ねこさんは、トレジャーハンター!?

豆井悠

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119 発見! クリスタルオーブ

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 祠の中は、神聖な空気で満たされていた。

 ごくごく狭いスペースの中央に、祭壇のようなものがある。

「こ、これは‥‥‥」

 慎重に歩を進めたねこさんが、その前でぴたりと動きを止めた。

(まあ! これほど無垢な心の持ち主が、この時代にもいるなんて!)

 聖剣の時とは違い、正真正銘頭の中に言葉が流れ込んできた。

「だ、誰なのねー?」

 その心地よい女性のような声に、うっとりとしながらも話しかける。

(私? 私はクリスタルオーブよ)

「おお! こんな所にあったのねー!」

(あら? 私を探していたのかしら? という事は悪人‥‥‥には全く見えないわねえ‥‥‥)

 からからとオーブが笑った。

「ねこさん、魔法が使えるようになりたいのね」

(どうしてかしら? 何かおいたでもするつもり?)

「違うのね。もっと強くなって、ダンジョンまたたびにリベンジしたいのねー!」

(‥‥‥そういう事‥‥‥いいわ、わかった。あなたの事、ちょっと気に入っちゃたし、久し振りに外にも出たいから付き合ってあげる!)

「ありがとなのねー」

 そっとクリスタルオーブを手に取ると、その中の魔法石たちがきらきらと瞬いていた。
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