鈍感コイゴコロ

蒼技学園 テスト編その１

テスト当日

何だかんだで勉強会は無事終了した。

西本さんと佐藤の茶番は最後まで続いたが、お互いちゃんと勉強は出来たみたいだ。

そして、あの日はやって来た。


「テストの科目は、数学、国語、理科、英語、社会の順番です、みんな頑張ってね♡」
「頑張ります！！」
クラスの先生ファンの男子がいっせいに声を上げた。
「ふっ、猿ね。」
友和、お前も元は猿だぞ。

そうしているうちに最初の数学のテストが始まった。

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テストは案外あっけなく終わった。

自分的には、そこそこいけた方だと思うが他のみんなは……

西本  「返ってくるなー！」
佐藤  「なんも言えねー。」
春河  「出来た、かな？」
なぜ疑問形！

「どうだった、葱？」
そう問いかけてきたのは友和だった。
「意外だな、そっちの方からはなしかけてくるなんて。」
「そうかしら？」
そう言って彼女は首をかしげた。
「まぁ、テストの方はまぁまぁかな？」

すると友和は俺の方に近寄り
「ねぇ、この後時間あるかしら？」
えっ！？