夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

文字の大きさ
189 / 785
2024年4月

4月18日

しおりを挟む
長男の担任の先生は、新しく教諭になったばかりの人だが、少し疲れているようだった。
大丈夫かと聞くと、思っていた以上に忙しいとヘラっと笑った。
とくにうちの園は、朝早くからやっているので早起きしなければいけないのは大変なんだろう。
周りが見えてきたらまた少し変わってくるから、頑張ってと言って長男を頼んできた。

会社に着くと、どこにも明かりがついていないのに倉庫から物音がした。
泥棒かと思い、足音を立てずにそっと近づき、そこに居た男に声をかけた。
驚いたように振り返ったのは東だった。
何としているのかと聞くと、要らない汚くなってもいいブルーシート的なものを探していると言った。
何に使うのかと聞くと、依頼人が塗装は自分でやりたいと言っているらしい。
今日の午前中に大工さんとも時間を合わせることが出来たので、持って行ってそのまま塗装したいとのことだった。
依頼人の家の庭で塗装すると言っていたので犬は大丈夫なのかと聞くと、日中は奥さまがドッグランに連れて行って夜はペット可のホテルに泊まるらしい。
鳥も連れて行くと聞いたようで、東は犬もいないのにと残念がっていた。
ブルーシートはなかったが、何年か前に近所の人がなにかに使えるかもと言ってくれたビニールハウス用のシートがあった。
値段はわからないが貰ったやつだから、これでいいやと車に積み込んだ。
養生シートの方が良いのではと聞くと、庭が広いので倒して色を塗りたいと話していたらしい。
写真を送って確認してもらっただけなので、サイズが合わなかったり、イメージと違ったらまたやり直しになったらどうしようと心配していた。

10時過ぎに、写真と動画付きで問題なく取り付けることが出来たと連絡があった。
DIYに興味があるだけあって、大工さんに教えてもらいながら自分で穴も開けたらしい。
これから色を塗ると楽しそうにしていた。
ペンキも自分で色を混ぜると言っているようで、日本にはない色の組み合わせかもしれないとのことだった。
どうなるのか楽しみだ。

帰宅すると長男が出迎えてくれた。
静かにするように言われ、忍者ごっこかと思っていると、次女が熱を出してやっと寝たところだった。
長女が家のことを手伝ってくれていたようだったので、代わって夕飯を作った。
作ったと言っても目玉焼きとベーコンを焼いただけだが、中々上出来だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...