夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年5月

5月13日

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長女の目は金曜日に比べてだいぶ良くなってきた。
人に見られるのが嫌なのか、学校に行くのを渋っていた。
送ろうかと聞くと、どうしても学校へは行かなければならないことを理解したらしく、歩いていくと話していた。
通学路の途中で友達と会って一緒に登校しているようだ。

午前中には、襖を取り付けに伺った。
息子さんが会社を出る前に電話をしてほしいとのことだったので電話をすると、自分もこれから向かうので先についたら家には入らずに待っていて欲しいとのことだった。
依頼先に着くと、電話で話していた黒い車があったので呼び鈴をならすと、タブレットで話した男が出てきた。
細身な感じだったので小柄な人かと思っていたが、すらりと背が高い男だった。
襖を運ぶのも手伝ってくれた。
サイズもきちんと合っていてほっとした。
雑談がてら古本屋で働くのが羨ましいや憧れがあると言うと、本業ではなく友達に頼まれた店番だったらしい。
背が高いので、時々掃除も手伝っていると話していた。
古本屋でハタキをもってパタパタとするのは何とも言えないもロマンがあり、羨ましく思う。

思っていたより早めに終わったので、佐々木君について行くことにして寄り道せずまっすぐ会社に戻った。
会社に戻ると早瀬さんが電話をしていた。
血圧がどうのと話していたので、富田さんの調子が悪くなったのかと心配していると、俺の様子に気が付いて、「佐々木君のとこ延期。」と一言だけ話し電話に戻った。
話しを聞く限りでは、ご夫婦のどちらかが体調が悪くなったので明日か明後日にしてほしいと話しているようだった。
「心配ねぇ」「うちはいつでも良いから」「気にしないで」を多用した電話だった。

夜に来て欲しいという依頼があり、いつもより遅く出勤してきた佐々木君に早瀬さんがさっきの電話を説明していた。
疲れたように、「わかりました。」と佐々木君が返事をして椅子に座り込んだ。
前に伺ったときに色々あったので、夜も眠れずに心配していたらしい。
時間が合えば俺か東が一緒について行くと話すと喜んでいた。
良いだけ喜んだ後に、「よく考えたら時間が合わなかったら、自分だけってことっすよね。あんまり期待しないでおきます。」と現実に戻っていた。

月末に向けて予定を調整していると、電話が鳴り早瀬さんが、「久しぶりねぇ、元気にしてました?」と出た。
「社長いるから」と俺に電話を渡しながら「智子さん」と言った。
ずっと待っていた電話だった。
今週の土曜日に取り付けに伺うことになった。
やっと一安心出来た。
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