1 / 11
あれ?? 私、転生した??
しおりを挟む
ほんの出来心執筆です。
深いストーリーはありません。
ビッチ属性で転生した主人公が、とにかくひたすらエッチするだけの物語です(2話目から)。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「んでさ、めっちゃ豊比古さま、カッコイイの!!
絶対ハマるから、やってみて!!」
「う、うん!!
分かった!!
プレイしてみるね??」
そう言ったものの実は私、恋愛ゲーム……正直全然興味がない。
だけど……だけど地元を離れて入学した大学で、ついつい友達を作り損ねて唯一出来た友達が蓮見みどりちゃん。
同じ文学部の一年生。
それも、仲良くなるきっかけが、みどりちゃんのハマっている恋愛ゲームのキャラクターのキーホルダーを私がたまたま持ってたからなんだけど。
……言えない……キーホルダー、うちの妹の趣味だなんて……。
高校生なのに3次元の同級生より2次元の攻略対象に恋する妹は、ちょっと変わってる。
なのに見た目が可愛いから、妹には彼氏がいるのだ!!
おねーちゃんももうちょっと見た目に気を付ければすぐ彼氏できるのにとか、そんなアドバイスいりません!!
地味顔の私がいくら美しく着飾ろうと百が百十になるだけの違い。
無駄な努力をする時間は、私にはない!!
まあとはいえ、その妹からゲームのことは日々強制的に聞かされているからなんとなくみどりちゃんと話を合わせられ、おかげで友達ができたのだから、あんまり文句も言えないところ。
たけど、実際のところ、乙女ゲームなんて全く興味がない。
むしろこんなハイスペックな人間居るわけねーだろ!! って思ってる。
なのに、友達に飢えている私は、みどりちゃんにそのことを伝えられず……こうして最近みどりちゃんがはまっている新しいゲームを勧められる羽目になっているわけなんだけど。
「くるくるマリアーヌ学園」。
なんじゃこのタイトル。
私は帰宅するとすぐに、みどりちゃんに渡された攻略本(みどりちゃんに言わせるとほんとはこんなもの読むのは邪道……だけど難攻不落の豊比古様ルートコンプリートしたくて買っちゃった……とのこと)を広げてみる。
主人公西園寺雪乃がマリアーヌ学園に入学することでスタートするこのゲーム。
攻略キャラは……十五人!? 多くない??
まあ主要キャラは五人くらいだけど。
みどりちゃんがおすすめする豊比古様は……。
三年生の四月までに学力500以上!? 体力300以上??
なんですかこの数字……毎日勉強とスポーツしても無理なんじゃ……。
あ、救済の倍々ポイントアップイベント有り、か。
じゃないと絶対無理だよね、この数字。
しかも初期値の友好度5%、LOVE度3%……鬼畜か! このゲーム。
それ以外にもいろいろ条件あったけど、とてもこれ以上豊比古のデータ見る気になれなくて、ほかの人のページを開ける。
えっと、長柄先生。卒業時学力15以下、体力50以下で攻略可能……って低いわ!!
つーか、馬鹿な子好きなの??
この子勉強全然してないよね??
しかも……え??
普通に話してるだけで友好度が上がる??
デート回数必要なし???
友情エンドか告白エンドの条件を満たすキャラが他に居なければ自動的に長柄先生エンドって……!!
どんだけ生徒と恋愛する気だこの教師。
マジ仕事しろ!!
えっと次は……三上祐樹。
高校生にして天才ピアニスト。
吹奏楽部部長。
………いやそもそも天才ピアニストが吹奏楽部とか……。
いやもういいんだけどね。
3年十二月までに芸術100、演奏するコマンド実行。
友好度30%、LOVE度18%。
……一番まともだな、この中じゃ。
ああ、もうなんだか集中力途切れてきた。
いいや。
後はざっと目を通せば!!
涼風維摩、サッカー部部長。
戸川連、バイト先の先輩。
桐谷シオン、ギリシアとスペイン人の血を引く生徒会長。
東條雅、クラスメイト、保健委員。
紺野明、生物部部長。
天川圭人、大学生の兄夏樹の友人。
クラウス・ヴォルフブルグ、ドイツからの交換留学生。クラスメイト。魔術師。
鳥飼弘至、保健室の先生。
藤沢香奈、クラスメイト、副委員長。
巡奈央、妹弥生クラスメイト。
鼎祐樹、近所の幼稚園児。
東條優、東條雅の父、東條グループの会長。
…………ってか、友情エンドありきのクラスメイトの女子はともかく、近所の幼稚園児とか、父兄とかが攻略対象って!!
それに学園乙女ゲーにに、魔術師とかなんですの??
冗談??
まさか本気じゃないよね???
何を考えてんだ、このカオスなゲーム!!
…………どうしよう。
冗談じゃなく、読めば読むほどぜんぜん興味がわかない。
妹に代わりにプレイしてもらおうかな……?
でもそうするとみどりちゃんに悪いし。
ううう!!
どうしよう!!
まぁ、とりあえず、近所のコンビニで、大好きなアイスでも買ってこよう。
それでも食べなからゆっくり考えよう。
軽装で財布だけ手に持って出かけた私。
自動ドアが開いて店の中に入ろうとすると、黒ずくめの男が私に向かって突進してきた。
「…えっ!」
悪いけど私、運動神経鈍い。
突然のことに、案の定よけられずに後ろ向きに転倒した。
……いったーい!!!
何よ!!
あの男!!!
ひどい!!
そう思って立ち上がろうとしたけど、あれ??
力が入らない???
「女の子が刺された!!
救急車!!」
近づいてきた店員さんが叫んでる。
え?
刺された……?
刺されたって、私???
私は少しだけ首を持ち上げて、自分の体を見た。
お腹に、ぶっすりと刺さった包丁……。
嘘。
い、痛くない。
痛くないから大丈夫なはず。
無理やりそう思い込もうとしたけど、私の意識はどんどんなくなっていく。
私、もしかして、死んじゃう……??
……………さん!
……………さん!
「おい、呼んでるぞ?」
え? 私??
「西園寺雪乃さん、返事をしなさい」
「うわっ、はいっ!
ここに居ます!!」
私は弾かれたように立ち上がり、返事をした。
講堂に一杯の生徒たち。
舞台の上部に「マリアーヌ学園入学式」の文字。
あれ?
それに、西園寺雪乃??
それってまさか、乙女ゲーの主人公……?
……そもそも私、なんて名前、だったけ??
必死に思い出そうとするけど、何一つ浮かんでこない。
まさかまさかとつぶやきながら、私はヘナヘナと、元の椅子に座り込む。
「……変な女……」
隣から、低い声が響いた。
さっき私に、「おい、呼んでるぞ?」って教えてくれた声と同じ声。
だけど、ぜったい意地悪だ、この人。
私は泣きそうになるのをとりあえず置いといて、失礼なその男性を見た。
………え?
この人、どっかで見たことが???
「次、宗谷豊比古!」
「はい!」
隣の男性が勢いよく返事する。
宗谷……豊比古……??
今、豊比古って言った???
嘘……嘘、だ!!
「ぅ!
…………NOォォォォォォォォォォォォォォ!!!」
再び奇声を上げながら立ち上がった私。
そのままぷっつりと意識を失ったのだった。
深いストーリーはありません。
ビッチ属性で転生した主人公が、とにかくひたすらエッチするだけの物語です(2話目から)。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「んでさ、めっちゃ豊比古さま、カッコイイの!!
絶対ハマるから、やってみて!!」
「う、うん!!
分かった!!
プレイしてみるね??」
そう言ったものの実は私、恋愛ゲーム……正直全然興味がない。
だけど……だけど地元を離れて入学した大学で、ついつい友達を作り損ねて唯一出来た友達が蓮見みどりちゃん。
同じ文学部の一年生。
それも、仲良くなるきっかけが、みどりちゃんのハマっている恋愛ゲームのキャラクターのキーホルダーを私がたまたま持ってたからなんだけど。
……言えない……キーホルダー、うちの妹の趣味だなんて……。
高校生なのに3次元の同級生より2次元の攻略対象に恋する妹は、ちょっと変わってる。
なのに見た目が可愛いから、妹には彼氏がいるのだ!!
おねーちゃんももうちょっと見た目に気を付ければすぐ彼氏できるのにとか、そんなアドバイスいりません!!
地味顔の私がいくら美しく着飾ろうと百が百十になるだけの違い。
無駄な努力をする時間は、私にはない!!
まあとはいえ、その妹からゲームのことは日々強制的に聞かされているからなんとなくみどりちゃんと話を合わせられ、おかげで友達ができたのだから、あんまり文句も言えないところ。
たけど、実際のところ、乙女ゲームなんて全く興味がない。
むしろこんなハイスペックな人間居るわけねーだろ!! って思ってる。
なのに、友達に飢えている私は、みどりちゃんにそのことを伝えられず……こうして最近みどりちゃんがはまっている新しいゲームを勧められる羽目になっているわけなんだけど。
「くるくるマリアーヌ学園」。
なんじゃこのタイトル。
私は帰宅するとすぐに、みどりちゃんに渡された攻略本(みどりちゃんに言わせるとほんとはこんなもの読むのは邪道……だけど難攻不落の豊比古様ルートコンプリートしたくて買っちゃった……とのこと)を広げてみる。
主人公西園寺雪乃がマリアーヌ学園に入学することでスタートするこのゲーム。
攻略キャラは……十五人!? 多くない??
まあ主要キャラは五人くらいだけど。
みどりちゃんがおすすめする豊比古様は……。
三年生の四月までに学力500以上!? 体力300以上??
なんですかこの数字……毎日勉強とスポーツしても無理なんじゃ……。
あ、救済の倍々ポイントアップイベント有り、か。
じゃないと絶対無理だよね、この数字。
しかも初期値の友好度5%、LOVE度3%……鬼畜か! このゲーム。
それ以外にもいろいろ条件あったけど、とてもこれ以上豊比古のデータ見る気になれなくて、ほかの人のページを開ける。
えっと、長柄先生。卒業時学力15以下、体力50以下で攻略可能……って低いわ!!
つーか、馬鹿な子好きなの??
この子勉強全然してないよね??
しかも……え??
普通に話してるだけで友好度が上がる??
デート回数必要なし???
友情エンドか告白エンドの条件を満たすキャラが他に居なければ自動的に長柄先生エンドって……!!
どんだけ生徒と恋愛する気だこの教師。
マジ仕事しろ!!
えっと次は……三上祐樹。
高校生にして天才ピアニスト。
吹奏楽部部長。
………いやそもそも天才ピアニストが吹奏楽部とか……。
いやもういいんだけどね。
3年十二月までに芸術100、演奏するコマンド実行。
友好度30%、LOVE度18%。
……一番まともだな、この中じゃ。
ああ、もうなんだか集中力途切れてきた。
いいや。
後はざっと目を通せば!!
涼風維摩、サッカー部部長。
戸川連、バイト先の先輩。
桐谷シオン、ギリシアとスペイン人の血を引く生徒会長。
東條雅、クラスメイト、保健委員。
紺野明、生物部部長。
天川圭人、大学生の兄夏樹の友人。
クラウス・ヴォルフブルグ、ドイツからの交換留学生。クラスメイト。魔術師。
鳥飼弘至、保健室の先生。
藤沢香奈、クラスメイト、副委員長。
巡奈央、妹弥生クラスメイト。
鼎祐樹、近所の幼稚園児。
東條優、東條雅の父、東條グループの会長。
…………ってか、友情エンドありきのクラスメイトの女子はともかく、近所の幼稚園児とか、父兄とかが攻略対象って!!
それに学園乙女ゲーにに、魔術師とかなんですの??
冗談??
まさか本気じゃないよね???
何を考えてんだ、このカオスなゲーム!!
…………どうしよう。
冗談じゃなく、読めば読むほどぜんぜん興味がわかない。
妹に代わりにプレイしてもらおうかな……?
でもそうするとみどりちゃんに悪いし。
ううう!!
どうしよう!!
まぁ、とりあえず、近所のコンビニで、大好きなアイスでも買ってこよう。
それでも食べなからゆっくり考えよう。
軽装で財布だけ手に持って出かけた私。
自動ドアが開いて店の中に入ろうとすると、黒ずくめの男が私に向かって突進してきた。
「…えっ!」
悪いけど私、運動神経鈍い。
突然のことに、案の定よけられずに後ろ向きに転倒した。
……いったーい!!!
何よ!!
あの男!!!
ひどい!!
そう思って立ち上がろうとしたけど、あれ??
力が入らない???
「女の子が刺された!!
救急車!!」
近づいてきた店員さんが叫んでる。
え?
刺された……?
刺されたって、私???
私は少しだけ首を持ち上げて、自分の体を見た。
お腹に、ぶっすりと刺さった包丁……。
嘘。
い、痛くない。
痛くないから大丈夫なはず。
無理やりそう思い込もうとしたけど、私の意識はどんどんなくなっていく。
私、もしかして、死んじゃう……??
……………さん!
……………さん!
「おい、呼んでるぞ?」
え? 私??
「西園寺雪乃さん、返事をしなさい」
「うわっ、はいっ!
ここに居ます!!」
私は弾かれたように立ち上がり、返事をした。
講堂に一杯の生徒たち。
舞台の上部に「マリアーヌ学園入学式」の文字。
あれ?
それに、西園寺雪乃??
それってまさか、乙女ゲーの主人公……?
……そもそも私、なんて名前、だったけ??
必死に思い出そうとするけど、何一つ浮かんでこない。
まさかまさかとつぶやきながら、私はヘナヘナと、元の椅子に座り込む。
「……変な女……」
隣から、低い声が響いた。
さっき私に、「おい、呼んでるぞ?」って教えてくれた声と同じ声。
だけど、ぜったい意地悪だ、この人。
私は泣きそうになるのをとりあえず置いといて、失礼なその男性を見た。
………え?
この人、どっかで見たことが???
「次、宗谷豊比古!」
「はい!」
隣の男性が勢いよく返事する。
宗谷……豊比古……??
今、豊比古って言った???
嘘……嘘、だ!!
「ぅ!
…………NOォォォォォォォォォォォォォォ!!!」
再び奇声を上げながら立ち上がった私。
そのままぷっつりと意識を失ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。ユリウスに一目で恋に落ちたマリナは彼の幸せを願い、ゲームとは全く違う行動をとることにした。するとマリナが思っていたのとは違う展開になってしまった。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる