夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年4月

4月5日

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佐々木君が出社するなり、昨日もあの男が来てたみたいで藤木さんが嫌がってたと心配そうに話しかけてきた。
大家さんが持ってる近くのアパートに一時的にでも滞在させてもらってはどうかと聞くと、それもありですねと後で連絡すると話していた。
玄関のドアは新しくしたのかと聞くとそういう話はしてなかったとのことだった。
戸を入れ替えるのは直ぐなのになぜ替えないのかと聞くと、元々は旦那さんの持ち物で付き合いのあった工務店もあったらしい。
その後工務店がなくなったので旦那さんが自分でなんとかしていたらしいが、旦那さんも亡くなってしまって1人でなんとかしているようだと藤木さんが話していたらしい。
大家さんにうちの会社を紹介してもらえば、うちの会社から付き合いのある工務店も紹介できると言うと、弱みにつけこむようで言い出せなかったらしい。
9時になったら電話してみると言っていたので任せると、今日の午前中ならあいてるとのことだったので、佐々木君を向かわせた。
俺は別の仕事があったので終わらせてから向かうと、ヨシオ君が住んでいた部屋のドアに「ココにいます」とのメッセージと地図が書いてあるメモが貼ってあった。
地図のところに向かうと同じ様なアパートに着いた。
呼び鈴を鳴らすと中年の人の良さそうな女性が出てきた。
剥がして持ってきたメモを見て、「佐々木君の会社の?」とよかったというように言った。
入り口付近のごみ袋をみて、佐々木君が前にゴミ屋敷みたいになってる所があると言っていたことを思い出した。
俺の視線に気がついたのか、「毎日片付けてたんだけど、全然片付けれなくて。これは佐々木君がまとめてくれて。」と辛そうな顔をしていた。
おそらく、業者に頼むべき部屋だったのだろうと思うほどで、この部屋を見てすぐにどうにか出来るような気は起きないだろう。
ヨシオ君がいた部屋の戸のサイズを測り種類は決めたので、俺が来るまで手伝いをお願いしたのと参っているようだった。
お金は払うからとの頼みで一時間ほど手伝った。
住んでいた人のがどんな人だったのか、わからないほどの散らかり具合だった。
片付けてた部屋は臭いがきついので、ヨシオ君の部屋の前で、納期はちょっと分からなが出来るだけ急ぐようにすると伝えた。
ふと、表札に名前を入れれば住人が代わったと思うのではないかと思い、手帳を破り【南】と書いてセットしてきた。
佐々木君は【東】と書いたほうが魔除けの効果ありそうだと言っていて笑ってしまった。
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