137 / 218
135 オーブの占いは、大盛況!?
しおりを挟む
「あ、あの‥‥‥もうやってますか?」
そう言いながらテント出入り口の布をめくって、かわいらしい顔が現れた。
(はい、やってますよ)
「え? 頭の中に直接‥‥‥」
(びっくりした? 私くらいの占い師になると、テレパシー的な能力も使えるの! それにこの方がプライバシーも守れるでしょう?)
「あ!」
その説明に、困惑していた顔が、ぱあ、と明るくなった。
(今日は何を占いましょうか?)
リースが言いながら、ぶちの体は目の前のイスを勧める。
「失礼しまーす」
若干頬を染めた彼女が椅子に座る。と、出入り口の布が、再びめくられた。
「あ、あのう‥‥‥もうやってまっすか‥‥‥って、お姉ちゃん!?」
「え? みけ子‥‥‥!?」
意外なところでばったりと出会ってしまった姉妹が、あたふたとする。
(あ‥‥‥なるほど)
「「え? なんですか?」」
突然響いたリースの得心の声に、二人がぶちを見る。
ぎっくー、としたぶちだったが、そこは冷や汗を垂らしながらスルーを決め込んだ。
(なんでもないわ。さあ、あなたもこっちへいらっしゃいな)
そんなぶちを尻目に悠久の時を過ごしてきた魔道具は、平然とみけ子を招き入れる。
(ではーー)
二度あることは三度ある。またしても乙女な顔が出入り口に現れ、同じセリフが響いた。
「あ、あの‥‥‥もうやってますか?」
「「あ!? チンチラさん‥‥‥」」
図らずも再びまみえてしまった乙女たち。
彼女たちは一体、何を占ってもらうのだろうか?
そして、意味深な笑みを浮かべているようなリースさんは、ドキドキ占いで何を導き出すのだろうか?
そう言いながらテント出入り口の布をめくって、かわいらしい顔が現れた。
(はい、やってますよ)
「え? 頭の中に直接‥‥‥」
(びっくりした? 私くらいの占い師になると、テレパシー的な能力も使えるの! それにこの方がプライバシーも守れるでしょう?)
「あ!」
その説明に、困惑していた顔が、ぱあ、と明るくなった。
(今日は何を占いましょうか?)
リースが言いながら、ぶちの体は目の前のイスを勧める。
「失礼しまーす」
若干頬を染めた彼女が椅子に座る。と、出入り口の布が、再びめくられた。
「あ、あのう‥‥‥もうやってまっすか‥‥‥って、お姉ちゃん!?」
「え? みけ子‥‥‥!?」
意外なところでばったりと出会ってしまった姉妹が、あたふたとする。
(あ‥‥‥なるほど)
「「え? なんですか?」」
突然響いたリースの得心の声に、二人がぶちを見る。
ぎっくー、としたぶちだったが、そこは冷や汗を垂らしながらスルーを決め込んだ。
(なんでもないわ。さあ、あなたもこっちへいらっしゃいな)
そんなぶちを尻目に悠久の時を過ごしてきた魔道具は、平然とみけ子を招き入れる。
(ではーー)
二度あることは三度ある。またしても乙女な顔が出入り口に現れ、同じセリフが響いた。
「あ、あの‥‥‥もうやってますか?」
「「あ!? チンチラさん‥‥‥」」
図らずも再びまみえてしまった乙女たち。
彼女たちは一体、何を占ってもらうのだろうか?
そして、意味深な笑みを浮かべているようなリースさんは、ドキドキ占いで何を導き出すのだろうか?
0
あなたにおすすめの小説
「魔神」を拾ったら、なぜか懐かれてトップ配信者に!? 最強の美少女魔神と、巨大すぎるワンコ(フェンリル)と送る、バズりまくりの同
伊部 なら丁
ファンタジー
現代日本、ダンジョン配信全盛期。
視聴者数「0人」が定位置の底辺配信者・ソラは、ある日、ダンジョンの未踏破区域で「人類の天敵」とされる伝説の魔神と遭遇する。
死を覚悟したソラだったが、絶世の美少女の姿をした魔神・ティアグラが興味を示したのは——ソラの持っていた「焼きそばパン」と「スマホ」だった!?
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
※AI学習禁止・無断転載禁止・無断翻訳禁止・無断朗読禁止
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる