夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年10月

10月2日

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長男もだいぶお義母さんに慣れてきたのか、本領を発揮してきた。
昨日までは風呂上がりにもきちんと着替えてからリビングに行っていたのに、今日はパンツ姿のまま走って逃げていってしまった。
いつもならこのまま追いかけるところだが、そうもいかないので急いで着替えてリビングに行くとお義母さんに何かを説明していた。
どうやら幼稚園で遊んでいたときに転んで出来た怪我を見せているようだった。
ステージの階段を登るときに転んで出来たそうだ。
俺の記憶ではステージには登ってはいけない約束だった気がする。
少し前に妻から聞いた話では、階段にも登れないように工夫され張り紙もしていたそうだが、ルールが変わったのだろうか。
それとも発表会の練習が始まったのだろうか?

いつもなら妻が着替えさせてくれるがそうもいかないので、パジャマを持ってきて着せた。
元気でいいわねぇと言うお義母さんに、明日から長男と一緒に風呂にと勧めたが、慌てたように断られてしまった。
「男の子だから~」「おとうさんのほうがいいわよ。」と言い訳をしている様子に俺がいない間に何かあったのだろうと感じさせられた。
それか、いつも風呂で騒いでいるのを聞いて、無理だと思ったのかもしれない。
俺の実家でも同じように騒いでいるし、その方が正しいかもしれない。

お土産に貰った飴にはちみつと書いてあり、前に話していた蜂がどうなったのかを聞いてみた。
蜂の巣は落として今は自分の敷地にはあまりでないそうだ。
また新しい蜂に住み着かれても困るから、一安心だと話していた。
少し前までは、隣の家にぶどうの木があるので、蝶やスズメバチがうろついていたそうだ。
欝陶しいかったけどぶどうを分けてもらえるので我慢するしかないと話していた。
若い頃は妻も同じように考えて我慢していたそうだ。
母娘そっくりだ。
今は亡くなったが仲がイマイチで分けてもらえない家の高齢の男は、薬をまくようにとしつこく迫っていた話しを懐かしそうに話していた。
「昔は文句を言っていた家の子供達もぶどうを勝手に食べたりしてたんだけど、奥さんが亡くなってかしらね。何でこうなっちゃったのかしらって何年も思ってたのよ。」と話していた。
妻はお父さんがいない家だと思っていたそうで、葬儀関係のときに初めていることを知ったと、お義母さんの言葉に頷いていた。
近所付き合いのないお父さんなんて俺ではないか。
結局今日も電話をしてきた本当の事情を聞き出すことは出来なかった。
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