてなほとんどないリカトリジオスにとっちゃ、これでもかなり難しいハズだ。あるいは、シーリオの船乗りを奴隷として利用してるのかもしれねぇが。
何にせよ、そこでカーングンスの特使隊全員が船に乗って帰還するのかと思いきや、物資を補充してからしばらくして、一部が再び陸路で東へと向かう。赤壁渓谷の南を抜け、その後は海岸沿いの漁村を避けて内陸方面、ちょうど俺たちが闇の森へと向かったルートの横を北上し、大山脈の“巨神の骨”の北、外側の裾野をなぞるようにして西へ。たどり着いたのが“毒蛇”ヴェロニカ・ヴェーナ領だと言う。
“闇の手”は辺境四卿領内各地にも隠された“竜脈の門”を幾つか確保、整備しているので、そこでフォルトナは聖地へと帰還し、事の顛末を報告した。
「クトリアと王国軍との分断を狙ったものかもしれませんねぇ」
とは、アルアジルの弁。クトリアは防衛設備は豊富でも、使える兵力には乏しい。その不足している兵力を補えるのが王国駐屯軍だ。
同盟関係にある王国軍へと辺境四卿と連動して攻撃をすれば、それらを妨げられる。まあ、その可能性もあると言う推測だ。
だが───。
「しかし、“毒蛇”ヴェロニカ・ヴェーナですか……」
と、さらに含みのある物言いでアルアジルは続ける。
「何だよ?」
「はい、また別口で、あちらに関する情報が入って来ておりますので……」
と、それでまた、俺は遠路はるばる山向こうの湿地帯にまで出向いて来たワケだ。
▽ ▲ ▽
ヴェーナ領内は治安そのものは安定している。それに“護民兵団”とかいう魔獣退治を生業とする組織があって、各地で魔獣の被害が起きると、素早く退治してくれると言う。
その辺だけ聞けばなかなか良さそうな領地だが、一方でなんだか良く分かんねぇヤヤコシイ奴隷制が敷かれていて、俺たちみてぇなよそ者は、いつ奴隷狩りに遭うかも分からねーらしい。
と、その辺はヴェーナ領で落ち合ったエリクサール、同行しているフォルトナ、そして撃退し捕まえた奴隷狩りの傭兵なんかから聞き出したこと。
「あの猪人はプント・アテジオと言う港湾都市に滞在しておるようです。近々あそこでは、ヴェロニカ・ヴェーナ卿を招いての闘技大会を開きます。それに同席しつつ密約を結ぶつもりではないかと」
フォルトナ曰わくそういうことで、問題はじゃあそれに対して俺たちがどう対応するか、だが……。
「それ自体は、“見”、だな……」
「仰せのままに」
“三悪”もヴァンノーニ家も消えて、クトリアが共和国となり体制が変わったが、カーングンスとの同盟締結は難しそうだ。
食屍鬼兵と言う隠し玉があっても、まだリカトリジオス側の方が分が悪い。
なら、ヴェーナとの同盟、または協力体制は今のところ邪魔する必要はねぇ。
が。
問題はもう一つの件だ。
その件が、そっちの問題にどう関わってくるか、関わってしまうか。
そこが、イマイチ読めねぇんだよな。
▽ ▲ ▽
街中での隠密行動も、夜中にひとりでやる分にはそう難しくもねぇ。ただ、集団で昼間ともなると相当な偽装が必要だ。そうなると、エリクサールの幻惑術が必須になる。
「なかなかすげぇな。結構な賑わいだぞ、こりゃ」
と、やや浮かれ気味にはしゃぐエリクサール。
プント・アテジオは翌日の闘技大会とやらでお祭り騒ぎ。
主に拳闘奴隷たちを闘わせるこのイベントは、このヴェーナ領の貴族や富裕層を大量に集めている。そして今回はヴェロニカ・ヴェーナ卿自身までも来るって話しだから尚更だ。
なので警備も厳戒態勢。元々のこの都市の警備兵の他にも、タロッツィ商会とかいう最大手奴隷商会の傭兵団なんかもかき集めているが、数は多いが寄せ集めな分、実際には穴も多い。
お互いがお互いを信頼してないし、むしろ縄張り意識で内心反目もしてる。だから隣接する警備地区で睨み合い、逆に他のところが緩くもなる。
「待て! ここは我々の警備区間だ! タロッツィ共は口を挟むな!」
「何だとォ!? 俺たちゃヴェーナ卿直々の命で警備に来てるんだぞォ!?」
てなのは、エリクサールの幻惑術でもめ事を起こさせた通りでの出来事。そしてそのゴタゴタの隙間を縫って夜の早い内に進む先は、このプント・アテジオの代官、デジモ・カナーリオの館だ。
水に囲まれた出島みたいなこの都市の中、さらに水路、水堀に囲まれたこの館は、普通に侵入するにゃかなり厄介。だが正面の正門、そして水路から荷物や何かを搬入する裏門の他はその分監視も甘い。術士であるデジモ・カナーリオは町にも館にも一応の魔法の守り、結界は施してあるが、そりゃ“災厄の美妃”のある俺には意味がねぇ。
見張りの目のない位置から鉤フックのついた縄を投げて引っ掛ける。周辺に警備以外にも人が居ないのは確認済み。
まずは水堀を超えて先頭を進む俺が、壁をさらに囲む魔法の結界を“災厄の美妃”で無効化して中へと侵入。続いて残りの面子もやってくる。
「くっそー、こーゆー肉体労働は俺向きじゃねーってーの!」
ぶつくさ文句を言うエリクサールだが、コイツの幻惑術での隠蔽工作がなきゃ、この潜入だけでなくこれから先もこうは上手くいかねぇ。と言うかほぼ不可能だ。
何せ、今ここには十数人の“狂える”半死人達も一緒に来ているんだからな。
ハシントと、ハシント率いる“ブランコ団”の一部が、だ。
「全員、中に入れたな?」
そう振り返って確認するが、全員が全員、これまたそろいもそろって隠蔽効果もある黒い外套を身に付けているから、この暗がりじゃあよく分かりゃしねぇ。
代表してそれに頷いて応えるのはハシント。相変わらず高い魔力飽和で体の内側からほんのり輝いているそいつは、頭には例の“血晶髑髏の冠”を被っている。
かつてザルコディナス三世の元で魔人の“失敗作”だとされていた、不死者のごとき強靭な肉体を得はしたが、その代償に理性を失った“狂える”半死人となった者達を支配し制御する邪術の実験をしていたデジモ・カナーリオは、吸血鬼の魔力溢れる血と“高貴な者の頭蓋骨”を使う事で作られる血晶髑髏を利用し、ブランコ家とその類縁達を“狂える”半死人状態にしながら支配し操れるモノを作り上げた。それが“血晶髑髏の冠”だ。
元々、血晶髑髏の杖は強力な死霊術の秘宝。死霊術士の力を底上げし、また近くに死体があればヤヤコシイ儀式や手順をすっとばして、即座に動く死体化して使役出来るようになる。つまり、“血晶髑髏の杖”を持った死霊術士なら、例えば死体を一つ手に入れれば、その後は倍々ゲームで即席の手下を増やし、ちょっとした山賊団なんぞ朝飯前に壊滅させる、なんてことも出来る。
もちろん、術士の基本的な能力、魔力にも依る。魔術、死霊術の専門家じゃないフォルトナが使った場合じゃあ、そこまでの成果は見込めない。せいぜいが、この間みたいに数頭の毒蛇犬の群を操れる程度。それでも闇の魔力が強く、召喚術も使えるダークエルフだから出来る事だ。
それらを応用した“血晶髑髏の冠”を作り出したデジモ・カナーリオの研究成果を、アルアジルは欲しがっている。何故か? もちろんそれは、リカトリジオス軍が食屍鬼兵を操れるようになった事への対抗手段を探るためだ。
「恐らく、基本的にはその根本にある原理は同じものでしょうな」
と、奴は言う。
廃都アンディルで死霊術士の王の影が食屍鬼を操れるようになったことと、デジモ・カナーリオが“血晶髑髏の冠”で“狂える”半死人を操れるようになったことと、そしてリカトリジオス軍が食屍鬼兵を操れるようになったこととが、だ。
廃都アンディルの死霊術師を捕らえ、様々な───勿論、言葉にするのもおぞましいような───方法で聞き出したことや調べた事等から、廃都アンディルで死霊術士の王の影が食屍鬼を操った一番の鍵は、あの“血晶髑髏の杖”がかつてのアンディル王族の頭蓋骨を使って居ることだと言う。
廃都アンディルの食屍鬼のほとんどはかつてのアンディルの住人。つまり、アンディル王族を支配者としていただいていた。
その関係性に死後も又縛られるようにする。
そう言う術式を作り出した。
リカトリジオスはどうやってかその原理を見抜き、リカトリジオス軍の中の支配力を、そのまま犬獣人食屍鬼兵に適応させた。
そして、アルアジルの推測では、その研究のベースになったのが、デジモ・カナーリオの“血晶髑髏の冠”にあるのだろう、と。
だから、デジモ・カナーリオ本人を攫うか、その研究成果を手に入れること、と言うのも今回の潜入の目的。
リカトリジオス、イーノスの目的を探り、同時にデジモ・カナーリオから研究成果を得る。
タイミング的にヴェーナ卿来訪のこのときになった事で、いざとなれば混乱を引き起こすのも容易いかとの目算もあるが、とは言え警備の数だけでもかなりのもので、あくまで今回はイーノスとリカトリジオスの目的を探ることとに集中して、デジモの研究成果はまた後回しでも良いかもしれねぇ。
デジモの館の基本構造は既におおまかに把握している。明日は闘技大会当日で本人は留守。ハシント達は古い物置小屋へと身を潜め、俺やエリクサールは今の内に怪しい場所をさらに調べておく。
計画を再確認してそれぞれに散る。館内部まで入り込むのは難しいが、まずは外から……と、壁へと張り付き登っていくと、上空に大きな影。
馬鹿でかい鳥か、と思いきや、驚いたことにまたあのドワーフ合金製鎧で空を飛ぶ南方人の男だ。
なんなんだお前は、なんで俺が行く先々に先回りしたりやってきたりしてんだよ、と心の中で悪態をつく。
館の外壁、梁の部分にひっつき様子を見ていると、最も高い塔のさらに上へ。何やら塔の屋根、その先端の避雷針みてぇなもんをいじくってる。
魔力の反応があるから、多分ありゃ何らかの魔法の仕掛けだ。この館の敷地に侵入する際に幾つかの結界、魔力防壁は破ってあるが、あれもまたそう言う何らかの効果を発する為の装置だろう。
その作業を一通り終えてから、奴は屋根の上で少し休んで居るのか、何かを見ているようだった。
そしてその背後へ、別の黒ずくめの影が忍び寄る。
その様を、俺は身体を強ばらせながら見る。
“漆黒の竜巻”、ルチア。“砂漠の咆哮”の中で、珍しい人間種の団員。かつてリカトリジオスに村を滅ぼされ、その復讐の為“砂漠の咆哮”へと入団した南方人の女戦士。
今ではラアルオームの惨劇とも呼ばれる、ラアルオームの“砂漠の咆哮”の野営地、そして俺たちの農場が襲撃、壊滅させられたあの事件以降、その行方は全く知れずに居た。そのルチアが館の屋根の上を素早く密かに動きながら、ドワーフ合金製の空飛ぶ鎧姿の南方人の背後へ忍び寄って……不意打ちを食らわせる。
応戦するが間に合わず屋根から落下、それをルチアに支えられ捕らわれる南方人の男。
状況が分からねぇ。あの2人は同郷のハズ。いやそれも同じ加護の入れ墨をしていると言うことから俺がそう判断してるだけだが、多分間違っちゃいねぇ。いやいや、それよりそもそも何故ここにルチアが居るんだ? ルチア……それも間違いじゃねぇだろう。遠目だが俺の猫獣人の目は暗闇でも見える。いや、色や形がハッキリ分からなくても、匂いや動き……様々な情報が、あの黒ずくめがルチアだと俺に告げている。
とは言え……確信はねぇ。
黒ずくめは引き上げた南方人の男を担いで、紐のようなものでくくる。ぐったりして意識を失ってるのか、あるいは何らかの魔法、毒……麻痺毒か? とにかく捕らえたそいつを紐でくくって屋根の上を移動し、階下のバルコニーへと降ろす。その後自分もまたそのバルコニーへと飛び降りて、再び南方人の男を担ぎ上げて館の中へ入った。
どこへ運ぶのか。とにかく俺は、慎重にその後をつけることにした。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
『三度目の滅びを阻止せよ ―サラリーマン係長の異世界再建記―』
KAORUwithAI
ファンタジー
45歳、胃薬が手放せない大手総合商社営業部係長・佐藤悠真。
ある日、横断歩道で子供を助け、トラックに轢かれて死んでしまう。
目を覚ますと、目の前に現れたのは“おじさんっぽい神”。
「この世界を何とかしてほしい」と頼まれるが、悠真は「ただのサラリーマンに何ができる」と拒否。
しかし神は、「ならこの世界は三度目の滅びで終わりだな」と冷徹に突き放す。
結局、悠真は渋々承諾。
与えられたのは“現実知識”と“ワールドサーチ”――地球の知識すら検索できる探索魔法。
さらに肉体は20歳に若返り、滅びかけの異世界に送り込まれた。
衛生観念もなく、食糧も乏しく、二度の滅びで人々は絶望の淵にある。
だが、係長として培った経験と知識を武器に、悠真は人々をまとめ、再び世界を立て直そうと奮闘する。
――これは、“三度目の滅び”を阻止するために挑む、ひとりの中年係長の異世界再建記である。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる